1. IVS2024 KYOTO SESSIONS
  2. ピッチイベント・アクセラ選考..
2024-09-28 48:10

ピッチイベント・アクセラ選考におけるDEIの重要性

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日本のスタートアップエコシステムにおいて、ダイバーシティ&インクルージョン(DEI)は依然として大きな課題となっている。このセッションでは、ピッチ選考やアクセラレーター選考におけるDEIの重要性について、起業家・支援家・研究者等それぞれ立場で問題に取り組む第一人者と共にその現状と課題について考え、解決策を探る。


■IVS2024 KYOTO/IVS Crypto2024 KYOTOについて
2024年7月4日から6日まで、伝統と革新が融合する京都で、IVS2024 KYOTOとIVS Crypto 2024 KYOTOを同時開催します。

IVS2024 KYOTOは、起業家、投資家、事業家、技術者、研究者、そしてスタートアップやオープンイノベーションに関心を持つすべての人々を対象としたカンファレンスです。資金調達や事業成長の機会を求める経営者や投資家、新しい事業アイデアに興味がある人々にとって、新しい未来を築くための貴重な機会を提供します。

IVS Crypto 2024 KYOTOは、クリプトとブロックチェーンに特化したカンファレンスです。この分野のパイオニアたちが、デジタル経済の進化とWeb3の可能性について深く掘り下げます。両カンファレンスは同じ場所で開催され、参加者は自由にどちらのイベントにも参加できます。


名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他  

・チケットページ:https://www.ivs.events/tickets2024
・HP:https://www.ivs.events/
・X(Twitter):https://twitter.com/IVS_Official

#IVS #IVS2024 #スタートアップ #起業 #経営 #ビジネス

サマリー

このエピソードでは、ピッチ選考やアクセラレーター選考におけるダイバーシティとエンパワーハンドセッションについて探求されています。特に、女性企業家の支援やその課題に対する解決策が焦点となり、多様性のあるエコシステム構築に向けた取り組みや、ジェンダーバイアスに関するデータが共有されています。ピッチイベントやアクセラレーター選考におけるDEI(多様性、公平性、包括性)の重要性が論じられ、女性企業家に対するジェンダーバイアスや無意識の差別が存在することが指摘され、これに対抗するための戦略や支援の必要性が議論されています。また、このエピソードでは、特に日本における女性起業家の支援や投資家の意識改革、教育の必要性が強調され、データに基づくアプローチが提案されています。教育の役割や社会課題への対応が求められる現状についても取り上げられ、評価基準におけるバイアスについての議論がなされています。ピッチイベントにおける多様性とインクルージョン(D&I)の重要性が強調されており、社会課題を解決し、イノベーションを促進するために、多様な視点を持つ人々が集まる環境の整備が求められています。

エンパワーハンドセッションの開始
高阪 のぞみ
では、エンパワーハンドセッションを始めていきます。
このセッションでは、ピッチ選考やアクセラ選考におけるDEIについて、
企業家、そして企業家を支援している人、研究者と立場の違う参加者を招いて、
その現状と課題について解決策を探っていきます。
まずはじめに、このセッションを主催されているスタートアップレディーの鈴木さんからお話をいただきます。
皆さん、こんにちは。スタートアップレディーの鈴木です。
女性企業家ってこちらに何名くらいいらっしゃるのかなというのを最初に聞きたいんですけれども、
女性企業家の方1名、企業をする意思がある方はいらっしゃいますか?
はい、ありがとうございます。何名かいらっしゃいますね。
私たちスタートアップレディーなんですけれども、
すいません、ありがとうございます。
今回、グロービス様と一緒にこのイベントを主催させていただいておりまして、
私たちスタートアップレディーとしてはゲームチェンジャーを作っていくというミッションがありまして、
どういうものかというと、試合の流れを本当に1人の方が入ることで完全に変えてしまうような
力強い女性というのを作っていくというミッションがあります。
また、こういったインスピレーションを与えるような登壇の機会ですとか、
ネットワーキングの機会というのを提供するというのが2つ目。
3つ目はコミュニティとして、たくさんの女性の方、企業家の方を集めたようなイベントというのを行っております。
私たち自身は自分たちのやりたいことのできる国際的なコミュニティですとか、
スタートアップエコシステムというのを作っていくというようなミッションがございまして、
私たちのコーファウンダーと理事のメンバーで、
今日も後ろに永森が来てくれています。
あともう1名本当はいるはずなんですけど、この後多分来ると思います。
こういったアドバイザーですとか、本当に名前もバックグラウンドも違うような
外国の方も含めた団体として活動させていただいておりまして、
私たち2000名プラスのメンバーがいます。
12カ国のメンバーの方々とネットワーキングの機会ですとか、
そういった文化の違いなんかも含めた企業化というところの
集まりを提供させていただいております。
オンラインコミュニティなどありますので、
気になる方はスタートアップレディで調べていただければと思います。
現在までこれってスタートワイン会だったんですけれども、
毎月100名のイベントを行ったりですとか、
エストニアの大統領がいらっしゃったときは意見交換会をさせていただいたりですとか、
Google様とストーリーナイトというイベントを行ったりとか、
様々な活動をさせていただきました。
こんな感じのスタートアップレディナイトを男女、
男性も全然ウェルカムな雰囲気で来ていただいて、
いろいろなお話をするというようなディスカッションの機会も提供したりしておりました。
Googleさんとのパートナーシップで、
スタートアップキャンパスさんと一緒にイベントをさせていただいたりですとか、
女性のサクセストーリーなども話すようなストーリーナイトという、
企業化ストーリーナイトも提供させていただいておりました。
また、去年ですね、
イングリッシュピッチアリーナという、
英語のピッチってなかなか皆さんできないと思うんですけれども、
そういった英語のピッチを段階を踏んで学んでいただいて、
発表するような場というのを提供したりしておりました。
トスベックさんとイベントをやらせていただいたりとか、
コミュニティもありますので、興味がある方はお声掛けください。
私たちの説明は以上になります。
グロビスさんからこの後ご説明があると思いますので、
よろしくお願いいたします。
ダイバーシティにおける課題
高阪 のぞみ
鈴木さんありがとうございます。
今日この後、ピッチ選考におけるダイバーシティということで、
コミュニティの話も出てくるので、
ぜひそこでもこの話につなげていきたいなと思います。
早速なんですが、
私から、すみません。
自己紹介で簡単に私からさせていただきます。
このセッションのモデレーターを務めます、
ビジネスインサイダージャパンの甲坂と申します。
2017年から日本でメディアをやっていまして、
立ち上げ当初からダイバーシティの問題であるとか、
スタートアップの問題であるとかを、
ずっと取り上げてまいりました。
普段はESGとかパワーパス経営とか、
そういったことに個人的には興味を持って取材をしております。
私の方は手短にして、
スピーカーの皆さんお願いします。
田村 菜津紀
皆さん、はじめまして。
グロビスの田村といいます。
私はGスタートアップというアクセラレータープログラムをやっていまして、
2019年から始まった、
シード機の企業家の方々をご支援するプログラムなんですけれども、
日本からユニコーンを100社排出しようということを目標に掲げた
エコシステムを作っているというプログラムを運営させていただいています。
私は実はこのプログラムの中でも、
結構男性ばかりであまり女性が集まってこないという課題をもともと持っていて、
女性向けのコミュニティを作って、
勉強会をしたりというようなことを、
自主的にやっていくということをやっていたこともあって、
今回のGスタートアップレーディーさんの皆さんには、
そういった課題も含めて多様性のあるエコシステムを一緒に作っていけないかという気持ちで、
セッションを一緒に企画させていただきました。
今日はすごく楽しみにしています。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
高阪 のぞみ
じゃあ、小柳さん。
コチュ・オヤ
皆さん、初めまして。
株式会社オイラーの小柳小柳と申します。
カオナンでトルコ出身で、
日本に住み始めて18年間ぐらい経っていて、
オイラーを8年前に創業してまして、
本当に最初は女性の社会人、
その後女性の起業家として頑張ってきているというところで、
それ以外でも、実は女性だけではなくて、
多文化共生、社会づくりという領域でもいろいろ活躍していますし、
外国人雇用協議会の理事も務めております。
今日はよろしくお願いします。
柏野 尊徳
アイリーニマネジメントスクールのカシノと言います。
基本的には将来のリーダーに対する教育だったりとか、
皆さんの文脈で言うと、
スタートアップが成功する時の要因って何だろうとか、
どういう条件が整ってしまうと逆に失敗しやすいのか、
そういう研究をやっていて、
いわゆるスタートアップエコシステムというんですかね、
環境づくりみたいな。
今日はそういった視点で今やっている研究は、
エンダーバイアスだったりとか、
アクセラがどういうふうな効果があるかとか、
そういうことをやっているので、
そういった視点でこの場に貢献できたらなと思っています。
よろしくお願いします。
高阪 のぞみ
よろしくお願いします。
企業化支援、研究者、企業化本人ということで、
私はメディアの立場からということで、
皆さんでいろいろ議論ができればなと思っています。
今日3つぐらい柱を持ってお話をしたいと思うんですけれども、
企業化の先行のリアリティということで、
今企業化の方少しはいらっしゃるんですけれども、
企業化でない方、もしかしたらこれから企業をする方、
あるいは先行に関わっていらっしゃる方、
いらっしゃるのかなと思うんですが、
これ今日多分いろんなところで話題になっていると思うんですが、
改めてとても分かりやすくて秀逸な資料なので、
再掲載させていただきます。
これ2年前に金融庁が出した資料で、
女性企業家にいかにお金が流れていないかということを示した資料なんですね。
有名なのでご覧になった方が多いと思うんですけれども、
34.2%いた女性の企業家が資金調達の場面になると、
そこに2%しかお金が入っていないと。
ピッチ選考の実施プロセス
高阪 のぞみ
これってどういうことなんだろう。
調達について、調達ができていないということなんですけれども、
調達に至る一番重要なプロセスというのはやっぱり、
ピッチ先行、アクセラ先行なんですよね。
そこにジェンダーバイアスがあるのではないかと、
実際そういうことって起きているのだろうかということを
皆さんに伺っていきたいなと思っていて、
私もこれで色々ちょっとデータを調べてみたんですけれども、
ハーバードビジネススクールが出している研究では、
ピッチの資料は全く同じにして、
男性の声でピッチをした時と、
女性の声でピッチをした時と、
男性の方が評価が高いということが起きていたり、
またカシノさんから後ほどあると思うんですが、
テククランチの実際のピッチの中では、
質問自体も違うと。
企業界に対して、男性に対しては、
よりビジネスをプロモートするような、
どうやって大きくしていくんですかという、
ポジティブな質問があるのに対して、
女性に対しては、リスクどうするんですか、
できないんじゃないんですか、
みたいなネガティブな質問が多いということが
実際に明らかになっています。
じゃあ実際、田村さんからいきましょうかね。
はい。
ピッチ先行ってどんな感じで行われているんですか?
そうですね。
田村 菜津紀
簡単に私たちのやっているGスタートアップの
先行の流れをご説明できればと思うんですけど、
応募いただいてから、
まず書類先行を最初にやっています。
書類先行の後に面接を皆さんさせていただいて、
30分間の形で実際に先行させていただいて、
3ヶ月間伴奏支援の後にデモデイという場で、
そこで最後にピッチをしていただいて、
ピッチには審査員が4、5名いらっしゃって、
そこで優秀賞、最優秀賞、
という形で決まっていくという流れですね。
書類先行はなるべくここは落とさないというか、
基本的には事業の視点で、
まず面接で会ってみて、
見ていこうという風にはしているんですね。
そこで30分、皆さんのお話を聞くようにしているんですが、
ここでもなるべく例えば女性の課題であれば、
面接官、女性が入るようにしたりとか、
そういった課題がなるべく分かる方にしていただいたり、
来週はデモデイの時も1人は審査員の中に
そういった方がいらっしゃるようには
準備させていただいているということでは、
現状はやっていますね。
ありがとうございます。
高阪 のぞみ
結構書類で落とさないというのは、
割とあんまりないんですか?
珍しいと思います。
うち8割あっているんですよ。
田村 菜津紀
20%以下ですね、書類だけで落としているというのは。
ものすごい30分間ずっと面接しているんですよ。
面接官はいつも負荷が高すぎて、
もうやってらんないよとか言われちゃうんですけど。
でもやっぱり会ってみないと分からないですし、
当然授業のことも評価しきれないというのはあるかなと思っていて、
一人一人の方とお話しして、
ちゃんと評価させていただくということは心がけています。
高阪 のぞみ
鹿志野さん、今そこに対して、ぜひ研究の観点から。
ちょっと気になったのは、
どういうふうに選考側の、
柏野 尊徳
もちろん最終的には主観的な判断とかもあると思うんですけど、
それまでなるべく公平に選考する上で、
面接する側はこういうことを気をつけましょうみたいなガイドラインがあるのか、
もしくはそういうのを読まなくても分かる人たちが集まっているのか、
どういった形でそこら辺はコントロールされていますか?
そうですね、結構ここ難しくて、
田村 菜津紀
言語化しきることって難しいなと思っているんですよ。
最低限、うちでいうと、
マーケット、ビジネスモデル、企業化という三観点で、
特にニニコーンという話になってくると、
ピッチイベントの選考基準
田村 菜津紀
市場をかける企業化というところが大きいので、
そこの目線感というのは、
ディスカッションをして合わせるようにはしています。
あとはやっぱり、学習曲線といいますか、
毎回やっぱり入ることによって、
しっかりそこの目線感を高めていく。
なので、二輪体制にしていて、
一人は少なくとも前回も、
経験しているというところで、
担保を全ては指標化できてはないんです。
うん、そうですよね。
コチさんどうですか?
高阪 のぞみ
結構ピッチ先行でられたりすることもあると思うんですけど、
実際感じてらっしゃるんですか?
そうですね。
おっしゃる通り、女性企業家に
コチュ・オヤ
ネガティブなリスクヘッジ的な、
リスキーなところの突っ込みとか、
質問周りが多いなというふうに、
自分も感じていたりとかは、
先ほどのデータをおっしゃっていたと思うんですけれども、
あるかなというふうには思っています。
ただ、
それ以外で、
私がすごいピッチだったりアクセレレーターとかに
参加して、
遥かに差別を受けるとか、
そういう経験は、
運が良かったかどうかわからないんですけれども、
個人的には、
自分の経験で、
自分の経験で、
自分の経験で、
個人的には、
したことは、
そこまではないんですけど、
ただ、周りの企業家のお話をよく耳にしますね。
無意識の差別の実態
高阪 のぞみ
例えば、ジェンダーバイアスがかかった質問をされる、
例えば、
今後、結婚や出産をされる予定はあるんですか?
みたいなことを聞かれたりとか。
コチュ・オヤ
そうですね。
そういうこととかは、
周りの女性の企業家が受けたことはあるというのは
わかるんですけれども、
高阪 のぞみ
私一回、
コチュ・オヤ
外国人なんで、
女性じゃなくて、
そういった観点で、
お話した時に、
どこか機会があって、
帰化していることを
言ったら、
安心感がいきなり、
表情に合われるというのがあって、
お金をもらって海外に逃げるとか、
お金をもらって海外に逃げるとか、
そういうことを思われたかどうか、
そういうことを思われたかどうか、
帰化している。
そうですね、みたいなところで、
安心感が少しあったというのは、
自分で体験したことはありますね。
高阪 のぞみ
それはありそうですよね。
私も今回初めてお会いして、
お話伺ってたら、
企業のためじゃなくて、
日本が好きで、
日本国籍に自ら変えられたというのを聞いて
びっくりしたんですけど、
もしかすると国籍が日本人ではないというだけで、
そういう見方をされるということは
あるのかもしれないですよね。
コチュ・オヤ
そうですね。
多くの外国人がそういう目に
あっているとは思っています。
やっぱり海外でも実は、
もちろん大きい、
いろんな事例がある中で、
一つ、
何か問題が起こると、
そこだけは注目されるようになっているので、
他のいい事例が
あまり目立たないというのもあるので、
海外でも、
外国人の企業家が
資金調達した後に、
国を逃げるみたいなこともあったみたいで、
多分そういうことから
バイアスがかかって、
ということじゃないかなというふうには解釈しています。
高阪 のぞみ
カシノさんは、
今回スタートアップエコシステムにおける
差別というか、
ジェンダー差別というかの
研究をされて、
ちょうど調査もされたと思うんですけど、
そこで具体的に
これはという思うような結果。
柏野 尊徳
いくつかあるんですけど、やっぱり根深い
無意識の差別がすごいあるなと思って、
私がやった研究は、
セクシャルハラスメントの被害をどれくらい受けているかということで、
実際回答していただいた
女性の企業家が100名ちょっとくらいいらっしゃって、
過去1年間、1回でも
ハラスメントにあった人の割合が
50%超えているんですよね。
52.4%。
質問が不適切だったりとかもあるけど、
ひどいのは、投資家から
投資を引き上げない代わりに、
俺の何かをしろみたいな
対価要求が当たっているんですけど、
金と引き換えに何かしろみたいな、
そういうものが20%、30%という
結構な割合であって、
全体を通してみると、
かなりそういった、
前提として、女性はあまり
仕事ができないみたいな
バイアスが強くて、
それにも関わらず、
私はお金を出してあげるんだから、
何か対価を出せみたいなところが、
極端な例だと思いたいんですけど、
ただ実際それでビジネスをやめざるを得なかった結果、
4件上がっているんですね。
4件。
高阪 のぞみ
調査されたの最近ですよね?
柏野 尊徳
そうですね。6月の頭とかで。
高阪 のぞみ
令和の今でもそういうことが起きている?
柏野 尊徳
起きています。14%ぐらいの方は
ビジネスに何か影響があって、
極端な例だとやめざるを得なかった
みたいな形で、いくつか要因はあるんですけど、
女性に対する無意識の、
先ほど例えば言われていた、結婚いつされるんですか?
とか、ひどい例だと
大手のCVCの担当者が
女性起業家に対して、
結婚されて子供いるんですよねと。
なんで起業なんかするんですか?
っていう。
笑っちゃってはいけないですけど、
当たり前のものとして
差別が埋め込まれているっていうのが、
今ちょっと分析結果の一つとしてある
という感じです。
高阪 のぞみ
男性には同じ質問は
100%しない。
もう結婚して子供もいるんですよね。
戦略的な立ち回り
高阪 のぞみ
それはそうですよね。
でもこれは、本当に
女性当人もそうなんですけれども、
やっぱり国として
喪失になるんじゃないかなっていうのが
思っているところで。
そうは言っても、
じゃあ下駄をはかせればいいの?
っていう話が出てきたんですけど、
女性だからといって、
どんどんどんどん上にあげて、
お金もそこに流し込んでっていうことが
いいのかっていうと、
それって全然本質的な解決ではなくて、
投資家もお金、リターンが大きいところに
投資をしないと、
投資家として失格になってしまうので。
次の問いなんですけれども、
その中でも選ばれている女性もいるし、
選ばれていない男性もいて、
じゃあ何が違うのかなって思ったときに、
ここでまた一つ問題提起なんですけれども、
金融庁の資料にもありましたし、
以前に
アンリさんに伺ったときも、
アンリさん今、とても
女性企業界への投資ということで
注力していらっしゃって、
アンリさんのところでは20%に
女性への投資がなったっていう話も
聞いているんですが、
やっぱりその、
オールドボイスネットワークというか、
情報が行かないというところがあって、
やっぱり今までスタートアップ村って
男性が多かったというところがあるので、
女性にそういった情報が回っていなくて、
アクセラ選考やピッチで
どういう風に
振る舞ったらいいのかみたいな、
教育を受けられていない、
あるいはそういうものがあることすら
情報が来ていないっていうようなことが
あるのかなと思うんですけれども、
そこってどうですか、田村さんのところでは。
田村 菜津紀
いやーこれ本当に
よくある話というか、
やっぱり女性は
まだそこに慣れていないというか、
使い慣れていない方はやっぱり多いのかなと思っていて、
それはやっぱり
ライフステージが変わっていくことに
当然周りには
違う聞き方をしている女性の方が
多かったりとか、
日本はまだまだそうするので、
そういう中で
女性同士で話す中で、
スタートアップならではの
言語を使った会話が
少しずつ
できているかというと
そうじゃない中で、
なかなかこのワーディングというところも
通し方を話すときに
パッと出てこない方って多いかなと思います。
こういうことが先行の現場とかでも
評価されにくい
一つになってしまっていることってやっぱりあるのかなと。
それって情報不足だったり、ネットワークがないから
みたいなことなのかなとは思っています。
高阪 のぞみ
コチュさんはどうですか。
そのあたりあんまり
差別を受けてこなかったっていうのは
あったんですけど、
自分でコミュニティを選んできたのか
あるいは外国人っていう
もう一つの多様性もあると。
コチュ・オヤ
そうですね、私の場合は
あんまり外国人とか女性っていう
切り口で何か
活躍するっていうよりは
自分の身を
とにかくスタートアップ
業界のど真ん中に
置くみたいな
ことをやったら情報が集まったり
いろんな良い方と
出会ったりするっていうことだったかな
というふうには思っています。
すみません、参考にならないかもしれないですけれども。
高阪 のぞみ
そのあたりはどうですか。
カシノさん、コミュニティとか
女性に情報がいかないとか
あるいは女性の自信のなさ
教育
話し方とか
そういったものが
企業の事業の中身ではなくて
振る舞い方みたいなところが
やっぱり
柏野 尊徳
わからなくて。
そこはいろいろあって
あくまで僕の視点が今
ジェンダーバイアスとかになっちゃうので
そこからの視点にはなっちゃうんですけど
例えば自信のなさみたいなものも
確かに男性と女性で
企業化としての自信のありなしを比較すると
やっぱり男性の方が高いというふうにはなるんですが
ただそこで介入
具体的にあなたのスキルってどんなものですか
みたいな形で
そういったことを自覚してもらったら
自信が戻るみたいな研究結果もあって
つまり
やっぱり過剰な人ほど
プロモーションが上手いというか
私はできるできる
わりと謙虚な人ほどできませんってなって
その結果自分の自信が下がっている
みたいな傾向があるので
例えばそういった
自覚をどう保つか
みたいなことは一つあるでしょうし
あとはやっぱりネットワークが
おっしゃる通り
男性主義的な
それこそVCの投資家の委員とか見ても
最終的な意思決定しているメンバーの割合でも
男性ってほとんどいないっていうのは
やっぱりあって
男性的な文化が合うとか
嫌だけど耐えれる人
っていうところじゃないと
ネットワークに入れないというのが現状なので
そうするとなかなか難しいかなと
ただ最近
いわゆる女性企業化を支援する
アクセラというところでいくと
そういった効果も
男性主義的なところが減っているような
アクセラレーターであれば
ちゃんとネットワークも獲得できるし
短期的なところでまとめると
バイアスもあるし差別もある中で
それを理解した上で
戦略的に立ち回るみたいな
ところも必要なのかなと
あまりいい解決策ないですけどね
高阪 のぞみ
短期的なやつなんで
田村さんのところはそういったことは
女性に対する
すごい頷いてらっしゃったんですけど支援というか
女性起業家の支援
高阪 のぞみ
女性だけを支援するわけじゃないんでしょうけれども
なんかそういう知識不足とか
自信不足みたいなところを
どう乗り越えて
いけるかというのはありますか
田村 菜津紀
そうですよね
本当にここは難しくて
ご相談したいところなんですけど
うちまだ全体の20%
目満なんですね
女性の採択率というところが
応募数自体も少ない
それがやっぱりうちが
打ち出している言葉がユニコーンみたいなテーマ
その言葉ともしかしたら
自分語とかしにくいというのは
どこかあるのかもしれないんですけど
やっぱりそうじゃなくて
男であれ女性であれどんな人であっても
それは高い目標なのであって
そこまでの道のりは
同じように全員に平等にある
というところは
意識して伝えるようには当然していて
なので
どんな企業家でもあっても
マーケット選択
自分がやるべき課題に向き合うまで
何度もピボットしながら成長していかれるので
初めはみんな一緒だよ
ということは伝えられるように
勉強会をやったりとか
コミュニティの中で
女性同士で話す場というのを
高阪 のぞみ
作ったりやったり
投資家の側
審査をする側
というのも先行の場だけではなくて
結局その後
ピッチは3分とか短いので
そこでというよりは楽屋で
選ぶときに
結局は今までの成功体験をベースにした
選び方になってしまう
そうなると
今まで男性の創業者
企業家が成果を出していた
となると人間はどうしても
そっちの方に成功体験を求めて
田村 菜津紀
そこはあって
自分がこう見て一旦評価つけますと
帰ってきて審査会の場で
みんなで議論をするわけなんですけど
いったことに共感してもらえないと
最終的な意思決定はできないので
共感してもらうために
自分なりのプロファイリングを伝える
そのプロファイリングは基本的には
大体が男性経営者の成功モデルで
話すので
外国人の方であったり
女性ってのは落ちやすい
状況ってのがあるのかなと
高阪 のぞみ
コチュさんから
DEIの重要性
高阪 のぞみ
あんまりアドバイスにならない
ってさっきおっしゃってたんですけど
でもなんか
企業家側のマインドセットとして
日本が大好きっておっしゃってるんで
日本的なカルチャーを
すごく理解してくださってると思うんですけど
日本人の女性に
足りないものというか
なんか感じますか
自分だったらもっとこうしたらいいのに
コチュ・オヤ
そうですねやっぱり
人ってこれ
一般的なことなんですけれども
自分が信じることって
自分のリアリティになるので
私は女性だから
ちょっと立場が弱いんだとか
投資してもらえないとか
支援してもらえない
っていうことを
自分自身で信じちゃうと
やっぱりそれが
一つ一つ小さいことなんですけど
自動にも出てますし
自信なくなるので
少し少し
ディレイルしていって
自分の目的と離れて
いっちゃうっていうところを
実はそういったことになる
と思っているので
やっぱりこう
自分が何を信じるかっていう
自分を信じるっていうことは
もちろん大前提なんですけど
何を信じるかっていうのがすごく大事で
信じることがリアリティ
になってくるので
まずはもう自信持って
女性の企業家に
自信持ってもらって
あんまりネガティブな思考から入って
ちょっとやっぱり環境が悪いからとか
そういうことを思わず
やるべきベストのことを
堂々とやっていく
こうなるとやっぱり例えば
ちょっと差別するような人が
目の前に現れたとしても
対応できるんじゃないですか
っていうのも
あったりとかして
なのでおすすめは
自分が何を信じるかっていうことを
もうちょっと意識しましょう
高阪 のぞみ
っていうことだと思ってます
確かに女性の側も
自信がないとか
やっぱりここでは控えめにした方が
いいんじゃないかみたいなことを
思ってしまうところはもしかしたら
あるのかなと今お話を伺ってて
思いました
今回の
D&Iっていうところに
つなげていきたいのが
最後のテーマでここをしっかり
お話ししたいなと思うんですけれども
現状ではどうやって変えていけば
いいのというときに
やっぱりその
投資家も
成果を出したい
ただこれもデータとして
金融庁のデータでも書いてあるんですけれども
女性の
創業者の
企業の方が長期的には
利益をたくさん出している
データもありますし
実際さっきグロービスさんでも
調査の結果
教えていただいてもいいですか
田村 菜津紀
これは海外での調査の結果で
私もちゃんとしたデータは
今は出せないので申し訳ないんですけど
アメリカのユニコーンの研究ですね
これの3分の1が
経営メンバーの中に
外国籍のアメリカからすると
移民の方であったりとかっていう方が
入られているデータがあって
そもそもマイノリティの方っていうのは
レジリエンスがある
っていうことを
研究資料では書かれていたので
女性もそうなんですけど
その中で勝ち上がっていくと
そもそもあんまり周りを意識せず
ちゃんと物事を言えるっていうような
ことが育っていたりとか
既得権益みたいなことを気にしないで
ガツガツ新しい事業を起こしていける
みたいなそういう強みはあるのかな
とは思っているので
そこは
なんだろうな
アメリカであったりとか
VCはちゃんと理解をするべきだと思います
そういう強みも当然あるし
今の現状です
ということですけど
高阪 のぞみ
そこは意識したいなと思います
教育と意識改革
高阪 のぞみ
どうしても金銭的なリターン
っていうところに目がいくと
スケールするビジネスを
考えるのはB2B的なビジネスを
考える男性の方が多いとか
やっぱり一般的にも私も
普段取材していても感じるのが
社会課題的なことへの
決策としての企業というのを選ぶのは
総論で
お話しすると女性の方が多かったり
そういうのってやっぱりスケール
なかなかしづらいので
お金が入りづらいのかなと思うんですけれども
これどうしたら
変わっていくのかなっていうのを
カシノさんはどうお考えを
柏野 尊徳
そうですね大きくマインドセットを
どう変えていくかみたいな
支援する側も本人も
関係者もということだとプロセス
どうやっていくのがフェアなプロセスか
実際の現場でどうピッチに
対応するかみたいな
僕が一個あるとしたら
マインドセットのところでさっき下駄を
吐かせるみたいな表現があったときに
そもそも待てよと
例えば銀行の融資
という枠組みから見ると
男だろうが女だろうがスタートアップって
信用できないわけなんですか実績まだ出てないし
っていう中で
下駄を吐く吐かないとか
あんまり気にしなくていいのかなという気がしていて
ただ歴史的にやっぱり女性は
差別されているし研究でもそういったことが
出ているのでそういったサポートとかも
積極的にさっき言われていましたけども
自分でどんどん掴み取っていく
という形のマインドセット
みたいなのも大事なのかな
高阪 のぞみ
と思っていたりはします
コチュ・オヤ
こっちさんはどうですか
現状どう変えるっていうところは
実はすごいディープトピックスだな
というふうに思っていて
そもそも
女性とか男性とか
国籍みたいな話じゃなくて
そもそも
考え方だったり
思考のダイバーシティ
年齢ももちろん
女性男性年齢みたいに
いろんなゾーンがあると思うんですけれども
日本は非常に
統一性を求める
社会でちょっと
違う思考を持っている人が
仲間外れになったり
そもそも思考のダイバーシティが
歓迎されていない中で
女性とか
国籍とかって
形から入る
取り組みになっちゃうと
やっぱり人工的
宗教的なことになってしまうので
そもそも我々の
マインドセットを変える
必要性があると思うんですね
他の人は
私は意見賛成していないけど
でもそういう考え方もあるよね
っていうのを尊重できる
レベル
見た目で差別しない
考え方で差別しない
っていうレベルまで
頭をもうちょっと変えていかないと
いけないなっていう風に思ってるんですね
ただこれは我々が
大人になってる人って
バイアスもすでに
かかっちゃうので固定されてるんですよ
我々が残念ながら
それを変えること
っていうのがなかなか大人は難しい
と思うんですけれども
大人向けに何ができるか
っていうとやっぱり
ルール作りとか
バイアスっていうのが
かかっちゃってるから
じゃあバイアスを意識しましょう
っていうことの取り組みだったり
あとルール作り
こういう表現はダメですよねみたいなところは
短期的にはあると思うんですけれども
ただこの問題を長期的に
解決しようとすると
やっぱり赤ちゃん
もう子どもの教育から
教えないといけないと思ってます
子どもの教育も家庭での教育
学校での教育
社会での教育っていう風にあるので
やっぱり教育していかないと
なかなか
将来的に
解決されないかなっていう風には
思ってます
先ほどもお話ししたように
SNSの時代もTikTokとか
そういう時代だから
今小学校とかで
ルックス見た目の差別が
ひどいっていうお話が
あったりとか耳にしたりとかするんですね
本当にあの子が可愛くないから
仲間外れにされるとか
小学生なんですよ
っていうのがあってなぜかっていうと
社会的に
可愛くいられるっていうのが
評価されてるから
SNSの時代でTikTokとかいろいろあって
っていうのがあって
それをもう変えていく必要性がある
となると
やっぱり教育から変えていかないかな
っていう風には私は思ってます
高阪 のぞみ
そうですよね
最初にこっちさんがおっしゃったの本当にその通りで
日本の大企業でも
今ダイバーシティが進んでいると
クォータ制で
数値目標も入れて
女性の取締役増えてますってなるんですけど
その人思考回路は
本当になんか多様なんですか
他の男性の取締役と同じような
同じように新卒から
大企業の中で上がってきて
社内政治とかもすごく上手くて
上がっていく中で
それって本当に多様性が担保されてるんでしょうか
まさにその全然違う
考え方をする人の意見を取り入れる状況に
あるんでしょうかっていうことも
すごいあると思いますし
私もその
私小学生の娘がいるんですけれども
本当に教育から変えていかなきゃいけないっていうのは
すごく思っていて
実はその
DEIの重要性
高阪 のぞみ
学校ですごくSDGs教育って
進んでるんですよね
SDGs線量作ったりとか
って思うんですけど
でもやっぱり洗脳というか
繰り返し繰り返しやることすごく大事なので
やってるんですけど
家庭でもすごい重要で
余談なんですけど
さっきちょっと話しててね
娘が低学年のときに
大事にしてるぬいぐるみがあって
ぬいぐるみに名前を付けるっていうから
この子リボンしてるから女の子だね
何々ちゃんがいいかなみたいなこと
私が言ったら娘が
これは見た目は女の子だけど
女の子になりたい子かもしれないし
もしかしたら男の子なんだけど
リボン付けて女の子になりたい子かもしれないから
そういう
ジェンダーに偏った
名前の付け方は良くないと思うよみたいなこと
すごいです
私も自分のアンコンシャスバイアスに
すごい気づいたみたいなことがあって
でもやっぱり
まずは気づくことからなのかなと
思うんですけれども
柏野 尊徳
それで言うと
IATっていう
ハーバード大学とワシントン大学が
共同で開発した
自分の無意識のバイアスがどういう風に働いているかって
無料でオンラインですぐ
テストできるやつがあるので
IATで調べたら出てきますけど
ぜひぜひ興味ある人はやってみてください
高阪 のぞみ
だからそもそも
自分と同じ考え方をする人を
ずっと集めていたら
事業としても強くならない
さっきのユニコーンの話もあったんですけれども
それって今まで
同質性が高い中でやっていて
今でもそうだということ
なのと
そうは言っても
女性だから選ぶとか
多様性がある組織
ボードメンバーが
外国人と女性が多いから
投資するっていう風には当然
投資家にならないわけですよね
そこをどうやって
圧倒的に成果を出せばいいんですけれども
どうしたら
そういう組織が
そういう企業が選ばれるようになっていくのか
コチュ・オヤ
そうですね
そういうのはすごく嫌で
女性だから選ばれるとか
逆の意味でもすごく
嫌だなという風に思っています
女性もやっぱり
自分の実力で選ばれたいですし
女性だから選ばれる
っていうところとか
女性だから社外取締役になってくれませんか
っていうのが
嫌で嫌でしょうがなくて
それがどう変わるかっていうと
正直さっきの話に
つながるんですけれども
今の世代は無理で
変わらないっていうところで
ルールも作られているので
上場企業の
いろいろガイドラインとかもあるので
これは今無理な
ところはあるんですけれども
ただ教育
子供をどう育てていけるかっていうのが
すごく大事だと思っています
教育と育成
コチュ・オヤ
我々の世代は
しょうがないかなっていう風に思っています
田村 菜津紀
あとあれですよね
さっきちょっと裏で話が出た
女性男性どこだって話が
分からないようにするっていう話はありましたよね
高阪 のぞみ
そうですよね
あの話をしていただいてもいいですか
と思っているんですけど
例えばアバターでピッチしたら
どういう結果になるのか
声も分からないし見た目も分からなくて
そういう選考をやっているところは
田村 菜津紀
あるんですかね
まだそこまでは聞いたことがないですね
アバター使ってるってところは
柏野 尊徳
ありますか
それこそちょっとジャンル外れて
研究とかで論文書いて評価してもらうときは
評価される人
評価する人も誰かお互い
分からないみたいになっていて
多分アクセラもそういった形で
ブラインドでどっちも分からない状態
評価を受けるスタートアップも
誰が評価しているのか分からないし
評価する側もどんなスタートアップなのか
性別とか分からない状態が
効果的かなと思います
背景を言うと
例えばピッチの時に男性が
相当優位性を語って戦略的に
勝っていきますみたいな強い言葉を言うと
男性はポジティブに評価されるんですけど
女性が同じことを言うと
評価されない逆にネガティブになる
背景の理屈が何かというと
女性に対するステレオタイプ
強調的みたいなところと反するので
この人は人柄があまり良くない
じゃないかなっていう評価をされるっていう
すごいアンフェアなんですよ
って感じ
高阪 のぞみ
なんか女性はそういうことすると
圧が強いとかすぐ言われるんですけど
男性が圧が強いって言葉聞いたことがなくて
それはすごい
私たちも使っちゃうので反省なんですけど
私は
ピッチ選考をする立場にないんですが
やっぱりメディア取り組織の中で
採用に関わることは結構あって
歴史を見た時に女性か男性か
名前とかすぐ分かるので
その時もやっぱり
女性でアーシャみたいな
写真を添付してる人
気が強いんじゃないかなと思っちゃう自分がいて
そうで
私の弟さんの話を
ぜひしていただいてもいいですか
コチュ・オヤ
弟さんの話
私の弟は
彼もトルコ人なんですけれども
私はルックスで
アジア人に近い
顔立ちなんですけど
弟は完全に中東の人
みたいな顔立ちをしていて
ヨーロッパに住んだことがあって
そこでいろんなことを経験して
自分が7ヶ月間
かけて
やったんですね
大学院生の時に
何をやったかというと
求人を出している企業の
これはドイツの会社なんです
求人を出している企業に
同じ履歴書
全く同じ履歴書の
写真と名前だけを
変えて
社会課題へのアプローチ
コチュ・オヤ
同じ履歴書を同じ会社に
何件も送った
という実験があって
そこでやたら白人
どうしても
ヨーロッパ人の人に
面談させてくださいという
返事が来たという
結果があって
場合によって
フォトショップで
同じ人の
肌の色だけ変えて
出したら
やっぱり白人に行くとか
というのもあるので
これは今我々が
日本はこうだこうだみたいな
ことをしているんですけど
世の中実はいろんなところで
起こっているというのも
高阪 のぞみ
現状かなというふうには
思いますね
それは何となく
私たち白人のほうが
成果を出してきている
ガーファーの幹部は
別に白人アングロサクソン
ではないので
人って成功体験から
物事を判断するので
今まで興行跡を上げてきた
決めてしまうというところが
あったのかなと思うんですけど
まずはマインドセットを変える
というところと
あとはやっぱり
支援する
ピッチの選考やり方を変える
田村 菜津紀
という
やっぱりさっきみたいに
まさに
ちゃんと
わからないようにしていくということが
一つのやり方だと思いますし
また複数の目で見るとかも
有効かなとは
単純ですけどすごい大事なことかな
と思いますね
その課題その領域テーマって
例えばキャピタリストって
個人事業主的なところがあると思っていて
自分のマーケティング
自分がこの領域に投資するから
っていうやっぱり
自分の持ち分野みたいなのがあるんですよね
そこを意識的に見てしまう
というのがあるのと同じように
女性の課題とかってところは
マーケティング的にもあんまり色をつけたくない
あったりすると思うので中にはね
そういう人もいたりすると思うので
何人かの目でちゃんと見て
そのマーケットであったり事業を評価していく
っていうのは単純だけどすごく有効かな
柏野 尊徳
って思ったりはします
今めちゃくちゃ大事だと思う
いろんな視点
ちょうど昨日読んだ論文で
アクセラがどういうサポートをしていると
スタートアップの成果が良くなるか
僕の
皆さんも予想に反して
アクセラを支援する
センターとかのアドバイザーが
スタートアップとの業界が一致しているほうが
パフォーマンスが下がるという傾向が見えて
なぜかというと
自分が知っている成功体験とか
そういったものばっかりを
言っちゃうから
見落としが多いはずなんですよね
ただもちろん業界スペシフィックな
ナレッジとかスキルは
大事だと思うので
いろんな人たちで見るとか
田村 菜津紀
すごい大事なんじゃないかなと思いました
高阪 のぞみ
知らなかったですね
同じ教師のほうがいいアドバイスができそうですよね
田村 菜津紀
思いますよね
それだけじゃないってことですよね
柏野 尊徳
意外とそうなんですね
一人だと視野が狭く
バイアスの話もありましたけど
そこが働いてしまうので
なるべくそれをみんなで減らしていこうという取り組みが
サポート側には必要なのかなとは
思ってますね
高阪 のぞみ
あとはコチュさんと
さっきお話した
政府の支援みたいなことって
これからやっぱり投資家だけだと
単に業績を
上げていかなきゃいけないので
それは確かにESGとか
そうなんですけれども
社会にいいことだってやっぱり成果が上がらないと
ダメだってことあると思うんですが
やっぱり女性の起業家が
注目しそうな観点っていうのは
社会課題であったりとか
あると思うんですが私は一つには
社会課題ってなかなか
お金にならないってあると思うんですけれども
終長期で見ると
例えば
今の医療
健康事業が伸びることで
国の社会保障費って今どんどん膨らんでいて
本当に問題化しているので
これから高齢化社会もっともっとやってくるので
そこを減らすことになるとか
あるいは
医療費ですよね
フェムテックとか分野が盛んになれば
医療費下げることができるとか
そういう訴えかけっていうのは
今後必要になってくるんじゃないかなって
コチュ・オヤ
そうですね
社会課題を解決すると
ほとんどの場合は
お金もついてくるっていうのがあるんですけれども
ただ
おっしゃる通り
どうしても領域によって
マネタイズしづらい
社会課題とかもあるかな
というふうに思っていて
その場合はやっぱり
BCとか投資家って
大体もう
他の企業とか他の人の
お金を運用しているので
彼らも結果を出さないといけないから
どうしてもししづらい
領域もあるかなというふうに思っているんですけれども
その時に
逆に政府が
予算作って
その予算で
そういった事業を
サポートしていけたらいいな
というふうに思っていて
例えばこの前も
政府が10兆円スタートアップに
予算作ったっていうのもあって
その中で例えば一部を
こういった社会課題に
多様性の重要性
コチュ・オヤ
っていう計画があれば
今の課題が
少し解決できるのかなというふうにも思っています
田村 菜津紀
あとやっぱり最近VC側も
多様化はしてきているので
インパクトスタートアップとか社会課題
どっか型の事業については
インパクト投資をする
投資家っていうところも増えてはきていますね
そういう方々の取り組みも
私も実は希望社会投資ファンドっていうのをやっているんですけれども
その中でやっぱり
社会課題の結果出したインパクトを
定量化していく
データ化していくという取り組みをして
評価できるようにしていく
こんなことも進めているので
そういう情報をまさに取っていって
しっかりみんなで
ディスカッションできる場を作るっていうのは
高阪 のぞみ
大事なことなんです
ありがとうございます
いろいろもっともっと伺いたかったんですが
あと4分くらいなので
最後に登壇いただいた
お一人ずつから
まとめというか
最後にコメントを
お願いしたいんですけれども
じゃあこっちさんから
コチュ・オヤ
今日はかなり女性中心の
ダイバーシティっていうところは
テーマだったんですけれども
やっぱり
本質はそもそも何なのか
っていうことを
もうちょっとみんなに考えていただき
社会として意識
していただきたいなというふうに思っていて
女性男性だけではなくて
いろんな思考の
ダイバーシティまで
柔らかく
生きていける社会があればいいな
っていうふうには思っています
高阪 のぞみ
そうですね
柏野 尊徳
ダイバーシティとか
D&Iでいうと
まずダイバーシティが最初にあるかなと思って
批判もあるかもしれないけど
とりあえず無理くりも多様にしちゃう
いろんな人を混ぜちゃう
次が僕はインクルージョンだと思っていて
いろんな定義はできると思うんですけど
そこにいる人たちが
気持ちよく働ける環境をみんなで
インフォーマルなオフィシャルな
ルールを作るとかじゃなくていいので
一人一人に声をかけるとか
別にそれは多様性があってもなくても
必要かもしれないけど
でもやっぱり多様になると意見が違うとか
争いではないですけど
ちょっと噛み合わないとかあるので
インクルージョンっていうのをやって
そういったことを実績積んだ上で
最後エクイティですね
平等な仕組みシステムを作るっていう
そういうシステムで意識していくと
スタートアップのエコシステム
みんなが安心してチャレンジできて
そういういい社会になるのかなと思っています
田村 菜津紀
本当にやっぱり
多様性が受け入れられることによって
社会は良くなるなって
私も感じています
個人としても
やっぱり違う考えを持っている人のこと
面白いと思うんですよね
単純に話していて
魅力的だなって思いますし
そういう人たちみんな受け入れて
多様な社会にしていけば
今のたくさんある社会課題っていうのも
どんどん解決されると思いますし
イノベーション起こっていくのかな
というふうに思っているので
私自身はアクセラっていう先行において
必ず多様性が認められるような方法を
模索して
続けていきたいなというふうに改めて思いました
高阪 のぞみ
今日はありがとうございます
本当に今日皆さん
割と全然違う意見になって
それぞれ立場が違って
全然差別もないよとか
すごい辛い話があるよとか
でもそれこそが本当に多様性で
イノベーションとウェルビング
高阪 のぞみ
イノベーションという話が最後
ご質問いただいたので出てすごく良かったな
と思っているんですけど
D&Iを目的にするのではなくて
最後はイノベーションを通した
幸せに暮らす
人と社会の
ウェルビングみたいなことを求めていて
別に女性がすごい強い社会が
ウェルビングっていうことでもなくて
やっぱり
誰もが我慢しないで幸せに暮らせる
ということで
シングルインプットだと
シングルアウトプット
モノインプットだとモノアウトプットになるので
多様なインプットがあると
多様なアウトプットになるというのは
本当にそうだなと思っているので
あとは本当にコチさんとかからも出た
私たち大人も諦めないで
お子さんがいる人もいない人も
社会の中で子どもというのに
関わる機会はこれからもずっとあると思いますし
この会場にも
お子さん今回はパパママに優しい
IBSということで来ていたようなので
いろんな観点から
私たちの世代は
もう難しいって話もあったんですけど
諦めないで
次の世代につなぐということで
みんなで頑張っていけたらなと思います
今日はありがとうございました
もう一度3人に拍手をお願いします
コチュ・オヤ
ありがとうございました
48:10

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