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2023-08-23 11:31

#548 【書籍紹介】「お金は寝かせて増やしなさい」インデックス投資が最強の投資?

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このシリーズでは、投資・経済・お金・ビジネス関連の書籍をインターン生がピックアップしてご紹介していきます。

今回は、「お金は寝かせて増やしなさい」です。

 

本書ではインデックス投資のメリットについて詳しく解説されています。

今回は、なぜ筆者がインデックス投資をおすすめするのか、その理由についてお話ししています。

 

著者:水瀬ケンイチ

 

興味を持った方は、ぜひ本を読んでみてください! ⇒https://amzn.to/3DVIhmP

 

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株式会社インベストメントブリッジ作成

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
インターン生の志村でございます。
このエピソードでは、投資、経済、お金、ビジネス関連の書籍を、インターン生がピックアップしてご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、水瀬健一さんの「お金は寝かせて増やしなさい」という本です。
この本では、作者がインデックス投資の良さをひたすらに解説してくれています。
インデックスファンドを買い持ち、バイアンドホールドして資産を増やすことを推奨しているため、
お金は寝かせて増やせ、というタイトルが付けられているのです。
この本は、投資信託やインデックスファンドとは何なのかから始まり、
メリットやデメリット、資産配分や投資をする際の心の持ちようなど幅広い事柄について書かれています。
私はつい最近、積立兄さんを始めたのですが、そんな投資初心者の私が読んでもすごくわかりやすく読みやすい本でした。
そして、この本を読んで改めて積立兄さんの良さを実感しました。
これから積立投資を始めてみたいと思っている方や、
とりあえず始めてみたけれどあまり投資を理解できていないというような方におすすめの本です。
インデックス投資を推奨する作者ですが、投資で試行錯誤した結果、インデックス投資が一番良いという結論にたどり着いています。
その理由は3つあります。
1つ目が手間がかからないから。
2つ目が実は世界標準のスタンダードな投資手法だから。
3つ目がお金の基礎知識として日常生活に役立つからです。
ここで言うインデックス投資は、世界中に分散したインデックスファンドを積立投資して長期保有することを指しています。
インデックスファンドは投資信託の一種です。
投資信託は私たち投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資、運用する金融商品です。
そしてインデックスファンドは日経平均株価やトピックスなどの各指標に連動する運用成果を目指す投資信託です。
対してアクティブファンドはインデックスを上回る運用成果が得られるよう、専門家が投資先や売買のタイミングを判断して運用を行う投資信託です。
しかしインデックスを上回ることを目指しているにも関わらず、アクティブファンドの70から80%はインデックスファンドの運用成果に負けているという結果が出ています。
安く買って高く売るというのは、言うのは簡単ですがとても難しいことなんですね。
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プロでも難しいことを私たちが実践するのは到底できることではありません。
そう考えるとインデックスファンドに積み立て投資するだけで良いというのがいかに楽かというのが伝わってきますよね。
さて今回は本の中で特に印象的だったリスク許容度と保有しているインデックスファンドを売らずに我慢するための心の持ちようの2つに関してご紹介します。
まずリスク許容度についてです。作者はインデックス投資で一番大切なのは自分のリスク許容度を知ることだとしています。
リスク許容度とは投資家の許容できるリスクの範囲のことで、資産運用で発生する損失を1年間でどの程度受け入れられるのかの度合いのことです。
言い換えれば最悪の事態を想定するということになります。
毎年50万円の損失まで、毎年25%の損失までといった具合に許容範囲を設定します。
許容範囲の設定方法としては、年間の貯蓄可能金額の範囲内や公的年金を運用するGPIFが負っているリスクの範囲内で設定する方法などが紹介されています。
中でも、夜ぐっすり眠れるかどうかで考えるというのが個人的には面白いなと思いました。
そして、自分が保有している資産配分での最大損失額は、投資金額×期待リターン-2×標準偏差で求められるとされています。
この損失額とリスク許容度を照らし合わせて資産配分を考えることが重要です。
もし最大損失額が許容範囲を超えている場合、国内債券の比率を増やすといったように調整していきます。
私はあまりリスクを考えずに投資を始めてしまったのですが、リスクをきちんと考える重要性について改めて気づかされました。
今まではリスクや許容範囲をその公定や代償でなんとなく捉えていました。
しかし、本書を読んでリスクや許容範囲を数値として算出する方法を学べたので、これを活かしてより安全に資産運用をできるようにしようと思いました。
次に、保有しているインデックスファンドを売らずに我慢するための心の持ちようについてです。
ただ、インデックスファンドを買ってじっと待っていることが意外と大変だと作者は記しています。
一時の資産の増減に一気に自由してしまうからです。
もし株価が大暴落して資産がどんどんめびりしていくとして積み立て投資を続けていくのは容易ではありません。
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リーマンショックで投資した資産が半分ほどにまで減った経験のある作者が損失で慌てふためかない思考法をさまざま紹介しています。
その中でも印象的だったものを3つご紹介します。
1つ目が資本主義経済の拡大再生産を信ずる方法です。
まず、ここ200年間で各国の株式の実質トータルリターンは右肩上がりとなっています。
例えば米国株では約70万倍にもなっています。
このように株式が右肩上がりに上昇してきたのは資本主義経済が拡大再生産し続ける仕組みだからです。
人々の豊かになりたいという欲望は尽きることがなく、その欲望に見事に活じている資本主義経済の拡大再生産は止まりません。
つまり人々が豊かさを求め続ける限り株価は上がると考えるということになります。
例えばリーマンショックの際、経済状況について悲観的な感情を煽る本が次々出版され、それを書店が大量に売ろうとしているのを見て、作者は人々の人儲けしたいという欲望がみなぎっているのを感じたそうです。
そして資本主義経済は死んでなどいないと確信し、インデックスファンドの積立投資を継続しようと心に決めたそうです。
どんな不況の中でも人々の儲けたいという欲望は健在だったんですね。
2つ目が平均回帰性の力を信じる方法です。
平均回帰性とは短期的にランダムに発生しているように見える事象であっても、長期的には平均値に収束していくという性質のことです。
統計学では対数の法則と呼ばれています。
ここで1つ例を紹介します。
サイコロを振った時にある芽が出る発生確率は6分の1ですよね。
スゴロクをしていて3連続で6が出たらついてるなぁ程度であり得ることです。
しかしサイコロを振る回数を10回、100回、1000回と増やしていくと、6が出る回数はだんだんと理論的な発生確率である6分の1に収束していきます。
これが平均回帰性です。
投資においても平均回帰性の力が働いて、あるべき平均値、期待リターンに収束していき、投資のプラスリターンを得られると考えられています。
最大のインデックスファンド運用会社である米国バンガード社は、投資の世界で最も一貫性のある現象が平均回帰性であると主張しているそうです。
作者はリーマンショックの後、相場がV字回復を始めたのを経験し、これが平均回帰性かと身をもって実感したそうです。
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実際の出来事や統計に基づいた知識があれば、損失が出ても少しは冷静でいることができそうですよね。
最後にインデックスファンドの公正名柄企業群に思いを馳せるという方法です。
作者はETSEグローバルオールキャップインデックスの上位公正名柄を例に挙げています。
アップル、グローバル、マイクロソフト、ジョンソン&ジョンソンなど世界中の超有料企業ばかりです。
改めて考えると、それらの超有料企業に投資しているならば大丈夫ではないかというような気がしてきます。
彼らは彼らなりに自分とその家族たちを豊かにしたいと日々奮闘しており、その営みが地球上から消えない限り、インデックスももし下落してもいつか上がると思えると作者は言っていました。
シンプルですが納得できる考え方だなと思いました。
いかがでしょうか。経済の仕組みやそれに付随する知識などを知っていると損失が出ても悲観しすぎることを防げるかもしれない。
と、とても勉強になりました。
個人的にはリーマンショックの際に作者が人々の人儲けしたいという欲望がみなぎっているのを感じたというエピソードがとても面白いなと思っています。
今回ご紹介したのは特に印象に残った部分のみですが、本書には資産配分の仕方やインデックスファンドの選び方など、とても勉強になる知識がまだまだたくさん載っています。
もっと詳しく知りたいと思った方はぜひ本書を読んでみてください。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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