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普通の幅を広げていく 社会福祉士のお気楽ラジオ
この放送は現役の社会福祉士で、障害児子育て奮闘中のTadaが、人と環境の相互作用に着目した発信を通じ、皆さんの中にある普通の幅を広げ、誰もがお気楽に過ごせる社会になるためのヒントを共有するラジオです。
皆さんおはようございます。社会福祉士のTadaです。 1月26日、今日の放送を始めていきます。よろしくお願いします。
本題に入る前に、ちょっとした小話なんですけど、今回体調を崩して数日経ったんですけど、ようやく昨日から仕事に復帰したわけなんですが、
なんで調子を崩したかね?なんで風邪引いたかね?っていうのを考えたんですよね。 妻の一言で、「は?その通りだ。」って思ったことがあったんですよ。
多分だけどね、原因はね、先週やった
地域課題解決のためのプレゼン大会だと思う。 それが直接的な要因というわけではなくて、多分ねそこでちょっと集中力が切れてね
寝癖を落ちてたんじゃないかなって思うんです。 これ僕の中では実はよく、よくというかねたまにあることなんですけど
あの ちょっとね
頑張るんですよ。なんかね、こう普段からね、新しい物好きっていうのもあるし、いろんなところに顔出したいっていうのもあるんで、好きでやってるんですよ。
いろんな、こう普段の生活や仕事のライフサイクルとは違うものに挑戦をね、してみるっていうのをね、やってて、まぁ今回のその
プレゼン大会も約7ヶ月間くらいの研修を経ての、まぁあの本番だったわけなんですけどね。 そんな感じでね、やっぱこうちょっとグーッとね、力を入れてしまう時があって
でね、それがやっぱり多分自分のキャパをちょっと超えるんですよね。 そのふうにね、成長とかいろんな見返りはあるというふうに自分の中ではね
思ってるんですけど。 ただね、こういう多分ね、バテルっぽくって、大体ね、そういったビッグイベント系が終わった後は僕ね、体調崩してますね。
さすがね、長年の付き合いの妻ですよね。 よくわかったなぁって思いながら、そういえばそんなことよくあるよねって思った感じでした。
まぁね、今後もね、きっと懲りずに同じようにね、ちょっとグッと背伸びしながら頑張るようなことをね、 多分やっていく勝負だと思うんで
また時々ね、体調崩しかもしれんけど、それも含め、体調管理も一緒に頑張れたらいいなぁって思います。
では本題です。今日は福祉の世界を歩くシリーズということでね、第2弾。
障害のことについてお話ししてみたいと思います。 障害という言葉で連想する言葉、何がありますかね。
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身体障害、知的障害、精神障害、発達障害とか。
多分そんな感じですよね。 じゃあさ、この身体障害、知的障害、精神障害、発達障害
ね、これってどうやって決まってるんですかねって言うと、やっぱ手帳とかね、そういう診断書とかそういったものになってくるじゃないですか。
じゃあこれ世界中そうなの?って考えたことあります? 答えはね、世界中そうではないんですよ。
国によってね、やはりあの障害の基準も違うし、障害の制度も違う。
要は手帳って何のためにあるかっていうと、その障害者ですっていうのを決めるためですよね。
でもそれって、じゃあ何のためっていうと、障害者であるっていうことを決めたことで公的サービス、公的サービス以外のサービスもね、受けれるようにするためであるわけですよね。
ちょっとウロ覚えなんでアレですけど、多分世界で日本みたいに障害者手帳を作ってるのはドイツとフランスとかぐらいだったような気がするんですよ。
ちょっとこれもいつ勉強したの?昔社会福祉しとった時かな?
そのぐらいの時にチラッと聞いたような、なんかまた調べて間違ってたらすいませんね。
なんかそんな感じだったような気がしますね。他の国はね、そういったものがなかったような記憶があります。
ただね、国ごとに違うこういう手帳の制度もあれば、世界で統一している基準っていうのもあるんですよ。
これをね、ICFって言います。日本語で言うと国際生活機能分類っていうやつなんですけど、これは障害者がいなかっていうのを決めるというよりはその対象の人がどういったことができて、どういったことができないのか、どういったサポートが必要なのかっていうのを評価する時に、
使われるようなものになります。大きく分けて3つ。健康状態、生活機能、背景因子。
これをね、もう少し細かくすると6つになるんですけど、健康状態と生活機能は心身機能構造、そして活動、そして参加の3つに分かれます。
そして背景因子というのは環境因子と個人因子というのに分かれて6つになるんですよね。この6つのつながりを見ながら評価していくよっていう風な仕組みになっています。
これでね、見ていく中で、例えば心身機能とか身体構造の機能、機能障害がね、あって活動の制限があったり、社会参加の制約があったりとかね、そういった時に障害があるよって捉える。
要はね、一般的に考える障害者、障害手帳って、その個人ですよね、障害手帳を持っている人に何らかの原因がある。身体的な原因があったり、知的な原因があったり、精神的な原因があったりするから手帳っていう感じだと思うんですけど、
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このICFの考え方はそれだけではなくて、それが故に社会にもこういった障壁がありますよとか、その個人と社会双方によって障害っていうのが作られるんだよっていう考え方なんですよね。
この考え方を軸にいろんな物事や制度を作っていくと、障害がどんどんなくなっていくんじゃないかなって僕は思ってるんです。
例えばね、両腕がない人がいます。両腕がない人と両腕がある人だったら、やっぱり今の生活ではやれることって違ってくるじゃないですか。
例えば、両腕がある人と同じぐらい機能がある義手ができたとしますよね。
そうしたら、その時にそれは障害ではなくなったりするじゃないですか。そういう機能を取り戻したりとか、あとはこれは制度とかね、そういったところもあるんじゃないかなと思いますし、
その人々の価値観、そういったものを変えることで、また生きやすい社会になっていくとか、そういったことも考えられると思います。
具体的にはICFがどんなものなのか、僕の大好き厚生労働省のホームページを貼っておきます。リンク貼っておきますので、よかったら覗いてみてください。
その国際基準に対してね、さっきから少し話してますけど、日本の障害者手帳とかの障害の定義っていうのは、もちろん法律で決まっています。
ざっくり言うと、障害者の定義は障害者基本法で、障害児の定義は児童福祉法で、身体障害者の定義は身体障害者福祉法で、精神障害者の定義は精神保険福祉法で、そして発達障害者は発達障害者支援法で、
そしてね、知的障害者は定められた法律がないんです。びっくりしません?知的障害者についてだけは法律で定義付けされてなくて、1970年代に出された厚生労働省からの通知で示された考え方が使われてるんですよ。
ただね、この通知って柔道のことに関してしか記載がなくて、障害の程度とか区分って都道府県の認定で変わってくるんですよね。だから都道府県によって知的障害の程度と区分が違ってくるよねっていうことが起こってます。
すみません、笑ったんじゃなくて咳が出たんです。ちょっと一旦止めてもう一回再開したんですけど、結構ね、これは支援者界隈でもそうですし、当事者界隈でもそうだけど、やっぱり自治体格差を解消してくれっていう話ってよく出ますよね。
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今後の課題として自治体格差、僕は地方自治体に勤めてるものではあるんですけども、差別化、自治体格差を行うべきものと行わないでいいものっていうのがあると思ってて、こういう福祉とか子育てに関するものは統一していいと思ってるんですよね。
そこらへんが解決していったら、より過ごしやすい社会になるんじゃないかなというふうに個人的には思ってます。
今日はざっくりですけど、障害についてお話をさせてもらいました。どうだったでしょうかね。また不明な点とかこういった話をもうちょっと深掘りして聞きたいよっていうふうなことがありましたら、レターでもコメントでも構いませんので、ご連絡お願いします。
それでは最後にお知らせです。この放送以外にも各種SNSで発信活動を行っています。
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それでは今日も素敵な一日に。社会福祉のタダでした。またおいで。