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  2. #30 SIer業界あるある
2025-07-06 10:08

#30 SIer業界あるある

SIer業界に10年ぐらいいた riddle が業界のあるあるを言います!


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riddle : https://x.com/riddle_tec

ひびの : https://x.com/nasustim


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サマリー

このエピソードでは、SIer業界に特有のさまざまな「あるある」を実体験を交えて紹介しています。特に名刺交換の際の困りごとや、社内勉強会での技術の違い、一般的でないツールの使用、そしてコミュニケーションの重要性について語られています。

SIer業界の特徴
こんにちは、Riddleです。今回は、SIerあるある、第1弾をやっていこうと思います。
イェーイ。はい、私はSIer出身なんですけれども、SIerって独特の文化ありますよね。
なので、SIerの文化をちょっとしても知ってもらうために、あるあるを言いたいと思います。
まず1個目。でも、どこの会社の人?と言われて困る。これありますね。これ、どういう意味かわかりますかね。
SIerって本当にいろんな方が働いてまして、正社員だけじゃなくて、業務委託の方だったり、派遣できていただいているパートナーさんなど、たくさんいます。
自分が働いていた会社ではあんまりなかったんですけれども、再委託みたいな、再再委託みたいな、今ではもう法律で禁止されちゃいましたが、
委託の委託みたいな感じがあったんですよ。あ、じゃあ禁止されたのかな?ちょっとごめんなさい。正確なことがわかんないんですけれども、
そうするとですね、3社ぐらい経由してきている人もいるみたいなんです。
そうなってくると、客先にその方が行った時に、どちらの会社の方ですか?ってなると、本当だったですよ。本当だったら、
私が勤めていたA社の名前を言ってほしいんですけど、A社じゃないっていうね。B社でもC社でもなくて、D社みたいな話になって、ややこしいので、
まぁちょっとなんか、場がね、ちょっとね、シーンとなることがありますね。
これと合わせてですね、名刺交換、たまに発生するんですけど、あ、すいません、今名刺切らしてしまってというムーブがね、ありますね。
ちょっと気まずいですよね。もうお互いね、社員だと思っているわけなのに違うわけなんで。
1個目でした。ちょっといきなりかましすぎたかもしれない。
技術の多様性
はい、2個目です。社内勉強会でドッカートアみたいなレベルからやりがち。
これはありますね。これちょっと別に悪く言うつもりも一切ないんですけれども、
サイヤーの場合って結構、人によってやってることが全然違うんですよね。
それこそ私が勤めていた会社だと、まぁネットワークにすごい強い人もいれば、
ネットワークの中でも特に伝送っていう物理的な領域に強い人、Wi-Fiに強い人、モバイルのネットワークに強い人って感じで細分化してましたし、
監視に強い人だったり、シーンに強い人とか、ストレージに強い人みたいな感じで本当にバラバラだったんですよ。
で、そうなってくると別に全員が全員ドッカーを使用するわけではないので、
そういった形でドッカートは何かとか、コンテナートは何かみたいな話をしてからじゃないと、
Kubernetesの説明に入れないとか、そういうことがありましたね。
これはもうしょうがないと思います。全員が違うことやってるんで、スペシャリティが違うので。
3つ目ですね。一番使うツールはExcel、もしくはPagoですね。
ちょっと次点でTerraTermとか出てくるかもしれないんですけど、基本的にはさっきのであっていると思います。
皆さん、このExcelって表計算ソフトですが、実際はですね、めちゃくちゃドキュメント生成に使います。
何をやっているかというとですね、いろんな設計書を全部Excelで管理するんですよね。
例えば、アプリケーションのファイル構成図だったりだとか、
シーケンス図みたいなものも管理しますし、ER図とか詳細設計書みたいなものも管理します。
またですね、テストであればテストの工程表だったり、実際に行う単体テストの一覧とか、エビデンスの貼り付けにも使ったりします。
インフラであればネットワーク図だったり、電源をどういうふうにつなぐのかみたいな内容だったり、OSの設定シートみたいなものも使います。
自分がやったときは、ネットワークのどことどこがつながるのかみたいなのは、
Visioっていう、また別のマイクロソフトの構成図を書くツールを使っていたんですけれども、Excelでいろいろ書くのが多かったですね。
で、まあ次点がPowerPointで、PowerPointもお客さんに何かこう説明シートを作るときは基本PowerPointなんですよ。
今回のプロジェクトの概要はこんな感じですとか、今回障害が起こったんですけれども、その理由はこんな感じですみたいなときも
全部パワポですし、なのでパワポ職人にあることが多かったですね。
Terra Termというのはターミナルですね。今だとWarpとかiTermとかMacの純正のターミナルとか、
なんかそういうものをMacユーザーは使うと思うんですけれども、Windowsユーザーはもうターミナルですね。
Terra Termか、Terra Termですね。昔からあって、これしか許されてなかったというのもあって、
Terra Term一択でTerra Termマクロをめちゃくちゃ作ってサーバーのログインとかを自動化してました。
はい、ということでよく使うツールExcelということでした。
コミュニケーションの重要性
次、一般的じゃないツール使いがちですね。
これもね、あるんですよね。自分が最初に入ったプロジェクトで、最初にITというものに学ぶと思うんですけれども、
私が当時入ったときは、System EdgeってやつとVCSってやつがいたんですよ。
何のこっちゃみたいな話じゃないですか。ちょっと知ってる人いたら本当に仲良くしてほしいんですけど、
System Edgeは今で言うRentBitとかRentDみたいなやつですね。ログ飛ばすやつですね。
VCSはシマンテックっていう会社、当時はVeritasって名前だったと思うんですけど、
その後シマンテックに買収されたクラスタリング用のミドルウェアですね。
クラスタリングっていうのは、サーバーがAとBいたときに、
AがダウンしてもBに切り替わってシステムが動き続けるよっていう、
データベースというプライマリとセカンダリみたいな感じですね。切り替わるんですよ。
それをやるためのソフトウェアなんですけれども、それ覚えるじゃないですか。
こっちはですね、他の現場のこと知らないんで、これらが標準なんだなと思う。
親を初めて見た日なのように、これが親なんだなと思うわけなんですけど、
別の現場に行ったらね、まあ出てこない。
何だったら、その現場以外、エンジニア人生で見たことないですね。
特にシステムエッジ、システムエッジ。
本当にやめてほしいですね、オリジナルのやつ使ってくるの。
いろんな事情で入ってると思うんですけど、
もうちょっと一般的なやつ買ってほしかったなーみたいなのありますよね。
何があれかって書いても、職務経歴書に書いたとしても、別には伝わらないんですよね。
しかもなんか、それが僕がやってたのは、ちっちゃいやつだってよかったんですけど、
メインの機能とかをそれに頼ってたりするような、よく知らない通りに頼ってたりすると、
全然使い勝手も良くないし、次のキャリアの中でも、
これできますと言っても何ですか、それみたいな話になるんで、きついですよね。
これがSAPの肌みたいな、ERPの大御所でそれ以外あるんですか、みたいなレベル感だったら、
そもそもSAPコンサルタントの人もいるぐらいですから問題ないんですけども、
その域に達してない、みんなが使ってないソフトウェアを現場に入って使ってると、
ちょっとしんどいなというようなあるあるでした。
はい、次。いつ帰っているかわからない人がいる。
これもありますね。
僕が働いていたのは結構前なんで、
働き方改革みたいなものがまだこわだかには叫ばれていない時代の話ではありますが、
なんかいつまでも残ってて、翌日もいる人いるんですよね。
どっかで聞いたら、残業を1ヶ月で350時間ぐらいしてるんじゃないかという噂だけが立ちたんで、
本当のことはわかんないんですけども、
なんかね、めっちゃ残ってて土日にもいるという噂を聞いたんですがね、
ちょっとそれはもうプロジェクト破綻してるんじゃないかと思いましたね。
残業代が出てると思うんですけど、裁量同等じゃないはずなんで。
ちょっとね、ソロ未来を見るとここでいいのかなってちょっと思いますよね。
結果的に縁あって転職しましたけど、
働き方改革ってそういうこともうなくなってるはずですけど、
ちょっと入る会社間違えたのかなって思いましたね。
はい、ラストです。責任の押し付け合い。
これありますね。
大体システムって1個じゃ完成しないんですよね。
対抗システムみたいなものがあって、連携して当時なんでFTPでデータを取ったりとか、
APIみたいな交渉ものはないので、一回HTTPで叩いたりとか、
リシンクしたりとか、メール送ったりとか、
いろいろ連携の方法はあるんですけども、
大体の場合、対抗システムって別の会社が作ってるんですよ。
そうするとですね、どうやってコミュニケーションを取るかというと、
我々の会社がお客さんに連絡して、
お客さんが別のベンダーに質問をするとか、
そういう感じになってると、まあミスは起きますよね。
お客さんも大変でしょうし、いちいち。
ただ、僕らが勝手に向こうのベンダーに声をかけるっていうのも、
何の契約も結んでないんで、ちょっとおかしな話になってるんですよね。
そうなるとコミュニケーションの回数も減りますし、クオリティも下がるので、
どうしても認識の騒ぎとか情報の欠落が起きます。
そうなるとミスが起きます。
そうすると、もう責任の押し付け合いです。
どっちが悪いとか、そういう話です。
何でそうなるかというと、ミスったら納品物って貸すっていう概念があって、
ダメだったら自分で直さないといけないですよ、責任取って。
お金ももらわずに。
じゃあこのミスは誰のせいなんだって話になりますよね。
どっちも貸しとして引き受けたくないんで、お互いに相手のせいにするんです。
自分は経験ないですけども、その間に立った発注者側の企業は大変だと思います。
なので皆さんそうならないようにコミュニケーションは密に、
また揉めそうなところは手厚くという感じでやっていきましょう。
あるあるというか、若干ブラックな話ばかりになってしまったんで、
次回あればいいところであるあるをやりたいと思います。
では皆さんありがとうございました。
このポッドキャストは、
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そちらからの投稿も大歓迎です。
ぜひよろしくお願いします。
ありがとうございました。
10:08

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