はい、ではここからの時間はですね、パプアニューギニア海産の武藤さんとお送りする、後半戦になります。
前半戦はですね、大竹りこちゃんがいてくれたんですけど、ここからはですね、2人で進めたいと思いますので、武藤さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前半のですね、最後におっしゃってた、なんかこうもやもやする気持ちって、やっぱりマイナスにとらわれがちだけれども、もやもやするっていうことを肯定するとかですね、もやもやすることを選ぶっていうことって、
なんか最近僕がよく見聞きする、ネガティブケイパビリティっていう言葉があるんですけど、もやもやしてる気持ちを、その場で何か決断をして決めちゃわずにですね、もやもやした気持ちを抱え込んでおくっていう力っていう意味なんですけど、なんかそれに通じるものがあるなと思ってて、
なんかもやもやしながらも試行錯誤していくとか、もやもやしてるんだったら一回止まってみようかって思えることって、結構この時代の流れがめちゃくちゃ早い今だからもそう、結構大事なことなのかなっていうふうに思ったりとかするんですけど、
もともとさんがそのもやもやする気持ち、これがいいじゃんって思ったきっかけとかって、なんかまさにフリースケジュールとかを試しながらブラッシュアップしていく過程でそういうふうに思われたんですか?
いやー、もやもやする気持ち自体は、僕自身はそんなにプラスに捉えてるわけではないんですけど、どっちかというと、そのもやもやしたものをどう解消していったらいいのかなって思って、でもそれはあれですね、人間関係に対してってことをですね、なんか作業とかのことではなくて、
とにかく僕、人間関係が悪い職場にしたくないっていうのがあって、人に対してもやもやすることがあったら、それは僕にどんどん話してくださいっていうのはみんなに言っていて、陰口とか言っちゃいけないっていうのは絶対言ってるんですけど、それだけだったら吐け口がないじゃないですか。
だから僕には言っていいですよ。どうやったらその人間関係のもやもやするものがなくなるかをルールとして解決していくことができないかっていうのを考えていこうっていうのがうちのやり方かなと思いますね。
僕も作業現場にちゃんと毎朝入っているので、一緒に作業をしながら、誰が何に対してもやもやするのか、イライラするのかっていうのがイメージできる状態に持っていって、きちんと話を聞くっていうのの繰り返しをただしてるだけっていう。
フリースケジュールをやるとかっていうのは、一番最初にバーンとやった象徴的なものではあるんですけど、ただ本当に組織にとって大事なことっていうのは、フリーで出勤できる云々とかではなくて、どうやったら働きやすい組織になるのかとか、どうやったらみんなが争わないのかっていうのを、
意見を交わしながら一緒に作っていくっていうその工程が一番大事で、それの道具としてフリースケジュールや非来票があるっていうだけの話かなと思っているので。
うちの働き方とかで一番いいところっていうのは、本当に僕は従業員の意見を大事にしてると思ってるし、それはただ聞くとかっていうことじゃなくて、ちゃんともらった意見に必ず答えを返しますとか、
そういう当たり前のことではあるんですけど、一つずつちゃんとこなしながら会話を続けてるっていうことこそが、たぶん従業員の人たちが僕を評価してくれてるとこなんじゃないかなって僕は思ってますね。
いや、なんか今の話を聞いてて、むとうさんの場合はそのモヤモヤってものが、主に人間関係のモヤモヤってものがあったときに、それを見て見ぬふりをするんじゃなくて、そのモヤモヤの原因が何なのかとかっていう、なんかモヤモヤの解像度をある意味上げていくっていうことをおそらくずっとやられていて、
その中で次の打ち出だったりとか、実際の行動っていうのを見つけてらっしゃるんだなっていうふうに私は思ったんですけど、
モヤモヤの吐き口って自分に言うしかないじゃないっていうか、そのモヤモヤの吐き口を自分にしとかないとっていうふうにおっしゃったんですけど、とは言ってもむとうさんも人間だから、いろんなものをぶつけられたときに、むとうさん自身はどういうふうに吐き出してるんでしょうかっていうのがちょっと気になりました。
それは多分経営者が結構抱えてる悩みなのかもしれないなと思ったんですけど。
みんなが抱えてるモヤモヤは結構僕のモヤモヤであることが多いんですよ。
同じ作業場で仕事をしてるからかもしれないですが、経営者として経営者だからモヤモヤしてるっていうことはあんまりない。
経営者としてモヤモヤすることって何なんですかね。
基本的には同じだと思うんですよ。
だから、そこが今何だろうなって逆に。
昔、僕真逆の人間だったんですね。
バリバリの管理型というか、監視カメラつけてみんなを自分の思い通りに動かすのが工場だって思ってて。
それも悪気もなく、会社の経営のためにはそれが必要だって思ってたんですね。
その時の方が、今言ってた経営者としての従業員に対してのモヤモヤって、なんかあったなって今ちょっと。
要するにこう動けって思ってるから、一緒に作ろうと思ってないんですよ。
自分が考えた通りにみんなをコマのように動かすことが正しいと思っているから、多分経営者独自、リーダー独自のモヤモヤが出てくるんですよね。
でも今は一緒にどうやったらこの組織の中が争いのない状態になるかなとか、
このお互いが抱えているモヤモヤがなくなるかなとかっていうのを考えているから、一緒に会話ができているのかもしれないですね。
僕がイメージしているよくある従業員がモヤモヤしたものを経営者に吐き出すみたいな図って、
例えばですけど、社長、職場環境こういうふうになってるんですよって。
なんでこんなことだって、我々めちゃくちゃ働きにくいじゃないですか。
どうなってるんですかこれみたいな、なんとかしてくださいよみたいなことを言われた時に、
なんかこう、経営者対従業員みたいな構図があって、
なんか経営者って、僕は頑張っているのに、なんか知らないけど従業員から攻められるみたいな構図があって、
なんか経営者が攻められている、僕が攻められているみたいな構図に陥ってる組織ってあると思うんですけど、
無頭さんのお話を聞いてると、なんだろうな、無頭さんに対して言っているというよりも、
こんなのあるんだけど社長はどう思ってるんですかとかっていう、
真ん中に課題とか問題を投げるっていう構図ができてるから一緒に考えられているのかなって、
なんか私は思ったんですけど、なんかそこら辺ってどうなんですかね。
今なんか聞いててしっくりきました。
多分ですね、よく改革する時に、なんか上司とかリーダーが攻められてる。
要するに何かを変えるのは、前を作ってたあの人が悪いみたいな、あの人が無能だみたいな、
そういう気持ちが滲み出てくるというか。
そうじゃなくて、うちの場合は、本当にルールが悪いよねって思うんですよ。
一緒に作ってるからじゃないですかね、多分。
これ僕が一人で作って、こうやりなさいって言ってたら、多分僕が悪いんですよ。
だけど一緒に作ってるものが、ここが問題だよねとか、
このルールだから、なんかモヤモヤする気持ちが生まれてくるよねっていうことを話したら、
僕、攻められてる気にはならないので、
あ、そっかそっか、ここが悪いからこうすればいいねって、すごい前向きな会話ができるんですよね。
それがもしかしたら一番理由かもしれないですね。
多分そうだと思います。
よく課題があったとして、課題に人がついちゃってる場合があるんですけど、
そうするとその人がやってるこれが悪いってなるんですけど、
その課題と人が分離されてると、みんなで課題自体、課題が悪いから別に人が悪いわけではなくて、
っていうふうに話し合えるっていう感じになるんじゃないかなと思ってて、
それがちゃんと分離できてるっていう状態が組織にあると、
人が責められるみたいなことにならないんだろうなと。
そうですね。よく相談を受けるときに、上司からの相談と現場の人たちからの相談ってやっぱ違うじゃないですか。
現場の人たちが言ってることが正論なことは結構多いんですよ。
多いけど自分たちの正論をかざさないほうがいいですよっていうのはよく言うんですね。
じゃないとリーダーが意固地になるから。リーダーを責めてもしょうがなくて、本気で変えたいと思うんだったら、
責めるんじゃなくて提案していって、こういうふうにしたらよくなると思う。
前はこういう理由があってこういうことはしてたけどとか、ちょっともう何だったら理由づけまでしてあげて、
そしたらやっぱ変えやすいんですよね。
なんか変えていくときって、お互いの気持ちが合わさらないと多分うまくいかないから、
僕が見てる感じでは、上司だけの問題じゃないよな、この組織はって思うパターン結構多いですね。
もうお互いジャッジするのやめよって。一回いい方向を目指そうよっていう。
今までのがどっちが悪い、どっちがいいを言い出すと多分何も進まないので。
うちが進めたのはもしかしたらそこ結構大きくて、僕がもう全面的に自分がおかしかったって認めたんで。
それはもう自分が宮城から一緒に来てくれた社員までが去ったときに、やめてたんですね。
そのときにこれは自分のやり方がどう考えてもおかしいって認めざるを得なかったから、
それが結構僕は大きく変われる一歩に繋がった気はしますね。
悪かったからなんですけどね。
いろんなことを変えたい組織の人たちが、今リーダーである人がその人が悪い可能性はそんなにないと思うんですよね。
その前からの代々引き継がれてきたやり方だったりとかが、それをそのままやってるだけのパターンであるので、
やっぱり攻め合わないところから全てが始まる気がします。
さっきおっしゃってたジャッジするのをやめてみるっていうのは、
まさに人を非難するとかっていう意味も含めて、
ジャッジするっていうことをやめてみるってことなのかなと思ったんですけど、
やっぱりちゃんと人と課題を分離して、
人をジャッジするのをやめるっていうところを徹底するっていうのは結構大事なことなんだろうなっていうふうに思ったんですけど、
それが言ってできたらそれは世話ない組織の実情なんだろうなっていうふうには思っているので、
でも実際ね、さっきからおっしゃってますけど、やってみるしかないっていう感じはありますけどね。
そうですね。あとさっき感覚でやってるとかっていう話もしましたけど、
僕は感覚とか思いみたいのをきちんと伝えるのはすごく大事なことだと思っていて、
フリースケジュールやるときとかも、何でやるのか、やろうとしてるのかとか、
どういう経緯でこういう考えになったのか、みんなとどうしていきたいのかっていうのを結構しっかり、
ほんと1時間とかみんなを集めて話をして、それでスタートしたんですね。
そういうのをちょっと恥ずかしい面とかもあると思うんですけど、
でも気持ち1回みんなで合わせるっていうか、せめて近づくぐらいになって、
どこ目指すかはっきりというか、分かり合ってないとできないんじゃないかなという気はします。
よく経営者の話を聞くと、理念が浸透しないとか、自分が考えていることがなかなか重要に伝わらないみたいなことを言う経営者の方っていらっしゃるじゃないですか。
それって、今の武藤さんの話をお伺いしていると、思いをしっかり伝えきれてないっていうことなのかなとか、
伝えたつもりだけどちゃんと伝わってないとか、1回しか伝えてないとか、
多分そういう意味での経営者の努力が足りてないっていうことは結構あるんじゃないかなと思ってて、
というのも結構思いだったりとか、経営者の方が考えていることって結構抽象的じゃないですか。
現場にいる従業員の方が一発で理解するってなかなか難しい内容のこともあるような気がしていて、
だからやっぱりその努力を怠ってはいけないのかなと思ってはいるんですね。
多分それが何回も言い続けていると、何となく従業員もわかってきて、
1回で理解できることもあるかなという気がするんですけど、
そこまでの徹底的に伝えきるっていうことができていないと伝わらないのかなと思ったんですけど、
だからそこらへんって武藤さんの初期の頃、
武藤さんがこういうふうに変えようとかこういうふうに思って、
その考えを伝え始めたときって、最初からすんなりと皆さん聞いてくれたのか、
それともやっぱり初め何言ってのって感じになったのかっていうと、どっちですか。
いやもう、それで言うと最初はもちろんのこと、今でだって、
何途中で突然熱く語ってるんだろう、ミーティングでみたいなのはあると思いますし、
まさしくおっしゃる通り、何回も言うしかないって僕は思ってるので、
僕が大事だなって思ってることとかって、別にみんなが共感できることではないと思うんですよ。
だから僕はあくまでこの組織の何を目指すかとかっていう指標になったほうがいいと思ってるんですね。
それは僕が偉いとかじゃなくて、リーダーはそういう役割だと思ってるんですよ。
それをみんなの話を聞きながら、こういうのを目指すとかこういうのを大事にしようっていうことを、
これはもう繰り返し繰り返し、もちろんメンバーだって変わるし、
人は何ヶ月か経ったら忘れると思うんですよね。
なんでこんなに面談するんだっけとか、なんでモヤモヤした気持ちを話さなきゃいけないんだっけとかって、
単純に忘れちゃうと思うから、僕はもう、うちで長い人なんかも10年以上働いてたりしますので、
その人たちからしたら、多分何を同じことを何回も何回も言ってるんじゃないかなって思ってる可能性もあるし、
逆を言えば、これを言い続けることが、この組織の形をなんとなく継続し続けてる原因っていうか、
これがあるから続いてるのかなって、もしかしたら感じ取ってくれてる人もいるかなって。
毎回言ってることを、そのことに対して共感して、
共感っていうのかな、何回でも言ってもらった方がいいと思いますっていうパートさんも結構いるんですよ。
どうですか。
それは多分、それをやってみんなが、一生懸命やる人ほど、
目指してるものを大事にしてる人ほど、何回でも言った方がいいと思いますっていう気持ちは持ってる気がしますね。
そうですか。
でも、その方がやりやすいだろうし、本当に目指すんだったら言葉にした方がいい。
僕、絶対やらないのは、壁に書いたりとか、そういうのは絶対しないですね。
口で言わないと意味なくて。
紙に書いて配るとか、貼っておくと逆にそれ、ポイって捨てたくなっちゃうっていうか、じゃないと思ってるので。
毎回、ミーティングの全体ミーティングっていうのをYouTubeでアップしてるんですよ、全部。
多分、4、5年前くらいからのYouTubeで見れるんですよ、うちの動画って誰でも。
だから、見ると多分、同じこと言ってるなって感じですね。
なんか、これって前も言ったよなって思っちゃう時、僕あるんですよね。
これ言ったからわかるよねとか、覚えておいてよとかって思っちゃうことがあるんですけど、それってサボりだなって思うんですよね。
今の世の中ってコスパタイパーの時代だから、同じこと何回も言うなよみたいな風潮もあるような気がしていて。
っていうのもあるから、余計大事なことは何度も口にして言うっていうことが、なんか大事なんだろうなって。
なんか、もやもやしてたのが、今そうだなって今、腑に落ちました。
でも、何回も同じこと言うのって、これ、僕、特技じゃないかなと思ってて。
普通、人って何回も同じことって言えないみたいなんですよ。みんなの話聞いてると。
でも僕、自分でボイシーとか、ノート書いたりとか、同じことばっかり書いたり言ったり、そこでもしてるんですね。
だから、多分好きなんですよ。自分が今思っていることを話すのが。
だから、基本的にそれを自分自身が苦に思ってないっていうことが、もしかしたら大きいかもしれない。
そういう人は、もしかしたらリーダーに向いてるかもしれない。
向いてると思います。
で、みんなが嫌な顔してもめげない、このメンタル。
そうですよね。でも多分思うのは、同じこと言ってたとしても、多分積み重ねていくと、ちょっとニュアンス変わったりとか。
言葉って多分変わっていってるような気がしていて。
それって言葉にしないと、多分ブラッシュアップされないことだから。
それは、やっぱり同じ内容だけで口にすることとか、同じ内容だけど文章にしてみるっていうのって、大事なことだなと僕は今聞いて思いましたけどね。
大事だし、なんか面白くなってくるんですよ。
同じこと言ってるんだけど、あの時と今はここが違うよねっていうのを共感してる同士だと、そこがなんか心地いいというか、
そうそう、そういうことっていうのが、特にその従業員との間だと、やっぱり長い人との中では出てくるんですよね。
組織の形だってずっと変わるじゃないですか。
あの時はこうだったけど、それこそ、例えば従業員が5人ぐらいしかいないときと20人ぐらいになったときって、やっぱり考え方もルールのあり方もいろんなものが変わってくるんですよね。
だからこう変わってきたよねって。
大事にするのは争わないっていうことだけど、じゃあ争わないための方法変わってきたよね、こうしていくよねみたいなことを、なんか喋るのも楽しい。
そこまで来るといい感じになると思うんですね。
なんかそれって、我々Jam Sessionzは即興演奏っていうのをメタファーにしてるんですけど、
同じメンバーとずっと、例えば同じ音楽、同じ曲を何回も弾いてって、それって何回も同じ曲で一緒にプレイして楽しいのって周りから思われるかもしれないけど、
実際は多分演奏するごとにニュアンスだったりリズムだったりちょっとずつ変わっていってスキルも上がっていくから、
そうすると、同じ曲弾いてるんだけどちょっとこの感じ変わったよねとか、上手くなったよねとか、前上手くいかなかったけど今回上手くいったよねっていうのを、
同じメンバーとやってると、それを共に感じられるのがすごい快感だっていうのが、今の武藤さんのお話に通じるところだなって思っていて、
そういう意味で言うと、同じことだったりとか、また言うのかよっていう、その気持ちは捨てた方がいいなっていうか思って、
そこがなんかちょっと僕の中でモヤモヤしていたところがあって、そこがなんかちょっとスッキリしたような気がします。
よかった。よかったのかわからないけど。
同じこと言う仲間が。
そうそうそう。同じこと言う仲間がやっぱりいて、本当にそうですよね。
たぶんこの話を、りこちゃんさっき抜けちゃいましたけど、りこちゃんがいて同じ話をしてたら、またちょっと違う感じになったりとかするし、
なんかそういうのも楽しいなって。同じテーマで何回も人を変えて語るとか、そういうことが一見無駄に感じることかもしれないけど、無駄ではないっていうのが本当に思いますね。
それを言い続けられるのも特技だっていう気持ちもわかりますし。
これ同じこと喋ってても、キャッチボールの仕方で新しいことが生まれてくるのを何回も感じてるので、
僕は取材ってほぼ断らないんですよ。
それはなんか、やっぱり話をしてる中ですごいパスを出してくる人いるんですよね。
そのパスが来たから新しいことが生まれてくるみたいな、自分ってこう思ってたんだとか、
それこそフリースケジュールの時間を自由にしようって思ったのも、取材で何で時間は自由にしないんですかって聞かれたのが最初のきっかけで、
最初は日にちしか自由じゃなかったんですね。
出勤時間と退勤時間は固定だったんですよ。
で、時間を自由にしない理由は何だろうって考えだしたんですよね、聞かれたから。
そしたらあんまり思いつかなくて。
思いつかないんだったらやってみようかなみたいなところからまた一歩が踏み出たりもしたので、
そういうのも楽しみにしてますかね。
同じことを話す中でも違う人と話すときは特に。
まさにJAMセッションだなって思って。
いやーむしろ、これ本当はJam Sessionzのメンバーの働き方だったりとか、
Jam Sessionzの組織がどういうふうにフリースケジュールみたいな概念を取り入れられるのかみたいな話も本当はしたかったんですけど、
これ話し出すとプラス30分くらいになっちゃうと思うのであんまりできないんですけど、
でも一個だけ聞きたかったのが、
フリースケジュールとかってパート3だから適応できる働き方なのかなっていう気もしてて、
というのもそれを正社員の方だったりとかに適応するのってまたちょっと別の難しさがあるのかなとか、
我々みたいにいくつかの副業を持っていて、その中の一つとしてJam Sessionzの運営とか経営もやってるっていう組織体制のときに、
どういうふうにフリースケジュールの概念だったりとかを取り入れながら組織として持続的にいけるのかっていうのは結構深めたいテーマだなと思いました。
僕がまだ頭硬いだけなのかもしれないですけど、社員でやろうとはもう一切思ったことがない。やっぱりやるからには怒っちゃダメなんですよ。
ルールで決めるので。
例えば社員に出勤するのも自由でやりましょうって言って1日しか来なかったとしたら、それ怒っちゃダメなんですけど100%イライラすると思うんですよね。
だからそんなことはやっぱりしないと思うので、そのときにじゃあ何もしないじゃなくて、じゃあせめて有給は取りやすくしようよとか、必ずみんなが取るようなシステム作ろうとか、
そういうことに力を入れていって、連休を1週間でも2週間でも取れるようにしようよとか、どっちを向くかだけの話であって、基準はやっぱりどうやったら働きやすいか苦しまないかの上で会社が成り立っていくのかっていうところを共に探していくというか、
もしかしたら社員の方からこうやったらフリースケジュールみたいなことができるかもしれないみたいな案が出てくれば、もちろんそれは考えたりしますけど、そこが重要なのかなって一緒に考えていくっていう。社員は怖いっすわ。
そうですよね。やっぱり最後におっしゃった、みんなで考えていくことでフリースケジュールを全社に導入することは難しいかもしれないんだけど、別の形でみんなが働きやすい施策だったりとか、体制っていうのができるじゃないかっていうのを考え続けるっていうことは、多分どの組織でもできることだと思うんですし、
その中でフリースケジュールのJam Sessionz版みたいなものができたらいいかなっていうふうに思いましたね。
本当にMUTOさんのお話をこの共に奏でるラジオで聞きたいって思ってお話しさせていただいたんですけど、やっぱりお話を聞いているとJam Sessionzの即興演奏だったりとか、そういうメタファーにすごく親和性の高いお話が今日もできたなっていうふうに思いますし、MUTO本当に来ていただいてすごくありがとうございましたということをお伝えしたいなというふうに思います。
面白かったです。ありがとうございます。
お店を開かれるっていうふうにおっしゃって、飲食店を開かれるっていうふうにおっしゃったんですけど、ちなみにオープンの予定とか決まっていらっしゃるんですか?
一応7月にオープンする予定で、阪急の南茨城駅から徒歩4分ぐらいの場所なので、エビフライオンリーの定食屋さんで、もちろんちょっと変則的なフリースケジュールで、スタッフは働くという形にしてますので、その辺もちょっと、やっぱり飲食店は無理だって言われ続けてきたので、
なんとなくできる気もしていて、そういうのも楽しんでもらえたら嬉しいなと思って。
一応定食、エビフライ定食なんですけど、出勤人数によって値段が変動するっていう。ちょっと中身は何も変わらないのに、やっぱり1人しか出勤してないときと、3人出勤してるときと忙しさ変わるじゃないですか。
1人しかいなかったらあんまりお客さん来ないでほしいわけですよ。だからそのときは200円ぐらい高くて、逆にいっぱい出勤してる日は安くて、それを毎朝、Xとかインスタグラムで今日はいくらですっていうのを出して、みんなに届けた上で来てもらうっていうふうにしたら、無駄に人がいっぱいいるみたいなことが起きなくなってくると思うんですよね。
よく飲食店見てて、すごい暇そうにしてる従業員の人がいっぱいいる店ってめっちゃあると思うんですよ。バランスが取れてなくて、僕らの出勤人数にお客さんが合わせてくれるっていうふうにやってみようかなと思って。
それで怒る人は来てもらえないかもしれないけど、でもちょっと面白いかなと思って。
面白いですね。私自身もお客さんとして行って、フラッと行って、今日は1人しかいないので2000円ですっていうふうに出てたら、ちょっと今日はやめようかなって思って、明日行こうかなとか、人が多そうなときに行こうかなって思うと思うんですけど、
それも自然な話だし、それを無理やり安くして来てもらうとかって本来はおかしいんだけど、でも多分それが今はスタンダードになっちゃってますよね。
そうですね。それじゃないと怒られるぐらいの勢いですからね。食べ終わった後に値段わかるとかだとさすがに遊びすぎかなっていう気がしますから、これもなんでやるのかっていう理由をちゃんとお客さんに説明すれば、
多分これって無駄な人件費みたいなところの削減になるから、結果的に定食を安く出せることにつながるんじゃないかなと思うんですよね。日によって値段は違うけど、でもそもそもの設定を低くできるんじゃないかなと思っていて、みんなにとっていい形になる気がしてます。
それも実際にお店をオープンして実践をしてみてどうなるかっていうのも含めて楽しみですね。私も多分お客として行くことになると思うんですけど、それも含めてどうなってるのかっていうのがめちゃくちゃ楽しみなので。
失敗したら舌で笑って話してると思いますので。
またこのラジオ来ていただきたいなと思うんですけど、その時にはそれがオープンしてどうなってるのかみたいな話とかもぜひ一緒にお話ししたいなと思いますので、また楽しみにしております。
またこのラジオの方でも多分5月にこの番組は放送されると思うんですけど、もしその時に情報がアップデートされていれば私の方でまた情報を追加でラジオの概要欄に入れさせていただきたいなと思いますので、
皆さんも聞いていただいている皆さんもぜひリビフライ定食専門店ですかね。楽しみにしておいていただければなというふうに思います。
最後の恒例のコーナーを今忘れそうになったんですけど、ゲストの方のおすすめの1冊もしくは1曲を紹介いただくというコーナーが残っておりまして、
今思い浮かぶ曲か本かというのは何かありますか?
本で僕森達也さんが大好きなんですよ。森達也さんが好きすぎて去年森達也塾っていうのに入ったぐらい。
塾をされてるんですか森達也さんは。
1年間だけやったんですけどそれに入って、僕は森達也さんの本を読まなかったらもしかしたらフリースケジュールとかも思いつかなかったんじゃないかなっていうぐらい
人間とはどういうものかみたいなところを本質的なところを森さんはすごくおっしゃってるような気がしていて影響を受けた方なので。
森達也さんってノンフィクション作家なんですか?ジャンルとしてはノンフィクションですかね。
一応ドキュメンタリー映画のオウム心理教のAっていう映画の監督さんなんですけど、本もかなりいっぱい出されていて、最近だったら福田村事件の監督もやられて多岐に渡って発信というかされてますね。
お勧めの森達也さんの作品でいうとどれちらになりますか。
ごめんなさい、いっぱいありすぎて。でもやっぱり一番僕が最初に読んだのはAっていう、これ本でも出ていて、オウム心理教の事件のことを書かれている本なんですけど、やっぱり視点が僕からするとすごく新しかったので、ここで簡単に言えないぐらい僕は衝撃を受けました。
このAというのはマスコミが報道しなかったオウムの素顔っていうサブタイトルがついてますけれども、こちらですよね。
オウム関係のノンフィクションだと村上春樹さんがアンダーグラウンドっていう本も書かれて、私はそっちの方を読んでいるんですけど、
結構ね、被害者の方だったりとかにインタビューしていく内容で、ちょっと重たい内容であるんですけど、表には出てこない、報道には出てこない内容をすごい扱われていて、
この森達也さんのAもぜひ私読んでみたいなと思います。
ありがとうございます。好きな本をゲストの方のお勧めの本を聞くと、会話の中では出てこなかった意外な一面が出てくるっていうのがあるので、
今までの話とちょっと違う角度から武藤さんのことを知れるような感じがあって、僕は本当にこのコーナーはずっと続けたいなと思うんですけど、
素敵な本を紹介いただいてありがとうございます。こちらも概要欄に貼らせていただきますので、みなさんもしよかったら読んでみてください。
ということで、後編もすごく長くなってしまったんですけれども、長時間お付き合いいただきまして、武藤さんありがとうございます。