こんにちは。明治大学で生涯学習講座の講師をしています、遠藤美保です。この番組では、社会人や学生向けの生涯学習講座を10年以上行ってきた私が、日常生活でも活かせる心理学を、ポッドキャストでお伝えしていきます。
今回のテーマは、こちら。
『承認欲求を満たす刺激=ストローク。振り返りと、まとめ。』
今回は、「承認欲求を満たす刺激=ストローク。振り返りと、まとめ。」のお話です。
お伝えしている心理学ですが、皆様にとっての日常的で身近な話題とも、自然とつながっています。
その見方、活かし方をご紹介します。
今回は、「承認欲求を満たす刺激=ストローク。振り返りと、まとめ。」について。
今回から4週連続で、これまでの配信を理論ごとに振り返る、特別シリーズをお届けします。
約1年半にわたって配信してきましたエピソードの中から、各理論に関する回をピックアップ。
改めて振り返り、まとめてご紹介することで、より深く味わっていただければと思っています。
背景理論は、TA=交流分析。
一話完結、連続もののドラマのように、気になる理論1つだけでも有用。
そこからさらに、それぞれがつながっていく。
日常でも活用できる、心理学です。
特別シリーズ第1回目の理論、「承認欲求を満たす刺激=ストローク」は、空気や食べ物と同じくらい必須のもの。
そのポイントを知ることで、どんな意味があるのか、何が起きているのか。気づくヒントが得られます。
なお、過去の配信回では、4話ごとに同じ理論をテーマにしていました。
第1回目、5回目、9回目・・・というように、4話ごと。
第1回目から第72回目まで。詳細はエピソード概要欄の、下の方に一覧を掲載しています。
ざっくりと分類もしましたので、ぜひチェックしてみてください。
さて、いつもの通り、まずは日常の場面から。
特別シリーズでは全4話、同じ例を基に、各理論での見方をお伝えしていきます。
一話完結、連続もののドラマのような流れが、少しでも伝わればと思います。
今回ご紹介するのは、実例を基にして、特別回用に再構成したモデルケースです。
納品物を作る人=Aさんと、営業担当の私とのやり取り。
担当しているお客様からある日、「大丈夫なの?」と電話でフォローが来ました。
「Aさんから、ほとんど質問がないけど、大丈夫?」というお問い合わせ。
Aさんはチームをまとめる立場にあり、「大丈夫ですか?」と聞くと、
いつも、「大丈夫です。」と言ってくれる。
ただ、思えば進捗の報告も質問も、具体的なものはほとんどなかった。
何も質問がないのは、考えにくい状況。
その後、あれこれ確認。
これは、まずい。
然るべき対応をして、結果的には無事、納品が完了しました。
そんなお話です。
この例、承認欲求を満たす刺激=ストロークから考えてみます。
私たちの誰もが持つ承認欲求、その承認欲求を満たす刺激=ストローク。
空気や食べ物と同じくらい、私たちが生きていく上で必須のもの。
だからこそ、何もないのが一番きつい。
ストローク飢餓とも呼ばれる、飢えと同じ状態。
何もないよりは、マシ。
何もないくらいなら、ネガティブでも何でも取りに行く。
認め・認められ、ポジティブ:ネガティブ、言葉や態度といった、言語:非言語で交わす、そんなストローク交換。
双方向のやり取り。
アイコンタクトや挨拶、笑顔を向ける、理論を交わす、積極的に質問をする、
さらに良い案を出す、役立つ情報を与える。などなど。
ただ、実は発信するばかりではない。
聞くこと、相手の話を受け止めること、
受信することもまた、存在を認める刺激=ストローク。
場合によっては、聞くことが何よりのストローク。最高のストロークになることも、あります。
Aさんは、いつも「大丈夫。」と答えてくれていました。
ただ、もしかしたら心の中では、
「行き詰まってるけど、周りも忙しそうだし、いけないな・・・。」
「それなりの立場なのに、できないって言ったら、ダメだよな・・・。」
「自分で何とかしないと。」
そう思っていたのかも。
少なくとも、本来あるべき、質問というストローク交換がない。
これは、おかしい。
双方向のやり取りが、うまくいっていない。
私自身、受信するストロークが不足。
Aさんの様子を見つつ、話を聞く。
そんな選択肢が、抜けていたのかもしれません。
あるいは、こんな可能性も。
ストロークにはお好みがあり、それがストロークフィルターと呼ばれるものになっているのですが、自分好みに受け取ったり、受け取らなかったり。
アレンジしたり、スルーしたり。増やしたり、減らしたり。などなど。
Aさんも私も、それぞれのお好みがある。
それが、うまく噛み合っていなかったのかも。
ストロークは、それを受けた行動が強化される。
そんな特徴もありますから、自分の好みではないものの、相手の好みに合わせた、新しいストロークの出し方、受け方を試してみる。
できれば、安心・安全な場所・相手で、少しずつ試してみる。
そうすることで、新しいやり方を身につけるのも、良いかも。
ただ、そのためには、まずは自分自身。ポジティブなストロークを、貯めておきたい。
というのも、心の中にあるストローク銀行に、ポジティブなストロークが70~80%以上あれば、私たちは活き活きとして、幸せ。
何より、何もないよりはマシだからと、ネガティブなストロークを取りに行く可能性が、低くなる。
相手を理解する、新しいやり方を身につける。そんな行動につながる、エネルギーになるからです。
日常の場面を、理論に合わせて整理整頓。
振り返り、まとめることで、別の選択肢や可能性が広がります。
そして今回のテーマ、「承認要求を満たす刺激=ストローク。振り返りと、まとめ。」ですが、
これまでの配信回を振り返りながら、3つに分類してみました。
一つは、理論中心にお話をしている回。
もう一つは、その理論を応用して、実例からの見方をお話ししている回。
そして、他の理論につながる、クロスオーバー・エピソード回です。
理論中心の回では、さらに、いくつかの視点に枝分かれしています。
例えば、ストロークが制限されてしまう仕組み。
時間の過ごし方によって、ストロークのレベルやリスクが変わること。
さらには、ネガティブなストロークを、確実に得る方法など。
実例からの見方をお話ししている回では、できない・できる、する・される、など。
対比をさせた場面を取り上げた回も、分けて整理しています。
詳しくは、エピソード概要欄の下の方に一覧を載せていますので、気になるテーマがあれば、ぜひチェックしてみてください。
では、今回、覚えていただきたいポイントは、
「承認欲求を満たす刺激=ストローク。振り返りと、まとめ。」
まずは、気づくこと。そして、いつもと違う変化を、味わってみませんか?
今回は、これまでの配信を振り返りながら、ストロークについて、改めて見つめ直してみました。
約1年半の配信の中で、スタートであり、原点でもあるこの理論。私たちの心の中に、深く根付いています。
皆様はどんな場面で、「認められたい」と感じますか?
そして、誰かに「認めてるから」と伝えたくなる瞬間は、どんな時でしょうか。
次回は、心の中にある「親・成人・子ども」という、3つの自分について、これまでの配信を振り返りながら、お届けします。
ストロークと同じように、日常の中で何度も顔を出す、この理論。ぜひ、続けてお聞きください。
ここまで聞いていただき、ありがとうございます。
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お相手は、遠藤美保でした。
ありがとうございました。