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2025-12-26 17:41

今さら聞けない「金利・債券・株価・為替」の関係とは? 仕組みを徹底解説

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サマリー

このエピソードでは、金利と株価、為替の関係を詳しく解説しています。特に、政策金利が経済全体や投資市場に与える影響について考察し、債券との関係や利回りの変動にも触れています。金利が上昇すると、割引率が上がり、未来の利益の現在価値が下がるため、株価に影響を与えることが説明されています。また、金利と為替の関係、特に日本とアメリカにおける金利差の影響についても詳しく述べられています。

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら劇する感覚で、一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の中野です。
おはようございます。インターン生の和之江です。
金利の基本と政策金利
中野さん、最近ニュースで日銀が金利を背負うとか、アメリカの利下げ観測とか、金利に関する話題をよく耳にするんですけれども、
ちょっとなんか難しいな、よくわからないなみたいなポイントがあって。
いや、わかります。わかります。僕もそうですよ。
金利が上がると、株価が下がるとか、円高になるとか、いろいろ言われてますけど、なぜそうなるのかって意外と言葉にして説明するの難しいですよね。
いや、そうなんですよね。それに金利、株価、為替ってすべてバラバラに動いているように見えて、実は連動してるんだっていう話も聞いたことがありまして。
まさにその通りですよね。実はこの3つ、密接に関係し合っていて、投資をする上では絶対に抑えておきたい基礎知識なんですよね。
なるほど、なるほど。ということで、本日のテーマは今さら聞けない金利と株価と為替の関係です。
投資初心者の方もこの複雑そうに見える関係性を一緒に紐解いていきましょう。
その前に恒例のちょこっと株辞典のコーナーです。中野さん、今日の用語は何でしょう。
今日の用語は政策金利です。政策金利とは中央銀行が金融政策を実施する際に使う短期金利のことを指しています。
日本では日本銀行が、アメリカでは連邦準備制度理事会、FRBが決定しています。
なるほど、なるほど。ということは、さっき言った日銀の末大きいとか、FRBの利下げなんたらみたいなという表現は、まさにこの政策金利のことを指しているんですね。
その通りです。もう少し詳しく掘り下げて説明すると、政策金利は中央銀行が民間の金融機関にお金を貸し出す際の金利なんです。
日本では、無担保コールレート翌日ものという金融機関同士が短期的に資金を貸し借りする際の金利が政策金利の操作目標となっています。
うーん、なるほど。ちょっとあんまり聞きなじみのない単語が出てきて、なかなか難しいんですけど、簡単にちょっと説明していただけますかね。
はい。簡単に言えば、中央銀行がお金の貸し借りの基準となる金利を決めることで、経済全体のお金の流れをコントロールしようとしているんです。
この政策金利を上げ下げすることで、経営器を調整したり、物価の安定を図ったりするということなんですね。
うーん、そうすると中央銀行が決める金利が変わると、それを基準に商業銀行の住宅ローン金利や預金金利も変わっていく、そういう流れなんですね。
まさにその通りです。最近でもニュースでよくやっていますよね。
政策金利は経済全体に大きな影響を与える重要な指標であって、これが変わると銀行の貸し出し金利や預金金利だけでなく、株価や為替レートにも連鎖的に影響が及びます。経済の舵取りをする重要なツールなんです。
うーん、まさにこの中央銀行の決定一つで、私たちの生活にも大きな影響があるということなんですね。
はい、今日の本編でもこの政策金利が重要なキーワードになってきますので、ぜひ覚えておいてください。
それでは本編に入っていきましょう。
お願いします。
それではまず金利について基本から確認していきましょう。
教えさん、金利って何だと思いますか?
え、何だろう、お金を借りた時に払う利息のことであってますかね?
そうですね、あってます。
簡単に言うと、金利とはお金を借りる時にかかるコストのことです。
銀行からお金を借りたり、預金をしたりする時に発生する利率のことを指しています。
なるほど、そうするとニュースで金利が上がるという時は、お金を借りるコストが高くなっていくということなんですね。
まさにその通りですね。
そして投資の世界で金利という時は、特に注目されるのが先ほどの株辞典でも出てきた政策金利なんです。
これは中央銀行が金融政策として決定する基準となる金利のことです。
なるほど、それが先ほどおっしゃっていた日本だと日本銀行、アメリカだとFRBが決めるやつということですね。
はい、この政策金利が変わると、民間の銀行の貸し出し金利や預金金利も連動して変わってきます。
そしてこれが株価や為替にも大きな影響を与えるんです。
政策金利が全ての起点になっているんですね。
債権と金利の関係
ところで金利とよく一緒に聞く債権とか債権利回りっていうのも、これも結構関係があるんでしょうか。
これいい質問ですね。
実は金利と債権には密接な関係があって、これを理解することがとても重要なんです。
まず債権というのは、国や企業が資金を調達するために発行する借用証書のようなものなんです。
なるほど、国が発行するのが国債で、企業が発行するのが社債ですよね。
その通りです。債権には債権価格と債権利回りという2つの重要な概念があります。
まず債権価格から説明しますね。
債権は市場で売買されていて、その価格は需要と供給によって変動します。
そうするとやはり株価みたいに債権も上がったり下がったりするんですよね。
そうですね。そしてここからが重要なポイントで、金利が上がると債権価格は下がるんです。
逆に金利が下がると債権価格は上がります。
つまり金利と債権価格は逆の動きをするんです。
そうなんですね。これなかなか難しいというか、ちょっと納得しづらい部分であるんですけど、何で逆の動きになるんでしょうか?
そうですね。例えばあなたが年利2%の利息がもらえる国債を持っているとしましょう。
ところが市場の金利が上がって新しく発行される国債が年利3%になったとします。
確かにそうすると私が持っている2%の国債よりも新しい3%の国債の方が魅力的ですよね。
そうですよね。だから誰もあなたの2%の国債を定価では買ってくれなくなります。
売りたければ価格を下げて安く売るしかないんです。
これが金利上昇が債権価格下落につながるというメカニズムになっています。
なるほど。逆に金利が下がれば既に持っている高い利率の債権の方が価値が高いというか、みんなから買われるものになるということなんですね。
まさにその通りですね。では次に債権利回りについて説明しますね。
債権利回りとは債権を購入した投資家が実際に得られる収益率のことを指します。
なるほど。先ほどの債権価格とはちょっと違うんですね。
そうですね。これはまた別の概念になります。
債権価格が下がると同じ金額の利息でも投資額に対する収益率が高くなるんです。
つまり利回りが上がるんです。
はいはい。これもちょっと具体例とかあれば教えてほしいです。
そうですね。直感的に理解していきましょう。
額面が100万円、年利2万円、年利2%の債権があるとします。
この債権を100万円で買えば利回りは2%ですよね。
そうですね。2万円割る100万円なので2%ですよね。
ところが金利が上がって債権価格が下落してこの債権が90万円でしか売れなくなってしまったとします。
でも年間もらえる利息は変わらず2万円です。
なるほど。そうすると2万円割る90万円なので2.2%ぐらいってことですね。
なるほど。ちょっとわかってきました。
大正解です。債権価格が下がったことで利回りが上がったってことですよね。
つまり債権価格が下がることによって債権利回りが上がるという関係になります。
ということは一旦整理すると金利が上昇することで債権価格が下がって債権の利回りが上がっていく。
金利が下落すると債権価格が上昇して債権利回りは下落していくということなんですね。
完璧ですね。
重要なポイントは金利と債権価格は逆の動きをするんですが、金利と債権利回りは同じ方向に動くということです。
債権の話はこの後もちょろっと出てきますのでぜひ覚えておいてください。
わかりました。ちょっとややこしいですけれどもありがとうございます。
ではそもそもどんな時に金利が上がったり下がったりするんでしょうか。
これも重要なポイントですね。
中央銀行が金利を変更する主な理由は大きく分けて2つあります。
1つ目はインフレ、物価上昇を抑えるためです。
物価が急激に上がっているときは金利を上げることで経済活動にブレーキをかけてお金の流れを抑えようとします。
金利が上がるとお金を借りにくくなるから企業や個人の支出が減って物価の上昇を落ち着いていくということですね。
はい、その通りです。
逆に2つ目は景気を刺激するためです。
景気が悪い時だったり物価が下がり続けるインフレという時は金利を下げることで企業や個人がお金を借りやすくなります。
このようにして経済活動を活発にしようとします。
先ほどの逆ってことをですね、金利は経済の単位調節みたいな感じの役割かもしれないですね。
いい例えですね。
例えば2024年から25年にかけてのアメリカでは物価上昇が問題になっていたためFRBは高めの金利を維持してきました。
一方で日本は長年デフレに悩まされていたため超低金利政策を続けてきましたが、
最近ようやく物価が上がり始めたことで金融政策の正常化、マイナス金利の解除だったりに向けて動き出していましたね。
確かに確かに、国によって経済状況が違いますし、何ならその都市によってだんだんと変わっていくこともあるので、これで金利政策が変わっていくってことなんですね。
はい、そしてこの各国の金利政策の違いが後ほど説明する為替の動きに大きく影響してくるんです。
はい、お願いします。
金利と株価の関連性
それでは次に金利と株価の関係についても見ていきましょう。
一般的に言われるのは金利が上がると株価が下がる。金利が下がると株価が上がるという関係です。
よく聞きますけど、何でそうなるのかちょっとご説明してほしいです。
はい、これもいくつか理由があるんですが、まず一つ目は企業の借り入れコストの問題です。
金利が上がると企業がお金を借りるコストが高くなります。
そうすると企業の利益が減ってしまうってことでしょうか?
はい、その通りです。借り入れ金の利息負担が増えてしまうため、その企業の利益が圧迫されます。
利益が減ればその企業の株式の価値も下がると考えられるんです。
ここが繋がっているんですね。他に理由ってあったりしますか?
はい、二つ目は投資家の資金の流れです。金利が上がると銀行預金や債券の利回りが良くなりますよね。
さっき説明した通り、金利上昇で債券利回りも上がるわけです。
そうすると、わざわざリスクを取って株式投資をしなくても、安全な預金や債券で十分なリターンが得られるようになるっていうことなんですかね?
はい、大正解です。投資家の資金が株式市場から債券市場や預金に流れてしまうため、株価が下がる傾向にあるんです。
逆に金利が下がると預金や債券の魅力が薄れていくから、より高いリターンを求めて株式市場にお金が流れ込んでいくってことなのかもしれないですね。
はい、よく理解できてますね。
三つ目の理由として割引率の概念もあります。
これは少し理論的になってしまうんですが、株価は将来の利益を現在価値に割引って計算されるんです。
金利と株価の関係
金利が上がると割引率も上がるため、将来の利益の現在価値が下がってしまい、結果として株価が下がるという仕組みになります。
またちょっと難しい概念かなって感じもするんですけど、とりあえず金利が上がると株価にとってマイナス要因が高くなっていくってことなんですかね?
そういうことですね。ただ一点注意点があります。
これはあくまで一般的な傾向であって必ずしもそうなるわけではありません。
例えば金利上昇が景気が良くて企業業績が好調だからという理由であれば、株価が上がることももちろんあります。
なるほど。景気が良いからこそ金利を上げていくというケースですね。
確かにそういう場合は企業の利益も伸びているから株価も上がっていきそうかなと思います。
次は金利と為替の関係です。
こちらも基本的な考え方は金利が高い国の通貨は変わりやすいということです。
なんで金利が高いと通貨が変わるのでしょうか?これもお願いします。
例えば日本の金利が0.5%、アメリカの金利が5%だとしましょう。
静井さん、投資家の立場で考えてみてください。
どちらの国の通貨で運用したいですか?
それはさすがに金利が高いアメリカのドルで運用した方が儲かりますよね。
はい、その通りです。
だから世界中の投資家がドルを買って円を売る動きが活発になります。
その結果ドル高円安になるんです。
ここもまた繋がっているんですね。
金利が高い国の通貨に資金が集まるからその国の通貨の価値が上がるということなんですね。
まさにそうです。これを金利差と言ったりしますね。
日本とアメリカの金利差が大きければ大きいほどドル高円安の圧力が強くなる傾向があります。
確かに最近のニュースでも日米の金利差みたいな話はよく聞きますね。
はい。2024年から2025年にかけてアメリカの金利が比較的高い水準にある一方で日本の金利は長らく低水準でした。
この金利差が円安の大きな要因の一つだったんです。
ちなみにもし日本が金利を上げたら円高になるんでしょうか?
理論上はそうなります。
実際に日本銀行が金融政策の正常化に向けて動き出すと円高方向に動く場面も見られました。
ただし為替は金利差だけで決まっているわけではなくて経済成長率や貿易収支、知性額リスクなど様々な要因が複雑に絡み合っているので必ずしも金利差通りに動くとは限りません。
一つの要素でしかないということなんですね。為替も結構奥が深いですね。
それでは最後に金利、株価、為替の関係性を整理してまとめていきましょう。
一つずつ整理していきましょう。
まず日本で金利が上がる場合を考えてみましょう。
金利が上がると債権市場への影響から見ると債権価格が下落し債権利回りが上昇します。
金利と利回りは同じ方向に動くんでしたね。
続いて株価です。
株価への影響は企業の借入れコストが増えて利益が減る。
預金や債権の魅力が増して株から資金が流出する。
この理由で株価は下落しやすくなります。
そして為替は日本の金利が上がると円の魅力が増すため円高方向に動きやすくなります。
なるほど。そうすると金利を軸にして債権、株価、為替が連動して動くんですね。
金利と為替の相互作用
はい。ただし重要なのは一般的な傾向であって必ずそうなるわけではないということです。
例えば金利上昇が景気が良いからという理由であれば株価が上がることもあります。
なるほど。本当に先ほどから説明してもらっている通り経済の状況次第で同じ金利の動きでも結果が変わるってことなんですね。
その通りです。またグローバル経済の中では日本だけでなく世界各国の金利動向も重要です。
特にアメリカの金利政策は世界中の株式市場や為替市場に大きな影響を与えます。
先ほども日米の金利差が重要みたいな話もありましたもんね。
例えば日本の金利が末置きだってもアメリカが値下げすれば日米の金利差が縮小して円高になるといったケースもあります。
これは相対的な関係が重要になるんですね。
なるほど。投資をしていく上では単に金利が上がった下がったという話ではなくてその背景や他の国との関係といったところも考える必要があるんですね。
はい。まさにその通りです。
経済指標やニュースを見るときはなぜその金利変動が起きたか、他の国の金利政策はどうなっているのかといった視点を持つことが大切になります。
はい。では本日学んだことを活かして経済ニュースをもっと深く理解できるようになりたいなと思いました。
はい。最後に補足しておくと投資判断は金利動向だけで決めるべきではありません。
企業の業績、経済の成長性、国際情勢などを総合的に判断することが重要です。
そうですね。投資判断はあくまでもご自身の責任にてよく調べた上でお願いいたします。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
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また概要欄にはご意見フォームのURLも貼っていますので、番組へのご意見もお待ちしています。
いただいたコメントにより改善を進めていきます。
引き続き楽しんでいただけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。
17:41

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