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2023-01-16 14:25

#399【書籍紹介】「東大生が学んでいる株の教科書」をご紹介!プロの投資家が個人投資家のコツを伝授!!

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このシリーズでは、投資・経済関連の書籍をインターン生がピックアップしてご紹介していきます。

第2弾は、「東大生が学んでいる株の教科書」です。


約20年間外資系ヘッジファンドで日本株のロング・ショートのポートフォリオマネージャーを務めていた、伊藤さんによる書籍です。

興味を持った方は、ぜひ本を読んでみてください!

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株式会社インベストメントブリッジ作成

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
皆さま、おはようございます。レバレGTFが大好きなインターン生の吉村です。
このエピソードでは、投資・経済関連の書籍をインターン生がピックアップしてご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、東大生が学んでいる一生役立つ株の教科書という本です。
この本は、投資を始めるか悩んでいる方、また個人投資家の方でも機関投資家、プロの投資家に負け値とリターンを上げたい方にお勧めします。
この本の著者の方は、伊藤純一さんという方です。
この方は、オルガンスタンレイアセットマネジメントやゴールドマンサックスアセットマネジメントで勤務し、
その後約20年間、外資系ヘッジファンドで日本株のロングショートのポートフォリオマネージャーを務めていらっしゃいました。
ここでいうヘッジファンドというのは、一言で言いますと、さまざまな取引手法を駆使して、
市場が上がっても下がっても利益を追求することを目的としたファンドのこととなります。
また、ロングショートのファンドマネージャーというふうにご説明させていただいたんですけれども、
ロングというのは買い、ショートというのは売りのことを意味しておりまして、
まさに市場が上がっても下がっても利益を得られるような戦略で投資をされていた方です。
この本では、プロの視点から個人投資家の株式投資のコツを解説しておりますので、ぜひ読んでいただければというふうに思います。
まず初めに本書の結論を3点ご紹介させていただきます。
まず1点目、日本人は株式投資を始める必要がある。
2点目、プロの投資家にも勝つ方法はある。
3点目、シナリオを持って株式を買う。
一つずつ解説していければというふうに思います。
まず、日本人は株式投資を始める必要があるということです。
現在、日本には約1億2千万人の人口がいますが、今後、徐々に人口が減少していき、2053年には1億人を割り込むというふうな試算も出ております。
このようにですね、人口が減ってしまうと、一人当たりのGDPが一定だというふうな仮定を置くと、GDPは減少することとなります。
これはつまり、どれだけ一生懸命働いても、生活水準がなかなか向上せずに給与が下がるリスクもあるということです。
特に小売業や外食、インフラ産業などの内需関連で働いている場合は、株式投資をした方がいいというふうな結論に至ります。
もちろん、海外との関わりの大きい企業に転職するというふうなやり方もあると思うんですけれども、
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これは自身のスキルや能力によっても大きく左右されてしまいます。
そのため、株式投資を通じて、グローバル展開している企業や、今後成長する業界の企業に投資をするだけで、そのまま海外の経済成長や企業の成長を取り入れることができます。
もちろん、上場企業という地点で、異上場企業よりも一定程度の成長が見込まれているという観点から、やはり投資が重要だということがわかってくるのではないでしょうか。
2点目の結論である、プロの投資家にも勝つ方法はあるということです。
株式市場には、私たち個人投資家に加えまして、一社の父さんが働いていらっしゃったヘッジファンドですとか、証券会社などの金融機関、他にも政府や外国法人などの様々な人たちが株式の売買を行っています。
こうした状況では、情報の非対称性が生まれてしまい、なかなか個人投資家が勝つことが難しくなっています。
ここで言う情報というのは、主に2つに分けることができます。
1つがGDPや消費者物価指数の市場要因の情報。
もう1つが企業の業績や新商品の開発などの個別要因の情報になります。
例えば、自分が持っている株が大きく下落してしまって、焦って売ってしまったというふうな仮定を置きましょう。
ただ、この場合、プロの投資家は企業の担当者から、証券会社から一時的なものだという意見を聞いておりまして、その後、株価は徐々に上がってきたというケースもあります。
では、こうした情報の非対称性がある中で、どのようにすれば個人投資家が勝つことができるのでしょうか。
それは、プロが戦わない分野で戦うということです。
でも、そんな分野は果たして存在するのでしょうか。
実は、プロの投資家も全ての銘柄を見ているわけではないんです。
1つの理由としましては、自家総額の小さい企業には投資をしない、むしろ投資ができないからです。
自家総額というのは、その企業の株価に、その企業が発行している株式の数をかけることで求めることができます。
プロの投資家の方々は、運用されている金額が非常に大きいため、なかなか自家総額が小さい企業に投資することができません。
具体的な数字を使って説明してみましょう。
まず、1000億円のファンドを運用していたというふうに考えてください。
その際に、100億円の会社にファンドの5%である550億円を投資しましょう。
そうした場合、その会社の半分の株式を占めることとなります。
これは株価を大きく冒頭させることにもなりますし、5%以上保有する場合には、対応という報告書を金融庁に提出する義務も出てきます。
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これ以外にも、誘導性の問題など様々な問題が生じてしまいます。
ちなみに、今回の例で用いた自家総額100億円ですけれども、この100億円以下の会社だけでもですね、
東京証券取引所の4分の1を占めており、約1400社も存在しております。
こうした自家総額に加えまして、自家総額以外での個人投資が勝てる分野の見極め方や、誘導性の問題については、ぜひ本書で確認してみてください。
最後に3点目、シナリオを持って株式を買うということです。
株式を買うとき、皆さんは何を意識されますか?
株式の分析方法としては、大きくチャート分析とファンダメンタル分析の2つが存在します。
まずチャート分析ですが、ここで言うチャートというのは、株価の過去の推移を表したものです。
本屋さんに行きますと、チャート分析の方がたくさん並んでいるような風景を見た方が多くいらっしゃるというふうに思います。
ただ実際はですね、プロの投資家の方はチャート分析だけで銘柄選択を行っている方は非常に少ないです。
著者の東さんがですね、実際に現役のポートフォリオマネージャーの方に聞いたところ、平均して投資判断の16%程度しかチャートを用いていないというふうな結果が出ました。
これはつまり、全く使っていない方もいる中でもちろん30%以上の投資判断はチャートを使っているという方もいらっしゃるというふうな結果となりました。
ここで重要なのはですね、チャートを使うなということではなくて、チャートはあくまでも種ではなくてですね、銃の存在であるというところをここでは皆様に理解していただければというふうに思います。
次にもう一つの分析方法としてファンダメンタル分析が挙げられます。シナリオを立てるためにはこちらの分析が非常に重要になってきます。
株と聞きますと皆さんパソコンの画面に16時中張り付いているようなイメージを持たれる方が多いのではないかなというふうに思います。
ただですね、きちんとファンダメンタル分析を実施する場合や長期的な目線で株式を保有する場合はその必要がないというふうに書かれています。
ではどのようにしてシナリオを立てていけばいいのでしょうか。
それはまず売上高を予想してみるということです。
企業のホームページで開示されている月次の売上高ですとか、企業に関連するニュース等を見ながらですね、実際に売上高を予想してみることが大切です。
またそこで出した売上高を会社が売上予想を出していますので、それとも比較してみるのも大切になっています。
ここで重要なのはですね、試案期決算の進捗率を確認するということです。
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企業には年に4回決算があります。
例えば2回目の決算の時点で、通期1年間の予想の売上の50%を超えていれば、今後情報修正する可能性も考えられます。
逆に下回っていれば、過方修正のリスクがあり、株価にはマイナスの影響が出る可能性があります。
こちらについては、営業利益の予想についても記述がありますので、詳しくは本書で確認してみてください。
では、そういった企業は一体具体的にどういう企業になってくるのかということなんですけれども、
ここで有業企業というものを設定しまして、これはその企業の株式の上昇率がトピックスの上昇率に勝っている月が多い企業というふうに仮定します。
対象銘柄はこのトピックスの時価総額上位1000社とさせていただきます。
ここで勝った月と負けた月で過去10年間の勝率を計算しました。
結果、その多くが勝率50%プラスマイナス0.2%に収まりました。
では、この勝率を10%引き上げた60%にした場合、何社が勝率60%を超えたと思いますか。
結果、22社全体のたった2.2%しか60%を超えることができませんでした。
ちなみに、ここには日本を代表するトヨタやユニクロやGUを運営しているファストリテーディングは入っておりません。
では、どういう企業が入っているのでしょうか。
ここで1社紹介すると、無印良品でおなじみの良品計画です。
しかし、他の21社と比較しても業種がバラバラでなかなか共通点が見出しそうにはありませんが、
1つ考えられるのは安定したキャッシュフローです。
このキャッシュフローというのは、つまりきちんと現預金を毎年蓄積することができる会社ということです。
キャッシュフローに着目しつつ、シナリオを立てて投資の判断をしていく必要があるといえます。
ここまでで本章をざっくり3つの観点に分けて説明してきました。
1つ目は、日本人は株式投資を始める必要があるということです。
やはり人口減少が見込まれている日本でも、グローバル展開をしている企業や今後成長する業界の企業に投資をするだけで、
そのまま海外の経済成長や企業の成長を取り入れることができます。
2点目、プロの投資家にも勝つ方法はある。
実際にプロの投資家の方々は全ての銘柄を見ているわけではなくて、そのため戦える分野も存在するということですね。
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時価総額などに注目をして株式投資をやってみることが大切です。
最後にシナリオを持って株式を買うということです。
シナリオというのは、企業の開示市場やニュースを見て売上高や営業利益の予想をして、企業の予想と比較することです。
もちろん市販技ごとに分けて考えることも重要になってきますし、その中でもキャッシュフローに着目をすることが大切です。
本書では株式投資で成功するコツや失敗しないために必要な考え方が、
20年以上もエッジファンドで活躍されたファンドマネージャーの観点から紹介されているので、ぜひ本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。
私はこの本を読んでみて、やはり非常に刺激をもらいました。
現在、政府も市販運用を国民に喚起している中で、貯蓄から投資への流れが大きく進んでいると思います。
著者の伊藤さんは、現在はクラウドワークスの最高人事責任者としてご活躍されています。
また、東大金融研究会と呼ばれる日本最大の金融サークルも立ち上げ、現在では約2500人もの学生が所属しています。
投資以外の分野でも様々な方面でご活躍されていらっしゃいます。
ツイッターもやっていらっしゃいますので、一度見てみてはいかがでしょうか。
いろはに投資でも株式投資の学習を一緒に進めていきましょう。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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