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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
皆さま、おはようございます。インターン生の沢崎です。
本日は、業界・個別株分析を行っていきます。
まず、先月、ポッドキャストのアンケートに答えていただいて、皆さま、本当にありがとうございました。
予想を超える回答数に、正直、我々としてもびっくりしており、本当に感謝しております。
皆さまからいただいた意見をもとに、新しい企画を作ったり、ポッドキャスト全体の改善につなげていこうと思います。
その一つとして、要望が多かった業界・個別株分析を金曜日にやっていこうと思います。
第1回目となる今回は、半導体業界についてです。
ただ、そもそも半導体というのは何かご存知でしょうか。
半導体というのは、ある時には電気を通したり、ある時は電気を通さなかったりする物質のことで、スイッチのようなものです。
こうしたものは、パソコンのCPUに用いられたり、また炊飯器にも使われています。
炊飯器でご飯がおいしく炊けるのは、半導体が温度を正確にコントロールしているからなんです。
このように半導体というのは、意外と身近に存在しています。
また、大きく半導体といっても、役割ごとにいろいろと名称があります。
例えば、データ保存をするメモリー、演算や制御の命令をするマイクロ。
マイクロは日本だとマイコンなど、そういった呼ばれ方をするので、マイコンという呼び方の方が馴染み深いかもしれません。
そして、マイクロより専門的な処理をするロジック。
最後に信号を増幅し変換するアナログなどに分かれています。
より詳しい説明が気になる方は、概要欄の記事よりぜひご覧ください。
このように半導体といっても、いろいろ細分化されています。
そのため、半導体のどこをやっているか、どこに関わっているかで業績が変わることがあります。
例えば、データ保存をするメモリーは韓国のサムスンが有名です。
日本では東芝6502が扱っており、また上場はしていませんが、記憶者もその一つです。
演算や制御の命令をするマイクロでは、6723ルネサスエレクトロニクス、アナログではアメリカのテキサスインストゥルメンツなどがあります。
また、こうしたバラバラな機能を一つにギュッとまとめたものを作っている会社もあります。
それがソシオネクスト6526です。
今までは一つの機能を持つものを紹介していましたが、ソシオネクストは画像処理や通信といったいろんな機能を持ったものを一つにまとめたシステムLSIというものを提供しています。
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このような企業が半導体を製造しています。
ただ、日本の半導体企業の多くは、実際に半導体を作ってはいません。
半導体にかがわらず、製造をするには、何か製品を作るには機械や道具が必要ですよね。
半導体もそうです。
日本の半導体企業と呼ばれている企業は、基本的にこの半導体製造装置メーカーになります。
例えば、パソコンで作成した回路のパターンデータをウエハと呼ばれるシリコンの板に焼き付ける装置。
これを露光装置と呼ぶのですが、これは日本のニコン7731やキャノン7751といったカメラで有名な会社が強いです。
また、アドバンテスト6857は半導体を検査する装置を製造・販売しています。
また、6920、レーザーテックなども同様です。
他にも、東京エレクトロン8035はあらゆる家庭の製造装置を扱っており、さまざまな分野で世界シェアNo.1を取っています。
最後に、半導体をそもそも作る上で必要となる素材、シリコンウエハを作っている企業が、
日本のシンエツ科学やサムコ、SUMCOとアルファベットで書くやつですね。
こうした会社も世界でトップのシェアを持っています。
続いて、ビジネスモデルについて簡単に説明します。
と言っても、半導体企業のビジネスモデルは本当にシンプルです。
素材メーカーや製造装置メーカーから仕入れをして半導体を作る。
それを直接電子部品製造業者に売ったり、または商社に売ったりをします。
利益も販売価格から製造費用の引いた部分が利益となります。
こうした半導体業界、どのような点に注目するべきなのでしょうか。
まず半導体市場についてです。
世界半導体市場統計WSTSによると、
2022年の世界半導体市場は前年比3.3%でありました。
これは伸びてはいるのですが、伸びが縮んでいるという状況です。
いわゆる在宅特需が一順したことに加え、
世界的なインフレ、ロシアによるウクライナ振興の長期化など、
資生学的なリスクの高まりが個人消費や企業の設備投資に影響し、
半導体需要も年の途中からかなり失速しています。
特に半導体のメモリ指標が悪化しています。
このメモリメーカーを中心に設備投資を抑制する動きが広がっており、
スマートフォンやパソコンなどの需要減少につながっています。
日本の記憶視野なども新向上の稼働を延期としています。
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そのため、今年2023年度は前年比-10.3%と、
4年ぶりのマイナス成長が予測されています。
ただ、急激に需要が高まっている生成AIも、
一部のロジック半導体の需要を押し上げており、
2024年度は市場は再拡大すると予測しています。
半導体製造装置も基本的には同じです。
国際半導体製造装置材料協会SEMIによると、
2022年度は3年連続で過去最高の売上高となりました。
ただ、半導体の需要は低迷しています。
2023年は半導体製造装置販売額は前年割になると、
去年の12月に発表しています。
ただ、AIに関連した需要や、5Gの各国でのサービス開始による需要、
自動車の先進運転支援システムの高度化など、
自動車向けの需要が拡大することが見込まれるので、
中長期的には市場の伸びが期待されています。
このように半導体業界は、
全体として2023年度、つまり今年は苦しむが、
来年以降はまた復活していくのではないか、
というのを複数の機関が予想しています。
こうした中で、個別企業のどのような点に注目すればいいのか、
それは研究開発費、設備投資の額です。
半導体は、性能が2年で2倍になるMOOAの法則通りの成長を遂げています。
そのため、新しい製品を出しても、すぐにその性能は更新されていってしまう。
ですので、利益を得続けるためには、
常に巨額の設備投資や研究開発費を投じ、
新たな製品を作らなければいけません。
ですので、2023年、需要が低迷して利益が低下すると思われる中、
しっかりと研究開発、設備投資にお金を使えるか、
ここが注目ポイントとなりそうです。
では、注目の個別企業を2社挙げていこうと思います。
それは、東京エレクトロン8035と、スクリーンホールリリングス7735、この2社です。
まず1社目、東京エレクトロン8035は、
先ほども軽く述べたように、半導体を製造する装置全般を手掛けています。
直近のPERは32.48倍、PBRは6.16倍、配当利回りは1.53%で、株主優待はなし。
ここから、配当や株主優待目的ではなく、値上がり益を狙う銘柄と言えそうです。
直近の株価推移は、今年に入ってから1万6千円前後で横ばいとなっています。
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ただ、5月に一気に2万円前後まで上昇し、ここ1ヶ月は上下を繰り返しています。
続いて、直近の決算内容について見ていきましょう。
5月に発表された前期の通期決算では、過去最高の売上高利益となりました。
ただ、2023年度は市場予測と同じように、売上高は-23%の減収予想、
営業利益も-36.4%、当期準利益も-36.4%ということで、大きな減収減益予想となっています。
ちょうど8月10日に発表された1クォーターもほぼ予想通りで、通期予想の変更はありません。
注目すべきポイントは高い利益率です。
売上の伸びに対して利益の伸びがそこまででもないということから、営業利益率は下がってきています。
2023年度では営業利益率が23.1%と、2年前より-7ポイントとなっています。
ただ、それでもアドバンテストが21.9%、スクリーンが17.2%予想であることを考えると、まだまだ高い数字だと言えます。
決算単身でも固定費の削減に力を入れると述べているので、今後また利益率が高まるのではないかと考えられます。
そして、自己資本比率が69.9%と、財務的な健全性があるのも一つの魅力です。
そのため、減収減益予想ではあるのですが、2023年度には過去最大となる2000億円の研究開発費投資を予定するなど、将来への投資も積極的にすることができています。
利益の下げも、この研究開発費の多さが原因であることを考えると、かなり頼もしいなと思います。
今年は苦しむかもしれませんが、来年度、再来年度と期待が持てる一社なのではないでしょうか。
実際、レーティングも回答している証券会社が数多くあります。
ただ、今から投資をする株価という面で見ると、PBRがかなり割高だなと個人的には思っています。
業績が悪化するということで、株価の下落も予想されます。
ですので、そうした株価の下落を待ってから投資するということが良いのではないでしょうか。
続いて2社目、スクリーンホールディングス7735をご紹介します。
こちらは洗浄装置で大手です。
シリコンウエハ状にある微細なゴミや粒子を流してよりきれいにする、これが洗浄装置になります。
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スクリーンホールディングスのPRは11.97倍、PBRは2.31倍。
配当利回りが2.51%で株主優待はありません。
先ほどよりは配当利回りなど高いですが、こちらもやはり値上がり益を狙う株だと言えます。
直近の株価推移は東京エレクトロンとほぼ同じです。
5月に一気に株価が上昇しました。ただ直近は大きく下落傾向にあります。
決算内容を見ていきます。
2022年度は同業他社同様増収増益となっています。
ただ特徴的なのは東京エレクトロンなど同業他社が今年度に減収減益予想を発表する中、
スクリーンは7.4%の増収、0.9%の増益を発表しているという点です。
しかし7月末に発表された1クォーターでは売上高-2.1%純利益-41.4%と大減益となっています。
通期予想の修正はされていませんが、本当に増収増益となるかは少し懸念点があります。
ではなぜ増収増益予想をしているのか。
スクリーンがマイナス予想をしなかった背景には打撃の中心であるメモリ向けの売上比率が低かったことや
需要に対して生産能力が不足していたということが考えられます。
正直生産能力の不足というのはあまり良くないことです。
ただ運良く比重の小さい点がマイナスを食らって比重の大きいところがプラスとなっています。
特に今後はDXの進展やGXを背景に微細化やパワー半導体といった部分に開発投資をして利益を上げようとしています。
この同業他社がマイナスで苦しんでいる間にしっかりと研究開発投資を行う
こういった点が面白いのではないかと個人的に思っています。
また半導体メーカーの中では配当が2.51%と高い点も良いのではないでしょうか。
もちろん人によってはその配当を研究開発に回してその分株価を上げてほしいという思いはあると思います。
それは本当に個人の判断ですので自分で考えて投資をしてみてください。
最後にレーティングを見ます。
証券会社のレーティングは中立が多くなっています。
ゴールドマンサックスが7月、これは第一クォーターが発表される前ですね。
7月に会から中立に格下げするなど証券会社は様子見に徹している様子です。
以上が半導体業界の中で注目している2社となります。
ただ半導体業界全体としてあるのは企業実績以上に変わりすぎて加熱している感が否めないという点ですね。
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本当に東京エレクトン、PBRが6倍、PRが32倍とすごい割高な数字となっています。
投賞の中で考えると本当に割高です。
業績悪化も相まって今後株価がどんどん下がっていくのではないかという懸念もあるので
投賞する際は慎重に今後の株価推移についてしっかりと注目する必要がありそうです。
以上が今回の半導体業界分析個別株分析となります。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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