今回は『今、司法試験および予備試験の勉強をしている方』に向けて、伊藤塾講師と、ゲストの合格者によるトーク。
ゲストには弁護士の髙島佑典先生をお迎えして、伊藤塾の熊澤講師が学習法・試験対策についてお聞きします。
▼トークテーマ
・自己紹介
・受験生の頃に、論文の勉強リズムをつかむまで
・憲法の論文を書いたときの「やっちゃったな」というエピソード
・「何がわからないか、何が点数になるか」をわかることが大切
・勉強がつらくなったり、やめたくなるのは誰でもあること
・誰かと話す機会をうまく使ってもやもやを消化してもらえるとよい
・辛い時はいったん切り替えることも大事
▼出演者
熊澤 美帆(伊藤塾専任講師・弁護士)
髙島 佑典(弁護士)
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▼伊藤塾について
伊藤塾は、司法試験、予備試験、法科大学院入試、公務員試験など、法律に関わる様々な試験対策講座を提供している受験指導校です。その指導方針は合格のみをゴールとせず、その先の社会で活躍できる人材育成を続け、2025年には開塾30周年を迎えました。
経験豊富な講師陣によるわかりやすい講義と、受験生一人ひとりに寄り添ったサポート体制により、毎年圧倒的な人数の合格者を輩出しています。
法律を学ぶすべての人の「その志に、実力を」をつける。それが伊藤塾の使命です。
受講のご相談、講座への申し込みは下記リンクからお気軽にお問い合わせください。
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合格全書 伊藤塾が届けるリアルボイス
リスナーの皆さん、こんにちは。伊藤塾講師で弁護士の熊澤美帆です。
合格全書では、毎月第1週から第3週にお送りしているメインパーソナリティの佐々木臨さんによる、合格者の方々へのインタビュー番組のほか、
月1回の頻度で、今、司法試験及び予備試験の勉強をしている方に向けて、伊藤塾講師とゲストの合格者によるトーク番組をお届けしていきます。
講師としての経験をもとに、勉強中だからこそ抱えてしまう受験生のお悩みなどを取り上げながら、より具体的な学習法、試験対策なども含めてお話ししていきたいと思っています。
今回のパーソナリティは、伊藤塾講師の熊澤美帆が務めます。よろしくお願いします。
そしてゲストには、弁護士の高島祐介先生にお越しいただきました。
高島祐介です。引き続きお世話になります。どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
それでは早速なのですが、今回は最初の司法試験及び予備試験の勉強をしている方向けの回ということで、
私たち2人の自己紹介とか、これまでどんな勉強をしてきたかといったことをお伝えできればと思っています。
まずは、私が普段伊藤塾講師としてどんなことを担当しているかとか、実務ではどんな分野の仕事をしているかというところからお話しさせていただきたいと思います。
お願いします。
私自身、伊藤塾ではカウンセリングだったりゼミだったりということを主に担当しています。
受験生の皆さんの近くで一緒に合格に向けて学習を進めていくというのが私のモットーなので、それをやっていけたらというふうに思って実際にやっています。
実務としてはですね、民法とか一般民事と呼ばれる離婚とか相続とか会社法を扱う分野だったり、そういうのをやったりとかですけど、特徴的なのは自動虐待とかいじめの問題など子どもの分野をやっているのが私の特徴かなというふうに思っているんですけど、
子どもの分野って高島先生やったことあったりします?
いや、全然ないです。
イメージね。あんまり分からないのかなと思うんですけど。
そうですね。
介護活動っていうんですか、委員会の中で子どもの権利を守ろうみたいな委員会があるのは存じ上げてますけど、熊沢先生がどんなことをされているのかっていうのはなかなか聞く機会なかったので。
そうですよね。私も実際に弁護士会の委員会とかに入りながらも、子どもに実際に未成年の方の代理人とかになりながら裁判の手続きでやるとか、そういった仕事もしているので、皆さん普段勉強しているところではなかなか扱わない分野かもしれないですけれども、ちょっとそんなこともやっているよということを知ってもらえたらと思ってお話ししました。
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ありがとうございます。
ここからは高島先生にもお話伺っていきたいんですけれど、高島先生、学習2年目の時に私の論文マスターゼミを受けていただいていたということで。
そうですね。学習2年目というか、もう2年目以降、結構長いスパンでだいぶお世話になっていたっていう感覚はありますね。
改めまして、高島祐介と申します。伊藤塾の熊沢ゼミ用の出身でございまして、2022年に予備試験、2023年に司法試験、2024年に司法収集ということで、今、弁護士をやっております。
司法試験の合格後は熊沢先生に並ぶといいますか、合格者のカウンセリングも担当するようになっていて、基礎マスター段階の人とか、あとは論文マスター段階の人に、勉強法どうしたらいいですかとか、あるいはこのまま勉強してていいんでしょうかっていうこの資格試験に臨む気持ちの段階からのお悩み相談を受けたりなんていうことも最近はやっております。
ありがとうございます。高島先生にはこの合格全書、第3回から第5回までご出演いただいてまして。
高島 そうそう、40名です。
その時にもカウンセリング、社会人の方のカウンセリングで実際にお仕事されながら勉強している方の相談にも載っているという話があったと思います。高島先生自身もお仕事されながら勉強してきたということですよね。
高島 そうですね。
なかなか両立大変なのかなと思うんですけれども、どうでしたか。
高島 やっぱり両立は大変は大変ですけど、ただ受かってから司法収集とかでロースクール卒業の本当にその専業受験生だった方々の話なんかも聞いていくと、ロースクールはロースクールでちゃんと忙しそうというか。
高島 もちろん社会人はお金をいただいて働いているというところでプレッシャーもあるし、ちょっと眠いから今日は休もうかなっていう大学生の特権みたいなのがない中での生活の中でさらに勉強ってことなんで、体力的にも精神的にもしんどい中での勉強なんじゃないかなとは思いましたね。
そんな中で授業を受ける、伊藤次郎の講義を受けるだけでも大変だったと思うんですけれども、ゼミにも参加をしていただいていましたけれど、実際どうでしたかゼミって。
伊藤 もうとにもかくにも私は過去いろんな動画で言ってるのがこの基礎マスターからの論文マスターのギャップのデカさ。論文マスター進みます聞きます何のことを言ってるかわかりませんというところで何かその論文を書く機会というか論文に触れる機会が欲しいってなった時にちょうど来たんですよゼミやりますっていう案内が。
そうだったんですね。
伊藤 それでここは行くしかないでしょっていうところで飛び込んでいった感じですね。
実際そのゼミでは答案を書くとかっていうこともあったわけですけど、答案書いたことってゼミ入るまでってありましたか?
伊藤 私の時は基礎マスターゼミというそういうゼミの制度があって、そこでちょっと書いてみましょうねっていうので3通ぐらい書いたかなっていうのと、あとは基礎マスタートーレンですね。トーレンに参加をしたら書いてました。
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したですね。なかなか基礎マスターの段階で何をしていいかわからないっていう中で基礎マスタートーレンまでやるのはなかなか大変で紹介しきれてないっていう人も結構いるんじゃないかなと思いますね。
実際そのゼミを通して論文が書けるようにというか論文の勉強のリズムをつかんでいったという感じですかね。
伊藤 そうですね。論文マスターゼミを受けてさらにはそこからコンプリート論文トーレンゼミでしたっけね。あとは予備試験過去問ゼミとか。とにかく繰り返し繰り返しゼミで何度もお世話になって少しずつこうやっていくのかなって思いながら手探りでやっていった感じですけど。
なんか実際私のゼミ受けてくださった時の何か思い出とかエピソードってありますか。
伊藤 エピソードそうですね。今色々いろいろ言う感じなんですけど。全然もう分かってなかったんですけどとにかく民事訴訟法がどうじゃ苦手で。
難しいですよね。
伊藤 説問の問いかけがまず難しいんですよ。これについて論ずよみたいな感じでふって出てきて、何を書けばいいかが分からなすぎてもう開始10分ぐらいでペンが止まり残り60分何やらせるんだこれみたいな感じでずっと怒りながら座ってたっていうこともありますし。
そうですねあの憲法ですよ憲法 憲法であの憲法って必ず基礎マスター
段階で聞かれている方はなかなか わからないかもしれないですけど
論文マスターの方はわかるかな 憲法は必ず保証から書くじゃない
ですか 今回の質問で出てくるこの自由
この権利は憲法を21条で保証されて いるんだとか今平等権で14条だ
とかそういうふうに強い権利を 書いて
そうですね条文を選んで 強い権利で強い制約なんだっていう
話をしていくべきところを質問 にまんまと乗っかったのか
私は職業選択の自由で責め始めて それで書き上げてで好評を聞いて
うーんやっちまったぜと思って それで必ずゼミの中で書き終わった
後にグループディスカッションという かみんながどういうふうにして
論文を書いたのかっていうのを コメントし合うみたいな時間が
あるじゃないですか あの時にでも私以外の受験先生
がみんなちゃんと21条で書いて たんですね
とんでもないミスだなこれはっていう ところでちょっといたたまれなく
なって救いを求めて熊沢先生に やっちまいましたって報告書に
行ったらニコって笑ってやると思 ったっていうすべて見抜かれて
いたっていう そんなこと言ったかなというあれ
そういうミスって自分一人で勉強 してる時にやると結構ショック
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だったりあれこれって本当にもう やっていけないのかなみたいになった
りすると思うんですけどやっぱ ゼミとかだと周りはできてたり
とかしてもですけどみんなそういう ふうに考えるからこっちの条文
選ぶんだとかそういう思考のプロセス みたいなところがわかるのかな
っていうのがあって そうですね自分が使う条文間違え
だってなってそれで論述例を見 たりとか解説冊子を見たりとか
する中でそういう取り違いをして しまった人へのフォローってのは
なかなかなかったりとかでもじゃあ どういう頭の使い方をしたら21
条を使えるのっていうところで 直に他の受講生の方たちと話して
そういう考え方かっていうそういう テキストには乗らない生のレベル
の思考方法みたいなのが学べた のがよかったですね
そうですね最初の段階って 多分カウンセリングとかでも話
あると思うんですけど皆さん何が 自分で分かってないのか分からない
っていうことがすごくあるなと思 っていて勉強を進めてできるよう
になっていく中で何が分からない のかを自分で理解をするそれを
表現できるようになることっていう のが結構大事なんじゃないかと思
っていて
そうですね
なのでゼミの中で結構高島 さん最初の段階でまだ論文書き
慣れてないなっていう印象はあった けど常にそういうディスカッション
の時にはお仕事柄もあってすごい みんなを取りまとめてください
なりながらそこで自分はこういう ふうに書いたんだけども何でそう
なるんだろうとかそういう中で 何が分からないのかとか何をすれば
点になるのかっていうところを 高島先生自身だけじゃなくて他の
受講生についてもみんなのそういう ところの気づきみたいなのをすごく
挙げてくれていったなっていう 印象ですね
ありがとうございます
私が受験生だったときで 私自身大学生のときに基礎マスター
論文マスターを受講して本科生 でやっていたんですけれどもかなり
多分劣等生だっただろうなと
嘘だ嘘だ
本当に当時の自分の答案とか 残っているものもあるんですけど
添削されて帰ってきたとはすごい 最低評価みたいなものも結構あったん
ですよね
へえ
もう結構やめたいってゼミ 帳に泣きついたりとかも結構して
いてあと親と喧嘩になってじゃあ やめるって言って実家の自分の
部屋で勉強してたわけですけど 伊藤塾のテキストを全部部屋の
廊下にバーって投げ捨ててもう やんないって言って部屋にこもる
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みたいなことをやったこともあり ましたね
それはなかなかそのときに もうだめだできないよっていう
悩みパッションを受け止めてくれる 塾仲間とかいなかったんですか
あのゼミも私も受けていた のでゼミの友達にも言っていた
しもう私来週行かないとか言って 結構私だけじゃなくて多分同じ
ように一緒にゼミ受けていた友達 からもなんかやりたくないとか
も何だけやってもできるようにな らないみたいな連絡があったり
とかしてそこはお互いに支え合い ながらやってたなっていう感じ
はありますね
いいですねでもやっぱりその 声優じゃないですけど今自分が
どんな苦境にあるのかっていう のを承知してくれてる仲間っていう
のが結構大きいなと思ってて社会人 はほとんどいないんで
そうですね私も経済学部 出身で周りには全然勉強してる
友達いなかったので伊藤塾でできた その友達とかっていうのがそういう
支えになっていたかなっていう のはすごい思いますね社会人の
方ね皆さんそうだと思うので
そうですね大体その映像の授業 なんで基本的に孤独な戦いになって
しまうんででゼミ行くとそこで 交流が生まれていくので
ありますねなんかこう社会人 交流会だったりカウンセリング
もそうですけれどもいろんなところ でね誰かと話す機会って出てきて
いるかなあるかなっていうふう には思うのでそういうところで
うまく自分のモヤモヤだったり っていうのを昇華してってもらう
といいのかなっていうふうには 思いますね
大事ですねモヤモヤの昇華 社会人の方から特にですけど
孤独だってすごいカウンセリング でも話ありますよね
ありますありますどうしたら いいですかって言われてでゼミ
の募集を見逃さないようにしてください って
そうですねそれも伊藤寿君の 強みかなというふうにね思いますね
そうですね
でもなんか高島先生からは あんまりそういう感情的にやめ
たいとかっていうよりもちゃんと ちゃんとってした言い方失礼ですけ
ども勉強方法の質問とかが来て いたかなっていうのが私の印象
ですね
やっぱりあれですねたぶん 皆さんよりも己の追い込み方が
足りてなかったんだと思います ね
そうですかね
というか社会人の方結構多い かなと思うんですけどもうこっち
に舵切った段階でもう合格する までやめないみたいな若干覚悟
が決まってる方率が高いなっていう のはカウンセリングを受けてる
かも思うんですけどだからやめたい っていうよりかは分かんないよ
どうしたらいいんだよっていう のはやっぱりありましたねありました
けどでもそうですね熊沢先生の カウンセリング行くときにはちゃん
と整理してもうちょっとこの建設 的な議論ができるとこまで持って
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って
そういう場と感情を発揮出せる 場と多分両方必要なのかなっていう
のはやっぱり結構精神力と体力 の勝負の試験だなっていうふう
に思いますね
いやだからサブゼミに結構 救われたなっていう感覚はあります
ね本当にそのゼミの中で出会った 仲間が熊沢先生の勧めでゼミは
確かあの頃各州ぐらいで多分開催 されてたと思うんですけど
そうでしたね
そのゼミのない州にも実施 的に集まったらどうかっていう
ご提案いただいてそれで当時の 論文マスターゼミのメンツ何人
かで集まってねやってたんですけど
ずっと続けてましたもんね
やってましたねまだ当時コロナ 前だったんで東京高のロビーの
ところで今も椅子とテーブル置いて ありますけどあそこで輪になって
やってましたね
やってましたねなんかそう やって一人じゃないっていうこと
を皆さん思いながら続けてもらう ことっていうのが合格につながる
のかなっていうふうにね今改めて 聞いていて思いましたあとあれ
ですよね法律嫌いにならないこと って大事ですよね
めちゃめちゃ大事ですね
なんか私の中で結構ルール があってもうこれ以上勉強して
たら法律嫌いになりそうだなと思 ったらその日はもうやらないっていう
のは決めてましたね
でもそれは僕も同じですね
ありますよね
ありますありますなんかもう 今日ちょっとやるのやだなと思
ってもちろん気合を入れてそこで 塾長とか郷先生とかの淡々とやる
っていうメッセージを思い出して 机に向かうことはできなくはない
んです頑張ればでもそれやっちゃう と多分次の日から3日ぐらいやら
なくなるので
だったら結局ねそうなるので あれば今日はやめておこうっていう
ふうにしてまたそういう時のモチベーション でなんか切り替えるモチベーション
ってありました
切り替えるモチベーション あの一回もう嫌になっちゃったら
もうサボると遊びに行くということ をしてでもそうするとやっぱり
その日サボったっていうこの罪悪 感が必ず生まれるのでそうすると
翌日はちゃんとやろうかなっていう 気持ちにはなりますね
ちょっとサボるのもサボって 自分に対する罪悪感があるのも
一つ大事だったりはしますよね なんかこう自分の中でやりたい
やらなきゃなっていう気持ちが 必ず芽生えると思うのでリスナー
の方の中にもなかなか勉強うまく いかないとかもう悩みまくって
どうしたらいいかという方もいる と思うので合格してる人でもこんな
感じなんだなとそんなことあるん だなと思っていただいて自分も
続けてたら合格できるって思って いただけたらいいかなと思いました
思います
高島先生とのお話尽きない ですがそろそろ大時間になって
またかなと思いますので今日は ありがとうございました
18:03
ありがとうございました
さてこの番組では今後リスナー さんからのお便りリアルボイス
もご紹介する予定ですご感想ご質問 などもお待ちしておりますので
番組詳細欄にあるリンクからお 気軽にご投稿くださいそしてApple
PodcastやSpotifyのPodcastではレビュー もできますのでこちらもご感想
などをいただけると嬉しいです Xでも漢字でハッシュタグ合格
全書をつけてポストしてください 来週からは佐々木さんによる合格
者へのインタビューを3回にわた ってお届けします私と高島先生
のトークはまた来月にお届けします のでそちらもぜひ楽しみにして
いてください それでは次回をお楽しみに熊澤
美穂と
高島 優介でした
やればできる必ずできる一緒に 頑張っていきましょう
19:01
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