新入社員の学歴と経験
こんにちは、シニアソフトウェアエンジニアのリドルです。このポッドキャストは、IT業界のいろんな話をしていきます。
今回はですね、メガベンチャーの新入社員はどんなレベルの人が来るのかというのを紹介したいと思います。
皆さん、メガベンチャーの新卒はどんな人が来るかご存知ですか。学歴とか経験とかちょっと気になりませんか。
なのでちょっと新卒採用をしていた私がご紹介したいと思います。
まず学歴なんですけど、ほとんどの場合、学歴は不問です。なので、高専の人もいるし、専門学校の人もいるし、大学、大学院、修士とか博士とか、
まあ博士途中で辞めちゃった人とかもいますので、全然関係ないです。全然ね、なんか社会人経験5年目とかなのにまだ20代前半みたいな人もいますし、
ここは本当に自由でしたね。なのでここは誰でもウェルカムって感じでした。はい、なのでどっちかっていうと何ができるのかとか、どういう経験をしてきたかっていう方がだいぶ重視されます。
そのためほとんどの人は長期のインターンを複数経験しています。ここでいう長期のインターンっていうのは、弊社ミクシーだったりだとか、
まあ他のメガベンチャーとか自社開発系の企業で3ヶ月とか半年とかやってる、まあ時給何千円かで採用されてやってるアルバイトみたいなものだと思うんですけど、
それで実際にもう本番で動かす機能のコードを書いたりとか、バグを直したりとかリファクタリングしたり、インフラの構成を多少いじったりみたいなことをやる感じだったり、
会社によってはR&D系のことをやってちょっと発表するみたいなことをやったりする場合もあるので、そういう経験を複数勤んでるとほとんど働いてる人と一緒なんですよね。
なのでそういう経験をして入ってくる人は、OJTっていうのもあったんですけど、本当にね、なんか1週間ぐらい、なんかこうだよとか、このプロジェクターこうやってやってるよみたいなことを教えたら、
もう実装できるんですよね。この1週やってくださいって言うと、多少複雑なものでも、じゃあこういう風な感じでやっていいですかみたいな、いいよみたいな感じだったら、もう全然できるんですよ。
なのでプログラミングを教えるとかももちろんないです。ちょっとドメインの複雑なところとか、こういう風な感じでドキュメント作ってるんだみたいなお作法みたいなところだけ教えれば、
技術的専門性の重要性
もう動けるみたいな感じですよね。だから即戦力です、いわば。これ結構個人的には衝撃的で、私は何も知らないでSIRっていうIT業界の会社に入ったんですけれども、
本当に文系の大学卒業して何もできなかったんで、本当に半年ぐらいずっと研修やってたんですよ、みんなと一緒に。で、そこでやっと現場に配属されて、でも配属されてから1年か2年ぐらいはOJT期間があるんですよね。
だって何もできないから。だから現場入ってLinuxのコマンド多少打てるようになったから、ちょっとバッシュでテストスクリプト書いたりとか、仕事全然やらないから雑務というか、
来客対応とか電話対応とかずっとやってて、それを半年ぐらいやったのちにやっとちょっとサーバーをリプレイする案件ちょっと入ろうかみたいな感じで、
Linuxの設定の変更の仕方学んだりとか、そういうレベルだったので、メガメンチャーに入ってくる新人はなんか初めから何でもできすぎててマジで怖いんですよ。
はい、ということでまずこんな感じです。それですね、じゃあプログラミングとかどのくらいできるのって話なんですけど、入ってくる人はまず何らかのスペシャリティを持っています。
例えばバックエンドが得意ですとか、フロントエンドが得意です。もしくはモバイルが得意、R&D系の中でも特にセキュリティが得意とか、AI特に画像解析が得意ですとか、生成AI周りが得意ですとか、
いろいろあるんですよね。これは別に実務でやってるとか、アルバイトでやってるっていう他にも研究でやってるとか、そういうのもあるので、一概には言えないんですけども何かしら得意領域を持っています。
プラス、それ以外の領域もできるんですよね。できるレベルは人によって違うんですけど、バックエンドは結構できるし、プラスフロントエンドとモバイルもまあまあできますよみたいな、やったことありますよとか。
あと機械学習はめっちゃ得意で、一応バックエンドのことも書けますよみたいなね、方が多いですね。だから本当一つの領域しかわかんないですっていうよりかは、
得意領域あった上で他のもなんかウェブ開発においては一通りわかるかなーみたいな感じの人が多いですね。
なので複数言語を書けることが多いな、初めから。なんでね、ちょっとモンスターなんですよね。すげーなーと思って見てます。
あと大体みんなCSは理解してますね。情報学部出身であっても、情報学部出身じゃなかったとしても、どっかでCSを理解してたりします。
なんか別にCSに関する質問とかを明確にしたつもりもあんまり面接しはないんですけれども、なんかわかるんですよね、なんとなく。
なのでそういうのをきちんとした素養として持ってますね。あとはなんか自立心が強いというか、自発的に行動する力がやっぱ強いですね。
こういう私が入っているようなメガベンチャーの会社にそもそも応募してきて受かる人っていうのは、何らか自分でアクションを起こしていろんな団体に所属して何かをしたりとか、
例えば自分からイスコンに参加するとか、チーム組んでCTS参加するとか、そういうアグレッシブなことをよくやったり、
登壇したりとかLT会主催したりとかそういうことあるんで、割と会社においてもそういう前向きなことをどんどんやっていくって方が多いので、
既視的にそういう人が多く採用されるかなと思いますね。今挙げたような情報にですね、合致する人はですね、正直大抵どの会社も結構受かるんで、
企業側からすると、いかに自社に引き込めるかっていうのは勝負になるんですけども、勝負はね、勝ったり負けたりするんで、なかなか数が確保できないこともあるみたいです。
なので今言ったようなところまでたどり着ければ、割と企業は選びたい放題なんじゃないかなと思います。
だからやっぱり遠いですね。結構中学時代からプログラミングとかITに触れてましたっていう人も多いですし、
でも、なんか大学1年からガッツリやり始めましたって人もいるので、割とそこは人それぞれな気がしますね。
ただなんか、周囲の環境がそういうIT系に強い方が多かったって話はよく聞くので、プログラミングサークルとかそういう団体というかコミュニティに所属して
切磋琢磨してやってたみたいな話はよく聞くので、もし学生の方で聞いてくださっている方がいれば、そういうコミュニティに参加して
いろんなノウハウを聞いたりとか、そのサークルの中で開催されるプライベートなイスコンに参加するみたいな経験を包んで
先輩から聞いた新しいインターン先の情報とかをベースにちょっと申し込んでみるとか、そういうムーブを重ねていくと割とそういう人材には近づけるんじゃないかなって思っています。
はい、ということで今回はメガベンチャーの新卒にどんな人が入ってくるのかというのをちょっとご紹介しました。
私はね初めて見た時、マジで絶望したんで、こんなにレベル差あるんだみたいな、これ一生追いつけないじゃんと思ったんですけど、あくまでね技術力とかこういうのは一要素でしかないので、
仕事の上ではね、ちょっと総合力で勝負すればいいんでっていうごまかしを自分にね言いながら日々生きてますので、皆さんもぜひ真似してください。
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