合格全書 伊藤塾が届けるリアルボイス
リスナーの皆さん、こんにちは。声優の佐々木臨です。
合格全書 伊藤塾が届けるリアルボイスでは、
司法試験および予備試験に合格する自分を鮮明に思い描いていただけるように、
学習法についてのお話や合格者へのインタビューなどをお届けしていきます。
ぜひ、ご自分の学習計画にお役立てください。
今回のゲストに、司法試験合格者の高木和歌さんにお越しいただいています。
高木和歌です。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
では、早速今回のテーマなんですが、今回は司法試験に合格するまでということで、
いろいろと高木さんにお話をお伺いします。
では、まず簡単に自己紹介をお願いいたします。
高木と申します。令和5年の予備試験合格、令和6年司法試験に合格いたしまして、
今は元いた会社で会社員を続けております。一時の母です。
今日はよろしくお願いいたします。
はい、ありがとうございます。ちょっといろいろお伺いをしていきたいんですけども、
まず、もともと大学時代ですかね、学生でいらっしゃった時に、
高木さんは行政処置試験に合格されていると伺ったんですが、
行政処置を目指されていたでしょうか。
というわけでは、実はなかったんですね。
大学も特に法学部に通っていたわけではなくて、
全然違う文化人類学ゼミにいたんですけれども、
ちょっと時間があって、何か一つ学生時代に成し遂げたと言えるようなことができないかなと思った時に、
法律って全然やったことがないけれど、面白そうだなという単純な興味で、
伊藤塾さんの行政処置講座に通ってみようということで始めました。
なんかすごくギャップがあるように感じるんですよね。
文化人類学を勉強されていて、でもなんか学生時代にと思って、
行政処置試験っていうのはすごく、いろいろ資格とか試験とかってあるじゃないですか。
私も大学行ってた時に、政教とかでいろんなパンフレットとか講座案内とか、
ありますね、語学とか資格とか、その中で行政処置を選んだのはどうしてなんでしょう。
本当にたまたまだったと思うんですけれども、
いろいろ資格のリストみたいなのをパンフレットとか何かを見てたんだと思うんですけど、
試験の準備期間的にちょうど大学にいる間に、
もしかしたら合格できるかもしれないっていうような期間、
確か1年間で受かる方は受かりますよみたいなことが書かれてたような記憶がありまして、
じゃあ1年頑張ればもしかしたらそういった資格を取れるかもしれないなっていう風に
単純に思ったんだと思います。
なるほど。じゃあ学生時代に合格もされたんですね、行政処置試験に。
はい、そうですね。
その時に文化人類学のゼミに入られていて、
ご専門のゼミの勉強もしながら行政処置の勉強も。
そうですね、そういうことになりますね。
就職活動の少し前に合格したのかなと思うんですけれども、
大学の勉強も一通りしつつ、間の時間を使って行政処置の法律の勉強をしてたという記憶にあります。
それが初めての法律の出会いですね。
そうですね、入塾して初めて民法とか行政法とかそういう法律があるっていうことを認識したぐらいの。
でもすごくなんていうのかな、思い切られたというか、
伊藤塾まで塾にまで通って行政処置試験を受かるんだっていうのは、すごい決心だったんじゃないですか。
そうですね、学生時代なのでそんなに深く考えてなかったと思うんですけど、
ただちょっと大学が都内ではなかったんですけれども、
時間をかけて毎週伊藤塾に通って、水道橋校というのがその当時あったと思うんですけれども、
そこに通って先生の講義を直接受けてたという記憶がありますね。
なるほど、そうですか。
でも大学のもともとの勉強もありで、だから結構時間はいっぱいいっぱい。
だったかもしれません。
古い話ですね。
そんなことないんじゃないですか。
記憶がないんですけど、
ただ文化人類学をそこまで深く理解をしているわけではないんですけど、
やっぱり考え方が全然違うと言いますか、文化人類学ってそのある事象をまず記録して、
それを分析していくっていうような形だと思うんですけど、
法律ってこうあるべきみたいなのが先にあるっていうことで、
思考方法が真逆と言いますか、そういうふうに私は捉えてまして、
そこはちょっと面白かったかもしれないですね。
対比しながら勉強するのは面白いですね。
そうですね。
最初に法律を行政処置試験で触れられて、
最初どうですかね、私は法学部なんですけども、何にも分からなかったんですよね、最初。
外国語を喋られているんじゃないかみたいに。
どうですか、最初に、面白いと最初から思えました。
そうですね、先生は非常に分かりやすくお話ししてくださったので、
面白さは感じたんですけど、最初確か民法か何かやって、
ひたすら土地を争っている人たちが出てくるじゃないですか。
大体争いですからね。
学生などでピンとこないというか、こういう世界があるんだなっていう素朴な感想と言いますか、
今まで自分が考えたことのないような世界のことを、
ああでもない、こうでもないというふうに言っているんだなということは思いましたね。
大人の生の社会ってこんな争いあるんだ。
そうですね。
そうですよね。
行政処置試験に受かって、それから大学を卒業されて、
司法試験を受験するまでのその経緯というか、
歴札というかどういう経緯だったんでしょうか。
新卒で会社に入社をいたしまして、
未だにその会社に勤めてはいるんですけれども、
イベントの企画運営をやっているような会社なんですね。
文化人類学ゼミに入っていたということもあって、
国際交流だとかそういったところに興味があったので、
そういった外国人のお客様が訪れるようなイベントの運営とかに携わってみたいということで、
志望して入社したんですけれども、
実際にそういったイベントのディレクターとして携わったりしたこともありまして、
非常に面白い仕事でやりがいを感じていました。
ただ、やはりかなり体力勝負と言いますか、
労働集約型なので、本当に今ちょっとまた世の中的な流れで変わってきてはいるんですけれども、
その当時は本当に残業は当たり前。
土日もイベントの現場運営で潰れるみたいなところがあって、楽しいんだけれども、
ちょっと40代50代になったときにずっとこれやれるかなっていうのは不安があったんですね。
で、ちょっとキャリアチェンジということを考えたときに、
そういえば私行政書士の勉強知ってたわっていうのが思い出しましたね。
法律の世界っていうのは、もちろんそういった、
弁護士の先生体力勝負でやられている部分もあると思うんですけれども、
どちらかというと自分の頭を使って知識を蓄積していきながら、
キャリアを重ねていけばいくほど知恵がついたりだとか、
知識が積み重なって、より良いサービスを提供できるようなイメージが湧いてきたんですね。
なので、今後の自分の定年とか60何歳まで働くっていうことを考えると、
そういう積み重ね方をできる仕事っていいなというふうに思いまして、
そこにその行政書士の勉強をしてたという経験がうまいことフィットして、
そっちの道に行こうかなというふうな気持ちになりました。
で、改めて司法試験を放送の道に進むかなと思われました。