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本日は、10月28日に開催した投資家向けIRセミナー、プレミアムブリッジサロンより、
ブリッジライブセミナーの音声をお届けします。
今回のテーマは、森本様による2024年への投資戦略と銘柄選択のヒントです。
森本です。よろしくお願いいたします。
それでは、ご説明に入らせていただきたいと思います。
私、先ほど司会者から紹介がありましたように、20年ほどアナリストをやっておりました。
その前、社会人になって10年間ぐらいなんですけど、その間は証券会社で営業をやっておりました。
したがいまして、株式市場というものに身を詰めるようになってから、おおむね30年やってきている次第でございます。
ですから、それなりの経験もありますし、相場に対してもそれなりの自信を持っているということは、まず申し上げさせていただきたいと思います。
それでは、2ページ目に入らせていただきます。
まず冒頭、インフレイコール株高ということですね。
皆さん、パッと聞かれて、どう受け入れられたかというのは、いろんな方がいらっしゃるかと思うんですが、
当然、インフレだから株高になるのは当たり前であるという方もいらっしゃれば、いろいろいらっしゃると思います。考え方がですね。
これニューヨークダウのチャートなんですが、ご覧になっていただきますと、おおむね右肩上がりですね。
これ、1984年からのチャートになっているんですが、実はですね、この長い年数の間で、
2年以上ニューヨークダウが年末ベースで下がり続けた年というのは、1回しかありません。
それはどこかというと、ここのところですね。リーマンショックです。
リーマンショックの時、ニューヨークダウがですね、年間で34%下落しました。
その後に年末ベースで2013年に高値を更新しています。ですからそれなりに年数がかかっています。
実際にこの時デフレが落ちています。1年ほどではないんですが、8ヶ月程度のですね。
アメリカですら、やはりデフレになっていたわけなんですね。
デフレになっていたという3ヶ月以上ですね、消費者物価がマイナスが続いたのはですね、この時だけです。
この長い年数の間でですね。その年はさすがに株価は下がりました。
逆に言うと、デフレでない時は、たまに1年下がる時はあったりしても、次の年に必ず盛り返しています。
ということで、ずっと今まで何十年もの歴史で株が上がり続けているということなんですね。
じゃあ日本はどうだったかというとですね、1999年から2013年まで、この間デフレだったんですね。
デフレ宅客、デフレ宅客ということをよく言われましたけど、ですから2013年になるまでずっとデフレでいたわけですから。
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これも私もこちらに来てからですね、振り返っていろいろと調べたんですけど、
要は言ってしまう通りで株は上がらなかったわけなんですね。そういうことになります。
それがまさに今変わろうとしています。ずっとこのところ物価だか物価だかということで、政治部側も動き出しておりまして、
昨日ですね、東京都の消費者物価が発表になっています。前年比プラス2.7%、壊し数ですね。
市場要素も上回って、やはり2%を超えている水準になります。
これ昨日の日本経済新聞の記事にも出てましたが、今後じゃあどうなるのかというと、
佐川給便7%の値上げをしますよね。そういうふうにですね、これから企業も人件費がどんどん上がってくるんで、
サービス業特にどんどん上がり始めるようになると思います。
ですからどうしてもやはりインフレの波というのは止めることができない流れに来ているということなんですね。
だからインフレになるから株は上がるんだろうというふうに思っていただければと思います。
ちなみにですね、最近よくインフレ懸念インフレ懸念って株式市場でよく言います。
ですからその場その場では当然軽減されて下がることもあることもあると思うんですけど、
結果的には上昇しているんだということなんですね。その背景にはインフレがあるんだということです。
今週のですね、日本経済新聞のこれも記事に出たんですけど、
アルゼンチンインフレになって株価がですね30%ぐらい下がってとんでもないことになってるじゃないかと。
もしかしてお考えになった方もいらっしゃるかもしれません。
ところがですね、ここ直近で30%下がる2年間で株価は8倍になってます。
要するに8倍になった株が30%下がって、下がったときだけ記事では載っけて、
だからインフレは大変ですよって言ってるだけなんですね。
実際にはもうそんなに株価は上がってるわけです。
同じようにトルコなんですけど、こちらちょっと記載しておりますけど、
やはり大幅に50%とか消費者向け上昇率してて、
これもインフレで大変な状況なんですけど、じゃあ株はどうかっていうと、
去年は5割上昇して、おととしは3倍になってるわけですね。
合わせて4.5倍に上昇してるわけです。
これがインフレと株の関係なんですね、まさに。
で、皆さんこれから是非ともここでご承知いただきたいのは、
日本はまさに長いデフレから脱却して、直近まではインフレというよりディスインフレという感じだったんですけど、
いよいよ消費者向けが2%超えてきてます。
そうすると、インフレと株価が上がって、
いよいよ消費者向けが2%超えてきてます。
そうすると、皆さん100万円貯蓄して、1年経って金利はほぼゼロなんですね、預金しても。
ところが、物の値段は3%とか上がってるわけですね。
これに対する防衛をしなくちゃいけないわけです。
その防衛の手段として最強なのが株式なんですね。まさに株式です。
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で、ここの時点ではどの目柄があるとかそこまでは申し上げませんが、それが実情です。
アメリカもそうですし、トルコにもアルゼンチにも完全に見られたわけですね。
今まさにその状況が訪れようとしているということです。
じゃあインフレになるから金を買うかというと、金は当然配当もつかないですし、
金個別の問題なんで、必ずしも金がいいとは言えない。
もう一つは原油、作物を買うっていうのも、もしかしたらありかもしれないですけど、
これも個別の理由なんですね、結局。
ですから基本的にインフレになるからどうするかっていうと、
株を持つ、しかも配当がつくんですよね。
しかも預金よりもはるかに高い入り回りで配当が出ます。
ですから当然そっちの方がいいわけなんですね。
株が上がってくれるようにしたことはないですし、
株が上がるのはどういう仕組みかというとインフレに尽きるわけです。
ですから今はちょっと下がってますけど、株安に転じるのであれば、
逆に絶好の買い場というふうに思っていただいていいと思います。
インフレになることはちょっとしばらくないかなというイメージです。
次のページ、3ページ目なんですけど、まずここでお勧めしたいのはですね、
ぜひ積み立てニーサーですね。
積み立てニーサー、投資新宅で買うものになるんですけど、
今度新ニーサーが始まります。
当然いろんな投資新宅あるわけなんですけど、
普通にインデックスとかで買っておけば、
だいたい先ほどのような普通の銘柄通りに上がっていくというふうに想定していいと思うんですね。
ここで大事なことはですね、もう一つは積み立てニーサーとイデコ。
ぜひこれもお勧めしたいと思います。
これインフレに対する最強の手段だと思っていただいています。
どういうふうにかというと、まず一番上の表なんですけど、
これは月々1万円投資して、変動する商品に毎月1万円ずつ投資し続けたと思います。
1万円しているところから月ごとに1万2千円になって1万8千円になって、
当然値動きがあるんで、それをずっと1万2千円になったり1万8千円になったり値動きしたというふうにして試算したものです。
最終的には1万円になったと。
そうすると積み立てた金額は1年間で12万円。
結果的に口数はですね、年間で12.5口になっているわけです。
要するに普通に考えれば12口ですよね。
それが12.5口に上がっているわけなんですね。
それも変動するからこういうふうになるわけです。
要するにこの非常に大きなポイントっていうのは、下がった方がたくさん買えるっていうことなんですね。
皆さん株のお持ちだとたまに言葉があるんですけど難品するって言葉があります。
難品するときっていうのは大体株が下がったから買うわけなんですけど、大体同じ株数買います。
それじゃあ金額は減るわけなんですね。
こちらは違います。
下がったからたくさん買えるんです。
ですからちょっと変な言い方になりますけど、下がったらむしろラッキーなんですね。
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安いところを買えるわけですから。
それぐらいの発想で見ることができます。
もう一つは福利効果をぜひご理解いただきたいと思うんですが、
下のこちらのグラフですね。
年5年間で運用して分配金を拠出した場合。
分配金をずっと年間1年1年1年もらっていった場合ともらわずにですね、
そのまま福利で運用した場合の成果の違いです。
5%で取得して10年後に結局合計として得るものは105万円。
100万円ずつ積み立てていってですね。
ところがですね、やはり福利で運用すると132万円まで増えるんですね。
要するにこの福利効果っていうのはすごい大きいです。
もうちょっと見やすく申し上げたのがこの7.2%と下のグラフのところに出ております。
黄色で出しております。
これ何かっていうと、
10年間福利で7.2%で回すと倍になるっていうことです。
当然毎年10%でないと倍にならないのが、
福利だと7.2%で2倍持っていけるわけですね。
ここが福利の非常に大きな効果です。
ですから、ぜひこの制度っていうのは非常に利用価値が大きいと思いますので、
ぜひご利用いただきたいというふうに思います。
こういう積み立て方のものっていうのは何かっていうと、
元本保証で低い金利でやってたら本当に意味がないっていう言い方がいいんですけど、
それじゃやっぱり基本的にマーケットの動きを得ることができないんですね。
うまく利益として供出することができない。
ですからそこをぜひご理解いただきたいと思いまして、紹介いたしました。
ということで、2023年に向けての見通しということになります。
今ちょうど日記引きもニューヨーク側も下がってきておりまして、
むなつき八丁みたいなところまで来てるような感じですね。
昨日は日記引きも上がったんですけど、やはり今朝見るとですね、
先ほどの方ではまた日記引き下がってます。
ですから非常に難しいところに来てるのは事実です。
ムードが悪いのも事実です。
ただし後ほどグラフにも出てきますけど、
11月、もうすぐ入ります。
11月というのは過去の経験則で最も株が上がりやすい月です。
これ理路整然と特に申し上げることができるわけではないんですけど、
11月は本当に上がりやすいです。
それともう一つは12月なんですが、
これも後ほどグラフで出てきますけど、
12月も上がりやすいです。
年末に向けて株式市場の言葉で言うと当日の一進になるっていうのは、
非常に多く見受けられるパターンなんですね。
ですから11月というのはまさにその月で、
11月というのはものすごい相性のいい月。
株にとって相性のいい月だということです。
そこにまさに入ろうとしてます。
もう一つはこれ短期的な目立てなんですけど、
日記引きの時期によって、
もう一つはこれ短期的な目立てなんですけど、
日記平均は10月4日の休みと10月24日の休みで、
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ダブルトップになろうとしてます。
ちょっと休み下回るのがギリギリのところまで来てますんで、
もうダブルトップになりましたとまでは申し上げません。
ダブルトップになろうとしてます。
そのダブルトップになろうとしている中で、
11月が来るわけですね。
もう一つですけど、
今年2023年です。
2023年というのはどういう年かというと、
大統領選挙の前の年です。
大統領選挙の前の年は前例が1例しかないんですけど、
ほとんどの年でニューヨークダウンは上がってます。
しかも他の年と比べて圧倒的にパフォーマンス高いです。
その2023年の年末を迎えようとして、
実は昨日現在、
こちら資料の方には9月末現在で1%上昇となってますけど、
昨日現在で去年の年末と比較して、
ニューヨークダウンは2%下がってます。
ですから過去の経験則になぞらえると、
11月は上がるし、2023年は上がってなきゃいけない。
そこのところにちょうど来てるわけなんですね。
確かにモードは悪いです。
ただそれを含めても、冒頭のインフレイコール株高の話も含めて、
そろそろポジティブに見ていいんじゃないかというところに
来てるんじゃないかというふうに思っております。
じゃあ2024年はどういう年かというと、
これは比較的落ち着いた年になりやすいですね。
2024年って呼んで言われる年で、
オリンピックで過電効果が生まれたりとか、
昔は言われてましたけど、
大統領選挙の年にあたる年というのは、
比較的落ち着いていることの方がどちらかというと多いです。
ですから比較的落ち着いた1年になるんじゃないかというふうに見ております。
落ち着いているということは知りたかというふうに
見たいというふうには思っております。
次のページに入らせていただきまして、
こちらからは2024年向けた国内外の情勢ということなんですが、
さらっと見ていただければと思うんですが、
いずれにしても中東情勢とか、
そういったことは三崎のマーケットをどうしても動かしてしまう要因にはなります。
ただ、今回やっぱり第二四半期の決算発表がこのところに出てきまして、
顕在化しているのはやっぱり中国がきついんですね。
皆さん、私会員の方にはメルマガを送らせていただいているんですけど、
メルマガのときに行くとか警告させていただいていたと思うんですけど、
やっぱり中国はあまり絡めたくないです。
昨日の隅友科学、あるいは23日のNIDECですね。
こういったもの、あちこちに過誤修正出ているんですけど、
NIDECは過誤修正していないんですが、要するに中国なんですね。
ですから、この第二四半期をめぐってはやはり中国だけはちょっと要注意です。
これ中国一通り一順すると、
今度また中国も当然対策を打ってきますんで、
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それはそれでまた期待感で動く可能性はありますけど、
決算に絡めるとやっぱり中国ですね。
ここはもう非常に要注意な地域になっているということは言えるかと思います。
国内の方はもう基本的には物価ですね。
やっぱり物価が上昇していればいいんだという発想でいいと思います。
昨日たまたま東京都の消費者物価もこのところちょっと上昇率下がったんですけど、
また再び上がってますんで、流れ的には若干インフレということで、
ちょうど巡行速度でいいのかなというぐらいに思っていただいていいと思います。
今週ですね、30から31日に日銀の金融政策決定会合があります。
今週週末金平にはアメリカのFOMCですね。
金融政策会議が開かれますが、
そこについては大きな動きはないんじゃないかというふうには言われております。
こちらは10月28日に開催された
プレミアムブリッジサロンブリッジライブセミナーの前編です。
この後に配信された後編もぜひご視聴ください。