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2025-07-05 11:20

#29 SIerからメガベンチャーに行くの意外に良いキャリア説

SIerとメガベンチャー、IT業界という括りでは同じですが働き方が全然違います。そんな二つのキャリアを体験した riddle が、意外とこの転職いい感じだぞ?ということを語ります。


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riddle : https://x.com/riddle_tec

ひびの : https://x.com/nasustim


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サマリー

SIerからメガベンチャーへの転職は、多くの経験を得るための良いキャリア選択とされています。特に、自社開発とメガベンチャーの違いや、エンジニアとしてのスキルとビジネスセンスの重要性について深く掘り下げられています。このエピソードでは、SIerからメガベンチャーに転職することのキャリア上の利点について語られています。特に技術力とソフトスキルがどのように役立つか、そして転職活動の際に留意すべき点が強調されています。

SIerからの転職
こんにちは、riddleです。今日は一人で、SIerからメガベンチャーに行くの、実はめっちゃ強いキャリアなんじゃないかってことを話したいと思います。
何を隠そう、私がSIerからメガベンチャーに転職して、次別のとこ行くという感じなんですけれども、自分のことなのでよく言っているっていうのは結構強いと思うんですが、
自社開発の会社一本で言うよりも、異なる業界を経てた方が結構経験として良かったなとか、それを周りから褒めていただけるというか、
こういう経験してて、だからこういう振る舞いできてるんだね、いいね、みたいなことをエンジニアの外の方からおっしゃっていただくことが結構あったかなと思うので、そこを共有したいと思います。
もともと私は新卒で文系の大学からSIerに入りました。SIerで10年ぐらい働いていた後にMixiですね。
Mixiというメガベンチャー、メガベンチャーというのはベンチャーの機質は残しつつも、もうベンチャーっていう規模じゃないよね、みたいな会社のことで、
他にはサイバーエージェントさんとかTNAさんとかが名前、よく挙げられると思っています。
確かにMixiの場合もですね、従業員1500とかそれぐらいいますし、売り上げも何百億とあるので、しかも創業から20年とか経っているので、ベンチャーではもうないですよねという感じでした。
メガベンチャーの特徴としては、自社開発企業とそんなに大差はないんですけれども、外から見ると華やかなイメージがあって、若い人多くてイケイケみたいな感じですかね。
自分がもともとSIAにいた時から、なんでメガベンチャーに行こうかと思ったかというと、自社でサービス作っている会社に行きたかったというのと、複数の事業をやっている会社に行きたかったというのがあります。
メガベンチャーのような大きな会社だと、複数の事業領域をやっていて、例えばMixiの場合だと、モンスターストライクというソーシャルゲームをやっていたり、
TipStarという公営競技向けのソーシャルベッティングをやっていたり、見てねという家族に向けた写真共有アルバムサービスをやっていたり、
他にもサッカーとかバスケットボールのチームを持っていたり、色々やっています。
社内で結構簡単に移動ができるというところで、1年とか2年という単位で色々な事業が体験できるといいなと、ちょうど転職も大変だったので、
会社をまたがずそれができるならいいなというところで、その会社に入りました。
実際に入ってみると、めちゃくちゃ大変だったんですよ、最初は。
もともとSIRの最後の方は自社のサービスをちょっと開発するみたいなポジションにいたんですけれども、
そこでやっていたことが100だとすると、メガベンに入ると1000ぐらいは求められるので、900をどうにか埋めないといけないですよね。
そうなってくるとやっぱり最初の方は年下の後輩とかの方がすごいできるので、追いつけ追い越すじゃないですが、そこに追いつくように色々頑張ったりしていました。
スタジアからメガベンチャーに行くのって結構大変で、自分は恵まれてたまたま自社開発系の仕事ができたので、
スキルが整いましたが、その案件をやるまではメガベンはともかく自社開発系の企業とかいくつか受けましたけれども、
ほとんど書類が通らないとか、一時先行の技術面談のところで落ちてしまったという感じですね。
エンジニアのスキルとビジネス
当時言われて覚えているのは、7、8年目ぐらいの時に受けた面接で、これ今まで何やってきたの?みたいな感じのことを面接官の方からおっしゃっていただいて、
自分なりには努力していたりとか、いろんな資格取ったりとかやっていたんですけれども、どうもやっぱりスキルがアンマッチというか、
スピード感というかこなすプロジェクトの数とかも結構違ったりしますので、そういったところで結構ギャップを感じましたね。
いろいろあって入ってみると、確かに技術力という点では追いついていないので、頑張らないといけない。
チーム開発という意味でも全然やっていなかったので、それもそうなんですけれども、
お客さんへの提案とか、社内での寝回しというか、政治とか、エンジニアじゃなくて営業の方とのコミュニケーションみたいなのって最悪であると思うんですよ。
そういうところってずっとメガメジャーにいる方って経験してないんですよね。
もちろん経験してるような方もいらっしゃるんですけど、多くの方はプロジェクトに入って何かのサービスの立ち上げだったり、
途中から入って運用をやりつつ機能回収してるとか、機能追加してるみたいなことをやられているので、
話すのは同じチームの企画とデザイナーとQAチーム、あとはエンジニアみたいな感じで、
あまりチームの外に出ていくみたいな感じが少ないんですよね。
そうなってくると、これは本当に人によるかもしれないんですが、
あまりビジネスみたいなところを得意としているというか、慣れている方が結構少なかった印象です。
これってひるがえって何が言いたいかというと、ビジネスサイドとか企画サイド側からすると、
エンジニアが結構お金に対しては無頓着というか、ちょっと言葉が難しいんですけども、
簡単に言うと売上があって、そこから半間費とか経費とか抜いて、
その結果が利益になるみたいな基本構造があると思うんですけども、
そこへの認識が薄かったりとか、それを考慮した上での意思決定が事業全体ではされるのに、
エンジニアはエンジニアで技術の方に傾倒しがちだったりするので、
エンジニア主導の改善で、ただビジネスインパクトはないよみたいなものを優先度を上げようとする、
これはもうしょうがないと思いますけど、そういうところで圧力を生んだりとか、
うまく調整で折り合いがつかなかったりとか、そういうことを度々見てきたので、
自分はそういうタイミングで、どちらともコミュニケーションができるようなポジションにはいることが多かったので、
間に立って何かするみたいな感じが多かったですね。
これは技術力があるとかないとかではなくて、たまたまSIRでお客さんとの調整をしたりとか、
営業との調整をしたりみたいなところの能力というか経験が多かった。
SIRの方であれば基本的にそういう能力をやっぱりつけられるというか、
つけるように教育いただくと思うので、そういうところが結構役に立ったかなと思っています。
この前話で言った通り電話の取り方とか、失礼のないメールの送り方とか、
客先での対応の仕方とか、プレゼンの仕方とか、
そういうビジネスマンとしての基礎能力に近いようなものを最初の1、2年目で叩き込まれ、
それをメガネに入ってからそれを電話を受けることもなくなったので、明確に使うことはなくなりましたけど、
これをやっとけば相手に失礼に当たらないとか、これをやっとけばスムーズに進むよねみたいなところは、
業界によって大きく変わるものではない。
SIerからのキャリアチェンジ
もちろん特殊な、例えばメール送るときに偉い人順にCCというかアテナつけるとか、
ハンクを押すときにお辞儀してないといけないみたいなのもある業界もあると思いますけど、
そこまでじゃないし一般的なものって結構役に立つので、
SIからメガネに来たっていう経験はそんなに多くないキャリアチェンジだったので、社内では。
結構重宝されたというか、自分の生存戦略的に役に立ったかなと思っています。
またですね、振る舞い的な話以外にも、
スナイヤーってポジションにおりますが、ITコンサルに近いことをやるタイミングもあると思っています。
ここでいうのはお客さんの今後の中長期の目標に対してどういうことをやっていくのかみたいなところの提案だったり、
実際に抱えている問題に対して要素分解してロジカルにこういうことをやっていった方がいいよねみたいな、
ITコンサルタントの最初の方でやるようなロジックツリーみたいな分化する話あると思うんですけど、
そういうのが割と苦手な方というか、まだ慣れてない方とかも結構エンジニアの若手の方には多かったので、
そういうものを自分の武器にして戦っていくと仕事の進めやすさが段違いだったりだとか、
こういうふうにやると進めやすいよみたいなことを教えてあげられたりとかするので、
意外とソフトスキルというか、あんまり重要視されていないかもしれないんですけども、
そういうきちんとしたスキームというか研修制度があんまりメガベンチャーとかってそこまでない印象なんですよね。
技術的な意味ではすごいやるし、基礎のビジネス能力としても、研修がもちろんあるんですけども、
研修は研修でしかないので、それをやっぱり1年とか2年とか時間かけてやらないと身につかないものはあると思うので、
そういうところで自分の能力を示してチーム内でパフォーマンスを発揮できるというところは結構大きかったのかなと思っています。
逆にですね、ただSIRで能力が高い方であっても最初に述べたように技術力が足りないと通らないので、
転職をですね、もし考えられている方いれば技術力を磨いて、
頑張って自社開発の経験をどこかで蓄えてから転職を計画するっていうのがどうしても必要になります。
転職さえできれば技術力はもっと頑張らないといけないですけど、
蓄えたところで、今までのSIRで蓄えた力で結構温度トレーキというかパフォーマンス発揮できるんじゃないかなという個人的な経験からお話ししてきました。
なんで意外と戦えますよ、頑張ればという話ですね。
転職の際の注意点
逆にメガベンしか経験なくてSIRに行くと、ポジションにもよりますけど、いわゆる王道の働き方は難しいかなと思っていて、
SIRで言われる王道の働き方ってチームまとめてプロジェクトマネージャーやります。
何なら配下のメンバーは社員はそんな多くなくて派遣とか業務委託できていただいたパートナーさんとかにお願いすることになるので、
スキルレベルもバラバラだったり、指示を100%聞いてくれる方ばかりじゃないということもあったりするので、
その方たちをうまく統括してお客さんと調整をして働くみたいなところは結構モチベーションが高く、
それぞれの技術力も粒揃いで、かつ努力を全然、努力と思わない技術が大好きな人と一緒に仕事している状況とあまりにも違うので、
そちらは結構ハードルが高い。メガペンからSIに行くのは結構ハードルが高いんじゃないかなと個人的には思っています。
ということで今回は自分の経験からSIからメガペンに行くと意外とキャリア的には美味しいし活躍できる土壌あるんじゃないのみたいな話をしました。
最近ハッシュタグいろいろITのものを作りましたので、動画のコメントとかポッドキャストのコメントとか、
感想とかSNSに投稿いただく際につけていただくとこちらから探しやすいのでよろしくお願いします。
またエピソードの概要欄にもGoogleフォームのリンクを貼っておりますのでそちらからご連絡いただけると大変嬉しいです。ありがとうございました。
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