はじめに:円安と商社株への注目
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。 この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら劇する感覚で一緒に勉強していきましょう。 おはようございます。インターン生の教えです。
おはようございます。インターン生の松井です。 松井さん、
円安や食料品の行動がまだまだ続いてますけれども、 円安で恩恵を受けている業界について知っていますか?
本当苦しいですよね。円安で恩恵というと輸出型事業とか海外展開が強い業界ですよね。
さすがスラスラと出てきますね。このポッドキャスト初めてですので頑張っていきましょう。 このポッドキャストでも円安の影響や注目銘柄
何度か取り上げていますが、今回はそれに関連した勝者株を取り上げようと思います。 勝者ですか。
ウォーレンバフェットの発言とかもあって何事注目されがちな業界ですよね。 そうです。近年勝者株への注目度はぐっと上がっているんですけれども、最近また動きがありまして、
特に五大勝者の一つ、証券行動8002のマルベニがかなりいい感じなんですよね。
マルベニですか。ニュースで見ましたよ。 でも勝者ってどこも同じような事業をしていて差別化がかなり難しそうなイメージが個人的にはあります。
そうですよね。今回はそこをしっかりと解説していきます。 実はマルベニはこの1年で株価投落率が200%を優位に超えているんです。
他の勝者と比べても独特の強みを持っていて、個別株としてみるととても興味深い企業なんです。
用語解説:プラットフォーム型ビジネス
それは楽しみです。ぜひよろしくお願いします。 その前に恒例のちょこっと株自然のコーナーです。
今日は何の用語ですか。 今日の用語はプラットフォーム型ビジネス、プラットフォーム事業です。
言葉だけだとよくわからないですけど、プラットフォームってことは仕組みですか?
その通りです。言葉は難しく聞かれますが概念はシンプルです。 プラットフォーマーが提供する場の上に需要者と供給者が集まり、コミュニケーションや取引を行うビジネスモデルのことで、代表例でいくとAmazon、X、メルカリなどが有名ですね。
そうなんですね。ということは取引が行われるシステムを作るってことですね。 それが今回の商社株とどう関連するんですか?
いい指摘ですね。資産や仕組みそのものを保有運営して継続的に収益を生み出すビジネスモデルでもありまして、一度仕組みを作ると継続的にキャッシュが入ってくるということで、特にマルベにはこの分野に力を入れているんです。
売り買いを繰り返すというより安定しそうですね。
そうなんですよ。今までの商社のビジネスモデルとはちょっと違った見方もできるので、具体的にどういう方針なのか解説していきます。
商社株の一般的な特徴
それでは本編に入っていきます。まず簡単に商社株の特徴を押さえておきましょう。
総合商社とは、食料、資源、エネルギー、インフラなどあらゆる分野の売買・仲介を行いながら幅広い事業への投資も手掛ける日本独自のビジネスモデルの会社です。
そうなんですね。何でもやっている会社とよく言われていますが、貿易と投資がメインって感じなんですかね?
その通りです。最近は事業に投資して実際に運営したり売却したりする動きが強まっています。
だから商社株を一株買うだけで、複数のセクターに分散相同市したような効果が得られるとも言われているんです。
加えて比較的安定した配当を出す企業も多くて、長期投資家に人気が高い銘柄です。
ウォーレンモフェットさんが注目したのもこうした強みがあったからですね。
なるほど。分散性と配当の安定性が魅力なんですね。
丸紅の株価上昇要因
そうなんです。一方、そんな商社株の中で、このマルメニは2025年以降、他社にはない株価の上昇を見せています。
どんな背景があるんでしょうか?
もちろんそれ以前にも結構いい感じの伸びを見せていたんですけれども、この1年間に関してはいくつか要因がありまして、一つは円安の継続です。
商社は海外で稼いだ利益を円換算するので、円安が進むほど円ベースの収益が膨らみやすい構造なんです。
もう一つは資源価格の上昇で、特に銅の価格が高い水準を維持していて、これが業績の追い風になっています。
ということは、マルメニは銅に強いんですね。
はい。
ただ、これって商社全体のトレンドですよね。
いや、痛いところがついてきますね。その通りなんですよ。
丸紅の独自性と強み:食料・肥料分野
では、5大商社の中でマルメニはどんな個性を持っているのか見ていきます。
三菱商事、三井物産、伊東中商事、住友商事、マルメニとありまして、それぞれ得意分野が異なるんですけれども、マルメニの最大の特徴が食料品と肥料分野の強さです。
食料と肥料ですか。
他の商社はどちらかというと資源やエネルギーのイメージが強いですよね。
そうですよね。やっぱり商社というとそこの印象が強い方が多いかなと思うんですけれども、ここが異なる点がマルメニのユニークなポイントです。
2026年3月期第3四半期の決算に基づくと、金属やエネルギーといった資源分野の売上高、純利益、資産額は、いずれも全体の4分の1くらいしか占めていなくて、逆に資源分野が利益の半分以上占める三菱商事や三井物産とは全く異なるんです。
そんなに違うんですか。想像以上です。
そうですよね。僕も調べていてかなりびっくりしたんですけれども、特に食料分野については、穀物の流通・調達から食料品の加工・販売まで、世界の農業・食料サプライチェーンに深く入り込んでいます。
例えば、日本のコーヒー・生米消費量のうちの約3割、日本の穀物・輸入料の約2割をマルベニが取り扱っているんです。
それって一社だけですか?
はい。
食料って景気に関係なく需要がありますよね?
そうなんです。まさにそこが強みでして、資源価格は景気によって大きく上下するんですけど、食料は人間が生きていく上で欠かせないものですよね。
世界人口が増え続ける中で、需要も長期的に伸びていく構造があります。
近年は食料安全保障への関心が世界的に高まっているので、マルベニの強みが改めて注目されているという面もあるんです。
確かにファンダメンタルズ分析の観点からも重要ですよね。
丸紅の業績と配当
そうなんです。では、マルベニの具体的な業績を見ていきましょう。
この同社の2026年3月期第3四半期決算では、銅などの金属事業と食料品事業が好調でした。
先ほど言っていたマルベニの強みがそのまま数字に出ているということですね。
そうなんです。電動化やインフラ需要を背景に銅価格が高い水準を維持しているのが金属事業に、また食料品事業は安定した収益を継続して稼いでいます。
結果として第3四半期類型の純利益は前年同期比で1.7%増と顕著な伸びを維持しているかなと思います。
1.7%というと派手ではないですが着実ですね。
そうです。安定した成長という言葉がぴったりかなと思います。
さらに2026年4月4日には通期の業績予想が修正されまして、この通期の純利益は前期比で約7%増を見込んでいます。
7%ですか。しっかりと成長している企業という感じですね。
そうです。おっしゃる通りでこの修正は市場にもポジティブに受け止められていました。
そして続いて配当の話をしていきます。
マルベニの配当利回りは現在約2%弱で他の消費者と比べるとやや低い水準です。
例えば三菱商事などは3%を超えることもあるんですけれども、配当重視の方にとってはちょっと物足りない銘柄と言えるかもしれません。
配当とは言えませんし、他の銘柄と比べても少しちょっとネックですね。
そうなんですよね。ただ一方でフォローしておきたい点が、マルベニは配当金の増額を決定しています。
利回りは相対的に低くても配当の絶対額が増えているのは株主還元の姿勢が強まっているサインとも言えます。
また配当は利回りだけでなく株価の成長予知も含めたトータルリターンで考えることが大切かなと思っています。
配当と値上がり益、両方で評価するということですね。
丸紅の成長戦略:プラットフォーム型事業
そして先ほど出てきましたが、マルベニは今後の成長投資の大部分を戦略プラットフォーム型事業に配分していく方針を掲げています。
正直僕あんまりマルベニと今つながってないです。
そうですよね。
具体的にどんなその事業があるのかっていうのを教えてもらってもいいですか?
これから話していきます。代表的な例が中古航空機の関連事業です。
マルベニは航空機のリース、売買事業を手掛けていて、航空会社に機体を貸し出して賃料を受け取るというようなビジネスを展開しています。
ここで販売チャンネルや顧客データを活用、共有していくってことですか?
その通りです。
中古航空機はもちろん新品よりも安いというところがありますし、コロナ禍で停滞した航空需要が今回復していっている中でこの事業は再び注目されています。
長期的に安定したキャッシュフローが見込める点が魅力です。
コロナ禍で旅行者も増えていますし、タイミングとしてはとても良さそうですね。
そうですね。
こうした戦略プラットフォーム型事業を中心に据えることで、マルベニは一度売ったら終わりのトレーディングビジネスから脱却して、継続的に稼ぎ続ける事業構造への転換を進めています。
利益の質と安定性を高めることで、長期的な企業価値の向上を目指していると言えるでしょう。
丸紅の注目ポイントとリスク
食料・肥料といった安定した事業基盤を持ちながら、航空機という成長分野にも投資している。
守りと攻めのバランスが良い企業だということを印象を受けます。
そうですよね。本当におっしゃる通りかなと思ってまして。
金融とかテック分野にも強いというのが他のところでも見ないような面白い特徴なのかなと思います。
まさに安定と成長の二軸を持つ商社というのが市場から注目される理由なんだろうと思います。
では改めてマルベニの注目ポイントを見ていきましょう。
まず食料・肥料という長期的に需要が見込める独自の強み。
次に金属事業・食料品事業が好調で準利益が前年同期比1.7%増という顕著な足元の業績。
最後に中古航空機を含む戦略プラットフォーム型事業への積極投資という成長への布石です。
これを聞くととても魅力的に聞こえますよね。
一方でリスクとか注意点というものありますか?
そうですね。やはり先ほどもちょっと触れたんですけど
配当利回りが2%弱と他の商社に比べてまだまだ低い点や
資源価格や為替の変動による業績への影響などはありますけれども
ここ数年の株価の動向を見ると引き続き注目していきたい銘柄かなと思います。
なるほど。今回ご紹介いただいた内容をもとに自分でも調べてみたくなりました。
ぜひぜひお願いします。
まとめと補足情報
マルベニーについてはインベストメントブリッジが運営する投資系メディアカブリッジでも取り上げています。
一部内容が重複してしまうんですけれどもより詳細なデータを用いて解説しているので
興味がある方はぜひ合わせてご覧ください。
なお本日の内容はあくまで情報提供であり投資を推奨するものではありません。
投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
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