1. いろはにマネーの「ながら学習」
  2. #400 配当貴族指数とは?Trace..
2023-01-17 17:25

#400 配当貴族指数とは?Tracers S&P500配当貴族インデックスの評価や銘柄などをわかりやすく解説

spotify apple_podcasts youtube

今回は、2022年10月に設定されて話題をよんだTracers (トレイサーズ) S&P500配当貴族インデックスを紹介します。

そもそも配当貴族指数とは何か、その構成銘柄や過去のパフォーマンスなどを分かりやすく解説!

★参考記事★

配当貴族指数とは?Tracers S&P500配当貴族インデックスの評価や銘柄などをわかりやすく解説⇒

https://www.bridge-salon.jp/toushi/tracers-sp500-dividend-aristocrat/?utm_source=podcast&utm_medium=referral&utm_campaign=400

S&P500とは?投資信託/ETFやチャートと共にわかりやすく解説!⇒

https://www.bridge-salon.jp/toushi/sp500/?utm_source=podcast&utm_medium=referral&utm_campaign=400

分散投資とは?ポートフォリオの例や投資信託の活用を分かりやすく解説!⇒

https://www.bridge-salon.jp/toushi/diversified-investment/?utm_source=podcast&utm_medium=referral&utm_campaign=400


ブリッジサロン

https://www.bridge-salon.jp/?utm_source=podcast&utm_medium=referral&utm_campaign=400

株式会社インベストメントブリッジ作成

00:03
インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
こんにちは、最近韓国ドラマを見ているインターン生の酒田です。
本日は、記事のご紹介です。
本日ご紹介する記事は、
配当貴族指数とは?Tracers S&P500配当貴族インデックスの評価や銘柄などをわかりやすく解説、です。
まずは結論を3点ご紹介いたします。
1、配当貴族指数とは、S&P500指数構成銘柄の中でも25年以上連続増廃を続けている銘柄のこと。
2、S&P500とのリターンの差はほとんどない。
3、下落体制があるので景気交代に備えるのであれば積立ても大丈夫。
今回のエピソードでは、2022年10月に設定されて話題を呼んだTracers S&P500配当貴族インデックスを紹介していきます。
中長期的にはS&P500指数を上回るパフォーマンスと言われていますが、実際にはどうなのでしょうか。
そもそも配当貴族指数とは何か、その構成銘柄や過去のパフォーマンスなどを徹底解説していきます。
そもそもTracers S&P500配当貴族インデックスとは何でしょうか。
Tracers S&P500配当貴族インデックスは、S&P500配当貴族指数に連動するように運用されるインデックス型の投資信託です。
ファンドのルールは次のようになっています。
当ファンドでは、S&P500指数の構成銘柄のうち、長期にわたり連続増廃を行っている企業の株式で構成されているS&P500配当貴族指数に着目し、同指数の動きに連動した投資成果を目指します。
主に米国の金融商品取引所に上昇している株式に投資をしますが、S&P500配当貴族指数に連動するように運用されるETFに投資をすることもあります。
ちなみに配当利回りは2.33%もあります。
この数値はニッコアセットマネジメントが2022年11月末に算出した概算値です。
設定されてからはまだ日が浅く、このエピソードを配信しているときはまだ分配金は支払われていません。
分配金は毎決算図に支払われているようで、初回決算は2023年11月16日です。
基準価格は設定日2022年10月28日から下落し続けていることがわかります。
12月のCPIやFOMCを経て大きく下落をしていますが、継続的な上昇が続き景気交代がささやかれている現状も仕方がないとも言えます。
03:05
一方で純資産額は順調に増加をしています。
では、そもそもベンチマークのS&P500配当貴族指数とはどのような指数なのでしょうか。
解説をしていく上でS&P500から見ていきましょう。
S&P500はニューヨーク証券取引所やナスタクなどに上場している企業から代表的な500名柄を時価総額で過充平均した指数です。
時価総額過充平均とは金額などの単純な平均値ではなく、それぞれのウェイトを加味して平均値を算出する方法です。
株式分割などの影響も受けないため単純平均よりも相場全体の実態を表していると考えられています。
時価総額が大きな大企業ほどS&P500に高い割合で組み入れられています。
またS&P500は市販機ごとにリバランスが独自の委員会によって行われます。
これにより時代の流れに沿った米国の主要企業をカバーすることができます。
2022年にはテスラが採用されました。
S&P500に新たに参入されるにはとても厳しい条件をクリアしなければなりません。
その条件を少し見てみましょう。
前提としてまずはアメリカの企業ということです。
そして時価総額が146億ドル以上、株式に高い流動性があるということも条件に含まれています。
また発行済株式増数の10%が不動株であるということも条件の一つです。
さらに直近市販機の利益が黒字であるといった条件や
過去の連続した4市販機の利益合計が黒字であるといった条件も含まれています。
ではこれを踏まえてS&P500配当規則指数とは何でしょうか。
S&P500配当規則指数はS&P社が出している指数で
S&P500 Dividend Allocalsという英名から規則という言葉が来ています。
その特徴はS&P500指数構成銘柄の中でも
25年以上連続増廃を続けている銘柄で構成されていることです。
ちなみに50年以上連続増廃を続けている銘柄は配当王と呼ばれています。
S&P500配当規則指数も市販機に一度投資率のリバランス
年に一度構成銘柄のリバランスを行います。
しかし均等可集で運用されている点はS&P500指数とは異なります。
それぞれの銘柄が同じ割合で組み入れられるように調整をされています。
では続いて組み入れ銘柄を見ていきましょう。
まずベンチマークであるS&P500配当規則指数のセクター比率を見ていきます。
06:05
22%が生活支出品、19%が資本財、13%が素材、11%が金融などとなっています。
これを見ていくと比率が30%を超えるセクターがないことがわかります。
次にTracers S&P500配当規則インデックスの組み入れ銘柄上位を見ていきましょう。
1位がAir Products and Chemicalsで組み入れ比率が1.8%、2位がCatapillarで組み入れ比率が同じく1.8%、
3位のExpeditors Internationalも組み入れ比率が1.8%となっています。
本当にそれぞれの銘柄の組み入れ比率が一緒になっています。
25年以上連続増廃企業ということで老舗企業が多く組み入れられています。
いろはに投資の記事ではS&P500配当規則インデックスの口コミも載せてあるので、
ぜひ概要欄の方からチェックをしてみてください。
続いてここからはS&P500指数と配当規則指数を徹底比較していきましょう。
いろはに投資の記事では表やグラフなどを用いて分かりやすく比較できるようになっているので、
ぜひそちらもチェックしてみてください。
このエピソードを聞きながら手元で見てみるとさらに分かりやすくなると思います。
まず基本情報から比較してみます。
銘柄数や市場カバー率を比較してみるとS&P500の方が幅広く分散されていることが分かります。
次にセクターそして銘柄の比較をしてみます。
S&P500の組入れ割合上位3つは情報技術・ヘルスケア・金融となっています。
一方でS&P500配当規則指数の組入れ割合の上位3つは
生活必需品・資本材・素材となっています。
これを見ていくと全く異なることが分かります。
S&P500ではここ数年著しく成長を続けてきた情報技術セクターの組入れ比率が最も高くなっています。
一方、配当規則指数では情報技術セクターの割合は少なく、通信・サービスセクターの銘柄は含まれていません。
というのもこれらのセクターに多く含まれているハイテク株は配当を出していない企業が多いためです。
利益を配当で出してしまうより会社に投資をして業績や株価を上げていく傾向があるためです。
次に銘柄を比較していきましょう。
比較をしてみるとS&P500は組入れ割合がかなり偏っていることが分かります。
組入れ割合を見ると、時価過重平均と均等過重平均の違いが分かりやすいと思います。
09:04
また、S&P500の上位にはAppleやMicrosoft、AmazonやGoogleといった時代を代表するハイテク企業がなお連ねています。
続いてパフォーマンスを比較してみましょう。
グラフからも分かるようにS&P500配当規則指数の方がかなり良いパフォーマンスが出ていることが分かります。
しかし、それは1999年末のITバブル崩壊直前からのデータを比較した時ということです。
そのためITバブル崩壊によってS&P500に多く含まれていたハイテク株は大きなダメージを受けました。
しかし、情報技術セクターの組み入れが少なかった配当規則指数は軽傷で済んだため、現在かなりの差が生まれています。
ファンドにとって都合の良いデータと言えるかもしれません。
そこで、2つの指数を作成しているS&P、Dow Jones Industriesが出しているチャートで比較してみましょう。
2020年以降のコロナショック後に注目をすると、S&P500の方がパフォーマンスが良い時期もあります。
急激な金融緩和でガオファムを中心としたハイテク株にとって追い風の相場だったからです。
リスクやリターンを比較してみます。
短期と長期ともにトータルリターンは配当規則指数の方が高くなっています。
シャープレッションを見ても配当規則指数の方が効率的に運用されていると言えます。
また、リスクが小さいのも配当規則指数の特徴とも言えるでしょう。
S&P500が下落した年でも配当規則指数はS&P500よりも下げ幅が小さいことがわかります。
また、S&P500が上昇した年は配当規則指数も同じ程度に上がっていることが多いです。
これがリスクが低い下落体制があるということです。
では、ここからはTracers S&P500配当規則インデックスの魅力を見ていきましょう。
まず1点目は低リスク・高リターンということです。
S&P500との比較でS&P500より高いリターン・低いリスクで運用されていることがお分かりいただけたと思います。
その差は微々たるものですが、長期で運用する前提であれば気にするべきでしょう。
2022年は米国株にとって厳しい1年でした。
しかし、そんな中でS&P500配当規則指数は他の代表的指数を上回るパフォーマンスを残しています。
2023年に経費交代が起こるのであれば選択肢に入ってくる商品です。
続いて2点目のメリットは分散投資です。
Tracers S&P500配当規則指数では、米国企業64社に投資をしているため分散投資が可能です。
約500銘柄に投資をしているS&P500よりも銘柄分散は劣りますが、リスクは十分低くなっています。
12:07
一方で、地域の観点では米国に集中投資しているということは念頭に置いておきましょう。
米国は世界を牽引する経済大国ですが、今後もこれまでのような成長が続くとは言えない点には注意です。
Tracers S&P500配当規則インデックスは為替平地を行わないので、為替リスクを伴っている点にも注意しましょう。
続いて3点目のメリットは低コストということです。
Tracers S&P500配当規則インデックスはインデックスファンドであり、運用コストが低いことが特徴の一つです。
信託報酬は0.1155%と指数を上回るよう運用するアクティブファンドと比べると大幅に安くなっています。
信託報酬が安ければ安いほど同じリターンなら利益は大きくなります。
しかし、Tracers S&P500に投資するインデックスファンドに比べると割高です。
4点目のメリットは副利効果です。
確かに分配金利回りはS&P500より高い水準ですが、分配金は受け取らない再投資型で買い付けることをお勧めします。
分配金を受け取らずに再投資をすることで副利効果を活用することができます。
運用で得た利益を再び投資することで運用資金を指数関数的に増やすことができるのです。
分配金を受け取ってしまうと約20%の税金がかかってしまうので副利効果が弱まってしまいます。
分配金を受け取りたいなら高配投価VTFの方が経費率は安いです。
5つ目のメリットは任意差です。
Tracers S&P500配当記続インデックスは任意差で購入することができます。
しかし積み立て任意差で購入することができないのは残念です。
今回のエピソードではTracers S&P500配当記続インデックスに関する情報を中心に
メリットなどについて詳しく解説をしてきました。
最後にこのエピソードで最も重要なポイントをおさらいしましょう。
Tracers S&P500配当記続インデックスとは
S&P500配当記続指数に連動するように運用されており
S&P500の中でも25年以上増廃している流動性の高い銘柄に投資できる投資信託です。
Tracers S&P500配当記続インデックスの特徴は
まず一つ目は過去3年、10年どちらのスパンでみてもS&P500より高いリターン、低いリスクで効率的に運用されているということ。
二つ目、連続増廃している安定した銘柄にのみ投資をしているため下落体制が非常に高いということ。
15:05
三つ目、経費率はS&P500連動投資信託より若干高く
S&P500の方が高いリターンを上げている局面もあるため経済情勢に合わせて投資をするのが良いということ。
2023年は2022年より難しい相場になると言われています。
景気交代を迎えるのであれば引き続き下落体制の強いS&P500配当記続インデックスが
S&P500をアウトパフォームする可能性が高いです。
本日の息抜き。
今回は配当記続シスというワードが出てきました。
なかなか投資の世界では記続という単語は出てこないので少しユニークさを感じました。
英語ではオイストクラートと言いますが、その語源は何か皆さんご存知ですか?
これはギリシア語のアリストス、最高の、そしてクラトス、支配を語源としています。
アリストクラシーという単語を皆さん聞いたことがある方もいるかもしれません。
これは記続性を指す単語です。
もともと記続とは最上のものを意味していて、戦争において勇敢な働きをする者に与えられる名誉な称号でした。
今となってはその意味合いも薄れてしまい、生まれながらにして贅沢ができる特権回帰を指す言葉になったということです。
例えば、あの有名なアリストテレスのアリストも最高の、最上のという語源から来ているそうです。
投資のお話とはだいぶそれてしまいましたが、調べてみるととても興味深いです。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
ぜひこの番組への登録と評価をお願いいたします。
ポッドキャストのほか、公式LINEアカウント、ツイッター、インスタグラム、フェイスブックと各種SNSにおいても投稿しているので、そちらもぜひフォローをよろしくお願いいたします。
フローマージで、あっといろはに投資です。
また、株式会社インベストメントブリッジは、個人投資家向けのIR、企業情報サイト、ブリッジサロンも運営しています。
こちらも説明欄記載のURLよりぜひご覧ください。
17:25

コメント

スクロール