高阪 のぞみ
では、エンパワーハンドセッションを始めていきます。
このセッションでは、ピッチ選考やアクセラ選考におけるDEIについて、
企業家、そして企業家を支援している人、研究者と立場の違う参加者を招いて、
その現状と課題について解決策を探っていきます。
まずはじめに、このセッションを主催されているスタートアップレディーの鈴木さんからお話をいただきます。
皆さん、こんにちは。スタートアップレディーの鈴木です。
女性企業家ってこちらに何名くらいいらっしゃるのかなというのを最初に聞きたいんですけれども、
女性企業家の方1名、企業をする意思がある方はいらっしゃいますか?
はい、ありがとうございます。何名かいらっしゃいますね。
私たちスタートアップレディーなんですけれども、
すいません、ありがとうございます。
今回、グロービス様と一緒にこのイベントを主催させていただいておりまして、
私たちスタートアップレディーとしてはゲームチェンジャーを作っていくというミッションがありまして、
どういうものかというと、試合の流れを本当に1人の方が入ることで完全に変えてしまうような
力強い女性というのを作っていくというミッションがあります。
また、こういったインスピレーションを与えるような登壇の機会ですとか、
ネットワーキングの機会というのを提供するというのが2つ目。
3つ目はコミュニティとして、たくさんの女性の方、企業家の方を集めたようなイベントというのを行っております。
私たち自身は自分たちのやりたいことのできる国際的なコミュニティですとか、
スタートアップエコシステムというのを作っていくというようなミッションがございまして、
私たちのコーファウンダーと理事のメンバーで、
今日も後ろに永森が来てくれています。
あともう1名本当はいるはずなんですけど、この後多分来ると思います。
こういったアドバイザーですとか、本当に名前もバックグラウンドも違うような
外国の方も含めた団体として活動させていただいておりまして、
私たち2000名プラスのメンバーがいます。
12カ国のメンバーの方々とネットワーキングの機会ですとか、
そういった文化の違いなんかも含めた企業化というところの
集まりを提供させていただいております。
オンラインコミュニティなどありますので、
気になる方はスタートアップレディで調べていただければと思います。
現在までこれってスタートワイン会だったんですけれども、
毎月100名のイベントを行ったりですとか、
エストニアの大統領がいらっしゃったときは意見交換会をさせていただいたりですとか、
Google様とストーリーナイトというイベントを行ったりとか、
様々な活動をさせていただきました。
こんな感じのスタートアップレディナイトを男女、
男性も全然ウェルカムな雰囲気で来ていただいて、
いろいろなお話をするというようなディスカッションの機会も提供したりしておりました。
Googleさんとのパートナーシップで、
スタートアップキャンパスさんと一緒にイベントをさせていただいたりですとか、
女性のサクセストーリーなども話すようなストーリーナイトという、
企業化ストーリーナイトも提供させていただいておりました。
また、去年ですね、
イングリッシュピッチアリーナという、
英語のピッチってなかなか皆さんできないと思うんですけれども、
そういった英語のピッチを段階を踏んで学んでいただいて、
発表するような場というのを提供したりしておりました。
トスベックさんとイベントをやらせていただいたりとか、
コミュニティもありますので、興味がある方はお声掛けください。
私たちの説明は以上になります。
グロビスさんからこの後ご説明があると思いますので、
よろしくお願いいたします。
高阪 のぞみ
鈴木さんありがとうございます。
今日この後、ピッチ選考におけるダイバーシティということで、
コミュニティの話も出てくるので、
ぜひそこでもこの話につなげていきたいなと思います。
早速なんですが、
私から、すみません。
自己紹介で簡単に私からさせていただきます。
このセッションのモデレーターを務めます、
ビジネスインサイダージャパンの甲坂と申します。
2017年から日本でメディアをやっていまして、
立ち上げ当初からダイバーシティの問題であるとか、
スタートアップの問題であるとかを、
ずっと取り上げてまいりました。
普段はESGとかパワーパス経営とか、
そういったことに個人的には興味を持って取材をしております。
私の方は手短にして、
スピーカーの皆さんお願いします。
田村 菜津紀
皆さん、はじめまして。
グロビスの田村といいます。
私はGスタートアップというアクセラレータープログラムをやっていまして、
2019年から始まった、
シード機の企業家の方々をご支援するプログラムなんですけれども、
日本からユニコーンを100社排出しようということを目標に掲げた
エコシステムを作っているというプログラムを運営させていただいています。
私は実はこのプログラムの中でも、
結構男性ばかりであまり女性が集まってこないという課題をもともと持っていて、
女性向けのコミュニティを作って、
勉強会をしたりというようなことを、
自主的にやっていくということをやっていたこともあって、
今回のGスタートアップレーディーさんの皆さんには、
そういった課題も含めて多様性のあるエコシステムを一緒に作っていけないかという気持ちで、
セッションを一緒に企画させていただきました。
今日はすごく楽しみにしています。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
高阪 のぞみ
じゃあ、小柳さん。
コチュ・オヤ
皆さん、初めまして。
株式会社オイラーの小柳小柳と申します。
カオナンでトルコ出身で、
日本に住み始めて18年間ぐらい経っていて、
オイラーを8年前に創業してまして、
本当に最初は女性の社会人、
その後女性の起業家として頑張ってきているというところで、
それ以外でも、実は女性だけではなくて、
多文化共生、社会づくりという領域でもいろいろ活躍していますし、
外国人雇用協議会の理事も務めております。
今日はよろしくお願いします。
柏野 尊徳
アイリーニマネジメントスクールのカシノと言います。
基本的には将来のリーダーに対する教育だったりとか、
皆さんの文脈で言うと、
スタートアップが成功する時の要因って何だろうとか、
どういう条件が整ってしまうと逆に失敗しやすいのか、
そういう研究をやっていて、
いわゆるスタートアップエコシステムというんですかね、
環境づくりみたいな。
今日はそういった視点で今やっている研究は、
エンダーバイアスだったりとか、
アクセラがどういうふうな効果があるかとか、
そういうことをやっているので、
そういった視点でこの場に貢献できたらなと思っています。
よろしくお願いします。
高阪 のぞみ
よろしくお願いします。
企業化支援、研究者、企業化本人ということで、
私はメディアの立場からということで、
皆さんでいろいろ議論ができればなと思っています。
今日3つぐらい柱を持ってお話をしたいと思うんですけれども、
企業化の先行のリアリティということで、
今企業化の方少しはいらっしゃるんですけれども、
企業化でない方、もしかしたらこれから企業をする方、
あるいは先行に関わっていらっしゃる方、
いらっしゃるのかなと思うんですが、
これ今日多分いろんなところで話題になっていると思うんですが、
改めてとても分かりやすくて秀逸な資料なので、
再掲載させていただきます。
これ2年前に金融庁が出した資料で、
女性企業家にいかにお金が流れていないかということを示した資料なんですね。
有名なのでご覧になった方が多いと思うんですけれども、
34.2%いた女性の企業家が資金調達の場面になると、
そこに2%しかお金が入っていないと。