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2021-04-21 10:59

スマホで脳がバカになる?新書『スマホ脳』感想。

みんなコレ誰かに言って欲しかったんだと思います。権威のある人に。
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メタ音声配信ラジオ、こんにちは、いわみです。
4月21日の水曜日、いかがお過ごしでしょうか。
今日も暑いですね。25度くらい行くって話ですけど、
4月でこんなに行ったことはですね、あんまり経験にないので、
これも温暖化の影響なのかとちょっと思っちゃったりしますけど、
僕は寒いよりは暑い方が好きなので、
このぐらいの気温はまあ、過ごしやすいなとは思いますけど、
はい、そんな感じで。
今日はですね、こう数日読んでいたスマホ脳という本をですね、
読み終わったので、その感想とか思ったことを話してみようと思います。
割と売れてるし、話題にしてる人が多い本なので、
感想とかいっぱい出てると思うんですけど、
僕はあえてそういうのをまず聞かずにですね、
読み終わってとか読みながら思ったことをですね、
とりあえずアウトプットしてみようと。
これによって何が起こるのかというと、
自分の中での定着率が上がるっていうのもあるし、
自分でいろいろ考えようとですね、
吸収しようとするっていう効果があるのかなっていう。
だから聞いてる人にとってもですね、
役に立つような話もしようとはもちろん思いますけど、
この発話者のですね、僕の方のインプットの手助けになるっていう、
そういう役割も果たしているかなと。
こんなこと言う必要はないですけど、そんな感じで話してみたいと思います。
まずそもそもこれは新書なのかな、僕はデジタルで読んだんですけど、
スウェーデンの心理学者、精神科医の人が書いた本で、
なんかその人はですね、若者とかの睡眠障害とか、
精神不安定の外来をよく受けるらしいんですけど、
ここ数年ですごく増えてきたっていうことを気づいたらしくて、
それにスマホの依存度が影響してるんじゃないかっていうところが、
この本を書くきっかけだったみたいならしいんですけど、
だからこの本の基本的な主張っていうのは、
人間がスマホを四六時中持つようになって、
それが脳に悪影響を与えているんじゃないかっていう仮説ですよね。
どんな悪影響かというと、注意力が散漫になったりとか、
目をずっと酷視してるから寝れなくなったりとか、
目が悪くなったりはないか、
そういういろんな精神的に不安定になったりっていうですね、
そういうことをいろんなデータとともに発している本で、
スマホが精神というか体に悪影響というのは、
それほど目新しい主張ではないと思いますけど、
この本の面白いところはそれをいろんな角度からですね、
生物学的なというか、石器時代の人間の構造とかそういうところからですね、
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解き明かそうとしているのが面白いなと思いました。
例えばですね、人がスマホを5分に1回とか10分に1回とかチェックしたくなっちゃうのは、
それも人間の構造がですね、影響しているって話で、
どんな構造かというと、快楽部筆と言われるドーパミンがですね、
出るらしいんですよね、スマホを見ることによって。
それでそのドーパミンが一番出るタイミングはどこかっていうと、
スマホを見てフェイスブックとかツイッターとかの通知とか、
フォローされましたとかいいねされましたっていうその通知を見るときじゃなくて、
スマホを見ようって思っているときに一番ドーパミンが出るらしいんですね。
これって結構意外な気がするんですけど、つまりぺこんって通知が出ているときに、
ドクドクって出るものかなと思っていたら、そうではなくて、
見ようかなって、スマホに手を出そうか出さないかって思っているときに一番出るらしいんですよね。
これは何でなのかっていうと、それも原始時代というか石器時代の人間の構造から説明されていたんですけど、
つまりですね、大昔の人間は何かを決めなくてはいけない、
何に注意を向けるかっていうのをですね、
基本的には人間というのは注意散漫な生き物であって、
その注意をするのに集中とかですね、その注意を向けるために生物が、
注意を向けた方が生存の確率が高まる場合にドーパミンが出るようにやっている。
基本的にはこれは理工的なあれですね、遺伝子が生き延びれた生存するたびに最適な戦略をとって、
そのために一番適切なタイミングで解薬物質が出るように進化したという説明なんですけど、
だから自分にとって心地よいものを見たときにドーパミンが出ていたのでは遅いんですよね。
それを選ぶか選ばないかっていうのを決めるときに出るっていうのが、
大昔では人間の生存確率を上げるっていう仕組みだったらしくて、
なかなかこれは面白い説ですよね。
完璧に信じられるかどうかって言ったら、説としては面白いけどっていう程度ですけど、
あと面白かったのは、白クマが白くなった理由みたいなことにも触れてたんですけど、
クマってもともと黒とか茶色い色をしてますけど、
いろいろ進化の過程でどんどん北の方に食べ物を求めていって、
黒いクマってのは雪山とかだと目立つから餌を取れる確率が減るわけですよね。
あざらしとかを襲いに行くと真っ黒だからすぐバレて逃げられちゃうわけですよね、獲物に。
それでそんな中で突然変異をして、白い毛皮を持つようになったクマが生存の確率が上がって、
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そういう生存確率が上がると、そういうクマが繁殖する確率が増えたっていうですね。
これで想像つくのは恐ろしく時間がかかるっていうことですよね、生物が進化するには。
多分黒いクマから突然変異のクマが生まれて、
その中からそれが生き延びて繁殖してそれが一つの種になるって、
多分百年や何百年じゃ達成しないことだと思うんですよね。
何千年とかかけて成ることを生物は全部行っていると。
それで何かを選択するときにドーパミンが出るっていう人の仕組みも、
もともと別に全ての人間がそうだったわけじゃなくて、
そういうときに快楽を、物質が分泌されて、
集中力が出る人間の方が生き延びるっていう、だから一つの対筆みたいなものですよね。
これもカロリーの例で本に書いてあったんですけど、
二人の女性がいたとしますと、マリアさんとなんとかさんっていう、
二人が基本的に大昔は食べるものがすごく少なくて、
餓死する危険性がとても高い時代だったわけですけど、
そんな中でたまたまカロリーの高い身がいっぱいになっている木を見つけて、
もう一人の女性はそれを一つか二つ食べて、お腹いっぱいになって去っていったわけですね。
もう一人のマリアさんはそれを本当にもう肖像的に全部食べてしまいたいという、
本当にお腹苦しくなるまで食べて去っていったと。
大昔だとこの二人のどっちの生存確率が上がるかというと、
その後者のマリアさんなわけですよね。
皮下脂肪にエネルギーを蓄えておいた方が、後々餓死する確率は減るわけで。
だから人間がそもそもそういうカロリー、みんな目がなかったわけではなくて、
カロリーに対する貪欲さが高い方が大昔は生存確率が上がったと。
結果的にそういう人たちが子孫を残す確率が増えて、我々にそういうのが受け継がれているという。
今生き延びている人類というのはほぼそういうカロリーとか、
そういう食べ物に貪欲な体質を持っている人がほとんどということですね。
そうじゃない人ももちろんいると思いますけど。
そこで問題になってくるのが、現代は別にカロリーを見つけたら全部取らなくても別に餓死することはないし、
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むしろ目がない人の方が病気になったりとか糖尿病になったりする確率は上がるわけですけど、
そんな進化が起きるにはやっぱり何千年もかかるというですね。
人間の体はそんなにパパッと変われるものではないので、
要するに何千年も何万年もかけて人間が得てきた進化と社会の構造の急激な変化が合致していない状態で、
それで苦しむ人が増えているということですね。
本の結論としてはですね、すごく凡庸で笑っちゃったんですけど、
じゃあどうしたらいいのかというと、スマホを見る時間をなるべく制限して、
睡眠をよくとって、運動を適切にして、教室ではスマホを持ち込まないようにしてとかですね、
そういうことが解決策として書かれていました。
ここは別に読む必要ないかなと思うぐらいの凡庸な結論だったので、
それしかないんじゃないんだろうなとは思いますけど、
この本はかなり興味深かったし、
でもこういうのが売れるっていうのはやっぱりですね、
みんなどこかでこのスマホばっかり見ている自分とかにですね、
何か罪悪感というか、誰かが言ってくれるのを待っていたみたいなところは多分あるんじゃないかなと思う。
スマホばっかり見てるとバカになるよって誰かにですね、
しかも権限のある人にはっきり言ってほしかったっていうのが、
この本が売れている原因なんじゃないかなと思いました。
そんな感じで今日の話は終わりにしたいと思います。
最後までお聞きいただいてありがとうございました。
今日も良い一日をお過ごしください。
さよなら。また明日。
10:59

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