番組の概要と投資の基礎
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報をわかりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら劇する感覚で、一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の斉藤です。
おはようございます。インターン生の渡辺です。
突然なんですけど、斉藤さんってご自身でも投資してるじゃないですか。
斉藤さんはいつもどんな基準で銘柄とか選んでるんですか?
そうですね、私は結構手堅く投資するタイプなので、分散投資できるインデックス型の投資新宅を見ることが多いですかね。
そうなんですね。分散投資って基本中の基本ですもんね。
逆に渡辺さんは普段どういう選び方してるんですか?
それが実は僕はあんまり積極的に投資してないんですよね。
そうなんですね。
いくら投資新宅で分散できるとは言っても、トランプショックとか見ると元本割れしないかやっぱり不安で。
でも確かにその気持ちすごい分かります。なんだかんだ大暴落怖いですからね。
でもほぼ100%元本割れしない投資も実はあるんですけど、渡辺さんご存知ですか?
それはリスクがあまりないということですか?そんなのあるんですか?だってあったらみんな買っちゃうじゃないですか。
そうですよね。実は敷居が高く見えて、個人だとまだやっている人がそんなに多くないんですけど、実はあるんですよ。
ということで今回は悪く言ったらビビリ、よく言ったら心配賞の渡辺さんにもおすすめできる国際への投資について説明していこうと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
さて本題に入る前に投資初心者が知っておきたい株用語の解説をするちょこっと株主展のコーナーです。
今日の用語は何ですか?
今日の用語は利回りです。利回りとはかけた金額に対してどの程度の儲けが入ってきているかを示すものになります。
例えば100万円で株を買ったとして1年後に配当と売却益合わせて130万円になっていれば利回りは30%ということになります。
株ではよく配当利回りが4%を超えたら高配当とかも言っていますがこれも近い考え方ですよね。
ざっくりかけた金額に対して何%分の利益が返ってくるかというイメージでOKですかね。
ただ表記の仕方には注意が必要です。
一般的に利回りといえば1年間での利回りを指しますが中にはリターンを大きく見せるために数年間の利益を累積して利回りを表示しているというところもあるんです。
それは気をつけたいですね。
利回りという言葉は株や債権だけではなくて不動産などでも使うのでぜひこの機会に覚えておきましょう。
それでは本編に入りましょう。
国債の理解
まず債権って何かについて説明していきますね。
債権というのは簡単に言うとお金を貸すときの借用書のようなイメージです。
国が発行するのが国債、企業が発行するのが社債なんです。
なるほど、つまり僕らが投資家として国や企業にお金を貸してあげるみたいなイメージですかね。
はい、そのイメージでいいと思います。
そしてその貸したお金に対して利息をもらって満期になったら元本が戻ってくるというような仕組みです。
国債は国の信用力を背景にしているので非常に安全性が高いんです。
いやまあ安全性が高いとは言いますけど、ちょっと僕ビビリな。
やっぱり政府がお金返せないという場合もあり得るんじゃないですか。
やっぱり日本だと最近財政赤字続いてるって言いますしね。
いい指摘です。ただ答えはNOなんですよね。
例えば日本が30兆円分の元本を返済しないといけなくなったとします。
でも手元には30兆円がない。
じゃあ政府はどうするかというと日銀に30兆円分の円をすらせてそのお金で国債を返すことができちゃうんです。
なるほど。じゃあ元本は確実に返ってくるってことなんですね。
基本的にはそうなります。
ただし国債返済のために円がすられるとその分円の価値は下がるので実質的にはマイナスになる可能性もあります。
確かに元本プラス利息は必ず返ってくるけど30兆円分円すってるってことですから
使う量も増えてインフレする可能性っていうのが視野に入れないといけないってことですね。
そうですね。必ず返ってくるって言っても日本が財政破綻しない限りはですけどね。
そうですね。やっぱり日本が財政破綻したら返しようがないですもんね。
でもこれ意外と大事なポイントでして日本は財政破綻する可能性がかなり低めなのでいいですが他の国は実はそうでもないんです。
なんか今笑いながら言ってましたけど確かに聞いたところによるとアルゼンチンとかって何回も財政破綻してますもんね。
はい。よくご存知ですね。なので一口に国債と言ってもどの国が発行するかによってかなり差が生じます。
でもどの国がどれくらい安全かとかは簡単にはわかんないですしどうやって選ぶかが迷いどころになってきますよね。
はい。そこなんですけど実はいろんな研究所が国債への格付けを行っているので気になる国債があれば調べてみるといいです。
利回りの比較
それはありがたいですね。やっぱり僕はどうやらビビリらしいのでビビリらしく格付けの高い国債に挑もうかなと思いますが。
すごい根にもたれてしまいました。
それこそ日本の国債はR&Iという格付け機関にAAプラスという上から2番目に高い評価を得ているので安全志向の渡辺さんにもおすすめです。
それは安心ですね。でも利回りはどうなんでしょうか。
利回りはどうなんでしょうか。
はい。それが今年は大きく変化しているんです。
2025年現在個人向け国債の利回りが大幅に向上しています。
財務省の最新データによると変動10年が0.84%、固定5年が0.83%、固定3年が0.66%となっています。
年0.84%ですか。一気に低いように見えてメガバンクの提供金よりはずっと高いですよね。
そうなんです。さらに注目したいのが個人向け国債と利付国債の違いです。
これあんまり聞いたことなかったんですけどそれぞれどんなものなんですか。
一番大きいので言うと途中で国債を売りたくなった時の換金方法が違います。
個人向け国債は3年、5年、10年とありますが満期を待たなくても購入から1年経てば国が必ず元本の値段で買い取ってくれます。
なので元本が減る心配がないんですよね。
ただその一方で利付国債は途中で手放したいとなった場合市場価格で売られることとなります。
国債の市場価格は格付けや製作金利などで上下するため売却益を追加で得られることもあれば元本割れすることもあります。
なるほど。利付国債は元本割れのリスクがあるんですね。
でもそれだったら個人向け国債の方が断然魅力的じゃないですか。
今お伝えした情報だとそう思われかねないんですけど実はそうとも言い切れません。
利付国債も満期まで待っていればしっかり元本を受け取ることができますし、
何より利回りが断然高くて利付国債の利回りは現在10年もので約1.5%と個人向け国債の約1.7倍なんです。
リスクがある分リターンもでかいってことなんですね。
ちょっと悩みどころですね。
そうなんですよ。
国債の利息とリスク
他にも個人向け国債は1万円から買えるのに対して利付国債は5万円から。
また10年ものについても個人向け国債が変動金利なのに対して利付国債は固定金利になっています。
このような違いがあるんです。
なるほど。場面に応じた使い分けが大切そうですね。
ところで今日本の話でしたけど米国債はどうなんですかね。利回りが高いっていう風に一般的に聞くんですけど。
すごい良い質問ですね。
トレーディングエコノミクスのデータによると2025年7月現在日本の10年国債が1.5%に対してアメリカの10年国債はなんと4.46%と約2.9%3%近くの大幅な利回り格差があります。
やっぱりすごい差なんですね。でもデメリットもありそうですね。
その通りなんです。
米国債投資の最大のリスクっていうのはやはり為替変動になってきます。
例えば1000万円相当の米国債投資を考えてみます。
1ドル150円で投資して円高で140円になった場合約67万円の為替損失が発生する可能性があるんです。
それは大きな損失ですね。為替ヘッジってできないんですか?
ヘッジは可能なんですけどそのコストが年に約4%。
つまり日米金利相当になるのでせっかくの高金利高い利回りが相殺されてしまうんですよ。
円安に動くなら小利回りと為替債券の一石二鳥ですけど円高に動きそうなら日本国債を買った方が悪難かもしれないですね。
そしてこれ米国債に限らず海外の国債を見るときはしっかりと為替も意識しないと大損をする可能性があるので注意が必要です。
国債の購入と安全性
格付けと利回り、為替市場のこれら3つを抑えるっていうのがマストになってきます。
なるほど。今回のエピソードで国債がどんなものかだいたいわかったような気がします。
ただ実際買うってなったらどうすればいいんでしょう?あんまり周りで国債買ってる人を見たことがなくて。
国債って響きだけで敬遠してる人もいると思うんですけど実はSBI証券であったり楽天証券で簡単に購入することができます。
しかもどちらも債券購入時の手数料は基本的に無料で個人向け国債は1万円から購入可能です。
1万円からっていうとそこら辺の株なんかよりもよっぽど安く始められるんですね。
資金が低くて安心ですね。
初期投資が安く済むのはそうですし、投信や株、仮想通貨と比べて上がり幅が少ないっていうのもありますが、損をするってことがほとんどないという点で資金が低いですよね。
国債って聞くとなんだか難しそうで身構えがちですが、実は初心者や安全志向だったほどおすすめなんです。
まさに僕にもうってつけの投資先ですね。
今日は国債について詳しく教えていただきありがとうございました。安全性と利回りのバランスが取れた投資選択肢だっていうことがよくわかりました。
華やかな株式投資のおかげに隠れがちですが、国債の投資は守りの投資として資産の基盤を形成する重要な役割を果たすので、
ぜひこの機会にご自身でも調べてみてください。
なお、本日ご紹介した企業は主観による情報提供であり、投資を推奨するものではありません。
投資判断はあくまでご自身の責任にてお願いします。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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