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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話を、ながら聞きする感覚で一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の斉藤です。
おはようございます。インターン生の塚田です。
買収の背景と理由
さて、今日のテーマは、【今さら聞けない】日本製鉄のUSスチール買収を一から丁寧に解説、です。
最近ニュースでもよく耳にしますよね。
本当によくニュースで見かけますね。
ただ、一方でなぜこんなに話題になっているのか、正直ちょっとよく分かっていない部分もありますので、
今日はしっかりと学びたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ここでなんですけれども、本編に入る前にですね、恒例のちょこっと株辞典のコーナーです。
今日の要望はM&Aです。
M&Aとは合併を表すMergersと買収を意味するAcquisitionsの逆です。
すごい素晴らしいコナンさん、ありがとうございます。
M&Aの意味は企業の合併買収のことで、2つ以上の会社が1つになったり、こちらが合併ですね。
ある会社が他の会社を買ったりすること、買収のことを意味します。
企業の成長戦略として使われることが多いんですが、今回の日本製鉄のように政治や規制が絡むと難報するケースもあります。
なるほど。買収すればすぐに成功というわけではないんですね。
本編でも詳しく聞きたいです。
それでは本編に入りましょう。
まず日本製鉄がUSスチールを買収しようとした理由について説明します。
塚田さんは今回の合併に関連する情報を何かしていたりします?
確か日本の鉄鋼業界で国内の需要が減ってきているみたいな、そういう話を聞いたような。
そうなんですよ。日本ではインフラ整備や造船、自動車産業の成長が鈍化しているので、
国内市場の伸びが期待できません。
一方アメリカは経済が成長していて鉄鋼需要も高いんですよね。
それならアメリカの企業を買収するのはなかなか合理的ですね。
その通りなんです。USスチールはアメリカに航路を8基、電路を5基持っています。
もし買収が成功すれば日本製鉄は一気にアメリカ市場に強い固定を持つことになります。
政治的影響と労働組合
でもこれだけ合理的な話なのに、なんで買収がうまくいかないんですかね。
いくつかの理由がありますが、大きなポイントは政治と労働組合です。
政治と労働組合ですか。詳しく教えていただきたいです。
まずは政治の話からです。
アメリカではUSスチールは国家の重要な企業という意識が強いんです。
特に大統領選の時期に労働者の票を意識し、バイデン前大統領もトランプ大統領も
USスチール買収には反対の姿勢を示していました。
完全の引き上げによって収益を上げられるため、今売却する必要はないといった声明を出していたのです。
しかし実はこうした理由はこじつけに過ぎないかもしれないんです。
こじつけというとどういうことなんでしょうか。
というのもアメリカ大統領選の激戦種ペンシルメニア日本部がある全米鉄鋼労働組合が買収に反対していたんです。
そしてこの組合員数は約85万人もいます。
ここまで聞けばどういうことかわかってきませんか。
まさかその組織票を手に入れたかったという思惑があるということですかね。
さすが塚田さんその通りなんです。
もちろん断言することはできないんですけれども、状況から考えて組織票を意識しているといっても過言ではありません。
そしてバイデン前大統領が任期間際に行った買収阻止も次期大統領であるトランプ氏に手柄を与えないように行ったというふうに考えることもできます。
そうなんですね。
やっぱりバイデン氏もトランプ氏も買収に反対するっていう裏には経営的合理性を超えた政治的な要因が問題の核心にあったっていうことなんですかね。
やっぱり日本政説としては両国にとって有益であることを主張し続けることが大切になってきそうですね。
そうですよね。
こうした背景があったので日本政説とUSスチールはバイデン大統領が政治的な目的で買収を阻止してアメリカ政府を提訴しました。
政府というか大統領を訴えるってすごいですね。
そうなんですよ。日本の企業がアメリカ政府を訴えるのは本当に異例の事態なんですけれども、これが買収の行方を左右する可能性があると言われています。
裁判では日本政説が高知主義を無視した政治的な決定だと主張し公正な審査を求めています。
ただその一方でバイデン大統領は国家安全保障上のリスクを理由に買収を拒否したと述べていますね。
本日2月3日に収録を行っているんですけれども、本日から裁判に向けての書面でのやり取りが始まったそうです。
裁判の結果が買収の行方を左右することになると思うので、ぜひ注目したいところなんですけれども。
買収の影響と今後の展望
ちなみに買収が失敗したらどうなるんでしょうか。
買収に失敗すると日本政説は医薬金として約890億円を支払う必要があるようになってきます。
890億円ってすごい額ですね。
いやそうなんですよ。
ただですね日本政説の橋本会長は先月の会見で、
臨時定年日鉄とUSスチールは一枚岩だ。
この関係が続く限り契約も切れないと図言していて、
日本政説とUSスチールの間には意見の違いなどなくしっかりとまとまっているということが伺えます。
やっぱり僕個人としては買収が成功して日本政説がアメリカ市場で一気にトップクラスの企業になってほしいなあなんて思いますね。
そうですよね。ではここからは日本政説証券コード5401の株価を見ていきましょう。
本日2月3日時点での情報なので最新情報の方はご自身で調べるようお願いいたします。
前日終わり値が3229円。
ここ1年間の株価の変動を見てみると3000円から3250円くらいを行ったり来たりしているような印象を受けます。
USスチール買収について出る情報に敏感に反応しているというふうに言えそうですね。
また銅石についても2023年度実績は過去最高の9350億円を記録し、
2024年度紙機の連結事業利益は前回の投資を上回っています。
USスチールの買収を成功させ一丁目を展望としていますね。
買収が成功すればこれからもどんどん伸びていきそうですね。
ちなみに今回の日本政説とUSスチールの買収に関連して注目したい目柄などあったりしますか?
もし買収が成功すればJFEホールディングス、証券コード5411が恩恵を受け、
もし失敗した場合はクリーブランドクリフス、Ticker CLFが有利になる可能性があります。
どうしてこういった企業が影響を受けるのでしょうか?
JFEホールディングス証券コード5411が恩恵を受ける理由について解説します。
JFEホールディングスは日本の鉄工業で日本政説に続いて売上2位の企業です。
直接的に買収に関与しているわけではありませんが、日本政説がアメリカ市場で成功することで、
日本の鉄工業界全体の競争力が向上し、JFEホールディングスもその恩恵を受ける可能性があります。
特に国際市場での強化向上や競争環境の変化がJFEにとってプラスの要因になると考えられます。
なるほど。では、買収が失敗した場合のクリーブランドクリフスについても教えていただきたいです。
クリーブランドクリフスが失敗した場合に有利になる前提として、
クリーブランドクリフスまたはCLFがUSスチールの最大のライバルというのが前提としてあります。
買収が失敗すればUSスチールが日本政説の資本を得ることができず、競争力を落とす可能性があるので、
クリーブランドクリフスが国内競争有利を確立できるためです。
なるほど。ちなみにですけれども、米国株の買い方がわからないという方は、
米国株の買い方を弊社が運営する投資初心者向けウェブメディア、いろはにマネーで解説しておりますので、ぜひ読んでみてください。
はい。では本日のまとめです。
日本政説のUSスチール買収は政治的な問題で難航している。
買収阻止をめぐり大統領を提訴する異例の事態に。
買収失敗なら、医薬金約890億円が発生する可能性がある。
本日ご紹介した企業はですね、あくまでも主観による情報提供であり、投資を強く推奨する問題ではありません。
投資判断はあくまでご自身の責任にてお願いいたします。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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