航空業界のミッションクリティカルな仕事
こんにちは、シニアソフトエンジニアのriddleです。このポッドキャストは、IT業界のいろんな話をしたり、リアルをお届けします。
今回はですね、私がSIR時代に非常にミッションクリティカルな仕事をしていた時の話を、詳細をぼかしながら話したいと思います。
私が当時やっていたのは、結構大きな企業さんを相手に仕事をしてまして、その中でも特に航空系のお客様を担当していた時の話だったんですけれども、
航空系といってもですね、いろいろあるんですけども、私が担当していたのは、航空券の裏側みたいなところでしたね。
でですね、例えばですけど、新幹線で考えると、新幹線のチケットが売られなくなるみたいなことになると、これは結構困った話になるんですよね。
もちろん大量の人が使うわけですし、決まった時間に行かないと商談がストップしてしまうとか、例えば結婚式に間に合わないとか、人生の一大イベントに影響を与えてしまうみたいなことなんかがあると思いますが、
飛行機もですね、ご多分に漏れずそういう感じですと。特に国内だけじゃなくて国外みたいなものもあるので、本当に大事な用事だったりだとか、
1年ぶりにとか数十年ぶりにみたいなこともある中で、結構そこのサービスの安定とか運用維持みたいなところは厳しい制約というかクオリティが求められる仕事でした。
当時ですね、覚えているのはDVDを見せていただいた記憶がありまして、というのも、過去何度かシステム障害などをその会社が経験しているということで、
その結果、現場がどうなったのかっていう混乱をですね、実際にドキュメンタリー形式になっているものを見せていただいたんですけれども、それを見るとですね、例えばシステムが止まりました。
じゃあ実際に飛行機が飛ばなくなります。なぜならば、旅券がみんな発行できなくて、乗るべきお客さんが飛行機に入れないからです、みたいなことになるんですよ。
もうそうすると空港は本当に阿鼻共感で、いや自分はここにいるし、手元にチケットもあるけどなんで乗れないんだとか、チケット欲しいのになんで発券できないんだ、みたいなことを延々とグランドスタッフにですね、
詰め寄るお客さんとか、泣いてしまうとか、怒ってしまうお客さんとか、いろんな方がいらっしゃったんですよね。システムの問題によってはそんなすぐ治らないことも多いですし、
これはちょっと肌感覚として自分はわかるんですけど、お客さんからしたらね、知ったことじゃないですよね。そうなると、例えば1日とか2日かかりますみたいな話になると、
いやお客さんその場にいるわけで、そんなシステムね、待ってらんないですよね。っていうのが鮮明に描かれたDVDで、それを見るとですね、自分がテコテコと作業をしているサービスの裏側には、
実際に使われているところがあって、それを使って実際に飛行機が飛ぶ位置上となっているってことを目の当たりにするとですね、
もともと別に適当な仕事をしていたつもりもないんですけども、改めてこう、何ですかね、エリを正すというか、
ああ、何か意義のあることをしっかりやるっているんだなっていうところとか、安全に作業をすることが誰かの安全につながってるんだなっていうことをすごく感じる瞬間でしたね。
システム障害の影響
ミッションクリティカルなものって、金融や医療をはじめとしたいろんなインフラの分野に多いかなと思っているんですけども、やっぱりですね、
枯れた技術を使うとか、安全第一みたいなことだったり、非常に高いセキュリティだったり、業務要件みたいなものを満たさないといけないというところで、
なかなかね、最近の、例えばウェブ経営とか自社プロダクトを開発したいです、最近の技術でみたいな感じとは結構、真逆というと言い過ぎかもしれませんが、結構違う畑にはいるかなと思っていて、
どうしてもそういうところに憧れを抱く人が一定する中で、なかなか何ですかね、武骨というか難しい業界だなと思いつつ、
でもそういうところで経験したからこそ、自分の作っているものに対して、見えないかもしれないけどお客さんがいて、
なんかしっかり作らないと誰かを泣かせしまうかもしれないみたいな、そういう気づきを得られたのはとても良い体験だったなと思います。
なかなかね、得られない体験ですし、いざそこに飛び込むってなると結構勇気もいるというか、
自分のね、ちょっとしたミスで人がなんか影響を受けてしまうかもしれない、悪い方に、みたいなことを考えると、その場のノリでね、
行きたいです、みたいな感じっていうのもなかなか苦しいかもしれませんが、ぜひですね、そういうものにですね、関わるきっかけをもし得たならば、
1回挑戦してみてはいかがでしょうか。はい、今回はですね、私がSIR時代にミッションクリティカルな業務システムの方に携わらせていただいたという経験をお話しさせていただきました。
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