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#15 自分をアップデート!プロティアン・キャリアによる変化適応
2026-05-21 09:33

#15 自分をアップデート!プロティアン・キャリアによる変化適応

5月のテーマ「人生の転機で幸運を掴むキャリアデザイン」について、自己理解を深めてキャリアを描く視点から紹介します。


(参考書籍)

J.D.クランボルツ+A.S.レヴィン『その幸運は偶然ではないんです!』


(配信者紹介)

兵庫県出身、京都府在住。一児の父。国家資格キャリアコンサルタント、ひふみコーチ株式会社認定 プロフェッショナルコーチ。大学卒業後に大手ビール会社へ入社、現在は外食コンサルティングやセミナー講師業務に従事する傍ら、複業として2023年より「自己理解コーチ」として活動。プロコーチとしては通算100名以上のクライアントに対して、累計500時間以上の有料セッションを提供。共同Podcast『パラレルワーカーの本音』も配信中。詳細な自己紹介やnote・Instagram等のSNSについてはこちら


(番組詳細)

このPodcastは、「個性のウラオモテを認めて味わう人を増やす」ために、自己理解コーチの経験や国家資格を活かしてキャリア支援を行う配信者が、自身やクライアントの「自己理解」を深めて「キャリア」を描くための考え方についてお話しする番組です。キャリアについてのお悩みがあり「番組内で紹介しても良いよ」という方がいらっしゃれば、配信者紹介欄に掲載しているリンク内のInstagramのDMでお送り頂けると有難いです。


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※25年12月までは『自己理解を深める心理学ラジオ』として放送

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サマリー

本放送では、変化適応のステップとしてプロティアン・キャリア理論を紹介します。これは、自身の核となるアイデンティティを保ちつつ、環境に合わせて変化するアダプタビリティを高める生き方です。自転車修理工からパン職人になったジェイコブさんの例や、社会制度の変化を捉えてキャリアを切り開いたジェームズさんの例を通して、変化への適応力と幸運を掴むためのヒントを探ります。

プロティアン・キャリア理論の紹介
ようこそ、自己理解を深めてキャリアを描くラジオへ。このポッドキャストは、個性の裏表を認めて味わう人を増やすために、
自己理解コーチの経験や国家資格を生かしてキャリア支援を行う配信者が、自身やクライアントの自己理解を深めてキャリアを描くための考え方についてお話をする番組です。
5月の放送は、ここまで2回、戦略立案としてシュロスバーグさんの天気の4S理論、そして思考態度としてグランボルツさんのプランドハップンスタンス理論と5つのマインドセットとお伝えしてきましたが、
3回目の今回の放送では、変化適応のステップとして、ホールさんが提唱したプロティアン・キャリアという理論を紹介しながら、
環境変化に合わせて自分自身をどう変化させていくといいのかというお話をしていきたいと思います。
今回も参考書籍はグランボルツさんとレヴィンさんによる、その幸運は偶然ではないんですという書籍からケースをいくつかご紹介しながらお話ししていきます。
ケースの紹介に行く前に、改めて今日ご紹介する理論、プロティアン・キャリアとはアイデンティティとアダプタビリティという2つの概念からなるキャリア論になってまして、
簡単に言うと自分の核イコールアイデンティティを持ちながら環境に合わせて自分を変化させるアダプタビリティを高めていく、
そんな変幻自在な生き方のことをプロティアン・キャリアというふうにコールさんは呼びました。
そして心理的成功というのは他人の評価や昇進ではなくて、自分の内面的な成長や納得感を指標に置くというところで、以前の放送でご紹介した内的キャリアの成功と同じような考え方を持っています。
そんなプロティアン・キャリアを象徴する事例を今回も2つご紹介していきます。
事例1:ジェイコブさんのキャリアチェンジ
1つ目のケースがジェイコブさんという自転車の修理工として働かれていた方がアイデンティティを持ちつつも環境に応じて変化していった、そんな事例になります。
ジェイコブさんは長年自動車の修理工として働いていたんですけれども、彼の仕事着のシャツは毎日自転車のチェーンやギアをいじる際に出る黒い油汚れで、いつも真っ黒でした。
彼は自分の仕事を誇りに思っていましたが、心の中では子供の頃から大好きだったパン作りへの情熱がくすぶっていました。
ある時、彼は決意して週末にパン作りの教室に通い始めます。
そこで作ったパンを友人や近所の人に配ると、こんなに美味しいパンは食べたことがないと絶賛されるようになりました。
彼は徐々にパン作りにかける時間を増やしていって、ついに地元の小さなベーカリーで働くチャンスを手に入れます。
それから数ヶ月後、ジェイコブさんの仕事着のシャツの色は以前のような油汚れで染まった黒色ではなくて、真っ白な小麦粉で白く染まるようになっていました。
ジェイコブさんは自転車修理工というこれまでのアイデンティティを捨てたわけではないんですね。
修理工として培ってきた細部へのこだわりだったり、手順を重んじる姿勢をパン作りに生かして、
自分自身を新たな環境に適応させて見事に色を塗り替えたという事例でした。
このエピソードからの教訓ですけれども、アイデンティティの柔軟な変更というところで、環境や自分の情熱、
ジェイコブさんの例で言うとパン作りへの情熱というところに合わせて、自分は自転車の修理工だというアイデンティティに固執するのではなくて、
スキルをうまく活かしつつパン職人というところにアイデンティティを変えていったというところですよね。
あとはグラデーションがある変化というところもポイントかなと思ってまして、いきなりキャリアをバチッと転換したわけではなくて、
週末のパン作り教室に通い始めたというところから少しずつパン作りへの情熱というところを改善していったという姿勢ですよね。
あとはスキルを転用したというところもポイントじゃないかなと思います。
修理工のスキルとパン職人のスキルって一見別物に見えるんですけれども、根底にある職人としての姿勢だったり、
本文中でも紹介した細部へのこだわりだったり、手順を問じる姿勢、こういったものを活かして過去を捨てるのではなく、
新しい形に転用していたというところがプロテインやキャリアを実現できた理由の一つなのかなというふうに思いました。
事例2:ジェームズさんのキャリア開拓
ではもう一つの事例をご紹介したいと思います。
こちらもアイデンティティに縛られずに適応していった事例です。
ジェームズさんという方のお話をご紹介します。
ジェームズさんはアフリカ系アメリカ人の青年として、自分のキャリアに限界を感じていました。
当時の社会にはまだ根強い差別があって、彼のようなアフリカ系の背景を持つ人が企業の重要なポストに就くことは非常に困難であると当時は思われていました。
多くの仲間たちはどうせ頑張っても無駄だというふうに諦めて、現状に甘んじている方も多くいたと言います。
しかしある時、社会に大きな変化が訪れました。
マイノリティの声を促進するアファーマティブアクション、積極的格差是正措置という新しい制度が導入されたんですね。
このニュースを聞いた時に反応は二分されました。
白人の同僚たちは不公平だというふうに不満を募らせて、同じアフリカ系の仲間たちはどうせ形式的なものだろうというふうな冷ややかな反応が多かったみたいです。
しかしジェームスさんは違いました。これは僕のために用意された涙、そう直感したんですね。
すぐに彼はその制度を積極的に取り入れている企業をリサーチして、自分のスキルがどう活かせるのかというのを徹底的にアピールして転職を行いました。
社会制度の変化という自分ではコントロールできない外的要因を自分のキャリアを押し進めるための強力な波として活用したんですね。
結果、ジェームスさんは望んでいた企業の管理職の座を射止めて、キャリアの限界を超えていったというそんなお話です。
ジェームスさんが幸運をつかめたのは単に制度が変わったからではなくて、変化の兆しを敏感に察知し、その波に乗る準備と勇気を持っていたからだというところですね。
このエピソードの教訓としては、変化を自分ごととして捉えるというところがあったかなと思います。
社会の変化やニュースを自分には関係ないとか、どうせ裏があるみたいな感じで切り捨てるのではなくて、
この波を自分のキャリアにどうやったら生かせるのかという好奇心を持ってニュースを捉えたというところが第一歩なのかなというふうに感じました。
あとはその波をですね、うまく利用するということですね。
キャリアは自分一人の力で築いていくものではなくて、
法律だったりテクノロジーだったり経済の波のような大きな時代のうねりを味方にできると、
うまくキャリアが築いていける場合があるんだなというのをジェームスさんのケースからは学ぶことができるかなと思います。
そしてこの幸運の波というのはいつ来るかわからないですけども、
波が来たときにボードを持って海に浮かんでいなければその波に乗ることってできないんですよね。
ジェームスさんの場合は自分のキャリアに限界を感じながらも
アファーマティブアクションという制度が導入されたときに社会の中で頑張って働いていたわけですよね。
そしてアンテナを張っていたということがあります。
チャンスに即座に反応できるアダプタビリティ。
適応能力を磨いておくことが人生の転機で幸運を掴む鍵になるんじゃないかということを教えてもらえる事例でした。
まとめと5月の放送の締めくくり
いかがでしたでしょうか。
自転車の修理工からパン職人に転身されていったジェイコブさんだったり
キャリアの限界を感じていたアフリカ系のアメリカ人のジェームスさんが
希望していた管理職の座を認めたというそんなお話でしたね。
両者ともね、結構偶然というかパン作りの教室に通う機会であったり
制度の導入みたいなところが何か転機のチャンスがあって
それを見事に能動的に掴みに行ったそんな点では
一つ前の放送でご紹介した幸運の女神の前髪を掴む
そんなアクションにも似ているのかなというふうに思いますね。
改めて5月の前3回、戦略立案、思考態度、変化適応という3つの切り口から
人生の転機で幸運を掴むキャリアデザインについてお話をしてきました。
5月の放送はこれで終わりにしたいと思います。
また次回の放送でお会いしましょう。さよなら。
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