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2023-08-09 09:33

#541 【書籍紹介】超加速経済アフリカ~LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図~

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このシリーズでは、投資・経済・お金・ビジネス関連の書籍をインターン生がピックアップしてご紹介していきます。

今回は、「超加速経済アフリカ~LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図~」です。


アフリカは、かつて日本や中国、インドが歩んできた道を、加速度をつけて突き進んでいます。本書では、アフリカのイメージが一変するような驚きの事実が明らかにされています。

著者:椿 進


興味を持った方は、ぜひ本を読んでみてください! ⇒https://amzn.to/47birbS


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株式会社インベストメントブリッジ作成

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
インターン生の徳本です。
このエピソードでは、投資、経済、お金、ビジネス関連の書籍を
インターン生がピックアップしてご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、超加速経済アフリカスLEAPFROGで変わる未来のビジネス地図という本です。
今回は、日本人があまり知らないアフリカの広大さや
ビジネスの先進性などについてお伝えできればと考えております。
ぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです。
著者の紹介です。
この本の著者は、椿すすむさんです。
アジアアフリカインベストメンテンドコンサルティングの代表パートナーを務める
アジアアフリカのスペシャリストであります。
新卒では、ボストンコンサルティンググループのパートナーマネージングディレクターとして
事業戦略、M&A戦略、新規事業立ち上げ、グローバリゼーション等のプロジェクトを実施し
2008年に現AICを創業し代表パートナーに就任されました。
中国、東南アジア、インド、中東、アフリカ等の新興国において
新規事業育成、市場参入支援等をコンサルティングの投資を通じて実施し
日本初のアフリカファンドも運用されています。
また、講演も多数されており、ビジネスブレイクスルー大学大学院教授として
新興国のビジネス事例研究を教えています。
この本は次のような方々におすすめです。
最新のビジネスを知りたい方、革命的なイノベーションや
ビジネスアイデアに興味がある方、アフリカの現状について興味がある方
日本にいると、自ら興味を持たない限り
アフリカの情報について触れる機会はありません。
この本を読むことで、最後のフロンティアと呼ばれるアフリカが
世界のビジネスの中心地になることも過言ではない
そんな可能性について感じさせてくれます。
また、文体も短文調で書かれており、非常に読みやすいため
読書に抵抗感がある方にもおすすめです。
それでは、内容の紹介に移っていきたいと思います。
今回の書籍紹介では、要点を2点に絞ってご紹介していきます。
1点目はアフリカの広大さ、そしてそのポテンシャルについてです。
アフリカの大きさがどれくらいあるかご存知でしょうか。
なんとアフリカ大陸の面積はインドの10倍、日本の80倍に当たります。
メルカトル図法の世界地図では、高緯度の地域が大きく見え
赤道に近いアフリカは相対的に小さく見えます。
そのため、多くの日本人はアフリカの本当の広さを正確には理解していませんが
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比較してみるとよくわかります。
アフリカ大陸の南北の距離は約8000km、東京からシアトルが約7687kmです。
また、アフリカの東西は約7400kmで、東京からドバイまでが約7935kmです。
東京からシアトルやドバイまでの距離と同じくらいだと考えると
とりあえずアフリカに拠点を一つ置こうという発想がいかにまとはずれかがわかるでしょう。
また、アフリカの人々の年齢が圧倒的に若いことも日本では知られていない特徴です。
2020年の日本の0歳から順に並べて中間となる人の年齢、
つまり中位年齢は48.4歳であるのに比べ、アフリカ全土の中位年齢は19.7歳です。
アフリカの全人口は約13億人ですが、最も人口が多いナイジェリアの中位年齢は18.1歳、
ケニアは20.1歳と、若年人口が圧倒的に多いのがわかると思います。
逆に日本の高齢化社会が深刻化しているのを改めて感じることができますね。
また、若年層が多い理由は医療と衛生環境の整備によって乳幼児の死亡率が急激に低下し、
人口を賄えるだけの食料が確保されたためです。
少し前のアフリカでは自宅出産が普通であったため、出産時の妊婦と申請時の死亡率が高く、
女性一人が平均6から7人出産しても、大人になるのは2から3人で、これは明治の日本と同程度の水準でした。
それが改善され、人口が爆発的に増加し、逆に人口抑制政策を取り組みも多いです。
日本を遥かに上回る人口と若さは、国家運営の舵取りを間違えなければ大きなパワーを秘めていると言えるでしょう。
2点目はアフリカで浸透している最先端の技術についてです。
まず先端技術の事例について紹介する前に、なぜアフリカにおいてディープフロッグ現象、
日本語に訳すとカエル飛び現象と呼ばれる新しいテクノロジーやICT、デジタルサービスなどが一気に広まる現象が起こっているのかを説明します。
その理由の一つとして大きいのはレガシーが少ないためです。
レガシーとは既存インフラ、既得権益者を意味します。
レガシーがいるとそれを取られないとする大きな力、それを守ろうとする力学が働きます。
そのため新しい取り組みが遅れてしまうのです。
特に日本においてそれを感じることが多いのではないでしょうか。
例えば遠隔診断はアフリカで成長している分野の一つですが、医師会の強い反対であり、日本ではなかなか普及しません。
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このようなレガシーがいないところで、しっかりと本質のニーズに対してアプローチすることができるのがアフリカビジネスの新しい醍醐味です。
さてここからはアフリカにおける先端技術の事例を一つ紹介しようと思います。
それはモバイル決済のM-PESAです。
日本のキャッシュレスの普及は米中だけでなくアフリカと比較しても遅れています。
例えばケニアでは人口の7割、成人の9割以上がモバイルマネーユーザーです。
モバイルマネーサービスM-PESAの最大の特徴は、チャージした通話料を他の人に送金したり現金に払い戻したりすることができる点です。
つまりATMの代わりとなっています。
アフリカでは有望国や住所不定者が多数いるため、銀行口座を持っていない人が多くなくてはならないサービスです。
チャージした通話料はコンビニやファーストフード店など様々なところで利用できます。
またM-PESAの凄さは決済だけではなく、預金や予診もあるところです。
送金は1回約15万円、1日約30万円の制限付きではあるものの、所得の関係で1日30万円を超える送金をする人は少ないため問題はありません。
そして、予診がつけばローンも組めるため、もはや銀行が必要とされていないのです。
こうして通信キャリアのシステム1つだけでリテールバンキングサービスを実現しました。
さらにチャージした通話料がそのまま現金のように使えるため、多くの人が現金を持たなくなり、現金の紛失や盗難の心配もなくなりました。
携帯を紛失してもデータはサーバーにあるため安心です。
また、日本ではなぜか自分のお金なのにも関わらず、法規制により電子マネーの現金化はできませんが、
アフリカにはそうした規制はなく、中国アリペイのようなQRコードも不要であり、銀行口座を作る必要もありません。
まさにリープフロックイノベーションが起きているのです。
今回の書籍紹介では、要点を2つに絞ってご紹介いたしました。
私は、この本を読む前、アフリカに対する印象は貧困や内戦のイメージが強かったです。
だからこそ、本社を読んだ時にその認識が既に時代遅れであることに気づかされ、衝撃的でした。
医療テックやライブマーケティングなど、日本が遅れている分野において先端技術が発展している地域さえあり、
新たなビジネスを生み出す土壌があるからこその可能性が感じられ、読んでいて興奮の連続でした。
今回本書に興味を持ってくださった方は、ぜひ手に取ってみてください。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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