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2023-05-03 17:59

第六回 『源氏物語』、どう読むか?

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今回は、源氏物語をどのように読む方法があるかということを、しろうとの立場から実践をふまえてお話しいたします。


源氏物語にふれるにすばらしいサイト、「源氏物語の世界」→http://www.genji-monogatari.net/

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源氏物語の読み方1
イタラジ第6回をお話ししたいと思います。
第6回は、源氏物語どう読むかということをお話ししたいと思います。
最近、源氏物語という日本の古典小説を読んでいるんですけれども、
結構長い作品なんですね。
章、54の部分に分かれているような小説でして、
非常に文庫本の10巻ぐらいあるか、9巻10巻ある小説ということでね、長編小説なので、
非常にいろんな読み方ができる。
内容の分析としていろんな読み方ができるんじゃなくて、
こちらの普通に目で打って読むとか、耳で聞いてとか、
そういうふうに教授の仕方が様々に選択できるタイプの小説というふうに思っておりますけれども、
いろいろ模索しているんですね、どういうふうに読むか、源氏物語を。
例えばですけど、現代語訳というものがありまして、
現代語訳っていうのは、古典の平安時代の言葉で書かれた原住語語当たりを、
現代の標準語的なものとかに変えるっていう、
もちろん確か、関西、京ことばに翻訳したり、それでも現代の言葉遣いで翻訳したりしている翻訳もあるみたいですけど、
そういうふうに、いろんな学者の方や、翻訳者、古典に通じた方や、文学者、作家、詩人、歌人が、
現代語訳を数多していても、いくつものバージョンがあると思うんですけれども、
例えば、吉野晃子さん、歌人の吉野晃子さん、吉野晃子が現代語訳をしたり、
あと谷崎純一郎、円地文子、橋本治、いろんな方がされているんですけれども、
僕はですね、どうしようかなと思って、これ最初に、まず古典の言葉で読むっていうのもありだし、
ちょっと、なかなか古典の中でも込みいった話ですし、
ちょっと平安時代の言葉なので、読むのが難易度高いんじゃないかっていう話もあるんですけれども、
その人によると思いますけれども、僕は谷崎純一郎訳で最初に当たってみたんですね。
で、ちょっと谷崎純一郎の現代語訳で、最初の序盤を明かしくらいまではずっと現代語訳、谷崎純一郎で読んでいって、
途中からね、軽く玉上琢弥さんの現代語訳と本文についているバージョンも参照してみて、
主に現代語訳の玉上さんをちょっと読んでみたんですけれども、
両方ね、すごくいろんな特徴がいいところがあって、非常に楽しんで読めたんですけれども、
そうしているうちに、だんだん本文も確認しつつしてみたいなと思いまして、
当然ね、本文って一番ニュアンスが近いと言われる。
もちろん、谷崎純一郎が書いたテキストとは全く同じっていうことではないようなんですけれども、
これは複雑な過程があるみたいなんですけど、定価がまとめたり、そういうことがあるみたいです。
本文を読んだりしながら、こういう感じなのかなっていうのを考えながら読んでいたんですけれども、
最近はね、だんだんアプローチが違ってきまして、
そもそも僕は源氏のことを読んでいるのは、別に誰かにこれを教えたり講義したりっていうのは全くないので、
ただの趣味として読んでいるということなので、
これなら別に人に内容を説明したりするために読んでいないし、
別にこれを研究してみたいなことでもないので、
他の読者だってそうなんですけれども、突き詰めてしまえばね。
まずは本文の方、原文の古典の言葉の方を朗読したり読み上げ通して、
源氏物語の読み方2
あとは検索したり入門書を読んだりすれば、大体のあらすじは出ているので、
大体のあらすじと文法をある程度、文法と読み方みたいなのを調べつつ、
朗読とか目読とかするっていう感じで、
ラフに結構読んで、原文のニュアンスとかもちょっと知りたかったので、
読んでみてにしているんですね、今。
で、今、フジウラヴァっていう、
あ、藤裏葉(ふじのうらば)っていう、
競馬で読んで、次は若菜というね、
ワカナという一番長い書を読んだりしているんですけれども、
もちろん谷崎潤一郎訳とかもね、
折に触れちょっとはさみつつって、
いろんなバージョンを読んで見ているんですけれども、
なかなかそれも面白いきっかけになっているという感じなんですけれども、
あと面白いのはですね、
アーサー・ウェイリーっていうイギリスの方が、
日本語を英語に訳して、
かなり簡潔に、無駄とアーサーウェーリーさんが思った部分を、
はしょって生まれたというか、
冗長と思った部分をはしょって、
英語で紹介したんですね、ヨーロッパとかに。
そしたらそれが結構ヒットして、
読まれたっていう、
まあ知識人とかなのでしょうけど、
読まれたっていう経緯があって、
で、それを最近日本の方がまた英語から訳し直して、
日本語にして日本人が読んでいる、
逆輸入の状態になったりして、
それもなかなか面白い状況というかね、
僕は別に原文主義者でもないし、
現代語訳主義者でもないので、
どれを読み方が一番深く味わえるとか、
どれが正しいとか、
全く私はそういう主義を持たない。
持っているとしても、
そんな主張したりしないということなんですけど、
私がやり始めたのは、
原文を読んでみる。
正読とは全然違って、
軽読な感じで、
ちょい読な感じで読んでるんですけど、
違ったバージョンの源氏物語
原文の良さというのがありますね。
原文が一番読んでいて、
これは良いなという場面がある。
1から10までね、
僕は古典の能力は別に高いわけではないので、
理解できているわけではないんですけど、
逆に谷崎純一郎の良さとか、
谷崎十一郎が追い隠した部分とか、
変えた部分というのが分かったり、
玉川美さんの役も分かったり、
他の役でもね、
与謝野晶子もね、
ゲンジモノタリーの世界というサイトがありまして、
そこで与謝野晶子の役も、
青泥木にもありますけどね、
見てみたんですけど、
全然こういう風に違っているな、原文とニュアンスが。
僕の読んだ感じですけどね。
それぞれの良さがあるということなんですけど、
そこはね、
渋谷英一さんの役とかね、
読んでみたんですけど、
これは良いなと、
これはこうなっているなとか、
ここはニュアンスに変えられているなとか、
そういうのが分かるので、
やっぱり原文は、
源氏物語の読み方
大掴みに物語だけを知りたかったり、
構造的に知りたかったり、
近代小説的に読んだりしたかったら、
やっぱり現代語訳が良いのかな、
という話もあるんですけど、
僕は別にそういう読み方ではないので、
むしろ味わいたいというか、
何回もこの先、
人生で読む機会はあるでしょうし、
こういう先がね、
付き合っていけるんじゃないかな、
という感じがするので、
とにかく朗読したりして、
既存原文の朗読で、
繰り返して、
あとは参考書が、
Wikipediaにも、
それこそ、
あらすじが載ったりしているし、
入門書に、源氏物語入門みたいなのもあるので、
場面場面、
注釈みたいな感じで、
読んでいったり、
あとは、
原文の本は文庫でも、
岩波文庫とか、
角川文庫でも、
注釈がすごく細かくついているので、
引っかかるようなところとか、
難しいところとか、
全くわからないということは、
ないと思います。
丹念に読む方だったら、
僕も、
そこがわからないところは、
読み返してみたり、
名場面とか、
読み返してみたりして、
味わっているんですけど、
原字本あたりというのは、
本当にいろいろな読み方があるんだなと、
もともとの分析とか、
批評とか評価的な、
そういう引きつけて読むっていう、
自分に引きつけて読むっていう、
読み方は、
源氏物語の研究と比較
本当に、
読み方、どう読むかっていう、
原文をテキストに、
目を通すかとか、
耳で聞くかとか、
口で朗読するかとか、
そういう話のレベルなんですけど、
そこが非常に、
それについてもいろんな意見があるし、
いろんな論があると思うんですね。
ありますね。
ちょっと調べてみたら、
朗読だとか、原文主義とか、
現代語訳がいいんだとか、
吉本隆明なんかはね、
原文がいいんだ、
現代語訳がね、
やっぱり、
現代語訳がいいというか、
原文主義ではないみたい、
がいいわけではないんじゃないか、
だっていうところをね、
書いたりしてましたね。
源氏物語論っていうのもね。
そういうふうにいろんな、
あと原文で読むのがいいんだって方もいらっしゃるし、
そういうのはね、
論述とか、
意見の中にね、
自分は意見は言わないですけど、
とにかく自分で読んでみて、
いいなと思う読み方が一番いいし、
それは皆さんにも、
皆さんもそうなんじゃないかなと思います。
研究されてるからだからね、
さすがにいろんなバージョンを比較したり、
それこそ、
原文のバージョンもいろいろあるじゃないですか、
何が原文かっていう問題もすごくあると思う。
古典研究とか、
青色本とかなんちゃら本とか、
定家本とか、
そういうのがあるみたいですけど、
そういう比較をね、
テキストの構成をしていくっていうことは、
あるんじゃないかなと思うんですけど、
それはそれぞれあるので、
僕自身は、
そういう研究者ではない、全然ないので、
そういうふうに、
ちょっとずつね、
源氏物語の評価と歴史
そういう原文、
現代語訳、
文学者の現代語訳、
国文学者の現代語訳、
歌人の現代語訳、
なんちゃらなんちゃらみたいな感じで、
いろんなバージョンを、
読めるだけ読んでいくっていう、
感じだと思うんですけど。
もしね、
何か面白いの読んでると思う方だったら、
原文とかね、
もちろん、現代語訳もチェックとか、
そういうふうにいけると思うので、
朗読動画もね、
YouTubeに非常に谷崎と、
スクリプトの谷崎さんのアキコは確認しましたので、
YouTubeに、
朗読動画を出している方がいらっしゃったので、
これもすごくいい、
朗読と、
テキストも動画に表示されたりしてたので、
非常に、
ぜひ、
その辺をね、
チェックしてみてください。
僕もチェックしてるんですけどね。
ただ、
活用させていただいています。
内容自体はね、
皆さんのほうが詳しかったりするし、
僕から説明するよりも、
そういう、
ポドキャストでもね、
ゲージモードで読んでいる方がいらっしゃるし、
すごくいい、
そういうポドキャストなど、
YouTube動画など、
記事など、
解説本など、
肯定的、批判的含め、
いろんな、
学術的、
個人の意見的、いろいろ含め、
すごくキラー星のことがあるので、
はい、
そこをね、
チェックしていただければと。
ゲージモードの中にはそういうね、
いろんな読み方がされるものなのかな、
という感じもいたします。
1000年経ってますしね。
確か、もう青歴1000年前後の、
作品なので、
1000年以上経っている、
武士作品なので、
もうそれで今残っているような
古典というのはかなり、
かなり一定の評価が与えられている、
基本的に作品というのはもう、
ビクとも揺るがないというか、
簡単なことだった。
まあ、歴史の中ではね、浮き沈みがあったようですけども、
武士の時代には、
ちょっと落としめられたとか、
まあ、いろいろこう、
本居宣長さんが、
発見したみたいな、
京中というか、みんなあるんだよみたいな、
かなりいろいろ、
今の間違ってるかもしれないですけども、
いろいろそういうね、
お話の話に聞きますので、
源氏物語の作品評価の多様性
そういう、まあ、いろいろね、
時を経た、
時の川に流れされて、
岩に削られた、
みたいな、まあ、予感ですけども、
そういうね、作品なので、
非常に、
古典の古典みたいなね、
それは、
敬意付けされる、
という面もあると同時にね、
まあ、いろんな人が人々に生まれる、
それこそ、
今の同人誌に近いような展開がある、
みたいな意見もあるし、
いろんなの意見が、
いや、これはすごく不道徳だ、
みたいな意見も、
こういうことなんじゃないか、
みたいな本も出たとかね、
まあ、そういうことはね、
ずっとこの歴史上、
日本だけじゃなくて、
世界中でも、
そういうことを読まれ続けてきた作品ですので、
意見にもたれたりとか、
誠悪合わせに飲むような、
奴隷のある、
ぶつかって、
読み包まれる、
毒派みたいな言い方、
私はすごく好きじゃないんですけども、
毒派というよりね、
読み包まれるというか、
読んで、
その毒の中に包まれてしまう、
吸収されてしまう、
意味もたれを破壊したり、
吸収できるような人がいる、
それはそれで面白いですけど、
いろんな文学者は、
意味もたれ意識してね、
作品を書いたり、翻訳したりしてるんでしょうか、
非常にね、
すごく刺激のある作品、
と同時に、
すごい包囲力のある、
物語世界に導いてくれたり、
現実の姿を、
一変させたり、
厳密にリアルを見せてくれたり、
いろんな面がある、
読み方がある作品だと、
それこそあります。
こういう風に原文とか、
現代語訳とか、いろいろ見て、
文法の勉強にもなりますしね、
古典の勉強にも、
一番なると思いますけどね、
当時の流俗術とか、
表物とか、物の名前とか、
源氏物語の価値
感情表現、
形容詞とか、
そういうものは、
形容表現とかね、
そういうものはね、
非常に言い回しとか、
勉強になる、
参考になる、
ものであると思いますし、
他の積数を読む時にもね、
日本の文学はのみならずに、
日本の文化、
あと世界文化とかにも、
読む時にも比較になるような、
テキストかもしれませんし、
すごく、
読んでよかったなという、
作品にはなっております。
言い方すごい偉そうですね。
であります、
と思われます。
本当に、
なかなか、
すごい、
本当になかなか、
私では肩に来ていないような作品です。
私がどう、
源氏物語に触れ合ったか、
触れつつあるか、
ということしかお話しできないような、
作品でございます。
皆さんも、
皆さんにね、
いろんな読みを、
考え出されるかもしれませんし、
読んでいただければ、
ぜひ読んでいただければと思います。
では、
今回はね、
源氏物語のお話をさせていただきました。
短い期間ですが、
お付き合いいただきありがとうございます。
ではまた、
次回もお楽しみください。
第6回、源氏物語をどう読むか、
でございました。
お疲れ様でした。
17:59

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