Nstockの独立と株式取得
nocall AI CEOの林と、CTOの森本です。
今日、私が持ってきたテーマで、Nstockの話、NstockがスマートHR社から独立しましたっていうところの話をしたいなと思って持ってきました。
このように高さ見ました?
あ、見ました。
日経でも出てて、そのこのスタートアップが独立するニュースみたいなのが日経で出るってすごいなって思いましたし、
何よりこの中身がマジですごかったので、それについて話していこうかなと思っています。
ただの独立っていうわけじゃなかったんですね?
そうですね。
そもそも一応このニュースのことについてしゃべると、スマートHRっていうのはスタートアップ界の人なら誰でも知っているユニコーン企業。
時価総額が1000億円を超えているユニコーン企業で、人事ロームとかのソフトウェアを展開している企業になっています。
上場してない、未上場の企業ですけど、時価総額1000億円以上の評価額をつけているし、毎年その規模になってもずっと成長している素晴らしい偉大な企業っていうところで、
その創業者の宮田さんがスマートHRを離れて立ち上げたのがNstockっていう会社になっています。
宮田さん自身、でっかい企業をやるっていうよりかはやっぱ01とかがすごい得意だし、そっちをやりたいっていうことで立ち上げて、
スマートHRとのシナジーとかも考えて参加みたいな感じでやってて、それが今回独立しましたみたいなことになっています。
じゃあ最初はそのNstockはスマートHRから出資を受けて設立してた、何パーかはそのスマートHRが持ってて。
そう、たぶん最初は100パーで、で、宮田さんとかVCとかだんだん薄まっていって、もう今回は完全にその子会社みたいなところから外れましたっていうことですね。
ああそうなんですね、そういった経緯があって設立してると。
そうですね、でまぁちょっとNstock自体の事業は3つあって展開しているメインのサービスというか、
一番広まっているサービスとしては、ストックオプションの管理サービスみたいなものが一番事業として展開されている事業かなというところになっています。
なんかうちも前に提案されましたよね。
そうですね、提案されたし、うち自体はちょっとね、そのタイミングで検討しているっていうことで、まだその必要なタイミングじゃないなっていうところなんですけど、検討はしているところですね。
そうですね。
まあなんか元々、今回のニュース入る前から自分は普段めっちゃポッドキャスト聞いてて、Nstockのポッドキャストあるんですよ。性格合いそうだなっていう感じはやっぱりする。
社内の雰囲気みたいなのが合いそうっていうことですね。
そうそうそうそうそう、そういう。
でそのスタートアップってよくも悪くもすごい臭いがあるじゃん、ここの会社のこういう雰囲気みたいな。
まあうちもそれを届けようと思って、会う人をと思ってこうやってるんだけど。
なんか宮田さんのモチベーションは、今回のこのNstockのポッドキャストでもこのリリースのことを喋ってたんだけど、友達が欲しいっていう。そういうモチベーションなのよ、会社やってるのが。
そういう創業者ってなかなか珍しい気がしてますよ。
めっちゃ珍しいですよ。でもそういうところだから、最初もなるべくフラットな感じにしたいし、みたいなところ、休日もずっと遊びに行く友達みたいな感じになってたいです。
社員の人と遊びに行くみたいな会社なんですね。
そうそうそう。それで今回のニュースについては、ある社が保有している株式を、宮田さんと社員と、あとVCで買い取って、子会社から外れましたっていうニュースになってます。
社員も購入したんですね。
そう。で、その社員が購入したっていうのが今日、私が感動して喋りたいっていう話になってます。
社員の信頼と未来への期待
宮田さんが6億、エネストックの社員40人で3.2億、エネストックの会社で2億、VCが6.8億買って、これでスマートHR社のエネストックの株の保有率が65%から14.5%まで下がって、連結子会社から外れましたという形になってます。
社員が3.2億。
そう。40人で。
でかいっすね、それは。
50人以上になると違法になっちゃうんだよね。
あーはいはいはい。
だからこの40人、今がたぶんちょうど40人と、VC、ゴーシャット、宮田さんでギリ50人の中に収まるみたいな感じだったらしくて、これはなんかそのポッドキャストでも話されてたんだけど、1人が1億出した人はそういうことじゃなくて、みんなが数百万円台後半を出して3.2億になってるっていうことらしいです。
平均800万ぐらいってことですよね、3.2億なんで。
いやまあそもそも金持ちだねっていう話。
社員そもそも買える体力があるってことですからね。
まあですけど、そこの3.2億出るまでのストーリーとしては、一回買い取りますみたいな話になったときに、社員の人に今なら株買えるチャンスあるんですけど、買いたい人いますかみたいなところでアンケートを取って、どのくらい買いますかみたいなアンケートを取ったら、最初に出た金額が1.5億っていう風に出て、まあそれだけでも多いし、宮田さん自身もみんなこう盛り上がりすぎちゃってるだけじゃないかみたいな。
ところでちょっと落ち着いてください。今の生活もすごく大事なんで、落ち着いて考えてちゃんと家族とかと話し合って改めて回答してくださいっていう風に言って、で次のミーティングでもう一回アンケート取ったら倍の3.2億になったっていう。
すごいですね、社員さんは。
3.2億集まってる背景としては、リテラシーめちゃくちゃ高いです。株を扱うようなサービスをやってるんで、めっちゃ高いし、そのポッドキャスト聞いててもタイミングの上場直前で辞めて、ストックオプション全部放棄しちゃってお金を取り逃しましたとか、そういう人が集まってはいるんですよ。だからリテラシー高いからこそそれだけ集まったということでは説明されてましたね。
そもそもセガンダリー市場を作ろうみたいなところを目標にやってる会社ですもんね。
そうですね、それも事業の一つですね。
それはやっぱりリテラシー高い人が集まるっていうのは確かにそれは納得感がありますね。
私の何が感動したかっていうと、創業者目線で会社の人たちがこんだけ会社のことを信じてくれていて、株に自分の貯金の何割かを全力で別途みたいなことをしてくれてるのっていうところがまず偉大な会社だなって思うし、自分の財産を継ぎ込んだからには絶対成功させないという持ち主になるじゃないですか。
ポッドキャストの中でも喋ってたのが、一段上から事業を見て会社の成功っていうところ、自分のマーケティングだったら例えばマーケティングだけを見て、何でもいいからリードを取ってきて営業にパスするみたいな。
でもそれ質が悪いですって話になるわけじゃないですか、KPIとかの設計によって。
だけど会社の成功っていう目線に立ったら、ちゃんと質のいいリードを取ってきて営業するみたいなことも生まれるし、そういう一段会社が成功するためにはっていう目線感で、みんなの目線感が上がって議論がなされているような感じもするみたいなことを言っていて、それは強いなっていう。
Nstockの挑戦
みぜにきって払ってるからこそ、普通の会社だと役員、株持ってる役員と普通に働いてる株持ってない従業員の目線感ってどうしてもずれてきちゃうっていうところありますもんね。
そこを全員が一致して、この企業価値を上げるぞっていうところで目標を一致団結できるっていうところで、めちゃめちゃ強そうだなっていうのは思いますね。
ぶっちゃけうちがそうするって言ったらどう思います?
別に買いたい人に買ってもらう分にはいいと思いますね。
でも未来的な予測で話すと、今後会社に入るときに逆にお金払わないと入れないみたいな未来も来る可能性はあるなって思ってて、それの予兆がこのNストックの話なんじゃないかなって俺ちょっと個人的な予想としては思ってます。
なるほど。それなんでそうなると思ってるんですか?
やっぱり会社の価値ってどんどん上がっていくじゃないですか。
特にやっぱり現代って資本主義ですよね。資本って何かっていうと今株なんですよ。
Nストックの例で社員で株持って一致団結していこうっていうインセンティブというかあるんで、じゃあ買い取ってもらった方がいいよね。
そういう風な構造になると、うちの社員になるからには株持ってください。
で、今の株の評価額はこれぐらいだから、じゃあこれぐらいを買い取ってくださいみたいな形になってもおかしくはないなっていう風に思ってますね。
それを提唱してるのは自分が好きな岡田斗司夫っていう人なんですけど、岡田斗司夫さんは結構それを2010年ぐらいからやってて、社員になる人にはお金を払って入社させるみたいなことをやってるらしいですね。
なるほどね。やっぱり人材と会社でどっちが強いかみたいな話になってくるとは思うんですよ。
で、Nストックとかそういうスタートアップで一流の人材になってくると、やっぱ人の方が強いじゃないですか。
でも、人の方が弱いって会社の方が強い場合、例えば前澤さんのやってるやつとか。
株&。
そうそう株&。株&とかの場合はぶっちゃけ人の方が弱い立場にあるわけですよ。
そうなんです。
イメージでそうじゃないですか。これちょっと定着釣りに来てるなみたいな宣伝の仕方もしてたりもする。
まあまあまあ。あれはなんかちょっと自分はクリプトのスキーム感はするんですけどね。
そうそうまあ本人もクリプトのスキームから考えてあれをやってるんで。
まあそうなんですけど、でもその会社の価値と人材の価値みたいなものがバランスがアンバランスな状態の時に、
自分今たかさんが言ってるような仮説が生まれるのかなと。
まあ岡田斗司夫とかやってそのなんていうんですかオンラインサロンとかも。
まあまあ割とその側面がその自分のモチベーションを燃やして仕事ができる場っていうのをお金を払わないと得られない。
お金をもらって得られる人もいるし、お金を払わないと得られない人もいる。
アンバランス感がまあもっと開くというか、お金払ってでも働いてくださいっていうところになるというよりかは、
うちの価値が1兆円になるんだから、今100万払って入るなんてディスカウントだよみたいなことをリタイアリシー高い人にもちゃんと説明できるようになるとそうなるのかなとか思ったりしますけどね。
楽しく働ける場に入るためにお金を払うみたいな。
オンラインサロンってやっぱそれに近いのかなと思ってて自分も。
それはめっちゃ思いますね。
やっぱNストックっていう会社はマジで成功するだろうなってやっぱ思う。
こんだけ社員が本気になって集まったらマジで成功するだろうなと思うし、
まあうちでやるかはちょっと置いておいて、
まあ社員が株買うとか完全にアンチパターンなわけですよ。
社員の価値と企業の関係
株は完全にアンチパターン。
株なんてなんなら共同創業者にも配るぐらいのものなんですよ本当に。
最近これがいろんな選択肢があるよねってなってるだけで、
今までは本当に従業員に生株買わせるなんて危なすぎるみたいな後戻りできないしみたいな。
だけどそれをやることでこういういい施策になりますよっていうのはマジで素晴らしいなって思いましたし、
セカンダリーのマーケットやるときにこの人たちがやるときにね、
ストックの株が売りに出てたら買うだろうなっていうことは思います。
買いたいですね。
では今回もお聞きくださりありがとうございました。
また次回の配信でお待ちしています。