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2025-09-03 13:09

ドローン業界の将来性と投資リスクをインターン生が調査してみた

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サマリー

ドローン業界の将来性に関する調査が進行中で、日本国内の市場は2024年度に4371億円、2030年度には1兆195億円に達すると予測されています。また、投資リスクがある中で、国産ドローンへの需要が急速に高まっています。ドローン業界は、災害支援やインフラ点検の分野での需要が増加しており、将来性が期待されています。しかし、規制や技術革新に伴うリスクも考慮する必要があります。

ドローン業界の現状と将来性
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら聞きする感覚で一緒に勉強していきましょう。
おはようございます、インターン生の渡辺です。 おはようございます、インターン生の和之江です。
和之江君、今回はドローンの話を持ってきたんですけど、最近各所でドローンを見かけることって多くないですか?
確かに街中でも、空にいるくない?みたいなのがありますし、公園での活用とか宅配とか、いろんなニュースを見ますね。
そうですよね。自分がこの前見たニュースだと、泡踊りの津波対策としてドローンを活用するみたいな。
災害時に電気が使えなくなった時に、ドローンが夜道を照らして音声で避難を呼びかけるみたいなニュースもあったりして、結構様々な機械で使われているイメージがありますね。
そうなんですね。全然物を運ぶとかそういうイメージが強いんですけれども、こういう災害対策とかいろんな用途あるんですね。
そうですよね。そういえばドローンの語源って聞いたことあります?
ドローンですか?なんか響きは珍しいかっこいい響きだなと思ったけど、全然知らないですね。
これ実はドローンって英語でオスの蜂っていう意味なんですよ。これプロペラの音が蜂の羽の音に似てるって言うんで、その名前がついたみたいなことを言われてます。
なるほど。確かに言われてみればブーってずっと鳴ってますからね。確かにちょっと似てると言えば似てますね。
それで今日はそのドローン業界について調べてきていただいたんですかね?
はい。これ投資の観点から見たドローン業界の将来性についてちょっと詳しく調べてきました。
これ市場規模とか注目企業とかリスクについてもこれから話していきたいと思います。
まずドローン業界の現在の市場規模なんですが、これ2024年度の日本国内のドローンビジネス市場規模は4371億円で全年比13.4%増となっています。
13%増、結構すごいですね。市場規模自体はまだまだこれからかもしれませんが、成長力あるんですかね?
そうなんですよ。さらに驚くのが将来予測で、2030年度には1兆195億円に達すると予測されているんです。
年平均成長率でいくと15.2%ですから、かなりの成長産業とは言えますね。
2030年といえばもうすぐって感じでありますけど、6年くらいで2倍以上になる予測ってことなんですね。どんな要因あるんでしょうか?
これ実は2022年12月に大きな転換点があって、これ改正交付法が施行されたことによって無人飛行のレベル4が解禁されたんですよ。
レベル4これ何なんでしょうか?ちょっとあまり聞き慣れないんですけど。
簡単に説明すると、これレベル1がラジコン的な操縦の飛行、レベル2が目視内での自動飛行、レベル3が人のいない場所での目視外飛行、そしてレベル4が人のいる場所での目視外飛行っていうレベルわけになっています。
なるほど。つまりレベル4になると人がいるような街中でも勝手に飛んでいく自動操縦できるようになったということなんでしょうか?
まさにそういうことです。これで都市部での物流だったりインフラ点検がかなりやりやすくなったということなんですね。
特にインフラ点検の分野では交渉作業だったり橋などの点検がドローンで短時間にできるようになって、人手不足の解消みたいなところにもつながっているみたいですね。
そういった使い方もあるんですね。確かに橋の点検や高いところでの作業って人だと危険だし大変そうですもんね。
農業でも使われてるっていうふうに聞いたことあるんですけれども。
はい。これ農業分野もすごく注目されていて、スマート農業関連の法律や補助金が後押しとなって、
遂行や働く策でどんどん活用が広がっているんですよね。
あと意外に伸びているのがドローンショー市場なんですよ。
ドローンショーですか?あまり聞いたことないんですけれども、こちらは市場としてはどうなんでしょうか?
はい。これ2023年度比で約2倍成長しているらしいです。
数百から数千のドローン群を制御して夜空に文字や図形を書くという技術で、花火大会だったりスポーツイベントで使われることが増えているんです。
例として調べてきたところによると、僕が行った大阪関西万博だと1000機以上。
仙台七夕花火祭では300機が使われたみたいなニュースもありました。
すごいですね。確かにそう言われると万博とかオリンピックとかそういうドローンを使ってみたいなイメージありますね。
もしかして将来は夏祭りの風物詩が花火からドローンに変わったりみたいなのがあるんですか?
なんかちょっと寂しい気もしますけど、そういう可能性もありますよね。
注目のドローン関連企業
さて投資の話に移ると、実際ドローン関連で上場している企業があるので、そちらを紹介していこうと思います。
いいですね。具体的にはどんな企業があるんでしょうか?
はい。注目したいのが3社ありまして、まずブルーイノベーション、証券コードは5597です。
これ2023年12月に東証グロス市場に上場したんですけれども、この会社が面白いのは機体メインではなくて、
複数のドローンやロボットを総合的に制御するプラットフォームを開発しているというところなんです。
制御するプラットフォーム、ちょっと分かりにくいですね。
そうですよね。詳しく言うと外部メーカーのドローンをつなげて、クラウドで一元管理できるシステムを作っているんです。
特に屋内とかGPSが使えないような特殊環境での点検に強みがあるみたいですね。
なるほど。ドローンといってもハード面だけじゃなくて、クラウドとかのソフト面でこの会社は勝負しているということなんですね。
はい。
他に何かありますか?
2社目がリベラウェアですね。これは証券コード218Aで、去年2024年の7月に上場しました。
見えないリスクを可視化するというビジョンで、屋内の狭い空間点検ドローンの開発をしています。
実は、ノト半島地震の時にその東海家屋の調査で、同社のドローン、アイビス2というのが活躍したんですよ。
そうなんですね。確かに先ほども泡躍りのところでありましたもんね。
こういった災害時にも活用されているというところで、確かに人が入れない場所の調査って何かしらで重要になってきますもんね。
そうですね。ここら辺は社会的意義が高いと思いますね。
そして3社目がテラドローン、証券コード278Aになります。
2024年11月に上場したばかりの企業で、測量や点検のサービスだけじゃなくて、ドローンの運行管理システムも手掛けていて、世界10カ国で導入されたみたいな実績もあります。
こちらもドローンの製造というよりも、点検であったり、それをどう運用していくかみたいな、そういうシステム系なんですね。
はい。もちろん製造も手掛けている企業もあるんですけれども、やっぱりソリューションと一体で付加価値を高めているということですね。
投資リスクと国産ドローンの可能性
製造でいうと、実は現在のドローン製造市場というのは、中国のDJIという会社が世界市場の70%以上を占めているんですよ。
価格が安くて大量生産できる強みで市場を席巻しているというのが現状ですね。
そうなんですね。ドローンっていろんな種類があると思ってたんですけれども、70%以上ってことはほとんどその1社が独占しているみたいな感じなんですね。
それで投資的にはどうなんでしょうか?
ここに実はリスクがありまして、アメリカでは安全保障上の理由からDJIのドローン使用禁止措置があったんですよ。
ドローンには通信機能が搭載されていることも多くて、もしDJIと中国政府がつながっていた場合、情報が漏れる可能性があるという懸念かららしいですね。
なるほど。確かにそういったリスクありそうですね。この安全保障面みたいなところは経済分野にも世界市場にも影響してくるってことですもんね。
そうですね。世界市場が伸び悩む可能性もあるということですね。
ただ逆に言えば国産ドローンメーカーにとってはチャンスでもあるんですよ。
安全保障上の理由から自国産ドローンの需要が急速に高まっているという現状もあります。
確かにそうですね。でも現状だと日本企業のシェアって結構低いんですよね。これは追いつけるんでしょうか?
確かに世界市場では厳しいんですけど、個人的にはまず国内市場に注目すべきだと思います。
ドローン業界の需要とリスク
日本は災害大国ですしインフラの老朽化も進んでいるので、その点検みたいな需要はかなり高いと見ています。
さっき紹介した3社もみんな点検系のソリューションやプラットフォーム、システム系に特化していたと思います。
なるほど。そこで先ほどのソフトウェアに注力しているというところがつながってくるんですね。
ソフトウェアやサービスで差別化を図っているということなんですね。投資する上でのリスクや注意点何かありますか?
主なリスクとして2つあると思います。まずはまだ活躍の幅が狭くて、一般的に言えば普及しているとは言えない状況ではあります。
理由としては規制がまだ強いということで、目視外飛行というのが解禁されたとはいえまだまだ制約が多いので、そこがリスクになってくるかなと思います。
なるほど。その他他にありますか?
2つ目が技術の陳腐化によるリスクになります。
生成AIにおけるディープシークショックがあったと思うんですけれども、このように成長産業だからこそ技術革新のスピードが早くて、今有効な技術が数年後には古くなってしまう可能性もあるんです。
なるほど。確かにちょっとまだまだ現時点ではあったところもあると思うんですけれども、将来性は高そうに思うんですけど。
個人的にもそう思います。特にバッテリー性能の向上で長時間使えるようになったり、あとはAI技術でもっと自動で自由に動けたりすることによって、さらに使いやすくなる可能性があります。
それにスマート農業やインフラの点検、災害の支援って、やっぱりどれも社会課題を解決する分野じゃないですか。
なので、授業がなくなるということはまずないと思います。
はいはい。確かに投資的な観点からしてみても、社会課題の解決につながっているというのは意義を感じますし、投資するメリットありそうですね。
そうですね。今回調べてみて思ったのは、ドローン業界って1990年代後半から2000年代前半のインターネット黎明期に似てるなというふうに個人的には感じました。
基盤技術は確立されつつあって、規制環境も整備され始めて、実用化が始まったばかりの段階みたいなところですね。
そう言われると、確かにその時期に適切な企業に投資した人は現在大きなリターンを得られましたもんね。
ただし、投資判断としてはちょっとリスクが高めで、その分リターンも得られるかな、みたいな成長投資として位置づけるべきだと思います。
多くの企業がまだ先行投資段階であって、財務の安定性は期待できないので、やっぱり将来性を見極める目っていうのが投資判断において重要そうです。
おっしゃる通りですね。投資のタイミング的にはどうなんでしょうか?
無人飛行レベル4の本格的な運用が始まる前っていうこの今の段階っていうのは、実は投資の後期なのかもしれないですね。
技術開発段階の企業への早期投資ということで、成長機会を獲得できる可能性もあります。
ただし規制変更による事業計画への影響とか、海外メーカーとの競争撃破みたいなことがあると思いますので、しっかりリスクも把握しておく必要もあります。
表裏一体というか成長性、今だからってところはあるけれども、その分ちょっとリスクもあるので難しいということなんですね。
でも勉強になりました。個人投資家の方も単純にドローンイコール伸びるということだけじゃなくて、どの分野のどの企業が有望なのかしっかり調べて見極めることが大切なんですね。
そうですね。特に日本企業に投資する場合は国内市場での競争力と特定分野でのソリューションの提供能力とか実績をチェックしたいところです。
あとちょっと怖い話としても軍事利用とか安全保障の問題も頭に入れておく必要はありそうです。
先ほど話されてたこういう知性学的なリスクっていうところも考慮しないといけないんですね。
でも全体としてはやはり将来性の高い業界なんだなというふうに思いました。
はい。2025年から30年にかけて急速な成長と同時に激しい競争の時代も迎えると個人的には思いますので、
投資家としては技術力だけじゃなくて規制への対応力なども備えた企業を見極めるということが重要だと思います。
はい。とても興味深いお話ありがとうございました。
お聞きの皆さんもドローン業界への投資を検討される際はぜひ参考にしてみてください。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
お聞きのプラットフォームでの感想評価の投稿をぜひお願いします。
またインターン生に話してほしいテーマなどございましたらお気軽に概要欄のご意見フォームから送っていただければと思います。
それではまた次回お会いしましょう。
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