ちなみに誰と行ったの?一人旅?
一人です。
一人旅で行ったんや。
なるほど。
そうなんです。
旅の記録をそのノートに綴るというので、綴ってると思うんですけど、全何回してるんですか?
まだ完成してないですけど、今10話目を書いてますね。
10話目を書いてるんですけど、まだようやく村に到着したような感じになってますけど。
すげーな。でもそんだけノートを綴れるっていうぐらい、期間としては数日間だけどめっちゃ密度が濃いんやろうなっていうのは、
ノートの様子を見てるだけでもめっちゃ伝わってくるので、もしかしたらこの収録も数回、3、4回シリーズとかにするかもしれないけど、
順番に聞いていきましょうか。何があったのかっていうのを。
じゃあちょっと前半から、どんな旅だったのかっていうのを教えてください。
そうですね。どこから話せばいいかなと思うんですけど、もともとミャンマーとのご縁は、
私がちょうど10年前に当時働いてた会社を辞めて、海外に行くっていうのの一国目っていうか、一番最初の国だったんですね。
ミャンマーに行くってことだけを決めて会社を辞めたんですけど、
その時何をやってたかっていうと、すごいミャンマーの田舎の村に行って、
3ヶ月ぐらいお寺に滞在して、日本語とか英語を教えたりとかするっていうことをやってたんですね。
その後別の国に行ったりとか、日本に帰ってきたりとか、
その後コロナが来て、その後ミャンマーはクーデターが起きて、なかなか行く機会がなくて、
本当に10年前に行ってから1回も行ったことはなかったんですけど、
とはいえFacebookで友達とつながってたりとか、いろんなやりとりは何回かあってですね。
そうしてるうちに、皆さんもニュースで見るかもしれないですけど、
やっぱり今日本って人手不足なので、いろんな国から特定技能実習生っていう形で人材を受け入れてるんですけど、
ミャンマーって特定技能実習生の数で言うと今3位みたいですね。
ベトナム、インドネシアの次がミャンマーぐらいな感じで、
いろんなというか、主に介護とか外食産業とかで働いているミャンマー人が多くて。
増えてるらしいですね、今。
そうですね。弱頂多くて。
国の事情的にも、正常不安定だし、若い人たちは外で働きたい、海外で働きたいってなってて、
国もあんまり若い人が外に出て行ってほしくないけど、でも外貨は稼がないといけないので、
暗黙の了解的なところもあって、それまでどんどん増えてると。
僕が滞在してた村も、聞いたら100人以上日本に行ってると。
何人かはFacebookと繋がってて、どっかの介護施設で働いてるんだなみたいな感じの様子は見受けられてたんですけど、
特に連絡を直接取ることもなく、10年間過ごしてたんですけど、
今年の4月にミャンマーで大きな地震があって、
それもあって、僕が連絡を取ったんですね、その友達に。
大丈夫って。
ミャンマー人。
ミャンマー人の友達に。
しばらく経ってから連絡が来て、ちょっと揺れて、建物壊れたところもうちの近くあるけど、大丈夫だよと。
それは置いといてみたいな感じで、今度5月に日本に行きますっていう連絡が来たんですよね。
そんな地震があったばっかりで、しかも軍事空出だとかある国だけど、普通に日本に来れるんやって思ったのが一番最初で。
結局5月に日本で、しかも京都で再会をしたんですけど、彼とは。
何をしに来たかっていうと、僕が滞在していたお寺のお坊さんを連れて、
日本で働いている村出身の子どもたちの様子を見に来るっていうことをしに来てて、
結構全国、全国は言い過ぎかもしれないけど、東京から広島ぐらいまで案外しながら、いろんな施設を回ったりしてて、それで京都で会ったっていう感じですよね。
そこで、えっ、ミャンマーって行けるの?みたいな感じになって、全然行けないかと思ってたら、
いろいろ調べたら、観光ビザが普通に出てて、観光ビザを取れば普通に行けるというふうになってたんですね。
いろいろ調べると、普通に観光で行ってる人もいると。そんな多くないけど。っていうのがわかって、そこから友達とやりとりを重ねて、
聞いてたら、みんなすごい今でも盛んに日本語を勉強しているけど、昔は日本に留学してたミャンマーの先生が住み込みで教えに来たりとかしてて、結構充実してたんだけど、
今クーデターとか来たりとかして、今教えられる先生がいないと。みんな日本語検定の教科書とか普通に手に入るから、それで勉強しつつ、あとYouTubeとか見ながら勉強してるんだけど、
ちょっとあんまり教育の質は下がっているから、日本語の教育のプログラムを見直したいと思ってるみたいなことを言ってて。
そんなやれてる人なんで、何かできるかわかんないんだけど、とりあえずもう一回行ってみて、プログラムがなんとかって言ってるけど、ちょっとそこら辺を何か改善できるんだったらしてみようかなっていうのもあって、
ちょっと弾丸で行くのを決めたという感じになってます。
日本でニュース聞いてると、地方でも紛争が続いてて、
Qデータが起きた直後は市民が虐殺されたりしてたんで、
恐ろしい国って言ってはいけない国みたいな感じには見えるんですけど、
実際行ってみると普通に生活はしてて、
ショッピングモールみたいなところに行くと、
高級ブランドも売ってるし、そこにいる人たちは買い物して楽しんでるんで。
普通の生活をしてるはしてるけど、
なかなか全てが自由って感じでもない感じがしましたね。
村に行くにはすごい時間がかかって、
やっぱりヤンゴンにいるとそんなにQデータの影響もないんだけど、
例えばバスで12時間って書いてあったけど15時間くらいかかったのも、
途中で関門みたいなのがあって、
軍の関門を抜けないと次に行けないとか、
全員降ろされて、バスをX線で武器とかが入ってないかとかチェックされて、
みたいなのとかも途中あったりとかして、
地方に行くとそういう影響を感じましたね。
あれ、国の位置関係で言うと、
タイの左上とかだったら、ラオスの、ちょっと、
みんな分かります?
アティさんはやっぱりマレーシアに住んでたから、分かりますよ。
位置関係は、なんとなく。
タイの左側。
タイの左側ですね。
中国とも接してますね、国境を。
中国とも面してるんや。
面してますね。
じゃあ結構いろんな国と、タイの上にラオスがあった?
うん。
じゃあその辺と面してるんや。
昔は、今もそうかもしれないけど、ゴールデントライアングルっていう場所があって、
そこでタイマをめっちゃ育ててるっていう、結構そういう場所でも。
左側の国は?
左側はバングラディッシュですね。
バングラディッシュの。
いろんな国と面してるんね。
ちょっとずつ解像度が、ミャンマーについての解像度が。
知らないですよね。
知らないですもんね。
知らないですよね。
時折ニュースでクーデターの話とかが流れるっていうのはありますけど、
全然未知の世界で。
確かにね。
じゃあちょっと続きを。
これどこまで話したらいいのかな。
今日この1回目の放送でどこまでいけるんだろう。
このペースでいくと多分、やっぱ何回かシリーズになるのが目に見えてるので。
でも序盤からおもろいな。
めっちゃ面白い。
じゃあもうちょっと話して、1回目の収録は終わりにしましょうか。
そうですね。
いいところでしょうちゃんのさじ加減で。
初日にヤンゴについて、昼間は日本語喋れる先生と合流して、ご飯食べたりとか。
そういえば国立博物館みたいなところにも行ったんですけど、
国立博物館のレベルが、
ああいうところで文化の成熟度って見えるんだなって思ったんですけど。
多分お金がないからだと思うんですけど、
やっぱりこれが国立博物館なのかっていうレベルのものだって。
ちょっとがっかりではあったんですけど、
でも日本語ですごいガイドしてくれるんで、めちゃくちゃ勉強にはなったっていう感じなんですけど。
展示物が少ないとかそういうことですか。
展示物はたくさんあるんですけど、展示の仕方がやっぱりしょぼかったりとか。
展示の仕方がしょぼいってどういうこと?置き方とか?
結局あれって、いわゆるキュレーションって結構大事じゃないですか。
なるほどね。
どういうふうに展示して、どういうふうにところから視点で切り取るかって結構大事だと思うんですけど、美術館とか国立博物館って。
なるほど。
キュレーションができてないんで、ただ並んでるだけとか。
なるほどね。
あとメンテナンスができてないんで、なんかすごい照明が、電気切れてるから綺麗に見えてないとか。
なるほどね。
そもそもお客さんが我々以外一人もいなかったとか。
そういうところがあったりとかするんですけど、やっぱり歴史も長いので、昔の遺跡から発掘された仏像とか、
あとは昔の王朝があったときの王宮のすごい黄金の宝石とか装飾品とか。
ミャンマーが民族が135民族ぐらいいるので、民族ごとの衣装とか風習みたいなものとか、ミャンマーの文化歴史のすべてが詰まってはいるんですけど、
やっぱりうまくキュレーションできてないのと、建物がボロかったりとか。
そういうのもあって、なかなかちょっと残念だなと思いながらも、すごいでも案内してもらって、
すごい勉強してから地方に向かうという準備ができたかなと思いますね。
その日の夜っていうか、夕方ぐらいにバスターミナルから地方に行くバスに乗って、
僕の友人が待つ街まで行くっていうところが初日でしたね。
ただバスターミナルに行くまでにめちゃくちゃ道が混んでて、バスに乗り遅れるっていうハプニングもあってですね。
そもそも長距離バスに間に合わないっていうところからスタートしたんですけど。
長距離バスに間に合わない。ドキドキするな。
もうちょっと時間緩くスタートするかなと思ったら、オンタイムでスタートして間に合わなかったんですけど。
でも知り合いの運転手、タクシーの運転手の人にお願いしたんで、バスを追跡してくれて、
1時間ぐらい追跡したらバスが待ってて、そこに無事バスに乗り込むっていう。
そんな乗り方ある?
そうなんですよ。すごいいろいろラッキーだったなと。
普通に、ウーバータクシーみたいなのもあるんで、ウーバータクシーみたいなので行ってたらそこまでやってくれなかったんですけど。
先生の知り合いのバス運転手さんにお願いしたから、追跡までしてくれたっていうところまで。
いろいろ応援に恵まれてますね、最初からね。
ちょっと聞きたいんですけど、バス15時間乗って、日本円にするといくらぐらいでいつも行けるものなんですか?
バス会社はすごいたくさんあって、現地で買ったりとか、現地人価格と外国人価格とか全然違うんですけど、
僕はさっき言ったみたいに、行くまで本当に現地で活動できるかよく分からなかったんで、
とりあえず日本でネットで買えるバス会社を探したら、外国人価格でだいたい2500円ぐらいかな。
2500円から3000円ぐらいでネットで買えました。
ただ現地で買ったらもうちょっと安かったかもしれないし。
あとは外国人価格と現地人価格で違うんですけど、現地の人が現地で予約をしたら現地人価格で買えるらしくて。
パリに行かせてもらうみたいな。
そう。だから帰り、地方からヤンコンに帰ってくるときは、現地人価格で帰ってくれましたね。
それは多分2000円弱ぐらいかな。
なるほど。
あとそれこそ博物館とか、お昼どんなの食べるのやろうとか。
確かに確かに。
博物館は一応外国人価格で400円ぐらい。
たぶん現地の人はただだったのか、それか100円ぐらいな感じだったような気がします。
みたいな、物価の感覚で。
でも安いですね、やっぱり。
現地で食べたランチは、先生がお馳走してくれてたんでお金払ってないのと、ちょっと綺麗めのところで予約してくれてたんで、
たぶんそれでも5、600円って感じかな。
日本と比べると安いね。
もともとミャンマーの通貨ってチャットっていう通貨なんですけど、
公式レートと闇レートがあって、公式レートでいくと1チャット0.07円ぐらい。
だけど実際はその半分ぐらい。
普通の街中の両替所で両替しても闇レートなんですよ。
闇レートなの?
闇レートが普通に街中で、本当に闇の両替所とかじゃなくても普通に両替できるって感じなんで、
なかなかインフレがめっちゃ進んでるとか空出たとこ来てるから、
そもそもめちゃくちゃ通貨の価値が下がってるっていうのもあって、
そういう複雑さもありましたけど、
今日本がめちゃくちゃ円安で、どこの国に行ってもなかなか日本人は苦しいですけど、
その日本人でもちょっと安いなって感じるぐらいの国ではありましたね。
なるほど。
闇レートはちょっと耳なじみないから新しいですね。
確かにね。日常生活普通にしてたら耳にしないですよ。
ちなみにバスも3種類あって、いわゆる2列2列の席が並んでる、いわゆる1列が4人のバスと、
あとなんかVIPバスって言って、1プラス2の横があるやつと、2列。
へー、いちいちがあるんや。
っていうのがあって、僕はその真ん中の3列の席のやつに座ったっていう感じですね。
なのでもう少し安いのもあればもう少し高いのもあるって感じですけど、
それに乗って結果15時間ぐらいかけて地方の街に行くっていうのが本当に初日の最後ですね。