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インベストメント・ブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
本日は、10月1日に開催した投資家向けIRセミナー「プレミアムブリッジサロン」から、
大島様による「最近の投資環境事情・個人投資家が注意すべきポイント」の講演の前半エピソードを配信いたします。
ファンドマネージャーや運用会社の社長、外資プライベートバンクでの経験を得て、
現在、ファンドガレッジを主催する大島様のお話から、投資のヒントを見つけましょう。
こんにちは。ファンドガレッジの大島でございます。
今回、これ2回目ですね。8月末の時が1回目で、今日が2回目ということで、
最近の投資環境事情をお話しさせていただきたいと思います。
お手元に入っている資料と、今日朝数字が新しいアップデートがありますので、
入れ替えてまいりましたので、数字に関わるところになったら、スクリーンのほうを見ていただけたらと思います。
広島社長には本当に申し訳ないんですけども、
今日は正直に言えば、こんな人の前でセミナーをするよりは、
どちらかというと、趣味のスキーバーダイビングで海に行って潜って、
頭をリフレッシュしたいなというような状況ですよね。
朝起きたら、また下がっているのがマーケットということで、
これ朝全部データを、9月末のところもアップデートしたんですが、
アメリカ市場のところですね、こんなのを見ていただくと、
9月、私の大好きなNASDAQに関しましては、テクノロジーが多いので一番注目しているという感じなんですけども、
逆に一番やられてマイナスの10.5%、欠陥で落ちたというところですね。
日本市場も日経もトピックスも、結構な落ち幅で欠陥が落ちましたので、
ひどいっちゃひどいんですけども、やっぱりNASDAQがここまで落ちている。
実は日本はこの9ヶ月間、4勝5敗。
NASDAQは2勝7敗ですから、相当に痛んだねというところです。
こういうのを見ているとですね、どっちかというと、
本当にマーケットのことは一旦忘れて、頭を完全にリフレッシュしたいと。
ファンドマネージャーをずっとやってまいりましたので、
モニターの中に頭をずっと突っ込んでいることが、
どんだけ投資判断にとってマイナスかっていうのを、
非常に頭に染み付いているんです。体に染み付いているんですね。
やっぱり寝動きをずっと見ていると、人間はそっちの方にずっと神経が行ってしまう。
ファンダメンタルを見ましょうというようなことを考えながらもですね、
なんだかんだ言ってやっぱりやられる、やられる、やられる、やられると打ちのめされていくと、
人間ってのは基本的に悲観バイアスがかかりやすい。
こういうものですから、ネガティブにネガティブにものを見ていってしまうというところですね。
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そういうときは、よく私は部管の連中にも言ったのは、
もうモニター消して、もう出てきなさいと。
今日はマーケットのことを見ないでいいから帰っていいよと言って、
その代わり街に出て、街の様子を見ておいでと。
どのくらい街が不景気な状態なのかとか、
もしくは例えば、いろんな秋葉原のお店に行ってみるとか、
ショッピングモールに行ってみるとかですね、
そういうことでリアルな景況感とかを聞いてみたらいいよ、
感じてみたらいいよというようなことをよく言ってました。
で、投資判断責任者としては、
全くマーケットのことを考えないというようなことも大事だという、
あれなんですが、私のキャリアとしては一通り運用に関わることをやってきたんですが、
私の視点で一つ皆様にご説明しておきたいのは、
日本株の専門ハンドマネージャーではないんですね。
もともとは日本株から始まりましたけども、
90年代の半ばからずっと外国株も含めての投資先に国境はない
という考え方のやり方をやってきて、
アメリカ企業なんかも全部自分で回るという形をやってきましたし、
最終的に私は外資企業で働いておりましたので、
ちょっと頭の中がドメスティックな投資家というのとはちょっと違うところがあるということ、
それと私は投資判断者という立場なので、
アナリストというのとはまたちょっと違う目線ですよということはご理解いただけたらいいなと思います。
前回ここにお邪魔してお話ししたときって8月の27日だったんですね。
これは何かというと、高等経済学でよく示すところで、
私はセミナーなんかでよく見させていただくんですが、
市場変動の中で投資家の感情ってどういうふうに変化するのかなということですね。
要はこれが市場の変動を表していると。
上がっていって下がっていって上がっていくと。
だいたいこういうのを繰り返しているじゃないですか。
パンデミック後の後、随分上がっていく中では、
興奮もあり熱狂もあったということで下がり始めて、
8月27日ぐらいのときっていうのはだいぶイライラが始まっているかなという感じで、
最近市場の仲間なんかと話をすると、
だいぶみんなここまで来ちゃったなという感じですね。
イライラを通り越えてパニックになってもいいよというぐらいになっている人も多い。
もう見たかない。
今私も朝はもう見たかないという感じだったんですが。
やってはいけないことっていうのは、
ここで降伏して投資をやめちゃいけない。
ここにいらっしゃっている方っていうのはまだ投資に当然興味があって、
意欲があるからここにいらっしゃっているんだと思うんですが、
ここでやめてしまって降伏してしまうと、
ここの上げのときに絶対にもう一度参加ができないということで、
いいとこを取れずに常に8号目で入って2号目で投げ売ると。
こういうようなことを繰り返す。
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株価っていうのは基本的には上がったり下がったりするものだと。
この上げ下げっていうのは完全に受給が決める。
市場のセンチメントが決めるということで、
この右肩上がりの大きなビジネストレンドがあるかないかっていうこと、
これの確認とフォローをずっと続けていくっていうのが、
ファンダメンタルなところで運用する人の一番大事なポイント。
ここで買ったとしても、ここでちゃんと元が取れるようになるということ、
そのためにはこれの確認をしていきましょうというのが、
投資の大前提だということだと思います。
短期トレードの方にはこの考え方は合わないというふうに思いますが。
マーケットの今を大きく俯瞰することが大切だということですね。
先ほどモニターの中に頭を突っ込んじゃうと、
だんだん近視観的になるとネガティブになっちゃうよというか、
近視観的になるとネガティブになっちゃうよということを申し上げたと思うんですが、
意図的にでも意識して大きく見るという目を持っていただけたらいいなというふうに思います。
今マーケット、世界中で何が起こっているかということで、
特に注目しておかなくちゃいけないのは、
今アメリカの利上げの話じゃないですね。
金利変動の話じゃない。
どちらかというと今はやっぱりもう欧州の問題。
もともとはこのウクライナの問題に端を端し、
ロシアがウクライナに攻め込んだという、
今年の2月のイベントからドラマはスタートしているということになりますが、
直近マーケットが一番やがっているのは、
このロシアが30万人の予備役を召集するという話をしたと。
それだけなら別にそんなに問題じゃないんですね。
これ日本で報道はされませんけども、
若い人たちが逃げていってるじゃないですか、国外に。
それが結局たまつきで移民とかになっていってしまうと、
昔どうですか。
例えば、東西ドイツが統一した後、
東ドイツの人たちを抱えたことによって、
ドイツ経済って思いっきりブレーキ踏みましたよね。
そういうのと同じような大混乱が起こる。
そのことが、欧州の人たちは気になるんですね。
日本って、アメリカの情報とかはよく入ってきますけども、
ヨーロッパの情報って本当に入ってこない。
そういう中で考え方としては、
この国民が逃げていっていることで、
正常不安というのもあるんですけども、
どちらかというと、たまつきでいろんな人たちが出ていってしまって、
そのEUの混乱が、さらなる負担が増えていくということですね。
そんな中で、イギリスはインフレ口頭に悩みながらの、
何とかしようということで、大幅な減税を打ってしまった。
結果、財政悪化という話から、この間ポンド安というのが起こりまして、
それまで4,5円だったポンドが、一気に151円ぐらいまでいったと。
これは今、一旦回避しました。
一旦回避したの、一旦が問題なんですよね。
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というのは、とりあえずイギリスの中央銀行が、
無制限に長期財を買いますよと、
こういうことを言って何とか支えると言ったんですが、
期限がついているんですね。
期限が来たらどうなるのと、こういう話に関しては、
まだ答えが出ていない。
なので、この一旦回避しているというところは、
リスク要因として覚えておいたほうがいいでしょうねと。
そしてドイツ。
ヨーロッパで最大の経済国と言ったら、
なんだかんだ言って、やっぱりどうしてもドイツです。
このドイツが今、非常に危うい状態になっているということですね。
メルケル政権が長すぎたというのがありまして、
あの間にドイツは非常に中国に寄り添ってしまったんですね。
例えばメルセデスベンツの6割は中国で販売しているというような現実がありますよね。
ロシアと中国の関係と、そこにドイツという立場があって、
そういう経済のつながりがあまりよろしくなくなってきているというところに、
今回の天然ガスの化学行動という問題が大きなリスクになっている。
今のところは、ガス電力会社の経営機構を避けるために、
なんとか国有化をするということで続けていますが、
これも本当に大変な話で、来年の、今シーズンの冬はこうするけれども、
来年ヨーロッパの電力ってどうなるんだろうなと、
こういう話が真剣に語られている状態と。
あとイタリアですね。
イタリアってあんまりそんなに皆さん関係ないと思われるかもしれないですけど、
昔、ギリシャ問題というのを覚えていらっしゃいます。
ギリシャ問題で、ギリシャのクレジットクランチというのがあって、
それで世界中の危機が訪れた。
あのときもイタリアって一緒になって大トラブルになっているんですね。
南欧っていろんな問題があるんですよ。
イタリアって、コロナのときも中国の蔓延の次に行ったのがヨーロッパで、
イタリアでしたよね。
これ中国との結びつきが非常に強い国ということで、
財政もまたもともとよくない。
そんなところに選挙をやったらポピュリズム政権ができてしまった。
要は生活苦しいですから、国民はみんな何とか支援してよと、
国頼むよっていう話で、
そういうばらまき型の政権を求めてポピュリズム政権ができてしまった。
それはとどめを刺すように財政悪化の話につながるよということ。
この辺を踏まえて、9月の状態っていうのは、
FOMCがあるアメリカの利上げの問題っていうのも気にはなっていた傍らで、
FOMC後にマーケットがさらにとどめを刺しにいっているのはこの辺の問題で、
左が今アメリカからヨーロッパに飛んだと。
このことだけは頭の中に置いておいていただけたらいいなと思います。
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日本株に投資をされることが皆さん多いんだとは思うんですが、
日本株を投資する上でも、やっぱりこういう私が申し上げているみたいな、
海外の視点っていうのはとても大事です。
これは東証が発表している、投資価別の売買と同行のシェアですね。
ご覧いただけるように、大体7割前後というのは、
日本の株の売買をやっているのって海外投資家なんですよね。
これ毎週発表になっているんですが、
昔は日本の法人とか個人で多かったんですけども、当然なことながら。
今やマーケットでこの株を動かしているのは外国人。
国際分散投資をやったときに、日本の上へとってどのぐらいになると思います?
昔は3割、4割っていうのはあったんです。
でも今って大体6、7%しか日本にアロケーションされないんですね。
その分の、それでも7割ぐらいは、
日本の全体の7割ぐらいを占めてしまうんですね、外国人が。
だからそれだけ海外の国際分散投資家が、
だからそれだけ海外のことに注意を払っていないとダメですよ、
こういうことなんですが。
それで冒頭で私がNASDAQがえらい急落をしているということを申し上げました。
これはNASDAQではなくてSP500。
NASDAQはテクノロジーに特化しているという部分。
ユニコーンのところから始まっていたところも結構あると、
こういうことにはなるんですが、
アメリカ全体を見ているということになれば、
SP500を見たほうがいいのかなと。
SP500とビッグ指数っていわゆる恐怖指数ですね。
これ、青い線がSP、赤い線が恐怖指数なんですけども、
株価が下がっているときにはビッグ指数が上がるっていうのは大体見て取れますよね。
これは負の相関関係があるんですが、
ボラテリティが高くなったら大騒ぎしているメディアはいます。
でも実はボラテリティが高くなったときっていうのは大体そこを打つんですね。
今の水準ってどのくらいなのかというと、
ここのところですね。
今朝のニューヨークが終わった段階で31.62です。
3日前が32.6ということで、
ヒストリカルに見て相当に高いところに来ていると。
この間の安値は突き抜けて下がってますけども、
相当に高いところまで来ているということで、
反発の準備はできてきているのかなと。
今日のニューヨークの引け子取引で見ると時間外市場は大体プラスになっていると。
こういうところなんで、
9月30日のドレッシングっていうのは今は昔の話になったと思うんですが、
10月1日になって気代わりになると、
少し新たな最後の市販機かけようとする人たちも出てきてくれるのかなというふうに思います。
同じようなせっかくですから、
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日本株の日経平均とビッグ指数に相当するインプラレット・ボラティリティのチャート、
資料こちらのほうに入れておきました。
多分お手元のほうには間に合ってませんので言ってませんが、
ご覧いただけるとおりですね、
日本のボラティリティも26.53ということで、
相当に跳ね上がってきたということですから、
バリエーションだとかテクニカルだとかってそういう話は別に、
これヘッジニーズが象徴している数字なので、
相当にみなさんダウンサイドに対しての準備をしたと。
すなわちそれってもう売る人がいないよってことなんですね。
わかりますかね。
ヘッジニーズが高まってすごくみんながヘッジをかけてるっていうのは、
売る人はもう売っちゃったし下見てるってことですね。
準備してるってことです。
自分の持ってる株をより高い値段で買ってる人がいた場合に株カバー。
自分の持ってるものよりもどんどん売られちゃうと株カバーが下がるってことですけども、
もうみんなが売っちゃって、もうこれダメだーってときには、
次売る人がいなければもう下がらないと。
こういうことですから、そういうことを表してるっていうのが、
この恐怖指数でありインプライドボラリーの裏の意味だと。
こういうことを考えていただけると、相当に今この数字は高くなってきたので、
そんなに楽観をしちゃいけないよってのはあると思いますが、
俯瞰してみると相当にみんなもう悲観に振り切ったなと。
こういうところじゃないかなと。
こういうふうに思います。
先ほどアメリカの近利の話はもう終わったと言ったのが、
ある意味ちょっと語弊があるので、
ここのところ修正をしておきたいんですが。
話題として短期的にFOMCでの利上げの話は一旦終わって、
目線外みんな欧州の危機に回ったということなんですけども、
やっぱりまだ利上げの話はずっと残ってます。
今だいたい30年の近利っていうのが4.29ぐらいまで上がってきてて、
この間まで3%のところで近利の持たつき抵抗があったんですけども、
再建市場も白旗を振ったのか、近利は4%台に上がる方向に向かっていった。
要はFRBのパウエル議長がリセッションになったとしても、
利上げを続けてインフレを抑え込みますということで、
今までの中央銀行のスタンスと全然違うものを言っちゃったんですよね。
今まではリセッションがみんな怖いので、
そこまで急激な利上げはしないだろうということで、
ヒストリカルなところでこの3%っていうのが一つの目安になったんですけども、
どうやらそこは突き抜けてしまったというところですね。
だからこの4%前後っていうところで、
この先、来年の春先、夏前ぐらいまでっていうのは、
何か後望があったり利上げの話があるんだろうなというふうには思います。
ただ、それでもこの4%って水準っていうのは高いのかっていうとですね、
直近見てた時代に比べるともちろん高いんですけども、
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ITバブルのとき、2000年頃。
2000年の頃っていうのはここですから、
6%のラインに絡んでるんですね。
なので、今の水準よりも高いところです。
ここで言えることは一つ。
金利が上がると株価は下がるってよく言うじゃないですか。
6%のときにITバブルがやってるんですね。
ディスクプレミアムが云々かんなんていう話をよくしますけども、
前回のときに僕は他の指揮でお見せしたと思いますが、
3%が4%になっても、
6%でITバブルまでできたと。
こういうことは一つ覚えておいていただきたいなというふうに思います。
いかがだったでしょうか。
後半エピソードもありますので、合わせてお聞きください。
このように、投資初心者の方にも役立つプレミアムブリッジサロンは
ライブ配信を行っていきます。
説明欄に記載のURLをご覧ください。
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