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2023-05-31 12:26

#501 【書籍紹介】「大インフレ時代! 日本株が強い」をご紹介!

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このシリーズでは、投資・経済・お金・ビジネス関連の書籍をインターン生がピックアップしてご紹介していきます。

今回は、「大インフレ時代! 日本株が強い」です。

著者:エミン・ユルマズ


興味を持った方は、ぜひ本を読んでみてください! ⇒https://amzn.to/42DkYIW


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株式会社インベストメントブリッジ作成

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。インターン生の渡辺でございます。
このエピソードでは、投資、経済、お金、ビジネス関連の書籍を、インターン生がピックアップしてご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、「大インフレ時代、日本株が強い」という本です。
この本は、世界情勢の変化や会社指揮法など、多方面な視点から日本の今後を語っているため、
普段、株式投資をしている方だけではなく、就職活動を控えた学生の方やビジネスパーソンなど幅広い方におすすめの一冊となっています。
この本の著者は、エコノミストのエミン・ユルマズ氏です。
トルコ・イスタンブール出身で、1997年に日本に渡り、東京大学大学院を出た後に野村証券の投資銀行部門、基幹投資家営業部門に携わっていました。
2016年からは福岡経済塾の取締役兼塾頭を務めています。
その傍ら、タンキュー・エミンチャンネルというYouTubeチャンネルで、経済や株式などについての情報発信も行っています。
余談ですが、日本語、トルコ語、英語の3カ国語を話せるトリリンガルでもあります。
本書では、今後の日本経済、企業の行方を占うにあたって、2022年12月発売の会社四季報、新春号をベースに話を進めています。
皆さんは四季報を見たことがありますでしょうか。
もし持っている方は、当該の四季報を傍らに置いて聞いてみてください。
本書は、ロシアや中国、アメリカの世界のサプライチェーンの傾向や、メタとテスラ、FTXなどの現在の流れについて説明された後、
その世界情勢を基に日本経済の復活シナリオについてや、なぜ日本株の未来が明るいのかについて説明がなされています。
今回の書籍紹介では、後半にある日本経済の復活シナリオであったり、なぜ日本株の未来が明るいのかについてご紹介していきます。
ここで注目すべきキーワードは3つあります。
一つ目が、四季報で見る日本復活。
二つ目が、無人化。
三つ目、日本人のメンタリティの3点です。
まず一つ目のキーワードとして、四季報で見えた日本復活のシナリオについてです。
今回四季報新春号で取り扱っている3538社全体において、本期である23年3月末までの営業増益率は下振れな一方、
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来期である23年4月から24年3月末までの増益率は上振れする形となり、来期である23年は全体として強い相場になりそうだということがわかります。
また、来年の増益率が高くなっているのに増収率が変わらないということが読み取れ、これによりコスト減になっていることを指します。
つまり、2023年4月以降はいろいろな意味でインフレが収まり、コスト高、つまり減材料高が収まって営業増益が回復していく予想だと四季報で出されているのです。
この傾向は中小型株、振興株でも変わりません。
特に振興市場では営業利益の変化率が本期から来期にかけて83%となっており、四季報合計の営業利益の変化率である11.3%を圧倒的に上回っています。
このように振興市場は来期に向けてV字回復していく見込みとなっています。
しかし、振興の業績が良いにもかかわらず株価が上がっていない原因を、エミン氏は日本の個人投資家が有料銘柄を探し込めていないことだとしており、そこにチャンスを見ています。
先ほど、今期は増益率が下振れしていると話しましたが、これは売上高が増えていても、コストが増加してしまい価格転換できていないということを表しています。
しかし、これは日本の良さだとエミン氏は考えています。
従来、日本企業は社会全体への影響を考慮して、なるべくコストを吸収するし、従業員の雇用を確保するといったことを美徳だと考えてきました。
この特性というのは危機的状況でしか評価されませんでしたが、今回のパンデミックによって世界が評価する時代に入ってきたのではないでしょうか。
実際、欧米が後援船に見舞われ、物価高や便乗利子とらが多くある中、日本は最小限の物価高に抑え込んでいます。
エミン氏は、以前より、米国の利益市場主義、株主市場主義は限界を迎えており、米国経済は崩壊の危機に直面していると何度も訴えてきました。
そのため、そろそろ日本流が評価されるのではないか、と明るい見通しを持っています。
続いてのキーワード、無人化です。
新春号の2023年のテーマは無人化でした。
現在の日本は、四季法において人手不足というキーワードの登場回数が前後から7割近く増加していることなど、少子高齢化による生産労働人口の減少という構造問題を抱えています。
しかし、エミン氏は、少子高齢化の問題も総裁できる、という明るい見通しを持っています。
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なぜなら、日本は自動化、精進化する技術力に優れている歴史を持っているからです。
例えば、トヨタグループの原点であるトヨタ自動食器のグループ創始者、トヨタ・サキチは、1896年、日本初の動力食器であるトヨタ式力食器を開発した先駆者です。
これにより、1人の作業者が3、4台を運転することが可能になり、生産性は従来の20倍以上になりました。
また、1924年に発明したG型自動食器では、1人の作業者が30台から50台を運転することが可能になりました。
また、自動化、精進化、無人化で発展した日本企業の代表格として、セコムがあります。
セコムは、世界初のバーチャル警備システムを導入した企業として知られています。
このように、日本は思いのほか、自動化、精進化、無人化の歴史を持っているのです。
しかし、無人化を進めるにはきっかけも必要です。
そこに対して、新型コロナウイルスのパンデミックは、自動化、精進化の起爆剤となったのです。
最近では、2022年12月に、無人航空機レベル4、簡単に言いますとドローンへの規制緩和の新制度がスタートしました。
また、4月には改正道路交通法案の施行により、自動運転レベル4の公道走行も解禁され、無人走行者の規制などが緩和されました。
このような動きの中、自動化、精進化、無人化の動きが今後どんどん加速していくと見ています。
日本を俯瞰して見てみると、過去30年間で日本が大きく市場シェアを失った分野はいくらでもあります。
特に半導体が有名でしょうか。ただ、これも挽回できないわけではありません。
半導体関連技術が失われたわけではなく、パワー半導体や半導体製造装置など様々な関連分野では息づいています。
今後世の中がAI化、精進化していく中で、この技術力を強みにリードできる可能性が高いのです。
もし皆さんが日本の未来を俯瞰している理由が少子高齢化であるならば、全く意味がないとエミン氏は考えています。
なぜなら、AI化、精進化に合わせた技術を磨くことで生産性が高まり、少子高齢化をさほど心配しなくて良くなるからなのです。
また、サプライチェーンの日本への回帰は技術力の高まりを後押しすると見ています。
それは、無人化、児童化、AI化の流れが急速に進む今、技術面や国民性、人件費、為替などを総合的に奮いにかけた時に、
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現時点で日本ほど、世界の中で投資に有利な国はないからです。
日本は、そもそもインフラが整っています。加えて高度人材が豊富であり、その高度な人材にはそこまでコストがかかりません。
こうしたことから、国内外でサプライチェーンの日本への回帰があるのではないかと予想しています。
そうすると、日本にまず生産設備が戻って、技術が戻って、人やノウハウが集まる。最終的に資本も集まる。
そうしたシナリオの下で、日本の景気の復活や賃金上昇、デフレからの脱却ができるはずなのです。
そして最後のキーワード、日本人のメンタリティについてです。
今まで、日本経済の現状や日本復活に追い風などについてご紹介していきました。
しかし、何と言ってもその起爆剤となるのは、日本のメンタリティにかかっています。
日本人はデフレ脳からインフレ脳に考え方を変えられるチャンスが来ているのです。
現在、日本が構造的インフレになっていることが、マインドを変化させている要因となっています。
少し前までは、日本の貯蓄率が高いと文句を言う人が多かったですが、デフレ時代は貯蓄して当然でした。
なぜなら、お金を貯めておけば、放っておいてもお金の価値が上がるから、リスクを取って投資をするということはないためです。
しかしながら、インフレの時代はお金をそのままにしておいては価値が目減りしてしまいます。
これは、今消費しないと、明日には物の価格が上がってしまうからです。
構造的インフレで貯蓄が合理的でなくなり、ニーサワークの拡充や方向の投資についての授業が導入されるといったことは、
日本人のメンタリティの変化に追い風となってきています。
だからこそ、レミー氏は日本の人たちに、日本の株に興味を持ってもらいたいと思っており、
日本株を資産として買ってもらいたいというふうに思っています。
これにより外国人が刺激を受けて、日本株買いの相乗効果を得られると見ています。
日本は現在、四季報からもわかるように好景気を予測しています。
しかし、その時々に出会うチャンスを掴めるかどうかは、私たちにかかってくるのです。
この他にも、日本経済の復活シナリオについてや、なぜ日本株の未来が明るいのかについて、
他の側面から見ていたり、ロシアや中国、アメリカの世界のサプライチェーンの傾向や、
メタやテスラ、FTXなどの現在の流れについても詳しく説明されています。
興味のある方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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