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普通の幅を広げていく社会福祉士のお気楽ラジオ。この放送は現役の社会福祉士で、障害自己育て奮闘中のTadaが、人と環境の交互作用に着目した発信を通じ、
皆さんの中にある普通の幅を広げ、誰もがお気楽に過ごせる社会になるためのヒントを共有するラジオです。
皆さんおはようございます。社会福祉士のTadaです。4月16日水曜日、今日の放送を始めていきます。よろしくお願いします。
いや、昨日放送を急遽お休みしたんですけど、その理由はね、僕と同じとか、近しいエリアに住んでいる人ならわかると思うんですけども、
僕ね、基本的に放送は前日の夜収録なんですけどね、その前日の夜よ、要は一昨日の夜ですけども、めちゃくちゃ風強かったのよ。
本当、春の嵐ですかこれはっていうぐらい威力が台風級ぐらいのすごい風と、
そしてこれまでだいぶ暖かくなってきたのに、温度もめちゃくちゃ低くなってて、雨というかね、氷みたいなのが降ってたんですよね。
うちね、家ね、一軒家なんですけど、屋根がね、ガルバニウム合金っていうね、なんて言いますか、合金なんですよ。
瓦じゃないっていう感じ。最近というか、ここ数年の家なんで、一応ね、それにしてるんですけど、
ガルバさんはね、なかなか雨や氷の音をダイレクトに取ってくるから、割と音がしやすい。
そして今ね、収録してるの寝室なんですけど、窓がね、割と近くにあって、
そう、だから窓のガタガタって揺れる音であったりとか、氷のパチパチって当たる音がね、収録してたらめちゃくちゃ入ってたので、
これはもうダメだと思ってね、諦めちゃいました。楽しみに待ってた方、本当にすいません。
いやでも、この音を逆に残しておいて、ショートでもね、放送にするという手法もね、面白かったなっていう風にね、振り返ってね、思ったりしました。
いつも聞いてくださってるね、ゆかりんりんさんが、そういうね、アドバイスをくれていたので、
やっぱりね、頭を固くしすぎずに、柔軟にね、こう楽しい放送をね、届けれたらいいなっていう風にね、思いました。
反省と学びをありがとうございます。
ということでね、今日の本題に入っていきたいと思います。
今日は、「遠のくインクルーシブ 特別支援教育に関わる先生が減る未来への不安」といったね、タイトルでお話をしていきたいと思います。
ニュースでもしかしたら出てるんですけど、どれくらいのね、何と言いますか、注目度で出てるのかがよくわかんないんですよね。
僕は息子が特別支援学校に通っていることもありますし、社会福祉士でもありますし、地方自治体の職員でもありますし、
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なんとなくね、いつも福祉やね、それにまつわる情報、社会福祉にまつわる情報は、なるべくキャッチするようにね、心がけているんです。
そしてね、この放送に生かしていければなという風にも思っています。
そんな中でね、先日一つのニュースがあったんですよね。
毛布科学省がね、進めようとしている特別支援教育の先生への調整学の引き下げについてです。
これはね、本当、特別支援学校に息子を通わせている一父として、そしてこの国の教育、子育て、そういったところをね、考えている一人の国民としてお話ししたいなという風に思いました。
同じような考えを持たれている方たくさんいると思うんですけども、もしね、そういう情報をキャッチできたがなかった方がいれば、この放送で知っていただけたら嬉しいですし、
その聞いてどう思うかというのはその人たちの自由なので、別に僕と同じ考えを持ってほしいという風に思っているわけではないです。
ただ情報として、そして僕の思いを発信していきたいなというのがこの放送ですからね。
話は戻しましょうかね。
うちの息子はね、先ほどもお話ししましたように、特別支援学校に通っていますよ。
本当にね、先生方には日々お世話になってね、感謝してもね、しきれませんよ、本当に。
最近、年度を待つ年度を始めということで、このね、お話も少し触れていたこともあるんですけども、
本当にね、2年生、今3年生になりましたけども、2年生の谷野先生、1年間めちゃくちゃお世話になりました。
毎年毎年ね、素晴らしい谷野先生にあたって、息子の成長がすごく早く、そして伸びていっているような感じがするんです。
一般的な健常の子たちとかと比べて、スピード感が速いとか決してないと思うんですけど、
そうじゃなくて、うちの息子の中でしっかりと伸びていっている、しっかりチャレンジできていっているっていうのがすごく感じ。
それはね、やっぱり家の中だけではできない先生たちがね、一緒にタッグを組んでやってくれているっていうことがすごくね、僕らの心の支えにもなっているんですよね。
そんな状況でですよ、このニュースをね、見て本当に心底がっかりしました。
どんなものかというと、特別支援学校や特別支援学級で働く先生にはね、
今現在、月給の3%分を特別支援教育調整学っていうふうに上乗せする制度があるらしいです。
これがね、2027年、要は再来年からか、段階的に引き下げられて、最終的にはこの3%分を1.5%まで下げるみたいな話だったんですよ。
これはね、なんでかっていうと、文科省はね、障害のある子どもたちが通常学級にも増えてきたことを理由に特別支援の特殊性が薄まってきたっていうふうに説明してるんですけど、
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これはね、正直現場見てるかっていうふうにね、思ってしまいます。
いや、文科省の人たちは見てるかもしれないね。
ただ、これを調整して決めていく上の人たちは、もしかしたらここら辺全然知らないんじゃないかなって思っちゃったりするんですよね。
僕の体感ですよ。特別支援の先生たちって、通常の授業ももちろんやるんですよ。
国語とか算数とかね。今は3年生ですけど、3年生で通常学級の3年生と同じかって言うと全然そんなことないんですけど、
でもその人、その子、その子にあった国語や算数ね、そういったものをお届けしてくれますし、それに加えて、
必要なケアですよね。やっぱり障害を持ってる子が通ってるので、場合によっては医療的ケアもあるかもしれないし、
あとはコミュニケーションとかね。やっぱり発達障害とかそういったところもあるし、知的障害もあったりするので、
コミュニケーション的な支援とか生活面での細かい対応、こんなところを本当に多くの負担を抱えながらね、
毎日一生懸命子供たちと向き合ってくれてると思うんですよね。
よその子はどうかとかね、全然わかんないけど、うちの子もさ、それはやっぱり言うてまだ小学3年生ですし、
知的にね、遅れがあるので、知的な発達段階で言うと3歳とか4歳ぐらいなんじゃないかなというふうに思うんですけども、
そんなこともあって、やっぱり日によってさ、気持ちの起き沈みがあったりとか、
あとその、それを上手く上手に伝えれなかったりして、やっぱり感情的になってしまったり、
そういう意味では不安定になったりすることがあったりするんですよ。
でもね、先生たちは本当そこらへんもしっかりと受け止めて、なおかつ愛情を持ってくれて対応してくれてるようにね、いつも感じます。
この大変さは単にさ、文科省がさっき言ってた通常学級に障害のある子が増えたから同じにしましょう、
みたいな話ではないというふうに思うんですよね。
さらに、ちょっとねムッとしたのはここ。
今回の引き下げにはもう一つ狙いがあるとも言われてて、
それはね、教員全体の給料の見直しのための財源確保。
確かにね、教員全体の処遇をあげることはめちゃくちゃ大切だと思うし、
これはね、大賛成、もう急務の課題だと思ってる。
でもね、それを特別支援の先生の手当を削ることでやるのは絶対に違うと思うんですよね。
お財布の中のお金をやりくりするんではなくて、正当な評価ですよ。
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先生たち、教員、全国の教員たちはみんな頑張ってる。
そんなことみんなわかってる。
なら、全体の処遇をあげた上で、特別支援の専門性に対しては、
ちゃんとそこにプラスアルファで報いるべきなんじゃないかなっていう風に思うんですよね。
しかも、今回の調整額の引き下げと合わせて、義務教育教員特別手当までね、下げようとしている。
こんなことをしているとさ、評価、対価を削った分だけ、教員、先生たちのやる気がね、志まで削られてしまうんじゃないかなという風に思うんですよね。
僕個人としては、教員全体の待遇をさらに手厚くしてほしい。
そして、特別支援教育に関わる先生方の待遇をもっともっと手厚くしてほしいという風に思っています。
もちろんね、先立つものあるかもしれないけれども、そこはやっぱり、教育、子育て以外の施策とのバランスを見ながら調整していく。
それがやっぱり国の仕事なのかなという風に思うんですよね。
なんならね、今後さ、ますます多様な子供たちが学校に通うようになるわけじゃないですか。
障がいのある子たちが通常の学級に行けるようになったっていうのは、
多様性の受け皿ができてきて、整ってきたっていうのも一つあるかもしれませんけども、
多様な子も受け入れざるを得なくなったという風に考えなくもないですよね。
それは親御さんたちにとって良いという風に考えられるメリット部分もあるし、デメリットもあると思うんです。
だから一長一短全てが良くて全てが悪いとかではない。
でもね、これから本当に多様な子供たちが学校に通う。
その中で誰もが安心して学べる環境を作るには、やっぱり先生たちの働きやすさ、そして誇り、さらに心のゆとりが必要だと思うんですよね。
僕自身は教育に対して一番思っているのはね、
わがまま言うなら全ての先生が特別支援教育に関われるような力を持って、持ちたいと思ってほしいという風に思っているし、
もしそうじゃなかったとしても、いわゆる通常学級という中に特別支援教育をしっかりと学んだ先生たちがもっともっとたくさん関わっていってほしい。
やっぱりそこがしっかり充実してくることを、前回も少し取り上げさせてもらいましたけども、
SNS界隈の特別支援教育の教師として有名な平熱先生。
この先生がいつも言ってるんですけども、特別支援教育は全人的に有効ですっていう言葉を僕すごく大賛成しててね。
今の学校の在り方じゃなくて、これからの学校の在り方っていうのは本当に一人一人に、これは通常級も含めですよ。
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通常級と特別支援級の垣根をなくすっていうことはどうするかっていうと、
通常級に特別支援教育を合わせるんじゃなくて、特別支援級のカリキュラムみたいなものを通常級に乗っけていく、合わせていく。
こっちの考え方が大事なんじゃないかなという風に思うんですよね。
一人一人にあったカリキュラム、進路を調整してその人たち、その子に大切なものを伝えていく、教えていけるっていうことが通常級でもできるようになっていくことによって、
今の特別支援学校に通っている子たちも通常級に安心して移ることもできると思うし、
そして今通常級に通っている障害のある子も受け入れているような刺激もプラスアルファでもらえる。
そして通常級に普通に通っている健常の子たちもより多くの障害のある子たちと触れ合うことによって、その普通の幅が広がっていく。
こういう風な教育環境になっていってほしいなという風に思うんですよね。
こういうお金のお財布の中の調整、マネーゲームみたいなことをしていると、どんどんインクルーシブというものから遠のいていくと思うんですよ。
今この国のインクルーシブ教育が進んでいるというのは、通常学級の中になるべく障害の子を入れていくとか、支援級と通常学級の交流級を増やしているところがインクルーシブ教育が進んでいるところと言われています。
でもそれは確かに進んでいる健常の子たちが障害のある子たちに触れるということと、障害のある子たちは健常の子たちに触れる刺激を得るということ。
こういった意味ではインクルーシブ、そしてお互いのためになっていいと思うんですけども、これだけではまだまだ完璧ではなくて、やっぱりそこからもう一歩先に進むためには今のようなお金の調整とかではなくて、どういう風にこれからのこの国に生きていく子どもたちが育っていってほしいかという思いやりの調整みたいなのをしてほしいなという風に思うんですよね。
このニュース、特別支援教育に関わる先生方が枕言葉として出されているから、このニュースにまつわる当事者というのは特別支援学校で働いている方々であったり、そこでお世話になっている方々、子どもであったり親であったりだという風に一見見られがちなんだけど、これはそういった方々が当事者、僕らみたいなものが当事者なわけではなく、社会全体のみんなが当事者だという風に思って考えるべき、
大事な教育の未来の話だということを、ぜひ多くの方に知ってもらいたいなという風に思ってこの放送をさせていただきました。
これまではきっとこういう報道やニュースというのは、どこかでポッと出てきたとしてもいつの間にか薄れ去ってしまって忘れ去られてしまい、お上の方での調整、文科省と財務省の政治家たちのやりくりの中で、勝手に決まっていって進んでいくことだったんじゃないかなという風に思うんですけど、今って時代がそうじゃないじゃないですか。
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ちゃんとみんなが一人一人が知ることによって一人一人が声を上げる力を持っている。だからこそこの放送させていただきましたし、この放送そしてこのニュースが誰か一人でも多くの人の耳に届き、そしてその人たちが意見できるような状況を作り上げていくことができれば、この国の子育て、子どもの未来はまた一歩良いものになっていくんじゃないかなという風に思います。
まあ真面目に語りましたけど、今日はこんな感じで放送を終わりたいと思います。最後まで聞いてくださりありがとうございました。
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それでは今日も素敵な一日に。社会福祉士のタダでした。
またおいで。