ストレスの影響を探る
おはようございます、心理学者のじんぺーです。本日も心理学の最新論文を紹介していきたいと思います。
今日はまた子どもの話をしたいと思います。子どもというか、乳児の話です。
ここ2ヶ月、3ヶ月ぐらいは結構子どもの研究も多く紹介していて、そういうのに興味のある人も多そうだなというふうにも思うので、
一緒に勉強していけたら嬉しいなと思っています。
今日はストレスの話、乳児のストレスと母親のストレスが関係しているのかという話ですね。
昨日の論文紹介で、ワーカホリックの伝染の話をしました。上司と同僚の働き過ぎ、ワーカホリックの度合いが自分のワーカホリック度合いと関連するかという研究ですね。
伝染といったりしますよね。ワーカホリックの伝染は初めて聞いたんですけど、感情伝染とか情動伝染とか、心理学、特に感情の分野ではよく言われたりしますが、あと共感の伝染とかもそうかな。
その中でストレスの伝染ですよ、今回は。母親のストレスと乳児のストレス。
乳児のストレスが上がれば母親のストレスも上がるというのはなんとなくわからないかもしれないですけど、今回は母親の方をコントロールするというか、実験操作をするということをやっていて、どういう結果を得られたかということを一緒に見ていきたいなと思います。
お知らせしようかな。明日生配信したいと思います。日本時間は15時かな、3時になると思います。
チェックアウト前にキプラスで撮りたいと思っていますので、ぜひお集まりいただけると嬉しいです。
近況報告とか雑談をいっぱいしたいと思います。よろしくお願いします。もう予約してあります。VCの方で生配信します。お願いします。
研究いきましょう。91人の母親と乳児。
乳児が8週目、2ヶ月くらいですかね、の子供を2人で参加するということのようです。
母親の方に実験操作をすると言ったんですけど、半分の人たちにはストレスを与える実験操作をします。
もう半分はコントロール、何もしない。何もしないはいいですけど、ストレスを与えないという操作をします。
どういうことかというと、ストレス群には夢の仕事についてのスピーチを行ってもらう。
あとは暗算をしてもらうという感じですね。それでコントロール、何もしない、ストレスを与えない人たちについては布の感触を評価する
課題をやってもらったそうです。これ多分何でも大丈夫、何でもって言うと言い過ぎですね。
研究者の腕の見せどころでもあるので、このコントロールを何を設定するかというのは、ひとまずストレスを与えない群という感じですね。
比べています。その前後で、母親の否定的感情について報告をしてもらったりとか、
あとはコルチゾールですね。母親のコルチゾール、唾液からコルチゾールというストレスの指標みたいに言われたりするんですけど、これを取る。乳児からも取る。
8週間の子どもは言葉で返答とかできないので、このコルチゾールを1個ストレスの指標にするということです。
その他にも、母親のケア行動というのも今回大事な変数として使われていて、13分間母親と子どもが相互作用する、遊んだりとか戯れるところをとって、
そこのケア行動、母親のケア行動について特典化することもしています。これは動画を研究者とか協力者が見て、
どういう指標だったかというと、感受性とか協調性、肯定的な情緒表出、否定的な情緒表出みたいなふうに分ける。
特典化する。例えば感受性の観点で言うと、乳児のニーズやサインにタイム利活適切に応答できるかというので、感受性が低いと1点、
非常に感受性が高いと9点みたいな感じで、ビデオを見て他者が評価する、点数化するということをしています。これも面白いですよね。
スピード感と協調性というのは、乳児の自発的行動を妨げないぐらいで、だけど協力的に行動できるかみたいな。
難しい。感傷しすぎると1点みたいですね。非常に感傷的1点、非常に協調的9点みたいな感じです。
これらを特典化するということです。
あとは何かあったかな、これぐらいだったかな、撮られたのは。
えー、ちょっと待ってくださいね。あと乳児の泣きも撮ってますね。
子供がどれくらい泣いたかというのも特典化していると。
ストレスの一指標になり得ますよね。いっぱい泣いてたらストレス溜まっているのかなという感じになるので、これらを分析して
ストレスの伝染が起こっているかどうかということを結果を見ていきたいと思います。
まずは一番知りたかったところで言うと、母親のストレス操作、ストレス課題に参加した母親が
乳児のストレスにつながっているかどうかということで言うと、残念ながらこれは仮説は支持されなかったということです。
母親のストレス操作というのは、乳児のストレス反応、コルチゾールとか、あとは泣きですね、に影響を与えなかった。
母親がこうストレス、スピーチ課題ですね。結構ストレス溜まりそうですよね、確かにね。夢を話してくださいとかって知らない人の前で。
ケア行動の重要性
そういうのがあったとしても、特に乳児のコルチゾールが上がるということはなかったということです。
ケア行動の質についても、特にストレス操作によって変化しなかったということです。ストレスを与えられたからといって、別にケア行動が少なくなるとか、
患児性が下がるとか、そういうことはなかったということです。 一方で副次的な発見という、この研究者たちも呼んでるんですけど、
ストレス課題じゃない方の2つですね、ケア行動と、
あとはストレス反応、乳児のストレス反応ということの関連は見られたそうです。 高いケア行動の質
というのは、乳児の泣きとコルチゾール、 帰り際の、最後のコルチゾールの低下をもたらしたということです。
これは当たり前っちゃ当たり前ですかね。
ケア行動でいうと、だからさっきの話でいうと、患児性高く子供に反応できていたかとか、強調的に動けてたかとか、
ポジティブな表情とか喜びとかを表出して子供と共有してたかみたいな、そういうケア行動があると乳児のストレス反応は下がるということです。
当たり前かもしれませんね、これはね。 残念ながら今回はストレス反応という、一番見たかったところの結果は
指示されなかったですけど、でもまあ それはそれで一個重要な結果ですよね。あとはケア行動という、なかなかこのビデオで点数つけてとか、
あれか、まず8週目の子供と母親のデータを集めるだけでもめちゃくちゃ大変だと思うので、
すごく貴重な研究結果だなと思って紹介をしていました。 まあ母親のストレスは少ないとしたことないと思うので、
父親として頑張っていきたいなと思います。 また最後自分の締めくくり層によってますが、ぜひ参考にしてください。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい一日にしていきましょう。 ジュン・ペイでした。心を込めて。