1. 社会福祉士Tadaのお気楽ラジオ
  2. #162 人付き合いの距離感
2024-06-23 11:26

#162 人付き合いの距離感


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普通の幅を広げていく、社会福祉士のお気楽ラジオ。
この放送は、現役の社会福祉士で、障がい自己育て奮闘中のTadaが、
人と環境の交互作用に着目した発信を通じ、皆さんの中にある普通の幅を広げ、
誰もがお気楽に過ごせる社会になるためのヒントを共有するラジオです。
皆さんおはようございます。社会福祉士のTadaです。
6月23日、今日の放送を始めていきます。よろしくお願いします。
昨日は約1ヶ月ぶりの息子のOT、作業療法の日でした。
僕と妻もその現場に一緒にいて、今回も見学をさせていただいたんですけども、
とても楽しい時間だったんです。
そこで少し面白いことがあったので、お話をしたいと思うんですけども、
昨日のOTの中で、いくつか科目があるんですけどね、作業をやっていくんですけど、
その中の一つに小さな綿のボールみたいな、サイズも3段階、大中小。
でも大って言っても、本当にビー玉より小さいぐらいのサイズ。
小って言うと、本当に米粒よりちょっと大きいぐらいのサイズ。
っていう感じの綿のボールみたいな、フェルトのボールか。
ミニミニトングみたいなのがあって、それでつまんで器に移すみたいな作業をしてたんですよね。
で、初めこそそれなりにうまくいってたんです。
大きいものから順番に、大きいフェルトから順番につまんで別の器に移すみたいな作業だったんで、
大きいとつまむ力も少なめ、ミニミニトングだから、そもそも開き幅が大きくないので、
ちょっとつまめばすぐつまめちゃう。
少し緩めればすぐ落ちちゃう。
移せちゃうっていう感じなんで、簡単なんです。
でも小さくなるとその分、しっかりと握らないといけない。
そして握ったまま持っていかないと、途中で力が弱まってしまうと、
パカッとトング開いちゃって落ちてしまうんで、うまく移せないんですよね。
だからそこが難易度が高くて、結構小さなフェルトボールになった時に失敗し始めたんですよね。
どうしたかと思います、その時に。
はい、うちの息子。
怒って自分の頭叩いてました。
ペチンってね。
これよくやるんですよ、実は。
物事がうまくいかない、自分の思い通りにいかない時に、
うちの息子は自分の頭をペチンペチンって叩くんです。
もう亡くなったんですけど、
小さい頃はこれが自分の欲求が伝わらない時とかに怒って叩いてたことが多かったんですよね。
ここら辺も自閉傾向なのかなと思ってたんですけど、結論として今のところ収まってるんです。
なんでかっていうと、息子の表現力が大きく高まっていったこと、語彙力も増えたし、
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体であったり動きであったり、足りない語彙力をカバーして自分の欲求を伝えることができるようになった。
そして彼自身もこちらの言葉の意図であったりっていうものを理解できるようになった。
その後は相互での対話が可能になった。
僕ら親だけじゃなくてそれは他人ともなんですけど、
いろんな人とのコミュニケーションが幅が広がったことによってペチンペチンって叩く行為はなくなっていったんです。
だけど未だに残ってるのはチャレンジしてる時にうまくいかなかった時ですね。
例えば楽しく遊んでいる時につまずいてしまいました。
つまずいた自分に対して怒りを覚えてペチンって叩くんですよ。
そんな感じでフェルトをつまみでミニトングで持ってつまんで隣の器に移すという作業。
この作業をしなくてはいけないことはわかっている。
そして上手にできていた。しかし難易度が上がるとできなくなった。
悔しかったんでしょうね。めちゃくちゃペチンペチン叩いてましたね。
今のOTの先生は5月から担当してもらってるんですけど、
その姿を見るのがおそらく初めてだったかな。
初めてですね。たぶん2回目ですしね。
驚いてましたね。
でも声かけの仕方がすごく素敵で嬉しかったんですけど、
いやーストイックだねーって言ってくれてたんですよね。
かっこいい!こんなにストイックだと思わなかった!って言って、
息子もストイックっぷりを発揮して何回もペチンペチン叩きながら、
ずっと訓練を積み重ねていくうちに、
何分間かの間で上手にフェルトをつまんで移動させることができるようになって、
僕も妻も先生も褒めてくれて、上機嫌ということでね。
めでたしめでたしだったんですけど、いいよね。ストイックっていう使い方って思いました。
我が家でもね、もし彼が上手くいかないことがあってペチンって叩いたときは、
オロオロせずに、基本あんましてないんですけど、
ストイックだっていうふうに思ってあげて、話しかけていこうというふうに思いました。
はい、それでは今日の本題に入りたいと思います。
今日はね、人付き合いの距離感というタイトルでね、お話をさせていただきたいと思います。
先にお伝えしておきますけど、これ別に何か正解があるとかそういう話ではないです。
僕の場合はっていう話なので、これが絶対合ってますとか、ぜひ取り入れてくださいとかっていう、
取り入れたら人生良くなりますよとかね、そういう話ではないんです。
ただこういう人付き合いの距離感の取り方もあるよなっていう、
普通の幅が広がっていってもらえたらいいのかなっていうふうに思って、
お話をさせていただこうと思いました。
皆さんは嫌いな人っていますか?
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僕はね、実はいないって言っても大丈夫なぐらいなんですよね。
はい、苦手な人はいます。
でも嫌いな人はね、パッと思いつく限りではいない、接していないっていうのが正しい答えなんですけどね。
はい、いたのかもしれないしいるのかもしれないですけど、
今僕が関わっている人たちの中では嫌いな人は一人もいない。
結構人間関係、会社であったり友人であったりっていうところの人間関係の中で、
やっぱり苦手な人、そしてそこからやっぱり嫌いな人っていうのもね、
そのコミュニティ、所属しているコミュニティの中ではいるっていう話もあったりとか相談を受けたりもします。
その時にどうしたらいいのかっていう相談を時々も受けたりするんですけど、
これね、僕の人付き合いの距離感のお話をすることで解消することが時々あったりするんです。
ただ、冷たいっていう人もいるんで、本当にご参考レベルなので、
どうぞそのつもりで聞いてもらえたらと思いますけども、
僕がどういうふうに人付き合いの距離感をとっているかというとですね、
相手の嫌なところが見えない距離感で接するっていうことを意識しています。
これってちょっとね、現代風なのかもしれないなっていうふうに思ったんですよね。
かつての人間関係の作り方って、
自己開示をしっかりしたりして、相手との共通点を見つけ、
さまざまなものをさらけ出すことによって、
信頼関係や人間関係を構築していくっていうのが、
良い人間関係の作り方だ、人付き合いの距離感だっていうふうに言われていた時代があったんじゃないかなと思いますし、
今もそう思っていらっしゃる方はかなりいるんじゃないかなっていうふうに思います。
たくさんの時間を共に過ごして、良いも悪いも見つめ合って、最高の友や仲間になっていくっていうこと。
そういう人が何人いるかが人生の豊かさだ、みたいなところって言われているのかなと思いますし、
そこに重きを置いている人っていうのもいると思うんですけど、
往々にして人間関係で悩みがちな人って、
多分そこを目指している人なのかなっていうふうに思ったりするんですよね。
対して僕はというとですね、そこまで踏み込みすぎないっていうのを意識しています。
踏み込みすぎると良いところも見えるかもしれないけども、
同時に違うところとか嫌だなっていうふうに思うところ、
嫌だなっていうのは自分の価値観と合わないとかね、っていうところが見えてくると思うんですけど、
それって相手を否定するものばかりではないじゃないですか。
相手は相手の価値観で生きているんでですね、
その価値観の相違っていうのは必ず接している時間が長く深くなればなるほど見えていくものじゃないかなというふうに思うんです。
それも含め全て受け入れていくよっていうんであれば全然問題ないんですけど、
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全員にそれしてると多分疲れちゃうんじゃないかなって僕は思ってるんですよね。
それよりもそれぞれの良いところが見える距離感まで歩み寄る。
僕もその距離感で接する。
その距離感を持ってお付き合いしていくことはお付き合いが長続きしていく秘訣なんじゃないかなっていうふうに思ったりするんですよね。
なのでその人の嫌なところが見え始めたときは僕は近づきすぎだなっていうふうに思って、
少し距離を置いてみたりとかいうふうなことをするようにしてます。
嫌いな人を作らないっていうのが結構大事なことなんじゃないかなというふうに思ってるんですよね。
なんでかっていうと嫌いって少しでも思ってしまうと、
僕は相手に自分の思っている嫌いが伝わるんじゃないかなっていうふうに思ったりするんです。
そうするとどうなるかっていうと相手もこちらのことを嫌いになってくるんじゃないかなっていうふうに思います。
でも好きか、好きじゃないにしても嫌いじゃないっていうところで留めておけば、
別に誰と接するのにもそんなに自分の心もグッと重くならないし、
相手に対してもそんなに嫌悪感を持って接することがないんで、気楽に付き合えるんですよね。
これが僕の人付き合いの距離感なんです。
この付き合い方をどう思うかっていうのは聞いていただいた皆さんによりきりだと思うんですけど、
僕自身はこれで割と人生幸せに生きてるんで、
時々相談されることもあったりするので今日は放送にさせていただきました。
もしよかったらご意見やご感想などいただければ嬉しいです。
最後まで聞いていただいてどうもありがとうございました。
それでは最後にお知らせです。
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それでは今日も素敵な一日に。社会福祉士の太田でした。
またおいで。
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