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2025-12-17 15:20

純利益57%増!付属品から自動車部品まで手がけるモリト(9837)を分析

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サマリー

モリト株式会社は、アパレルの付属品から自動車部品に至るまで幅広い事業を展開しています。2025年11月期の第三四半期において、純利益が前年同期比で57%増という驚異的な成長を遂げています。この成長は、国内市場の回復やM&Aによる新規連結が主な要因です。モリト株式会社は多様な事業を展開し、58%の純利益増を達成しています。リスク管理や国際展開といった成長戦略に注力し、信頼できる財務体質を維持しています。

00:03
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話を、ながら劇する感覚で一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の塚田です。
おはようございます。インターン生の古田です。
古田さん、突然ですけど、服のファスナーとかボタンとか、
あの辺の部品って誰が作ってるのか考えたことありますか?
え?そんな小さいもののこと考えたことないですね。
YKKぐらいはファスナーに書いてありますよね。
そうですよ。なんかちょっと意外と見落としがちっていうか、実は僕もそうだったんですけど、
モリト株式会社の紹介
本日紹介する企業、モリト株式会社ってご存知でしょう?
ちょっと見逃したところだと思うんですけど、
アパレルの付属品から自動車の内装部品、
はてまでは文具まで幅広く手掛けている企業なんです。
そんな会社があるんですね。でもなんでわざわざその会社を取り上げるんですか?
それがですね、2025年11月期の第三市販機決算見てびっくりしたんですけど、
親会社株主に帰属する市販機純利益が前年度期比57.0%増なんですよ。
57%も増えてるんですか?
はい。
それはすごいですね。一体どんな企業なのかますます気になります。
はい、ということで本日のテーマは純利益57%増、
付属品から自動車部品まで手掛けるモリト株式会社についてお話ししていきます。
はい、その前に恒例のちょこっと株辞典のコーナーです。
今日の用語は何ですか?
本日の用語は負ののれん発生域です。
実は今回取り上げるモリトがM&Aで負ののれん発生域を計上しているんですよ。
負ののれんですか?なんだか難しそうな言葉ですね。
そうですよね。まずのれんから説明すると、
企業を買収する際に準資産の価値よりも高い金額で買収した場合、
その差額をのれんと言います。
ブランド価値とか将来の収益力に対して支払ったプレミアムみたいなものですね。
なるほど、じゃあ負ののれんっていうのはその逆ってことですよね。
その通りです。企業の準資産の価格よりも安い金額で買収できた場合に発生するんです。
つまりお得な買い物ができたっていうことですね。
それって企業にとっては得ってことですよね。
はい、会計上は負ののれん発生期として特別利益に計上されます。
モリトは今回株式会社三ッ星コーポレーションを買収して、
約11億円の負ののれん発生期を計上しました。
これが準利益の大幅増加に貢献しているんです。
なるほど、それでは本編でモリトについて詳しく見ていきましょう。
はい、それではモリト株式会社について詳しく解説していきますね。
まずは基本情報からですが、モリトは証券行動9837で東京証券取引所に上場しています。
どんな事業をやっている会社なんですか?
はい、こちら大きく3つに分かれていまして、まず1つ目がアパレル関連事業。
これは服のファスナーやボタン、フォックなどの付属品を扱っています。
やっぱりアパレル関連がメインなんですね。
はい、でも面白いのはここからで、2つ目がプロダクト関連事業といいまして、
スノーモデルやスケートボードのビンディング、文具関連商品、さらには中号機器のレンダルや販売までかけているんです。
かなり幅広いですね。アパレルとは全然違う分野じゃないですか?
そうなんですよね。3つ目がさらに違うんですけど、輸送関連事業。
これは自動車の内装部品を製造・販売している事業になります。日系自動車メーカー向けが中心ですね。
自動車部品まで、想像以上に多額的な企業ですね。
業績の詳細
そうですよね。それでは2025年11月期第3四半期の業績を見ていきましょう。
売上高は405億9500万円で、前年同期費14%増です。
14%増ってかなり好調だなと思いますか?
そうなんですよね。営業利益の方もなかなかに好調で、
営業利益は23億8100万円で、前年同期費10.6%増。
経常利益は26億4400万円で、前年同期費15.7%増。
そして冒頭で触れた親会社株主に帰属する市販基準利益が30億1300万円で、前年同期費57.0%増という結果です。
改めて聞いても57%増ってすごいですね。この大幅増益の理由は何なんでしょう?
はい、こちらいくつか要因があります。
まずは国内のアパレル市場で在庫調整からの回復が見られたこと。
それから株式会社ミスIDと、先ほど株次典でも説明しました株式会社三ッ星コーポレーションの新規連結による効果となります。
M&Aで事業を拡大しているんですか?
その通りです。特に三ッ星コーポレーションの買収では、約11億円の負ののれん発生期が計上されました。
これが純利益の大幅増加にかなり大きく貢献しています。
なるほど、でもそれって一時的な利益になりますよね。本業の方はどうなんでしょうか?
いい質問ですね。それではセグメント別に見ていきましょうか。
まず日本セグメントですが、売上高は289億9100万円で前年同期比20.2%増。
セグメント利益は17億6700万円で前年同期比16.1%増です。
日本も好調なんですね。
はい、具体的にはアウトドアスポーツシューズ関連商品、欧米作業服向け付属品、高級アウトドアブランド向け付属品などが伸びています。
それから文具関連商品や猛暑対策商品、厨房機器レンタル販売事業も売上げを伸ばしています。
商品のバリエーションが本当に豊富ですね。アジアや欧米などはどうなんですか?
はい、アジアセグメントは売上高61億5500万円で前年同期比1.1%減。
セグメント利益は6億9100万円で前年同期比3.3%減と若干苦戦しています。
あら、アジアは減収減益なんですね。何か理由があるんですか?
中国、香港でのカジュアルウェア向け付属品が減少したこと、
それから中国での日系自動車メーカー向け自動車内装部品の売上が減少したことが主な要因です。
中国での日系自動車メーカーの苦戦が影響しているんですね。
なるほど、欧米はどうですか?
はい、欧米セグメントでは売上高54億4800万円で前年同期比3.0%増。
セグメント利益は2億2700万円で前年同期比71.8%増と利益率がかなり大きく改善しています。
71.8%増、これもすごいですね。
はい、こちらは欧州での一部事業撤退による効率化の影響が出ているんです。
売上はわずかに増えただけですが、利益率も大幅に改善できました。
不採算事業から撤退して利益を重視する経営に転換したってことですね。
その通りです。
それから森田のもう一つの注目ポイントがサステナビリティへの取り組みなんです。
サステナビリティですか?
はい。
なかなか出てこないですよね。具体的にどんなことをやってるんですか?
はい、具体的にはリデコという取り組みを進めていて、国内の廃料網を100%使用したいとミュウロンの本格発売や、
縫製工場から出る歯切れなどを活用した根性子、アスカミの開発販売を行っています。
廃料網を意図にリサイクル、それは環境に優しいですね。
はい、こういった取り組みが新規取引の獲得にもつながっているようです。
サステナビリティは今や企業の重要な差別化要因となっていますからね。
なるほど。財務面はどうなんでしょうか?健全性は大丈夫ですか?
財務状態と今後の予測
それでは財務状況を見ていきましょう。
総資産は558億7800万円、純資産は403億4100万円で、自己資本比率は72.2%です。
自己資本比率72.2%ですか?
はい。
見たことないんですけど、あるんですね。
本当に見たことないぐらいびっくりするぐらい高いですよ。
こちらは非常に健全な財務体質と言えるかと思います。
ただし、前期末の74.8%からは、わずかですが2.6ポイント減少しています。
これはM&Aや設備投資による借入金の増加などが影響しています。
それでも70%以上キープしているなら十分健全ですよね。
はい。
配当はどうなんでしょう?
はい。配当については第二四半期末で33円、期末予想が36円で、年間配当予想は69円となっています。
前期の年間配当が63円だったので、かなり増配の見込みですね。
業績向上で、しかも増配も予定されているんですね。
はい。
次の業績予想はどうなっていますか?
はい。
2025年11月期の通期予想は、売上高560億円で前期比15.4%増、
営業利益32億円で前期比11.5%増、
経常利益33億円で前期比9.9%増、
親会社株主に帰属する当期準利益が28億円で前期比8.9%増を見込んでいます。
全項目で増収増益の予想なんですね。
はい。
でも、第三四半期までの準利益が30億円を超えているのに、通期予想が28億円というのが…。
はい。鋭い指摘ですね。
これは、第三四半期に計上された不納の連発生益11億円が特別利益に計上されているからです。
これを除くと、本業ベースでは顕著に推移していると言えます。
なるほど。一時的な利益を除いた実力ベースで見る必要があるんですね。
その通りです。
それでは、投資家目線でのポイントと注意点をまとめていきましょう。
お願いします。
モリトの魅力的なポイント
まず魅力的なポイントとしては、第一に事業の多角化ですね。
アパレル、プロダクト、輸送等3つの柱があり、一つの市場に依存しないビジネスモデルとなっています。
リスク分散がしっかりできているってことですね。
その通りです。
第二にグローバル展開が進んでいること。
日本、アジア、欧米等世界展開しているので、特定地域のリスクが軽減できます。
確かに、アジアが原集でも日本ですとか欧米でカバーできていましたもんね。
はい。そして第三にM&Aによる成長戦略です。
MIS-IDや三ッ星コーポレーションの買収で事業領域を拡大しています。
今後もM&Aで成長していく可能性がありそうですね。
はい。第四にサスティナビリティへの取り組みが進んでいることです。
環境配慮型商品の開発が今後の競争優位性につながってくる可能性があります。
それから財務体質が健全で自己資本比率が70%以上あるのも安心材料ですね。
その通りです。こうしてみるとかなり魅力的なふうに思うんですけど、一方で注意すべきポイントもあります。
注意すべきリスク
まず中国市場での日系自動車メーカーの苦戦が油線関連事業にかなり影響を及ぼしていることですね。
中国の自動車市場は厳しい状況がこれからも続きそうですね。
はい。ちょっと問題が根深いというか簡単には解決しないことなので注意しておきたいところです。
そして第二にアパレル市場の変動リスクです。
ファッショントレンドや消費動向の影響を受けやすい事業なので景気変動にかなり左右される可能性があります。
確かに。服って景気が悪くなると真っ先に買い控えられそうですよね。
そうですね。なので景気敏感の素質というか要素があるかなというふうに思いますね。
そして第三に為替変動リスクです。
グローバル展開をしているため為替レータの変動が業績に影響します。
海外売上比率が高いと円高になった時に不利になりますもんね。
その通りです。
そして第四にM&Aによる買収プレミアムやノレンの消却負担です。
今回は負のノレンが発生しましたが今後の売収では逆にプレミアムを支払う可能性も出てきます。
なるほど。総合的に見て塚田さんは森とどう評価しますか?
そうですね。個人的な意見ですけど事業の高くかとグローバル展開、そして健全な財務体質を考えると中長期的にかなり安定成長が期待できる企業だなというふうに思いました。
ただし先ほども言いました通り中国市場の動向だったり為替リスクにはかなり気をつけないといけないかなというふうに思います。
なるほど。聞いてて思いましたけど派手さはあまりないですけど近日に成長している企業っていうような感じがします。
そうですね。アパレルの付属品っていう若干地味目な分野なんですけど本当に生活には実際欠かせない商品を提供しているところで
こういった円の下の力持ち的な企業も投資の選択肢としてかなり面白いんじゃないかというふうに思います。
今日は森と株式会社について詳しく教えていただきました。ファスナーやボタンみたいな身近な商品から自動車部品まで手掛けている企業だって初めて知ることができました。
はい。私たちの生活を支えている企業、本当に身近なものって意外と知られていないものが多かったりするんで、でもそういった企業こそ安定した需要があって長期投資に向いているっていう可能性もあります。
確かに。服や自動車がなくなることはないですもんね。ただ今日紹介した情報はあくまで2025年10月時点の決算端子に基づくものなので、最新情報は企業の公式ウェブサイトで確認してください。
はい。そして繰り返しになりますが、本日ご紹介した企業は主観による情報提供であり、投資を推奨するものではありません。投資判断はあくまでご自身の責任にてお願いします。
リスナーの皆さんも身の回りの商品を作っている企業に注目してみると、面白い投資先が見つかるかもしれませんね。
そうですね。日常の生活の中にこそ意外な投資のヒントが隠れているかもしれません。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
Apple PodcastやSpotifyなどお聞きのプラットフォームにて、ぜひ番組への感想評価の投稿をお願いいたします。
また概要欄にはご意見フォームのURLも貼っておりますので、番組へのご意見もお待ちしております。
いただいたコメントにより改善を進めてまいります。引き続き楽しんでいただけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。
それではまた次回お会いしましょう。
15:20

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