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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
こんにちは、インターン生の佐方です。
本日は、記事のご紹介です。
本日ご紹介をする記事は、
株の約定とは、投資信託の約定日についても分かりやすく解説、です。
約定とは、株式や投資信託の売買が成立することです。
聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
本日のエピソードでは、そんな約定について、
投資信託の約定日などを含めて分かりやすく解説をしていきます。
それでは、まずは約定とは何か、というところから深掘っていきたいと思います。
約定とは、株式や投資信託の売買が成立することを言います。
そこで重要になってくるのが、市場の取引時間です。
市場には取引時間が存在し、その時間内でしか取引ができません。
東京証券取引所では、前場は9時から11時半まで、
そして、後場は12時半から午後の3時までとなっています。
開いているのは、平日の前場と後場を合わせた計5時間で、
土日祝日や年末年始を休みのため、実際の取引ができません。
他にも、アメリカのニューヨーク証券取引所の取引時間は、
日本時間で午後の11時半から朝の6時までとなっています。
このように、取引所ごとに取引時間が異なっています。
例外的に、時間外取引によって市場が開いている時間以外でも売買ができます。
ただ、このPTSというシステムは、民営の証券会社が運営し、
証券取引所と同じように株式売買ができる仕組みなので、
注文の役場価格と市場での取引価格に乖離が生じることもあります。
ここまでは株式売買ができる取引時間について解説をしてきました。
では、市場が開いているのに役場ができないという場合はなぜでしょうか。
考えられる可能性について一つずつ解説をしていきます。
まず一つ目は、価格優先の原則というものによって役場ができない場合です。
証券取引所には価格優先の原則というルールがあります。
これは同じ銘柄の買い注文がぶつかったとき、
価格の高い注文を優先するというものです。
なお売り注文の場合は反対で、価格の安い注文が先に役場されます。
したがって999円の売り注文は1000円の売り注文より優先され、
1001円の買い注文は1000円の買い注文より優先されます。
ここまでお話をしたのは、希望する売買価格を自分で指定する差し値注文です。
では、もう一つの成行注文の場合はどうでしょうか。
成行注文とは売買する価格を自分で設定せずに、
現在表示されている株価で発注する注文方法のことです。
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そのため、値段を指定していない分、成行注文は差し値注文よりも優先して取引されます。
続いて、2点目の市場が開いているのに役場ができないときの理由です。
それは時間優先の原則というものによってです。
同じ値段の注文では、注文が行われた時間が早い順に役場されます。
したがって、例えば午後の48分に出した注文は午後の4時に出された注文より遅く役場し、
翌日の8時に出された注文よりも先に役場されます。
まず最初に価格が優先され、その後に注文された時間で決まります。
続いて、3点目に考えられる理由です。
それは特別気配です。
特別気配とは、売り、もしくは買いのどちらかに注文が偏って取引が停止することです。
これに似た事例としては、ストップ安、ストップ高もあります。
各銘柄ごとに株価が1日で変動できる上限と下限があり、そのラインに達すると取引が停止してしまいます。
こうしたケースは、なりゆきで注文を出しても役場しません。
特別気配でなくても、反対注文をしている相手がいなければ役場はしません。
特別気配やストップ安、ストップ高については、いろはにまねの記事でも詳しく解説をしているので、ぜひ概要欄の方からご覧になってください。
続いて、市場が開いているのにも関わらず役場ができない理由の4点目です。
それは買い付与力が足りない時です。
単純に買い付与力が足りていない場合も役場しません。
買い付与力とは当日買い付け可能な金額の条件のことで、簡単に言えば証券交差の残高です。
多くの証券会社では、発注段階で前受け金制を採用しており、与力が足りないとそもそも注文できないケースが多いです。
成行注文で注文した場合の方で、表示されている株価よりも必要な与力が多いのは何で?と疑問に思った方もいるかもしれません。
それは、いくらで役場するのかがわからないからです。
差し値注文の場合はシンプルで、差し値の値段×注文数量×手数量、これが必要な買い付与力となります。
一方で、成行注文では当日のストップ高価格×注文数量×手数量で注文が行われます。
そのため、足りると思っていても注文できないことがあります。
買い付与力があったとしても、余裕を持たせることがとても大切になってきます。
続いて、ここからは投資新宅の役場日について解説をしていきたいと思います。
投資新宅の特徴として、株やETFと違い価格が自由に動きません。
投資新宅の価格は運用会社が1日1回算出することで決まります。
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したがって、投資新宅の売買注文が成立した日が役場日になります。
投資新宅の役場日は、ものによって様々です。
ただ、大きく分けて3つの種類に分けられます。
1つずつ説明していきます。
まず、一番シンプルなのが、注文日にそのまま役場するタイプです。
続いて、2つ目は注文日の翌日です。
体感で一番多いのが、この注文日の翌日に役場するタイプです。
例えば、大人気の投資新宅であるEMACS Slim全世界株式オールカントリーです。
これらのことはファンドの説明欄に記載されているので、しっかりチェックしておきましょう。
次に3つ目のタイプは、積立投資の場合です。
積立投資をする場合は、発注日を自分で選ぶことができます。
購入する際にどのくらいの頻度で買うのかを選択します。
毎月1回の購入だったり、他にも毎週月曜日に注文したり、
毎月10日と20日、奇数月の15日に発注など様々な積立方法ができます。
そして、役場日は投資新宅の商品ごとに発注日の当日、もしくは翌日となります。
本日のエピソードでは、役場について、そして役場しない場合の理由なども解説してきました。
最後にこのエピソードの重要なポイントを3つにまとめます。
1つ目、役場とは株や投資新宅の売買が成立すること。
2つ目、役場は価格、そして時間の順に優先度が決められている。
3つ目、投資新宅は商品ごとに、そして積立日ごとに役場日が違う。
役場は投資の基本です。
ここで売りたかったのに、ここで買いたかったのに、という苦い思いはしたくないですよね。
しっかり理解をして狙ったタイミングで売買できるように準備しましょう。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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