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はい、どうもゆうとです。今回はですね、商品サービスの効果をどう示していったらいいのか、という話をしてみようかなと思うんですけども、
最近ですね、その会社のホームページを新しく公開したのに合わせて、自分たちがどういうふうな考え方をもとに事業を進めているのかとか、
ターゲットの選び方とか、そのテクノロジーベースでどう事業を発展させていくのか、みたいなあたりの話をしたりしてるんですけども、
これとひもづいてですね、やっぱり何かターゲットを選んで、こういう事業を進めていこうと思った時に、変化っていうのを起こす必要があると思うんですよね。
商品サービスを顧客の方に利用してもらった時に、何かしらの変化がないと、そもそも利用ってされないと思いますし、
そういう変化がいいなと感じてくれたら、リピートしてくれたりとか、周りの人にも伝えてくれたりということが起こりやすくなるので、
この変化っていうのを起こしていくのが大事だと思うんですけど、そこが効果とも言い換えられるかなと思うんですよね。
何か商品サービスを利用したらどういう効果がありました、みたいなのって、特に自分たちだと、ウェルビングとか、ヘルスケアとかっていうのに関わる商品サービスを扱ったりしてると、
わかりやすい事例とかだと、テレビショッピングとか通販とかで、これ使ったらこんだけ効果ありました、個人の感想です、みたいな話とかってあると思うんですけど、
こういう効果の示し方って結構いろいろ種類があってですね、一応自分たちの医学的な専門領域だと、エビデンスレベルとかっていう言葉もあったりして、
これもちょっと疑問点というか、あったりはするんですけど、説明としてわかりやすいので、エビデンスレベルみたいな話をベースにですね、効果の示し方ってどうしたらいいのか、みたいな話をしてみようかなと思うんですけども、
このエビデンスレベルっていうのもですね、いろいろ段階があって、最初にちょっとお伝えしておくと、専門家の意見みたいなものはかなりまだエビデンスレベルとしては低くて、個別の研究というか症例検討とかっていうこともあったりするんですけど、個人の詳細な変化の事例みたいなことが次にあって、
また疫学調査っていうような広い対象にした調査だったりとか、あと介入研究、前回のこの介入っていう言葉も出てきたんですけど、その介入研究と言われるような、同じような対象を2つの群に分けてとか、3つの場合もあると思いますけど、そこで何かと何かの効果の違いっていうのを比べて、やっぱりこっちがいいよねっていう風になれば、そっちが効果あるよね。
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またこのグループの分け方とか、何と何を比較するかっていうのが結構コツがあったりして、近年だとランダマイズドコントロールトライアルとかRCTとかって言われるんですけど、こういう手法でやると一番効果を示す上では確実性が高そうだっていうか、だから薬とかですね、そういう臨床試験というかこういうのもありますけど、こういうとこだと結構RCTというモデルが使われたりしますし、
それを寄せ集めたメタアナリシスとかシステマリティックレビューとかっていう言葉があるんですけど、こういうやり方をするとかなり正しさとしては高いよねみたいなのがあったりするんですね。ちょっと難しい言葉になりましたけど、こういうのを事業とかに応用していくと効果の示し方っていうのもいろいろあるよねっていうのがわかってくるかなと思いますね。
なので、例えばですね、こういう商品サービスがありますって言ったときに、さっき言った専門家の意見、なんか有名な人がお勧めしてますとか、こういう例えばお医者さんが監修してますとか、そういうのも世の中結構いろいろあると思うんですけど、それはまさに専門家の意見みたいなもので、結構ですね、これに引っ張られて、この商品すごい良いんだみたいなことを思うこともあるかなと。
こういう科学的なところから見ると、まだ全然これだけだと、その正しさというか効果があるかどうかっていうのを測るには弱いなという感じなんですよね。
次、最初の事例でも挙げたようなテレビショッピングとかですね、そこも個人の感想ですみたいな言葉があったりするんで、これもどうかなっていうところですけど、
何か商品サービスを利用した人、その個人がこういう変化がありましたと。
ウェルビングヘルスケアとかであれば、ダイエットすごい成功しましたとか、筋トレしてる人であれば増量すごいできましたとか、こういう痛みがなくなりましたとか、そういうですね、こういうのも一つの目の前に起こった効果だったりはすると思うんですけど、
果たしてそれが他の人にも当てはまるかどうかっていうのは、まだそれだけだと全く分からないっていう感じですね。
しかも、何か商品サービス利用した時に効果があったっていう風に、本人は思ってるかもしれないけど、実は他のところに効果があるかとか、プラセボっていう言葉があったりするんですけど、
それを本人がすごい効果あるんだっていうことを信じ込むことで、効果が出てると感じるみたいなね。
こういうのもあったりするので、個人の変化みたいなことを見るだけでも、エビデンスというか効果の質としては、まだちょっと弱いかなっていう感じですかね。
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ただですね、すごい強い意見として、これも有名人がこういうの使っててすごい効果ありますとか、実際に本人も言っててこういうの使ってるんですよねみたいなことがあったりすると、
それに引っ張られて、私も使ってみようかなとか、結構思うことも多いかなと思うんですけど、
だから、科学的に効果があるかっていうのとまた違って、ビジネス的に効果を実感してもらって広げれるかっていうところだとちょっと観点が違うんですけど、
まあまあ、専門家の意見とか、個人の変化とかだけだと、まだまだ弱いなという感じですかね。
次に、液学研究とか、これもちょっといろいろ種類があってですね、コフォート研究とかあったりするんですけど、広い対象の中でこういう効果があるんじゃないかっていうのを調べていくもので、
例えばですね、日本国内でも長寿の割合とか、長生きする県、都道府県とか、話題に上がったりすることがあると思うんですけど、
例えば、そういう地域でこういう食べ物がよく食べられてますとか、こういう生活習慣がありますとかですね、
そういうのが広い調査をしていくと見えてきたりすることがありますし、こういうのもですね、
例えば日本全体とかって言っても世界で見れば結構長寿な国でもあるので、やっぱり日本食がいいんじゃないかとか、こういう話とか研究とかもあったりするんですけども、
これも個人の変化というか効果よりは質がまだ高かったりするんですけども、
こういう集団でこういう特性があるとか、そういうのを見るのも一つ効果があると探すきっかけにはなるんですけど、
これだけでもまだ正しさが足りないという感じですかね。
もちろんさっき言ったこの地域でこういうものを食べられてて長寿って言ったら、それが効果が出ている可能性は高いんですけど、
もっとそれ以外の要素もいろいろありますしね、家計の遺伝的なところだとか、他の生活習慣とか気候とかですね、いろいろあるわけなんで、
その一つ着目してこれが関係があったみたいなのが見えてきても、それが本当の効果かどうかはまだわかんないみたいなね、こういうのもあるんですよね。
だから結構ここまで聞いてもわかる通り効果を示すって結構難しいんですけど、
そこから先にですね、介入研究と言われるような似たような対象で2つの群に分けてとか、
いくつかのグループに分けてこれとこれを比較するみたいなことをすると、よりその効果としては高く見えてくるっていうのはありますかね。
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なのでさっきのどこかの県で長生きになってて、その原因が何なのかみたいなことを調べようとしたときに、
例えば仮説としてですね、食事としてこういう食事スタイルをとっているみたいなことが長寿に影響するんじゃないかっていうのを考えたときに、
例えばその県に住んでいる似たような年代の人とか、これも食事を例にするとまた結構難しいところがあるんですけど、
2つの群に分けて片方では、これも倫理的にどうかっていうのも考えないといけないんですけど、
ちょっと不健康そうな食事をしてみる群と健康的なと考えられる食事をする群で比べたときに、
やっぱり健康的な食事をしている人の方が健康寿命とか、その実際の寿命が長かったみたいなのがもし出てきたとしたら、
そこの地域に住んでいるっていうことはですね、他の要素は結構考慮されているっていうか、揃ってるっていう感じなんですよね。
さっきの年代とか気候とか生活習慣とかですね、この辺は結構似通ったものがあるけど、
その食事が違うっていうことによって結構効果が出たっていうのであれば、
やっぱりこの食事っていうのが結構大きな要素なんじゃないかなっていうのが見えてきますし、
あとそのRCTっていうランドマイズドコントロールトライアルっていうのは、
ランダムっていう言葉が入っている通り、グループの分けるときにいかに恣意性をなくしてっていうかですかね、
だからやっぱりグループを選ぶときに、もともと結構長生きしそうな特性がある人がグループに分かれてたら、
食事の要素関係なく長生きする可能性もあったりするっていうような状況が起きてしまうので、
そこに似たような特性の人がある程度集まってきたときに、それをランダムに分け方もいろいろ種類があるんですけどね、
ランダムに分けて、そこでその食事っていう要素だけを分ける、またそこでブラインドっていう手法もあったりして、
食事だとちょっと難しいんですけどね、薬とかだとやりやすくて、見た目は全く同じだけど成分が違うようなものとかっていうのを分けてやったときに、
その成分入りの方がやっぱり効果があったって言ったら、その効果が高いよねみたいな見え方がするっていうところなんで、
ここまでするとですね、結構いろんな要素を考慮した上で、その一つの商品サービスとかそのものが効果があったっていうのを示しやすくなる。
また一つのランダマイズコントロールトライアルとか介入試験というのが結果が出たとしても、
その他の地域でやったときとか、別の研究者が似たような実験を繰り返したときに効果が出るのかっていうのがまたまだわからないところなんですけど、
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そういう似たようなモデルでいろんな地域でとか、違う研究者がやったときにそれをまとめた結果を見るっていうのがメタアナリシスとかシステマティックレビューとかっていうものだったりするんですけど、
ここでですね、どういう対象にこういう商品サービスとか何かものを使ったときにこういう効果がありましたっていうのが結構強く出てるってなれば、
それはかなり信頼性が高い効果があるとみなせるっていうのが、今の科学的な考え方をもとにした効果の示し方としては結構一般的になりつつありますかね。
例えばお医者さんが治療方針を決めるときとかにガイドラインとかっていうのを使ったりするんですけど、参考にするって感じですかね。
そういうときにそこでこういう疾患がある人にはこういう治療がいいんじゃないかっていうので示されているのは、こういうさっきのシステマティックレビューとかメタアナリシスっていうので示されたものっていうのが推奨されるっていう感じなので、
ここまで聞いてもらったり効果を示すのは結構難しいと。
またその科学的にはこうっていう感じですけど、またそれを利用する本人からしたら、そういう科学的な結果、云々とか関係なく私はこれを信じてますみたいな、結構その文化価値観とか宗教とかそういう観念もあったりするわけなんで、
その科学的な形で効果が出るっていうのと、本当に利用した本人が効果が出るとか効果を感じるっていうのはまたちょっと違ったりするんで、そこはちょっとまた別の観点でまとめる必要があるかなとは思うんですけど、
今回は科学的にその効果っていうのを示すためにはどうしたらいいのかっていうのを考えていくと、こういう段階とかやり方がありますよみたいなことをちょっと紹介として喋ってみました。
なので自分がというか自分たちの会社として関わらせてもらっている商品、サービスとか会社に関してはできるだけこういう効果を示していけるような、またどういう対象であれば効果が出るのかみたいなことを見極めるお手伝いとか、実際に検証みたいなことをしていったりしてるんで、
もし興味ある方いればお声掛けいただけたらなと思いますし、今後も実際にこういう事例がありましたみたいな話もしていこうかなと思うので参考にしてもらえたら嬉しいなと思います。以上です。ありがとうございます。