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2025-04-01 12:55

#13 あなたは何タイプ?「外向・内向型」「思考・感情・感覚・直感機能」(④精神分析)

ユングの「外向・内向型」「思考・感情・感覚・直感機能」(大分類④精神分析)について、自己理解を深める視点から紹介します。


(参考書籍)

齊藤勇 監修・田中正人 編著『図解 心理学用語大全』(誠文堂新光社、2020)


【大分類】①心理学の誕生 ②行動主義 ③ゲシュタルト心理学 ④精神分析 ⑤臨床心理学 ⑥認知心理学 ⑦発達心理学 ⑧人間関係の心理学 ⑨社会心理学 ⑩性格の心理学


(特別参考書籍)

河合隼雄『ユング心理学入門』(岩波現代文庫、2009)


(紹介Poodcast)

ビッグファイブ 〜わたしって何者? 心理学雑談〜


(配信者紹介)

兵庫県出身、京都府在住。一児の父。ひふみコーチ株式会社認定 プロフェッショナルコーチ。大学卒業後に大手ビール会社へ入社、現在はクラフトビールを始めとした酒類全般の営業に加え、2023年より自己理解コーチとして活動開始。プロコーチとしては通算100名以上のクライアントに対して、累計500時間以上の有料セッションを提供。複業家の友人との共同Podcast『パラレルワーカーの本音』も配信中。ストレングスファインダー®の1位は最上志向。自己理解コーチとしての自己紹介やnote・Instagram等のSNSについてはこちら


(番組詳細)

このPodcastは、「個性のウラオモテを認めて味わう人を増やす」ために、株式会社ジコリカイで“自己理解コーチ”として活動する配信者が、自身やクライアントの「自己理解」を深めるべく探究し始めた「心理学」をテーマにお話しする番組です。毎月ひと桁目に1がつく日の朝に配信、月末はゲストをお迎えして心理学に関する雑談をお送りします。テーマに興味のある方や同じく対人支援をされている方、自己理解を深めたいと感じている方の参考になれば嬉しいです。「自己理解プログラム」に興味をお持ちの方はこちら


※株式会社ジコリカイが運営する番組ではございません

サマリー

このエピソードでは、ユングのタイプ論に基づいて、外向型・内向型および思考・感情・感覚・直感の4つの機能を深く掘り下げています。各タイプの特徴やその相互作用が、自己理解や人間関係に与える影響を探っています。また、ユングが提唱する外向型・内向型と4つの心理機能について解説し、合計8つの性格タイプを紹介しています。さらに、ビッグファイブ理論との関連性にも触れ、自己理解を深めることの重要性が強調されています。

タイプ論の概要と重要性
ようこそ、自己理解を深める心理学ラジオへ。このポッドキャストは、株式会社自己理解で自己理解コーチとして活動する配信者が、自身やクライアントの自己理解を深めるために探求し始めた心理学をテーマにお話をする番組です。
毎月一桁目に1月9日の朝に配信してまして、月末はゲストを迎えして心理学に関する雑談をお送りしています。
テーマに興味のある方や同じく対人支援をされている方、自己理解を深めたいと感じている方の参考になれば幸いです。
はい、今日も聞いていただいてありがとうございます。
今日のテーマはですね、前回に引き続いて、ユングさんの提唱された外交・内交型、そして思考・感情・感覚・直感機能、この2の型と4つの機能、この掛け合わせからなるタイプ論についてお話をしていきたいと思います。
タイプ論ってね、一度は皆さん自分に当てはめて考えてみたことあるんじゃないですかね。
私でいうとやったことあるのは、ビッグファイブ診断だったり、ストレングスファインダーみたいな性格とか才能診断ツールについて使われたことある方も多いんではないかなと思います。
そんなタイプ論の元祖となったのが、実はこのユングさんなんですけれども、タイプ論ってね、個人的な見解では良い面、悪い面、どっちもあるなと思っていて、取扱いに注意は必要かなと思っています。
良い面はね、もちろん分かりやすく自分を理解する、自己理解というところにつながっていくと思うんですけれども、
悪い面は自分に対して決めつけだったり可能性を狭めたり、思い込みにつながるような恐れもあるかなと。
自分だけじゃないですね、人から見てこの人こんな人なんだ、ということはこういう面とこういう面があってみたいな、そういう決めつけ思い込みにつながる可能性もあるので、
そういう使い方はしないようにしていただいたらなというふうに思います。
外交型・内交型の違い
まずですね、特別参考書籍の、もう無くなりになっていますけれども、心理学の大科の河合はやさんの書かれたユング心理学入門。
これはハードカバー版もありながら同じタイトルで文庫版、いわなみ現代文庫から出てますけれども、こんな手に取りやすい書籍もあるので、
前回と今回の配信を聞かれてユング心理学に興味を持たれた方は手に取りやすい入門書なので、ぜひ参考にしてみていただきたいんですが、
参考書籍からユングさんがなぜこんなタイプ論という考え方に至ったのかというところがすごく面白かった、共感したので取り上げてみたいなと思います。
まずユングさんって以前の回でご紹介をしたフロイトさんという心理学者さんのお弟子さんというか共同研究者だったんですけれども、そことも考え方が違って欠別していたり、
あとフロイトさんはアドラーさんという方とも後に対立をしているんですね。
アドラー心理学ってね、聞かれたことある方多いと思います。岸見一郎先生の嫌われる勇気なんかがベストセラーになりましたけれども、
こんなフロイトとアドラーの対立をユングさんも見ていて、何でこんなに人って争っちゃうんだろうとか、分かり合えないんだろうみたいなことを感じられて、
そこで終わらずに自分自身の経験も踏まえて、この考え方とかそもそもの発想が違うのは何か人同士の根本的な違いがあるんじゃないかということで言語化されたのがこのタイプ論という考え方だったり、
外交型・内交型という2つの型の話、そして心の4つの機能として思考・感情・感覚・直感、どれに火が出ているのか、そんな発想を持たれたというところで、これすごいですよね。
ご自身の経験とかフロイト・アドラーの対立を間近で見ていて、そこで概念化されたというところが本当にすごいなというふうに思いますし、
なんか私自身もすごく共感するんですよね。例えば妻と私は全然一緒に暮らしてますけども、違うタイプの人間だなってお互いに認知があって、
夫婦でね、そういう自己認識を持たれている方多いんじゃないかなと思うんですけど、外交型・内交型が違うところもあるし、
思考・感情・感覚・直感、どれが優れているのかというのも結構人によって違いますよね。それをこんなに分かりやすく体系化してくれたというところに感謝もあります。
なのでね、ちょっと気持ちを入れて今日ご紹介していきたいなというふうに思います。
まずはですね、外交型・内交型、この2つのタイプの違いみたいなところですけども、外交型っていうのはエネルギーが自分の外側に向かっていくタイプのことですね。
明るく社交的ですけども、物事の判断の基準が結構周囲だったりするので、周囲に影響されやすいというところもあるということです。
内交型っていうのは逆にエネルギーが自分の内側に向かうタイプ、消極的で社交的ではないが、1人でも平均なので心はいつも充実している。
この2つに大きく分かれるというところですね。
これは0、100じゃないということです。
例えば私でいうと、外交か内交かでいうと結構外交的に見られるんですけども、自分では内交型の要素のほうが強いかなと思っていて、
社交的ではあるのはあるんだけども、割と1人でも平気だったり、人の意見に左右されず、自分の考えを強く持っているみたいなところがある。
外交的な側面もあるけども、ベースのタイプは内交型かなと思っています。
皆さんはどうでしょうか。自分はどのタイプかなというところを考えながら聞いていただくと、自己理解が深まるかなというふうに思います。
心の4つの機能
4つの機能の方ですね。思考、感情、感覚、直感、この4つの心の働きでどこが引い出ていて、どこが逆に弱いのかみたいなところで言うと、
まず1つ目が思考。これは物事を合理的に判断する機能です。
2つ目が感情機能。物事を感情で判断する心の機能。好き、嫌いというところですね。
似ているんですけども3つ目が感覚機能。これは物事を快か不快かで判断する心の機能。
4つ目が直感機能。物事を直感で判断するこの4つの機能があるということですね。
何か分かるようで分かりづらいですよね。
例えばですけども、何か目の前に見知らぬグラスが置いてあったとしますよね。
どこが気になるのかみたいなことから捉えていくと、ご自身が強い心の機能、メイン機能みたいなことが見えてきそうです。
例えば思考機能、物事を合理的に判断するような機能が強い方は、グラスが置かれている理由とか目的みたいなことが強く気になってしまう。
私はどっちかというとそういうタイプですね。完全に思考有意だと思います。
そしてそのグラスが好きか嫌いか。このグラスなんか好きだなとか、これちょっと嫌いだなっていうふうに意識がいくのが感情機能が有意なタイプ。
そしてグラスの形が気になるという方は感覚機能が優れているみたいですね。
口が広がっているなとか、すぼんでいるなとか、円柱だなとか、こういうグラスの形、見たままの形状に目が行ったりすると感覚有意だそうです。
あとは直感機能が有意な方は、グラスから感じるイメージ、直接的な物事というよりも、これを見てどう感じるのかというパッと、
誰かが知り合いのこのAさんが置いたに違いないみたいな、根拠もなくグラスを見て感じるみたいな。
そんなところがあると直感機能が優れているということらしいですね。一つの参考にしてみてください。
外向型・内向型と心理機能
今ご紹介した外向型・内向型という2つの型と4つの機能、思考・感情・感覚・直感。
この有意なところ同士の掛け合わせで8つのタイプが出てくると思うんですけれども、
このどれが自分が近いかというところを見ていくというのがこのユングさんが提唱した考え方になります。
それぞれ簡単に説明していくと、まず外向型の方からいきますね。
外向型で思考機能が強いのは外向思考型ということで、現実の社会について合理的に対処できるエリートビジネスマンタイプとされています。参考書籍によるとですね。
続いて外向感情型は他人の感情に共感できるので人気者な社交的なタイプということ。
外向感覚型は見たり聞いたり食べるということが好きで日々の生活を楽しむ快楽主義者みたいなタイプですね。
そして外向直感型のタイプは常に新たな可能性を求めて冒険していくようなタイプで単調な生活は好まないという方みたいです。
続いて内向型ですね。内向思考型は他人の意見に左右されず学者肌のタイプで、現実的なことよりも抽象的なことに興味があるというタイプ。
私このタイプかなというふうに自己理解してますけども、そんなタイプ。
続いて内向感情型。感受性が強く好き嫌いがはっきりしているけれども、それを表に出さないタイプですね。
内向感覚型。これは空想好きで日常の中に人とは違う感動とか驚きを見出すタイプ。
非常に感受性が強くて自分の内側で起こる感覚の影響を受けやすいタイプとも言われています。
妻がこのタイプなんじゃないかなと私からは見えてますね。
最後に内向直感型。これはひらめきや直感で行動する天才肌の芸術家タイプ。
社交性がないので変人と見られることもあるという説明ですね。
ビッグファイブ理論の紹介
当てはまっているものなんかはありそうですかね。
ちなみにこのユングさんの外向・内向、心の4つの機能から派生した理論として、
最も多くの心理学者に支持されているものがビッグファイブ理論という理論です。
これはゴールドバーグさんという方たちが提唱した歴史が長い理論なんですけれども、
これと考え方は結構似てるなと。ユングさんのタイプ論を比較的継承している理論だなというふうに思っていて、
どんな性格特性論かというと、大きな5つの因子として、
神経症、開放性、外向性、協調性、誠実性を数値化して性格を定量的に捉えようとする考えですね。
さっきの外向でどの機能が強いとか、内向でどの機能が強いとかと若干分け方は違いますけれども、
視点としては割と近いものがあるのかなということを感じています。
このビッグファイブ理論については、私もよく聞かせていただいているポッドキャストがあるので、
ぜひご紹介したいなと思って話題に出しています。
ビッグファイブ 私って何者?心理学雑談という番組がありまして、
概要欄にリンクも貼っておりますので、すごく心理学に詳しい先生と、
心理学について客観的な視点、あくまで初心者の視点を持っているパーソナリティのお二人でやられている、
そんな番組になってまして、すごくこのタイプ論についての理解が深まると思ったので、ご紹介をさせていただきます。
どうですかね、個人的な思い入れというか、このタイプ論に出会ってすごく自己理解が深まったし、
いきやすくなったなと思う一方で、決めつけの怖さみたいなことも自己理解コーチをやっていて、
両面感じているので、少しでも皆さんの自己理解が深まる参考になればなと思ってご紹介をさせていただきました。
今日もここまで聞いていただいてありがとうございました。
また次回の放送でお会いしましょう。さよなら。
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