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2024-06-05 19:17

#144 「不登校」の解決策は「再登校」なの?

ネットニュースから
「不登校」について

「再登校」のみを不登校の解決としているように誘導している記事に違和感

僕の不登校の解決策に関する考えや
不登校の抱える複雑さや課題について
お話ししています

(参考:プレジデントオンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ed3b41b72fb861a3d2f50f42043cbe0ffb23bf7

#社会福祉士 #ダウン症 #子育て #子育てパパ
#不登校 #再登校
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普通の幅を広げていく社会福祉士のお気楽ラジオ、この放送は現役の社会福祉士で、障害児子育て奮闘中のTadaが、人と環境の交互作用に着目した発信を通じ、皆さんの中にある普通の幅を広げ、誰もがお気楽に過ごせる社会になるためのヒントを共有するラジオです。
皆さんおはようございます。社会福祉士のTadaです。6月5日、今日の放送を始めていきます。よろしくお願いします。
いやー、だいぶ日が長くなってきましたよね。まだまだね、僕が0時で帰る時には、お日様がね、空に少しだけある感じ。全然ね、あの真っ暗ではないので、あの夕方の感じをね、味わいながらね、帰ることができています。
と、同時にね、明るいっていうこともあって、息子もね、若干元気。そう、やっぱりね、お日様と共に生活するような男ですよ、彼はね。野生ですよね。暗くなると眠くなり、明るくなると目が覚める。生存本能真っ只中みたいな感じなんですけど、そのせいもあってね、この2日間、月曜日と火曜日ですけど、
息子がね、実は迎えに来てくれるんですよね。そう、彼はね、まだ拙いあの語彙力の中でも、妻にね、結構自分のしたいことを主張する機会が増えてきて、その中でもね、最近割と使える言葉がね、これです。
お迎え。つまり、僕を迎えに行くっていう話なんですけど、昨日、一昨日は最寄りの駅から少し離れた駅、車が停めやすいっていうことで、車でね、妻と息子が迎えに来てくれました。
昨日は最寄りの駅まで歩いて迎えに来てくれました。2日間ともね、妻と息子が迎えに来てくれて、そのお家までのね、帰り道を3人で、まあおとといは車ですけどね、話しながら帰っていく、本当に5分、10分の時間ですけど、とってもね、幸せで贅沢な時間だなっていうふうに感じます。
でもね、その後がね、ちょっと大変で、いや嬉しいんですよ。お迎えに来てくれるんですごく嬉しいんですけど、お迎えに来たことをね、妻も褒めろ、やったぞ、お迎えみたいな感じでね、僕にね、何度もお迎えって言ってくるんですよね。
で、僕はお父さんなんですけど、彼はね、お父さんの音の発音がちょっとあまりうまくできないんで、おっさんのところがね、発音として出てきて、結局ね、僕は今おかんって言われてるんですよね。なんで、おかん、お迎えっていうのをね、断るごとに言われますね。帰ってきてから寝かしつけるまでの時間で、何十回おかん、お迎えって言われるかわかんないんですけど、その度にね、ありがとう、お迎え、本当にありがとう。
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本当に助かったってね、感謝の言葉を伝えます。すると彼はね、満足したようにドヤ顔でね、ちょっとニコニコしてくれるんですよね。それがまた可愛くってね、もう何回言われてもいいんですけどね、そんな感じでね、この2日間はね、おかん、お迎え、そして僕からありがとう、本当にありがとうっていうね、やりとりを、まああの、2、3時間の、1日2、3時間の間にね、数十回繰り広げるという感じで過ごしております。
まあこれもね、幸せな日常ですよね。早く帰れるっていいなっていうふうに本当に思います。
8歳のね、息子には今しか会えない。それは何歳になっても一緒なんですけど、何歳になっても今しか会えないっていう気持ちをね、途絶えさせないようにしていきたいなっていうふうに思います。
日々のね、忙しさに暴殺されていくと、いつの間にかね、何が大切なのかっていうね、優先順位、仕事の段取りとかね、家事の段取りとかっていうのは優先順位をね、立てる癖がね、いつの間にかついてる人も多いと思うんですけど、人生においてのね、優先順位をつけていくのって、どうしてもね、そこらへんに、なんか置き去りにされがちな気がするんですよね。そこをね、置き去りにしないように、一番大切なことだと思うので、やっていきたいなっていうふうに思ったりします。
はい、本日も雑談が長くなりましたが、そろそろ本題に入りたいと思います。
今日はね、「不投稿は再投稿が解決策なの?」っていうタイトルでね、お話をさせていただきたいと思います。
えっとね、昨日に引き続きですけども、またね、ネットニュースを見ていて、「ん?」って思ったね、案件があったんですよ。
昨日は納得案件ですよね。イヤホン難聴なんで、大変なことです。認知症にもつながっていく難聴はリスクファクターなので、気をつけましょうっていう話でね、納得のニュース、いいニュースだなっていうふうに思ったんですけど、今日のね、記事はちょっとね、派手なっていう感じだったんですよね。
プレチネントオンラインに載ってたんですけど、これタイトルがね、「不投稿の9割は3週間で解決できる。問題が長引く過程が見落としている。再投稿を叶える5つの条件。」っていうタイトルで、どうなんですかね。
一応、記事読んでみたんですけど、これはね、不投稿の子を支援する、再投稿に向けた支援をするっていう会社の代表取締役がインタビューを受けて、考え方とかね、親が子に対するアプローチの仕方で不投稿は再投稿に導いていけるよ、不投稿が解決できるよっていうふうな記事なんです。
書いてること自体はね、別に何か否定するものではないんですよ。一応、記事貼っときますけど、解決の方法、再投稿に向けてのアプローチに関しては一理あるなっていうところはありました。
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親が子に対する関わり方っていうのを気を付けていく、そこを改善するっていうところなんですけど、まあね、タイトルにもある通りなんです。付けた通りなんですけど、不投稿の解決策って再投稿なのかなっていうところが、もう僕、そもそもね、ちょっと噛み合わないというか、この方とは相入れない。
もちろん、再投稿という解決策も全然あると思うので、それはそれでOKなんですよ。でもね、不投稿を再投稿させることが唯一の解決策っていうふうに歌ってるような感じに僕は読み取れたので、それは違うなっていうふうに思ってるんです。
まずね、その意見をお話しする前に、不投稿についてお話ししたいと思います。
まずね、文部科学省のホームページから行きますね。
不投稿、文部科学省なんで小中学生ですよね。
不投稿っていうぐらいですからね、義務教育なんで。
不投稿児童制度とは、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因、背景により投稿しない、あるいはしたくともできない状態にあるため、年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由によるものを除いた者と定義しています。
割と多い気がするよね、この割合だとね。
なんかもっとね、引きこもりっていうとさ、半年以上社会との接点がないみたいなところを定義付けてるんですけど、それに対して不投稿は意外とね、うん、欠席日数の定義が僕は少ないなっていう風な印象を持ってるんですけど、これは個人差ありますよね。
僕はそう思ってるっていう感じなんです。
それが不投稿です。
このプレジネットオンラインの記事でインタビューを受けてた不投稿支援、再投稿させる会社は支援の解決、不投稿を再投稿にさせる率が依頼の90%、9割ですね。
すごい。
ただその実績としては、再投稿を2日間連続投稿をしたっていうところで再投稿っていう風に判定するらしいんで、それもどうかなっていう風に思ったりするんです。
その記事で書いてるインタビューを読んだ風な感じではいわく、2日間行けばそこからさらにその子自身が学校に行く力を自ら生み出して投稿を始めるみたいな感じのことを書いてましたけど、これも個人差あるよなっていう風に思うんですよね。
全然否定してるわけじゃない。それはそれで一つの手法としてありだと思う。実際そこからもう再投稿がずっと続くっていう子もいるんでしょうよ。だからそれはそれでいいんです。ただここで全てを当てはめるのはちょっと違うなっていう風に思うんですよね。
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いろんな原因で不投稿になると思うんですけど、そもそも学校というカリキュラムに合わないっていう人って昔からいたと思うんですよね。
ただそれは選択肢がなかったから不投稿にならなかったというか、ならないざるを得ないというんですか。表現がうまくできないな。選択肢がないがゆえに、というかないと思ってるがゆえに投稿せざるを得ないみたいな感じ。
たとえるとさ、心理学のお話とかでもよくあるんですけど、ゾウさんがいました。自由に動き回るゾウさんをある時足に縄をつけて、それを縛って大きな木の杭と結びつけてますと。要は鎖につながれた犬みたいな感じですよね。
それでずっと過ごさせていくと、ある時足の枷を外したとしてもそのゾウさんはその枷がついていた状態の行動範囲以上のところには行動しないみたいな実験があるっていう話もあったりしますよね。
そんな感じで要は結局選択肢がない。想像の中でもうそこしかないって思うと、なんて言いますか、自分の行動は限定されちゃうわけじゃないですか。
でも今ってそうじゃないですよね。学校という選択肢もあれば本当に合わないんであれば、ただね、だるいとかそういうんじゃなくって、どうにもこのカリキュラムが性に合わないっていうんであれば、別の学び方もあったりしますよね。
あっていて僕は不登校を推奨しているわけでも、フリースクールとかそういう別の学び方を推奨しているわけでもないです。僕自身はまあまあ学校好きでしたから、いいんですよ。
学校に行くっていうことも素晴らしいことだし、学校に行かないっていう選択を取るっていうことも別に悪いことではないっていうふうに思っているっていうことです。
でね、いじめ問題もあるじゃないですか。ご存じの方はご存じと思いますけど、この日本は少子高齢化ですよ。
高齢者は増える一方、子供は減る一方にも限らず、自殺者ですね、子供の自殺者は実は増えてるんですよね。
ここはね、着目しておくべきポイントかなっていうふうに思います。もちろんね、過ごしているリアルな環境だけじゃないじゃないですか。
今インターネットも普及してますんで、いろんな要因があると思いますけど、子供たちがいろんな理由でダメージを負いやすい環境にはある。
僕ら子供だった頃よりはその影響を受けやすい幅っていうのはかなり広がっているように感じます。
そんな中ね、わりかし日本の教育体制ってあんま変わってないくないですか。
いじめっ子とかいじめに対するものをやっぱり組織としてやっぱりそのいじめを認めてしまうと、それに対する対策をしなければいけないとか、
シンプルにやることが増えるわけですよ。
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そして教員は忙しいです。働き方改革、働き方改革って言ってますけど、一個に進まないですよね。大変な教員の負担はある。
そこらへんが、悪いものと悪いものがミックスしてしまって、結果臭いものに蓋をしがちな状況に陥っているところが多いっていうふうな印象を受けている。
これ僕だけじゃなくて、きっと多くの方が同じ印象を持っていると思うんですけどね。
じゃあ例えば、いじめてる子は投稿を許されて、いじめてない子は不投稿になる。
この図式って僕はそもそも逆だと思ってるんですよね。
そう、要力があってさ、ちゃんと先生たちがいじめに対しても子どもたちの問題に対してもフォローできる体制。
先生だけじゃなくて、今はスクールソーシャルワーカーであったり、スクールカウンセラーだったりとか、チーム医療って言われてますけど、学校もチーム学校っていうふうに言われてて、
いろんな関係機関、多職種が結び付き合うことによって、子どもたちの支援をしていく、サポートをして成長を育んでいくっていうところがテーマなわけですよ。
そこでさ、やっぱり、もしいじめられて不投稿になった子が投稿したいんであれば、その要因であるいじめっ子をむしろ僕は隔離するべきだと思っちゃうんですよね。
これちょっとね、ちゃんとリソース調べてないんであれなんですけど、海外とかってなんかそういうふうなことをするって聞いたことあるんですよね。
いじめっ子に、日本っていじめられた子に対してカウンセリングを受けさせたりとか、治療みたいな行為をするけど、そうじゃなくていじめっ子に対してカウンセリングをつけたりとか、学校から引き離したりするっていうことをする。
こっちのほうがなんか理にかなってるなっていうふうに思うんですよね。
あとはさ、僕のメインフィールドである生活根拠者支援の現場とかでいくと、やっぱりね、子供とか学校とかに問題があるわけではなく、家庭に問題があるパターンっていうのも結構多くありますよ。
貧困の連鎖っていう言葉があります。
貧しい家庭に生まれた人は、さらにそのままお金持ちになることなく、子供が大きくなったらその子供も貧しい家庭になり、さらにそこで育った子供たちも貧しいままであるみたいな感じでね。
貧困の連鎖ってそういうことを言うんですけど、これね、いろんな要因があります。
本当に貧困の要因は複合化、複雑化しているので、何が貧困の要因なのかってね、一つでは言い表せないんですけど、家庭家庭によって違います。
ただ、その家庭、貧困家庭で育っている子たちは、やはりそうでない家庭と比べると、思考や行動パターンが貧困の連鎖になりやすい状態にあるっていう風に、僕は裸ね、感じてます。
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普通ですよ、普通の幅を広げていくんですけどね、僕の放送はね。
子供の時に育った環境は当たり前のものとして受け入れるじゃないですか。
だから自分の作られ、自分の思っている当たり前って自分がこれまで育ってきた環境や周りで過ごしてきた同じような人たちとの環境、これが普通になっちゃうわけなんですけど、そうじゃない環境で育った人たちは、そのそうじゃない環境が普通なわけですよね。
例えば、戦争真っ只中の中で育った子供たちは、戦争が日常に溢れている状態が普通ですよ。
そういったことですよね、極論で言うとね。
なので、投稿しないっていうのが普通っていう風な家庭環境も当然あるわけですよ。
それは投稿させないとかじゃなくて、親御さんの能力というかコンディション的に、子供を投稿に向けるような力がない場合であったりとかっていうのがあったりしますよね。
今回のこのネット記事は、親御さんからの依頼を受けて、親御さんに100%オンラインでアプローチしてサポートして、親御さんから子供さんにどういうふうな声かけをしていったらいいかっていうサポートするっていうふうな仕組みらしいんですけど、
それができる家庭はまだいいなっていうふうに思います。
それができない家庭もたくさんあるっていうことですよね。
じゃあそういった家庭にどういうアプローチをしているか、僕ら困窮者支援の現場はどうしてるかっていうと、その子供たちの普通を変えていくっていう作業が必要になってきます。
当たり前って思ってるその家庭の中での環境がちょっと不思議だなっていうふうに思ってもらえるように、少しずつ少しずつ関わっていく。
他の支援者とつなげていったり、学校に一緒に行ってみたり、広い社会を見せていく中で、自分のこれまで築き上げてきた当たり前はどこか当たり前じゃないのかもしれないっていうふうに疑問を持ってもらう。
そういった点ではこのネット記事と同じで、自分で問題解決する力を磨いていくっていうところでは終着点は一緒なのかもしれないんですけども、
ただそれでも不登校の解決策は再登校だけではないっていうふうに考えています。
意図をしてないのかもしれませんけども、やっぱりキャッチーなタイトルに釣られてしまったりして、それに妄信してしまう。
それがやっぱり一番僕は怖いなっていうふうに思うんですよね。
もちろんどのメディアであったりとかどの会社であったりっていうのも、営利を追求していかなくちゃいけないっていうところが多いと思うので、ある程度は仕方ないと思うんですけども、
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それでもね、僕はなんですけども、社会福祉士としてソーシャルワーカーとして、全然キャッチーではない。明確な答えは何一つ出せないかもしれない。
でもそういった気持ちの揺らぎや葛藤の中からこそ、その人々による幸せっていうのがあるんだよっていうのをお伝えしていければなというふうに思っています。
ちょっとしゃべりすぎました。今日は長くなったんですけど、こんな感じで放送終わりたいと思います。
最後まで聞いていただいた方、本当にありがとうございました。
はい、それでは最後にお知らせです。この放送以外にも各種SNSで発信活動を行っています。
プログラムスレツレは親バカ投稿、ノートでは子育てや日々の学びの中で感じたこと、Xでは言葉遊びや世間への心得を中心に発信しています。
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それでは今日も素敵な一日に。社会福祉士のタダでした。
またおいで。
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