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2025-10-21 07:41

#39 特性論の代表格「性格の3次元」「ビッグファイブ」(⑩性格の心理学)

アイゼンクの「性格の3次元」ゴールドバーグの「ビックファイブ」(大分類⑩性格の心理学)について、自己理解を深める視点から紹介します。


(参考書籍)

齊藤勇 監修・田中正人 編著『図解 心理学用語大全』(誠文堂新光社、2020)


【大分類】①心理学の誕生 ②行動主義 ③ゲシュタルト心理学 ④精神分析 ⑤臨床心理学 ⑥認知心理学 ⑦発達心理学 ⑧人間関係の心理学 ⑨社会心理学 ⑩性格の心理学


(配信者紹介)

兵庫県出身、京都府在住。一児の父。ひふみコーチ株式会社認定 プロフェッショナルコーチ。大学卒業後に大手ビール会社へ入社、現在はクラフトビールを始めとした酒類全般の営業に加え、2023年より自己理解コーチとして活動開始。プロコーチとしては通算100名以上のクライアントに対して、累計500時間以上の有料セッションを提供。複業家の友人との共同Podcast『パラレルワーカーの本音』も配信中。ストレングスファインダー®の1位は最上志向。自己理解コーチとしての自己紹介やnote・Instagram等のSNSについてはこちら


(番組詳細)

このPodcastは、「個性のウラオモテを認めて味わう人を増やす」ために、株式会社ジコリカイで“自己理解コーチ”として活動する配信者が、自身やクライアントの「自己理解」を深めるべく探究し始めた「心理学」をテーマにお話しする番組です。テーマに興味のある方や同じく対人支援をされている方、自己理解を深めたいと感じている方の参考になれば嬉しいです。毎月ひと桁目に1がつく日の朝に配信、月末はゲストをお迎えして心理学に関する雑談をお送りしています。「自己理解プログラム」に興味をお持ちの方はこちら


※株式会社ジコリカイが運営する番組ではございません

サマリー

このエピソードでは、性格の心理学について、特性論の概念として性格の3次元とビッグファイブが紹介されています。特にビッグファイブは、多くの心理学者に支持される五大因子理論であり、自己理解を深めるための有効なツールとして提案されています。

性格の3次元の紹介
ようこそ、自己理解を深める心理学ラジオへ。このポッドキャストは、個性の裏表を認めて味わう人を増やすために、株式会社自己理解で自己理解コーチとして活動する配信者が、自身やクライアントの自己理解を深めるべく探求し始めた心理学をテーマにお話をする番組です。
テーマに興味のある方や、同じく対人支援をされている方、自己理解を深めたいと感じている方の参考になれば幸いです。本日も聞いていただいてありがとうございます。
今回はですね、参考書籍、図解心理学要項対戦から10個目のテーマである、性格の心理学という大テーマで、前回の放送で性格特性論というものを扱いましたけれども、この代表例として、性格の3次元という概念とビッグファイブ、この2つをご紹介していきたいと思います。
ビッグファイブはね、かなり前の放送で一度ご紹介した記憶がありますけれども、再度詳しくお話していきたいと思います。
まず性格の3次元という考え方ですけれども、ハンス・アイゼンクさん、1916年から1997年まで活躍されたイギリスの性格心理学者の方ですけれども、彼が提唱したのがこの性格の3次元という考え方になります。
意味としては、性格の特性を3つの次元で捉える、そんな性格特性論になっています。
アイゼンクさんはね、最初この性格を高性ということと神経症というこの2軸で捉えようとしたんですけれども、後に精神病質という概念を付け加えて3つの次元にされたということをですね、それぞれ意味を説明していくと、
高性イコール社会性とも言われていますけれども、いわゆる外向的か内向的かというものですね。内向的だとイメージとしては読書しているみたいな絵面が想像しやすいかなと思います。
外向的だといろんな人の中で飛び回っているみたいな、そんな分かりやすい対比がイメージできるんじゃないかなと思います。
人の性格が内向的か外向的かというのが1つ目の軸ですね。もう1つ目の軸が神経症性ですね。情緒が安定しているか不安定かという特性になります。
情緒が不安定だと、情緒不安定という言葉もありますけどね、すごく心配性で何かに怯えてブルブルしている絵が浮かぶと思いますし、情緒安定ではどんなことがあっても動じない、ゆったり構えているみたいな、そんな傾向があるんじゃなかろうかと思います。
最後にこの3つ目の軸、精神病質という軸ですけども、これは反社会的な、少し荒れがちなタイプを持っているのか、それとも共感的で協調性の高い聴視が制御の傾向があるのかというような、そんな受け方みたいです。
直接的にね、この参考書籍には書いてないんですけども、少しネットの情報を補足的に使うと、3つ目の次元については精神病質的な傾向か、聴視が制御的な傾向、反社会的なのか社会的なのか、みたいなところの対比かなというふうに思います。
ビッグファイブの理論
ではですね、今日の本題の方のビッグファイブという理論は、ルイス・ゴールドバーグさんらが提唱されました。
ゴールドバーグさんは1932年からアメリカの心理学者として活躍されて、ミシガン大学で博士号を取得され、オレゴン大学で心理学の名誉教授をされていらっしゃる方のようです。
多くの心理学者に現時点で支持されているのがこのビッグファイブ、五大因子理論になります。
この五大因子は先ほどの三次元の理論でも述べたことが入ってますね。
一つ目が外交性、これが内交外交の話です。
二つ目が協調性、これが高いか低いか。
そして誠実性、これが高いか低いか。
もう一つが開放性、これが高いか低いか。
そして最後に神経症性、この五つの因子がそれぞれ高いのか低いのかというところで見ていくのがビッグファイブの考え方になります。
どうでしょうかね、このビッグファイブは簡易テストみたいなものもインターネット上でいろいろ実施されています。
私の場合は外交性と協調性と誠実性、この三つが中ぐらいですね。
特に高くも低くもないというところで出て、開放性が少し低め、一方で神経症傾向は非常に低いというふうに結果が出ています。
これ高ければいいとか低ければいいということでは全くなくて、中ぐらいがいいというわけでもないんですけれども、
どこが高くてどこが低いかというところでその人の傾向が出るというところですね。
外交性から説明していくと、外交性が高ければ外交的、外交性が低ければ内交的、これ分かりやすいですよね。
私の場合は中ぐらいなので、別に外交的でも内交的でも現時点ではないということみたいです。
2つ目、協調性ですね。これ協調性が高いと非常に好意的であって、協調性が低いとめちゃくちゃ利己的ということなんですけれども、
自分では協調性が低いかなと思っていたんですけれども、テストの結果的には中ぐらい、好意的でも利己的でもないという感じみたいですね。
3つ目、誠実性もしくは勤勉性。これ高いと誠実、低いと不誠実ということです。
自分ではこれもちょっと低めかなと思う部分もあったんですけれども、トータルすると中ぐらいというところで、誠実と不誠実の間というところのようです。
そして開放性、これは高いと革新的、低いと保守的なパラメータになりますけれども、私はここが低いので保守的なタイプだというところのようです。
最後に神経症性、これは高いと神経質、低いと冷静で非常に低いので、神経質というよりは冷静なタイプであるというところですね。
皆さんはどうでしょうか。何となくそれぞれの軸について自分でどうなんだろうというふうに考えてみるのもいいですし、
ご興味のある方はネットでビッグファイブ診断を調べてみて、無料のもので受けれるようでしたら、すぐに結果が出てくると思いますので、
これはあくまで自己診断なので、自分で診断して自分の傾向を客観的に見てみるということで、自己理解を深める位置上にしていただけたらいいんじゃないかなと思いました。
参考指標として、そういうところもあるんだな、自分との自己認識とのギャップがあるなとか、ここはやっぱりそうなんだなというふうに捉える一つの参考として使われるのが個人的にはいいんじゃないかなと思います。
少しでも皆さんの自己理解が深まる位置上になればと思います。
今日もここまで聞いていただいてありがとうございました。また次回の放送でお会いしましょう。さよなら。
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