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メタ音声配信ラジオ、おはようございます。こんにちは、いわみです。
最近は予約投稿スタイルが身についてきたので、この配信を何時頃に配信するのか分からないので、挨拶をいろいろ入れてみようかなと思いました。
今日話してみたいことは、いわゆる本を読んで思ったことから、自分の話というか考えていることを広げてみたいと思います。
まず何の本かというと、沖縄から貧困がなくならない本当の理由というですね、これは公文写真書から出ているですね。
2020年、だいたい今から2年ぐらい前に出た本で、僕知らなかったんですけど、結構売れた本みたいですね。かなり話題になったという話で。
でも読んでみると分かるんですけど、これはすごくなんか衝撃的というか、面白い本だったので、沖縄に興味がある人はですね、興味がなくても読んでみるといいと思います。
それで、この本のざっくりとした主張というのは、沖縄は見かけとは全く違う社会であるというのがこの本のテーマなんですね。
どう違うのかというと、よく沖縄ってのんびりとか穏やかとかアクセクしてないみたいなことを言われて、もちろんそれはあるんだけど、その裏側にはですね、あんまり見られていないものがあって、
それが何かというと、例えば同調圧力みたいな、そういうのがものすごく強い島国、社会みたいなことがあるよっていうことが書かれているんですね。
なぜ貧困がなくならないのか、貧困の問題についてはですね、これ本を読んだ方がいいので、ここで簡単に説明できることではないので、それは一旦置いといて、
僕がこの本を読んで感じたのはですね、同調圧力、もしくはそれとの向き合い方について話してみたいと思います。
沖縄には同調圧力がたくさんあって、それが沖縄を貧困にしている一つの大きな原因だっていう話ですね。
もちろんそれは問題だと思うんですけど、でも同調圧力って多分日本は強いと言われるけど、僕が想像するに多分日本だけじゃないんだろうなって思うんですよね。
なぜそう思うのかというと、だってそこを賢に見受けられる周りと歩調を合わせて、出る国にならないようにするみたいなことだとすると、
そういうのって多分アメリカになってインドになって中国になってヨーロッパになって、そういう傾向が多分あると思うんですね。
で、なぜそういうのがするのかというと、ドライに考えるとそっちの方が受け入れメリットが大きいからっていう、ただそれだけの話だと思うんですよね。
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自然の節理として水が高いところから低いところに流れるのと同じように多分島国で同じ種類の人間が集まって定住していくと、
そうした方がメリットが大きいというか、少ないエネルギーで多分利益を多く得られるっていうシステムになってるからっていうことだと思うんですよね。
まだ半分ぐらいしか読めてない状態で喋っているので、もしかしたらこの同調圧力の発生するメカニズムみたいなのも多少触れられている点はあるかもしれませんけど、この辺は僕の意見です。
よく日本の文脈では同調圧力は悪いものだって言われるけど、さっき僕が言ったみたいにそれが発生するにはそれなりのなんか節理というか原理みたいなのがあって、
悪いものだ悪いものだってばかり言ってても多分始まらないと思うんですよね。なぜそれが起こるのかっていう。多分この沖縄の本も別にそれが同調圧力が悪だって言ってるわけではなくて、
そういう何ていうか真の根深い問題があるからまずそこに問いを立てることが重要だっていう、それが深いテーマになっていると僕は読みました。
良い面というかプラスの面があると今になっては思うんですよね。それがさっき言った少ないエネルギーで多く利益を得られる行動っていうところですけど。
で、これを言うとなんとなくその居心地の悪さを自分で感じるのはですね、なんか僕がそれを、それに大勢に呑まれ年を取ることによって大勢に呑まれてきたっていう感覚があってなんかちょっとこういうことを言うのが居心地が悪いんですけど、
まあ別に誰に言い訳をするわけじゃないけど言ってみるとそうじゃないんですよね。
同調圧力に真正面から抵抗するみたいな、そういうのは若い時の若気の怒りだよねって言いたいことじゃないんですよ。
今でも僕は大勢に従うとかみんなに歩調を合わせるっていうのはすごく苦手だし、なるべくそういう場面を避けて生きている人間なので、
それが未熟なことって言いたいのじゃなくて、もう一歩引いて同調圧力的なものにもそれなりの原理とメリットがあるからこそそこにあって、もっと言うと両方使いこなせるようになった方が結果的に人生は楽しいんじゃないかっていう、これが僕の言いたいことです。
同調圧力っていうのは表現を変えてみると集団を効率よく動かして回していくための個人戦略みたいな、そういうふうに言い換えることもできると思うんですね。
ただそれが中にいる実際戦略をこなしている個人からすると不愉快というか精神的なストレスがかかるわけですよね。
それはなぜかというと自発性みたいなのを無理やり抑えつけられるからってことで、僕は自発性を無理やり抑えつけられることは今でもすごく苦手だし嫌いです。
合わせることでうまくいく種類のことっていうのがあるっていうのを冷静に客観的に捉えて、場面に応じて使い分けられるっていうずる賢しさというか、小賢しさみたいなのを持っていった方がこれからは楽しいんじゃないかなっていう。
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ようやくそれができるようになってきたっていうですね。
43歳にしてできるようになってきたっていうことなのかもしれません。
まとめを今言ったのでまとめる必要はないですけど、同調圧力の悪い面だけに着目しないで、良い面も言語化することによって両方を操れるようになるといいよねっていう話でした。
それで最後にこの本ですね。もうちょっと抜粋というか気になったところを挙げてみようかなと思います。
面白い本だったので。
樋口幸太郎さんというですね。沖縄大学の人文学国際コミュニケーション学科の準教授。
もともとは不動産野村商圏に入ったけど、不動産トレーニング会社へ移籍し、金融事業統括、ホテルを経営したりとかいろんなことをやっている面白い方みたいですけど。
この方はひたすら沖縄のスナックみたいなところに毎日毎日、今でも通ってるらしいですけど、人々の何千人の話を聞いてそこからできたっていう。
こういうの何て言うんだろう。フィールドワークって言うんですかね。ものすごいですよね。
そこから見えてきた真の沖縄の姿っていうことで、面白いエピソードとして、沖縄ではクラクションを鳴らしてはいけないみたいなそういうことが書いてあって。
運転していると、例えば邪魔なところに停まっていたりとか、明らかに危ない車がいたりするとクラクションを鳴らすことってあると思うんですけど、沖縄でそれが鳴らせないらしいんですよね。
なぜかというとすごく狭い村社会だから、あいつがクラクションを鳴らしたっていうのが本当に周りにすぐ知れ渡って居心地が悪くなるから、マナー違反の車がいたりしてもみんなクラクションを鳴らさないそうなんですね。
沖縄は貧困によって支えられているところですね。
あと僕は面白いなと思ったのは、今では結構経済的な政府からの援助って減らされちゃった部分もあると思うんですけど、
1995年ぐらいに米軍の兵士事件があって、そこから結構変わったらしいんですけど、そのぐらいのタイミングで政府の援助がすごく増えたらしいんですよね。
そういう事件があってお金で解決したっていう側面もあるらしいですけど、
援助を受けている地域がどんどん貧困になっていったっていう例が書かれていて、
例えばその税率を減らしたりとか、焼酎とか青森を作っている業界の税を免除すると、どんどん競争力は落ちていって、生産力はなくなっていくっていうですね。
でも上位一握りの大きな企業だけ莫大な利益を上げるようになって、冷裁企業はどんどん弱くなっていくっていう、そういう構造が明らかにされていったりとかですね、面白いことが書いてありました。
その同調圧力ともう一個思ったのはですね、正しい問いを立てること。
最初の方に出てきたんですけど、書いている樋口さんが大学の授業の中で必ずやっている質問があるらしいんですね。
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それがどんな質問かというと、座っているところから注意を見渡して、緑色のものをたくさんできるだけ見つけてくださいっていうらしいんですね。
時間は30秒。
それでその後目をつぶってもらって、こうやって質問するらしいんですね。
教室の中で赤色のものを教えてくださいって。
そうすると、緑を探していた学生たちはすごく戸惑ってざわつくみたいなんですけど、
教室の中には赤色のものはたくさんあるんだけど、ほとんどの人がそれを特定することができない理由は問いが間違っていたからっていう。
最初に緑色のものを探してくださいっていうことをすると、途端に赤のものを見落としてしまうっていうすごくあることだよなって思ったという話でした。
終わります。ありがとうございました。
良い一日をお過ごしください。さよなら。