おはようございます。心理学者のじんぺーです。本日も心理学の最新論文を紹介していきたいと思います。
今日は自分の専門に近い分野で、芸術とかの話をしたいんですけど、音楽ですね。音楽の話をしていきたいと思います。
日本の音楽とか、自分が今研究している舞楽っていうものもそうなんですけど、
重要な、美的な特徴として、
間というのがあります。間と書いて間と読む、あれです。あれがどういう風に言語化したらいいんだろうということをいろんな論文を読んでいるんですけど、その中で調べている中で出会った論文です。
日本の音楽とか舞楽ではないんですけど、非西洋圏でそういう間に似たようなもの、間とは呼べないし違うものなんですけど、ちょっと面白いなと思ったので紹介します。
詳しくは本編でというところなんですけど、簡単に言うとリズムの拍が一定ではないっていうね。
この均一なのはすごい西洋っぽい感じがするんですけど、それだけじゃないのはもちろんそうなんですが、大雑把に言うとそんな感じが西洋で、不均一な感じが非西洋圏の音楽で見られるというので、今回はマリとウルグアイの音楽とイギリスの音楽を比較しているので、ぜひ聴いてもらえると嬉しいなと思います。
本題に入る前にお知らせをさせていただきます。お知らせというかお願いですね。今日はさせていただこうと思ってまして、人平を応援してやってもいいぞという方はぜひご協力いただきたいことなんですが、最近自分の活動を紹介するようなフライヤーチラシみたいなものとあとは名刺みたいなものを作りました。
これをもし何か、例えばお店やってるのでお店に置いてやってもいいぞという方とか、友達に配ってあげるよとかっていう方は、もしいらっしゃればご連絡いただきたいというか、フォームを作りましたのでそこに打ち込んでいただきたいなというふうに思っております。
動画の概要欄に貼っておきます。もちろん特に送料とかはこちらで送らせていただこうと思いますので、ないので、もしよかったら10部でも20部でも大丈夫ですので打ち込んでいただけるととても嬉しいなというふうに思います。
もちろん研究のことを知ってほしいということと、あとは研究活動を進めていくためにいろんな発信もそうなんですけど、方々で活動しておりますので、それをより多くの人に届けたいなという試みの一つでございます。ぜひ協力していただけると嬉しいです。
このボイシーで知り合ったリスナーさんの佐徳さんは書道教室をやっておられるんですけど、書道教室に置くよというふうに言ってくださって、まだ送らせていただくことになっています。そんな感じでぜひ手伝いいただけるととても嬉しいなと思っております。よろしくお願いします。概要欄チェックしてください。
それでは本題に行きたいと思います。
今日の論文はCognitionという雑誌に載った論文ですね。先ほどもちらっと言ったように音楽の話で、音楽が文化によって違うというのはその通りなんですけど、それが文化圏に育っている人たちとか、そこで教育を受けた人たちの好みにも影響を与えているんじゃないかということが考えられるわけです。
自分がやっている研究もその一環で、皆さんは文学というものを意識的にコンサートに行こうと思うことは少ないと思うんですけど、例えば正月に流れているのを聞いたりとか、もしかしたら音楽の授業とかで、もしかしたらじゃないよね、文学は習うので、そういう音楽を見たりとか演奏したりとかした経験によって、
これね、いろんな言い方があるんですけど、統計学習とかで無意識的にデータが蓄積されているというパターンもあるし、また記憶に蓄積しているというパターンというか、そういう説明の仕方もあるんですけど、なっていると。
今回はウルグアイ、マリという国の人たち、あとはイギリスの人たちで比較をしているような研究になっていて、特に注目しているのが最初にも言ったリズムの均一ではない感じ。
これは当時性と今回は言いたいと思います。
当時性と非当時性ですね。
リズムの拍の感覚が均一ではないことのことです。
もう一つ操作をしていて、こっちは結構馴染み深いと思うんですけど、同期性ですね。
シンクロに同期しているか非同期であるかということです。
複数の楽器の音を流すんですけど、そのズレ具合ということと、あとはリズムの一定ではない感じというのを操作して、
それをたくさん聞かせて好みの評価とかを比べるという実験になっています。
論文のところで実験に使った音が載っていたので、せっかくなので聞いてもらおうかなと思います。
ちなみにこの研究では好みの評価もしているんですけど、その他に識別できるかという実験もしているので、
今から2つ流すので、違いが識別できるかということをチェックしてもらえれば、ちょっと実験に参加したっぽくなるんじゃないかなというふうに思っています。
結構難しいと思います。
一つ目いきます。
今回ジャンベという楽器、これはマリの伝統楽器になるのかな。
ジャンベとあとはカンドンベという音楽、これはウルグアイの楽器。
あとはイギリスの人はジャズに親しみがあるということで、ジャズの音楽、この3つの素材を使っているんですけど、
それをコンピューターとか使ってちょっとずつ同期性を少なくしたりとか多くしたりとか、あとは当時性ですね。
音の均一具合を変えてみたりということをしています。
今回ジャンベを流しますね、代表して。
ジャンベの当時性を、リズムの均一ではない感じをいじった2つの音を聴いてもらおうと思います。
まずは1つ目。音量聞こえるかな。
1つ目でした。
2つ目がこちらですね。
分からねー。もう1回1個目流しましょうか。
という感じでございました。
答えというほどなんですけど、1個目の方がずれてる方ですね。
2個目の方がちょっとリズムを均一にしたって感じです。
もともとだからジャンベってリズムが不均一っていうところに特徴がある。
叩き方として特徴があるんですけど、それを無理やり均一にしたのが2個目の方です。
もしかしたら2個目の方がちょっと違和感あるのかなっていう。
多分これ日本人だと分からないかもしれないんですけど、
マリのジャンベ音楽を聴いて座った人は2個目変じゃないってなるっていう感じですね。
簡単に言うと。
今回はそれを特に美的な評価の観点で比べているということです。
結果に移りましょう。
結構面白くて、まず同期生の方からいきましょうかね。分かりやすい。
2つのジャンベとか、あとはジャズの方が分かりやすいんですけど、
2つの楽器とかが並んでいてそれがどれくらい同期しているかという具合を操作しているんですけど、
これはなんとどの国とか、あとは今回専門家かどうかというのもグループで分けているんですけど、
全ての国またはグループで完全な同期状態が最も好まれたそうです。
同期のズレが大きくなればなるほど好ましさは低下したというのが結果になっています。
結構同期しているということは文化普遍的に好まれる音楽であるということですね。
面白い。
当時生の方、これはイギリスの参加者は一貫して当時的なリズムを好んでいた。
リズムが均一になっている方を好んでいたということです。
レゲル具合溜まりの音楽家というのは、音楽家という風になっていますね。
音楽家は自分家の音楽においては当時的リズムよりも元の非当時的パターンを好んだと、
ズレている方を好んだということだそうです。
非音楽家、音楽の経験がないという人たちはおおむね、
均一なリズムの方ですね、当時的リズムの方を好んだという風なことのようです。