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2025-09-01 13:40

日本一の翻訳会社!グローバル化で急成長する「翻訳センター」の投資魅力

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サマリー

今回のエピソードでは、翻訳センターの事業内容や市場での位置付け、最近の業績について詳しく解説しています。特に特許、医薬、金融などの専門分野に特化したサービスが注目されており、AI技術の活用にも取り組んでいます。翻訳センターは、AIの利用とリスク管理を軸にした成長戦略を展開しています。また、日本企業のグローバル化を支える役割と高い専門性を持つサービスにも焦点が当てられています。

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら聞きする感覚で、一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の斉藤です。
おはようございます。インターン生の和之江です。
最近私、海外のニュースを英語で読もうというふうに試みているんですけど、
専門用語とかは、翻訳サイトに頼ってしまうことが多くて。
分かります。そうですよね。
特にビジネス系の文章であったり、法律が関わる系の書類って、
Google翻訳でも微妙な役になってしまうみたいなことが多いので、難しいなってすごい思っています。
本当にその通りなんですよね。
翻訳センターの紹介
そこで今回は、個別株発掘編ということで、そんな専門的な翻訳を手掛ける企業、
翻訳センター、証券コード2483を取り上げてみたいと思います。
翻訳センターですか。一体どんな企業なのか、あまり詳しく知らないので、ぜひ知っていきたいと思います。
はい。実はこの会社、日本の翻訳業界で売上高第一位の企業なんです。
しかも、ただの翻訳会社ではなくて、特許や医薬、金融、ホームといった超専門分野に特化しているという、かなり面白い企業なんです。
かなりの特化型みたいな、興味深い企業ですね。
都市の観点からも魅力的な企業なんでしょうか。詳しく聞かせてほしいです。
ではその前に、恒例のちょこっと株辞典のコーナーです。
千藤さん、今日の用語は何でしょうか。
今日の用語は、参入障壁です。
参入障壁とは、新規参入者がその市場や業界に入ることを困難にする要因のことを指します。
高い専門性や技術力、多額の初期投資、規制、既存企業のブランド力などが参入障壁となります。
なるほど。参入障壁というと、結構マイナスなイメージにもたれがちですけれども、
一方で、そういった業界は既存企業にとっては競争相手が増えにくいので有利かなという印象があります。
投資家の観点からすると、参入障壁の高い企業は長期的に安定した収益を期待できるということですね。
はい、その通りです。
翻訳センターの場合は、特許や医学といった分野では単に語学力があるだけでは努まらず、
法律知識や専門的な技術知識が必要になります。
この高度な専門性こそが大きな参入障壁になっていて、新規参入者が簡単には真似できない強みとなっているんです。
なるほど、ありがとうございます。
それでは本編に入っていきましょう。
翻訳センターについて詳しく紹介していきますね。
まずは会社概要からなんですが、翻訳センターは全ての企業を世界につなぐ言葉のコンシルジュという経営ビジョンを掲げている企業なんです。
いいですね、コンシルジュという表現すごくオシャレですね。
具体的にはどのような授業をやっているんでしょうか?
はい、主に4つの授業があります。
メインは翻訳授業で、それから通訳授業、派遣授業、そしてコンベンション授業を行っていて、最初に紹介したメインの翻訳授業では特許翻訳、医学翻訳、工業ローカライゼーション翻訳、金融翻訳の4つの専門分野に特化しています。
なるほど、この4つの専門分野というのが他の企業にないようなポイントですね。
どれも高い専門性が求められそうです。
はい、そうなんです。ここが翻訳センターの強みの1つで、例えば特許翻訳なら技術的な専門知識、医学翻訳なら薬事法や臨床試験の知識が必要になってきます。単に語学ができるだけでは努まらない分野なんです。
なるほど、市場でのポジションはどうなんでしょうか?
はい、これがすごいんですよ。世界の言語サービス会社ランキングで、日本国内売上高第1位にランキングされています。
アジア太平洋地域の部門では2位、世界全体で見ても16位という位置づけになっています。
日本でトップなのはもちろん世界でもかなりの位置につけているということで市場シェア高いんじゃないでしょうか。業績の方はいかがなんですか?
業績の分析
はい、2025年8月に発表された2026年3月期第1市販期決算を見ていきましょう。売上高は前年同期比1.7%減の26億6,900万円となりました。
これは前年から減収となったんですね。営業利益どうなんでしょうか?
はい、面白いことに売上は減少したものの、営業利益は前年同期比22.3%増の2億1,200万円と大幅に増益となったんです。
経常利益も24.8%増、親会社株主に帰属する市販基準利益も26.8%増と利益面では非常に向上でした。
減収なのに大幅な増益ってこれは何か特別な要因あるんですか?
はい、これグループ全体で経費削減に取り組んだ結果、販売費及び一般管理費が前年同期を下回ったことが大きな要因とされているようです。
また、持ち分法による投資利益の増加であったり、為替砂素の減少も利益押し上げに寄与しているようです。
なるほど、効率化を進めた結果ということなんですね。主力の翻訳授業を詳しく見てみると、分野によって何か違いあったんですか?
はい、翻訳授業を分野別に見ると明暗がはっきり分かれていました。
特許分野は4.9%増と好調で、新規大口顧客との取引開始や特許事務所からの受注増加が効いているようです。
医薬分野も4.1%増で、外資製薬からの受注が伸びました。
なるほど、特許・医薬は結構好調というイメージなんですね。一方で定調だった分野はありますか?
はい、定調だった分野もありまして、工業・ローカライゼーション分野は16.1%減と大きく落ち込みました。
これはアメリカの通商政策に対する不透明感を背景に、自動車関連企業を中心とする顧客から受注が減少したためです。
あとは、金融・ホーム分野も9.3%減となりました。
なるほど、まさに海外と関わっていく業界だからこそ、こういった特有の波というのもありそうですね。
翻訳センターの注目すべき特徴や強みは他にありますか?
はい、注目すべき点がいくつかありまして、まずは通訳事業が3.4%増の2億9400万円となり、第一市販機として過去最高の売上高を更新したということです。
これは既存顧客からの継続受注に加え、複数企業からのグローバル会議案件の獲得や顧客数の拡大が起用しています。
なるほど、コロナ禍の収束に伴って今まで打撃を受けていた通訳事業が少しずつ回復していっているということなんですね。
はい、その通りなんです。派遣事業は0.4%減とほぼ横ばいでしたが、これは高い語学力を持つ人材への底堅い需要があることを示しています。
一方、その他のセグメントは18.3%減とコンベンション事業の縮小や通訳者・翻訳者養成スクールの集客低調が影響しました。
なるほど、全体としての動きと分野によっての明暗というものがかなり違いがあるんですね。
ところで、翻訳センターはAI技術の活用などされているのでしょうか。
はい、翻訳センターは機械翻訳と人手翻訳を組み合わせたサービスも提供していて、AI技術の活用にも積極的なんです。
最新型自動翻訳エンジン未来トランスレーターや業界専用モデルの機械翻訳なども手掛けています。
なるほど、まさにそのAIと密接に関わる分野で共存というか、うまく活用しているということなんですね。
一方で、やはりAIが発達していくと翻訳業界には脅威にもなり得るように思うんですけれども、その点いかがでしょうか。
はい、これは本当に重要なポイントになってきそうです。
確かにAI翻訳の精度というのは年々向上していますが、翻訳センターが手掛けているような高度な専門分野では、まだまだ人間の専門知識や判断力が不可欠なんです。
特に特許や医薬の分野では、語訳が企業に大きな損失をもたらす可能性があるため、品質への要求が非常に高いんですよ。
なるほど、確かに初めに話していた専門性の高い分野だからこそ語訳が起きやすいというところで、その専門性の高さが翻訳センターの差別感になっているということなんですね。
財務面はどうなんでしょうか。
はい、2026年3月期の配当金は75円を維持する予定で、配当成功35%を目標とする方針に変更はありません。
2026年3月期通期の業績予想では、売上高、営業利益、経常利益、それぞれ1.6%増、1%増、1.5%増と緩やかな成長を見込んでいます。
なるほど、安定的な成長と配当を維持していくということで、株主にとっては魅力的ですね。
株価はどうなんですか。
はい、2025年8月19日の割り値では2095円となっています。
ちなみに過去5年のチャートを見ると、コロナ禍で一時的に落ち込みましたが、その後は比較的安定的に推移している印象です。
将来の展望
なるほど、翻訳センターの将来性については何か斉藤さん意見はありますか。
そうですね、いくつかの成長要因と課題があるというふうに思います。
成長要因としては日本企業の海外展開の活発化、あとは英文開示の推進、国際的なビジネス交流の回復などが挙げられます。
その一方で決算単身でも言及されているように、機械翻訳や生成AIの普及によって事業環境が大きく変化しているということも事実です。
おっしゃる通りですね。AIの影響は翻訳業界にとってやはり脅威にもなりそうなんですが、こちらについてどのような対応をしているのでしょうか。
はい、翻訳センターは中期経営計画において翻訳支援ツール、機械翻訳、大規模言語モデルなどの自然言語処理技術を活用したサービスの提供を推進しています。
つまりAI技術を脅威ではなく競争力強化のツールとして活用する戦略を取っているんです。
まさに本当にAIとの共存を目指しているというところなんですね。一方でリスクや課題はありますか。
そうですね。やっぱり主なリスクとしてはアメリカの通商政策の不透明化による受注への影響です。
実際に今市販機も工業ローカライゼーション分野でその影響が見られました。
あとは経済環境の変化によって企業の翻訳需要が減少する可能性もあります。
特定の大口顧客に依存している部分もあるので、そうした顧客の動向には注意が必要となってきそうです。
確かに専門性が非常に高いからこそ、この顧客の集中リスクというところは気になるポイントかもしれませんね。
そうですね。ただ、翻訳センターは4つの専門分野に事業を分散しているということで、リスク分散を図っています。
また機械翻訳技術を自社でも取り入れることで、脅威を機械に変える取り組みも進めているようです。
そうなんですね。投資判断という観点では、投資家はどのような点に注目すべきでしょうか。
はい。翻訳センターは日本企業のグローバル化という大きなトレンドの恩恵を受けやすいポジションにいると思います。
特に今市販機の結果を見ると、減収にもかかわらず大幅増益を達成したことは、コスト管理能力の高さも示しています。
確かに効率化を進めているという点は長期的な経営においても重要かなと思います。
そうなんですよ。あとはAI技術の発達に対しても、先ほどからお伝えしているように脅威として捉えるのではなく、
競争力強化に活用する姿勢を示しているのが評価できますよね。
ただ、先ほどからお伝えしている通り、アメリカの通商政策や経済環境の変化など、
外部要因には注意が必要となってきそうです。
成長性という観点では、海外展開やM&Aなどの新しい成長戦略にも注目していきたいですね。
日本企業のグローバル化支援
ありがとうございます。本日は翻訳センターについて詳しく教えていただきました。
日本の企業のグローバル化を言語面で支えている、とても興味深い企業だなと思いました。
そうですよね。普段私たちが意識することは少ないかもしれませんが、
日本企業が世界で活躍する限りには、こうした専門性の高い翻訳サービスがあるんですよ。
なるほど。やはり、減収にも関わらず大幅な増益を達成している、
専門性が関わっているというところが印象的だなと思いました。
また、AI技術というものが翻訳業界に大きく関わっていく中で、
独自の取り組みを進めているというところも注目だなと思います。
はい。まさにAIを脅威ではなく、AIとの共存という課題に前向きに取り組んでいることであったり、
高度な専門性を要する分野では、まだまだ人間の知識と経験が重要だということもわかったと思います。
投資を検討される際は、こうした競争優位性と市場環境の変化の両立を注意深く見ていくことが大切になってきます。
はい。こちらは投資を積極的に推奨するものではありません。
投資のご判断はご自身でしていただくようお願いいたします。
本日ご紹介した翻訳センターについては、ブリッジレポートやノートにも詳細を掲載しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
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それではまた次回お会いしましょう。
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