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こちらは、4月8日に開催された Bridge Live Seminarの後編です。
ぜひ、一つ前に配信された前編からご視聴ください。
ここから少し話が変わります。
良い会社って何ですか?っていうところなんですけれども、
投資対象企業をどうやって見つけるのですか?っていうのは、
本当にしょっちゅう言われる質問なんですけれども、
本当、投資対象企業が見つからない人の特徴っていうのは、
僕は大きく3つだなと思っているんですね。
1つは、本当に一生懸命探していない。
あとは、好奇心が低い。これが1つ。
まだこれは救いようがあるんですよ。
割と救いようがないのが3番目の主体性が低い人ですよね。
非常に受動的な人は、自分でいつも積極的に考えていないから、
対極的な視野が低いと、あくまでも個人的な意見ですけれども、
これが一番救いの少ないパターンじゃないかなと。
あと、良い会社、成長する会社のイメージが自分の中でできていないということが、
やっぱり一番影響しているんじゃないかなと思います。
これは経験不足というのもありますけれども、
1つは、このタイプで多いのは高所恐怖症の人が多いと思うんですね。
PR、PBRが高い会社というのは、下げたとき、やっぱり値下がり幅が大きいから、
ちょっと高所恐怖症になってしまう。
良い会社というのは、市場評価も多いので、
高所恐怖症をどう克服していくのか。
それは結果的に、いろんな会社を見て成長する会社のパターンのイメージをですね、
作っていく必要があるのかなというふうに思います。
これ、いつも言っていることなんですけれども、
良い会社を見つける最良の手段というのは、セレンディピティというふうに私はいつも言っているんですけれども、
セレンディピティの概念なんですけれどもね、
いつも意外な出来事に遭遇し、彼らの聡明さによって、
彼らが元々探していなかった何かを発見するんですと。
どういうことかというと、自分が進んでいる道を少し前に固めのロバが歩いていたのを発見しますと。
なぜ固めのロバだって気がついたかというと、道の左側の草だけが食べられていたから。
だから気づきがないとダメなんですよね。
偶然の幸運なんだけれども、気づきがないといけないということになります。
ちょっと余談なんですけれども、たまたまですね、
一昨日ぐらいに子どもの学校のクラス割りの表を見てたんですね。
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85人1学年いるんですけれども、名前がずっと書いてあるんですけれども、
そこでつまらないことなんですけど、ある発見をしたんですよ。
85人の中に佐藤さんも鈴木さんもいなかったと。
さらに見たらですね、高橋さんも田中さんも伊藤さんも渡辺さんもいなかった。
山本さんはいたんだけれども、
要は日本の苗字の中で上位10のうち9がなかったんですね。
どうでもいいことなんですけど、じゃあその確率って何パーセントなんだろうっていうのを一応概算で出してみたら、
85人の人間で上位10人の苗字のうち9の苗字がない確率が0.02パーセントだったっていうね。
それだけの話じゃなくて、だからなんだっていう話ですけれども、
そういうふうにつまらないことでも気づくことって重要かなというふうに思います。
そうしたセレンリピティに出会うためには、こうしたセミナーに出たり寄り道をしたり、
ある程度空振りも許容するということが必要だということと、
あとはいろんなタイプの友達を増やしていくというようなことが重要なのかなと思います。
それともう一つ重要なのが、何かに常に変化を認識できるかどうか、
その辺は感覚を研ぎ澄ませなきゃいけないと。
例えば街を歩いてて、お店がつぶれてなくなったら次何がここにできるだろうなって考えたりとかですね。
そういうことが重要なんじゃないかなと思います。
良い会社っていうのは、誰にとっても同じとは僕は限らないというふうに思っていて、
昔何が良い会社かっていう判断基準っていうのは、
20代の頃っていうのは、自分がこの会社で働きたいと思うだろうかっていうのを、
私自身基準にしてたんですね。
でもそれって私の基準であって、自分が働きたいと思う会社は人によって違うわけですよね。
ここにA君、B君って書きましたけど、
A君は裁量の幅が大きくて、きつくても責任のある仕事ができて、
実績に応じて昇給昇進などが評価されて、
社内の飲み会イベントが多くて、若い女性社員が多いって。
これ私なんですけどね。
でも世の中にはB君のような人もいると。
残業が少なく有給休暇がきちんと取れて、
人並みに仕事をすれば毎年確実に昇給が見込めて、
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定年まで安定的に働ける会社みたいなね。
A君とB君っていうのは多分見えてる世界っていうのが少し違うんじゃないかなというふうに思います。
だから自分はどういうタイプの人間なのかっていうことによって、
多分いい会社の基準っていうのは変わってくる。
だから自分とは違うタイプの会社に投資をしたいっていうのもあるのかもしれないけれども、
でも自分のタイプでいいと思う会社のほうが、
その会社のことをよくわかる可能性は高いんじゃないかなというふうに思います。
良い会社っていうのは、何が良い会社かっていうのはもういろんな要素であって、
何を採用するのかっていうのは皆さんそれ人それぞれの中にあるんだろうなというふうに思ってます。
投資スタイルとしてはですね、成長株投資があったり、割安株投資があったり、
配当利回り株主優待投資があったりと、
どこかに特化する必要もないんでしょうけれども、
どんなスタイルを選択するかっていうのは、
先ほどから申し上げている資金とか時間とか経験とか、
あとは自分の要するに性格、人生観っていうようなものによって
変わってくるんじゃないかなというふうに思ってます。
私自身、これも私の例なんですけどね、
私自身は新しい物好きで一方で飽きっぽいと、
だからまだ誰もあまり手をつけていないことに関心が高い。
だから割とIPO銘柄とか好きなんですよね。
誰もが知っているメジャーなものよりも自分だけが知っているバイナーなものが好きなんで、
大型株よりも中小型が好きと。
で、かなり割と気が短い方なんで、
2年も3年も長期っていうのはあんまり得意じゃないっていうのがあって、
割と高成長株がそれに合っていると。
あと関心がないものには全く興味を持たないし、
それをあんまりやりたいとも思わないので、
例えば雑誌とかから、
ハイトーリー周り銘柄についてちょっと記事を書いてくださいみたいな依頼とか、
このテーマで書いてくださいとか、たまに来るんですけどね、
結構断っちゃうケースが多いと。
だからオールマイティーを目指さないっていうことをやってますね。
それから自分の考えと違うことには同調しないと、
空気は読むけど従わないっていうようなスタンスなので、
だからサラリーマンには向かなかったというようなことがあります。
会社なんかやってるから結局リスク体制は結構高いんですよね。
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こういう人は何がおすすめですかっていうと、
中古型の高成長株投資がおすすめです。
これは皆さんに当てはまるかどうかわからないんですけれども、
こういう観点で自分はどういう投資対象が合ってるのかなっていうのを考えるのも、
一つのやり方なんじゃないかなというふうに思います。
そういう意味では今申し上げたことをちょっとまとめてるだけなんですが、
自分の興味関心ごとを改めて考えていくと。
人が積極的に学びたいと思うのは、本当に興味関心があることだし、
あとはほんと切羽詰まってやらなきゃいけないとき、
あとは人に自慢したいときとか、女性にモテたいときとかですね。
あとは長い目で見て、これはやっておいて損はないよねっていう有用性が高いようなこと。
それでこれまでの興味関心事って何だったのかっていう、
今でもそれが興味にあるのかとか、そういうことを考えていくのと同時に、
成功体験っていうものを思い出して、そのイメージを特に投資で成功した、
うまくいったとき、それがどうしてうまくいったのか、失敗したときもそうなんですけれども、
そのイメージをやっぱり普遍化していくことが重要じゃないかなというふうに思います。
必ずしも投資していなくてもですね、この会社って伸びると思ってたのに伸びなかったとかね、
予想通りやっぱり伸びたねみたいなのがあるんじゃないかなと思います。
あと、すでにもういろいろ投資をされていらっしゃると思うんですけれども、
常にですね、やっぱりウォッチする銘柄を決めて定期的にそれを見ていくと。
買わないで見るっていうのは結構難しいと思うんですよ。
やっぱり最小単位投資してみて、そうすると株価の動きとか、
何でここで上がって何で下がったのかとかですね、
そういうのもやっぱり意識するようになってくるので、
興味のあるものは最小単位はとりあえず買ってみるっていうことがいいんじゃないかなというふうに思います。
定期的にですね、さっきの検証ですけれども、
まずはここでこのぐらい上がるんじゃないかなっていうような予想を立ててみると。
それに対して予想通りにいったもの、いかないもの、逆にいってしまったものっていうのを
ちゃんとチェックしていくのが必要かなというふうに思います。
その上でですね、利食いするなり損切りするなり継続保有っていうのをですね、
検証していくということが重要じゃないかなというふうに思います。
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このとき僕は重視しているのは、最近わりと日経平均とか決まったレンジでしか動かないですけれども、
要するにその株が上がったのは、その株固有のものなのか、
マーケットの影響で上がったのかっていうことをきちんと識別するためにですね、
タイトピックスっていうですね、形でですね、計算してその相対で見ていくということが必要じゃないかなと思います。
買っておけばよかった、しまったとかですね、買わなければよかったっていう後悔っていうのはなくならないと思うんですけれども、
そこにあまり心が触れない心理構造を作ることが重要じゃないかなと思います。
最後にちょっとまとめさせていただきますけれども、金銭的生活的に記録習慣をつけると、
自分の持っている非合理バイアス、非合理なものについて何が非合理なのかっていうのを認識すること、
自分の弱みやコンプレックスを認めていくと、
あとは高すぎる目標を設定しないで常に平常心ニュートラルで臨むと、
これ私自身にもそうありたいと思っていることなんですけれども、
これが一応最後まとめになります。
ちょっとおまけですけれども、若干宣伝っぽいので恐縮ですけれども、
先ほどもご紹介ありましたけれども、実践型投資教育プログラム5thステージラボというのを今テスト的にやっています。
今、完全無料でやっていて、先ほど申し上げたように、高成長株を中心にやっております。
次世代の日本を担う成長企業の発掘を目標にして、成功も失敗も全部そのままきちんとお届けするということでおります。
これは今週パフォーマンスが悪かったんですけれども、一応トピックスに対しては割といい感じで推移しているというような感じになります。
もしご興味がありましたら、このネットセミナーとかもやっておりますので、こちらご登録いただければと思います。
すみません。以上になります。ありがとうございました。
ありがとうございました。非常に内容も濃くてですね、資料をまた改めて皆さん見て、自分に活かせる部分というのがたぶんたくさんあるんじゃないかなと思うので、やってみていただきたいかなと思います。
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質問がちょっと2つほど来ておりますので、1つお伺いします。
1つは今のお話に絡むところなんですけど、高成長株に特化した助言サービスというような話なんですが、藤根さんから見て常に成長株発掘の切り口というかですね、どんなものを見て成長を期待できるなとしようかなというふうにスクリーニングなり何なりしているのかというのはどうなのかでしょう。
1つの私がポイントにしているのは、今までによく似た会社がないというのが1つポイントですね。
よく似た会社がないというのは、ものすごく高く評価される可能性がまずあるんですよね。
ただそれが本物かどうかっていうのは、外れるケースもあるわけですよ。
だから一定のやっぱりハズレはあるんだけれども、今までにこんな会社なかったねっていうのは1つ、高成長株を見る上でのポイントになるかなというふうに思っています。
現在、現状じゃなくていいんですけど、例えば過去でちょっとそんな感じでこのメガロン面白かったな、結構実績につながったなっていうところが、もし1メガロンぐらいでもあればどんな感じでしょうか。
具体的な社名ですか。
可能であれば。
現在持ってるとか。
別にして。
だいぶ昔で言うとですね、トリドールなんかそうですね。
トリドールなんかは、うどん屋なんだけれども、いわゆる店舗内製麺をやって、それによって出店スピードを上げていくっていうのが非常に新しいというのと、
実際に何ですかね、上場する前に僕1回食べたことがあったんで、これは絶対いけるだろうっていうので、1つ挙げたことありますね。
ありがとうございます。
それから、ちょっと目柄じゃないんですが、日銀総裁が上田さんに来週より変わりますけど、マーケットに対する影響っていうのはどんな感じがあるのか、藤根さんのお考え聞かせてくださいっていう質問があります。
当分は動きようがないんじゃないかなというふうに思います。
よく一般的に言われているのは、年後半に今のイールドカーブコントロールを解除する可能性があるというふうに見られているかと思いますけれども、
それだとしても、10年国債のリマイレージパーセントを超えるというようなところまではいかないのかなというふうに思っています。
アメリカの方が中堅中小銀行向けの預金がどんどん出ていっているような状況にあるので、やはりこれから日本国内でも融資とかが厳しくなっていく可能性があるのかなというのは思ったりはしております。
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ありがとうございました。
それでは本日のブリッジライブセミナー、藤根康明さんの講演を終了したいと思います。
藤根さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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