投資スタイルの基本概念
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら劇する感覚で、一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の山口です。
おはようございます。インターン生の中野です。
中野さん、最近、世界陸上がテレビで盛り上がってますよね。
そうですよね。
私、スポーツはもともとあまり見なかったんですけど、テレビつけるとすごく話題になってきてるので気になって、
最近では夜遅くまで見てしまって、ちょっと寝不足気味なんですけど。
確かに。僕もですね、見てなかったんですけど、ディプランティフ選手の棒高跳びなんて、ずっと見に行っちゃいましたね。
でも、本当生で見れて、生っていうかテレビで見れて、すごい鳥肌立ちました。すごかったですよね。
すごかったですね。
それで思ったんですけど、投資の世界にも陸上と少し似たようなスタイルがあるなって思って、
短期間でパッと利益を狙う短距離型と長期でじっくり育てるマラソン型の投資があるじゃないですか。
はい、なるほどなるほど。確かに投資スタイルって人それぞれですもんね。
今日はそのあたりを詳しく聞かせてもらえそうですね。
はい、今日のテーマはマラソン投資vs短距離投資ということで、
投資スタイルの違いと実際の目柄例も一緒に見ていきたいと思います。
楽しみです。
その前に恒例のちょこっと株辞典のコーナーです。
今日の用語は何ですか?
はい、今日はデイトレードについて解説します。
中野君はデイトレードご存知ですか?
はい、短期投資でハイリスクハイリターンといったイメージがありますね。
でも実際にやったことはないのであんまりわかってないです。
さすがですね。おっしゃる通りです。
デイトレードとは株式や為替などの金融商品を1日のうちに売買して利益を確定させる取引手段のことです。
ポジションを翌日まで持ち越さず、その日の相場の寝動きから売買再起を得ることを目指します。
頻繁な取引で小さな利益を積み重ねるスタイルということですね。
市場の短期間の変動に対応するためにかなり勉強しないといけないですね。
そうですね。大きなリターンを得るには必ずハイリスクがつきものですもんね。
それではマラソン投資vs短距離投資の本編に戻っていきましょう。
マラソン投資の実例
はい、まず基本的なところから教えてもらえますか?
はい、まずマラソン投資ですが長期視点で安定成長や配当を重視するスタイルと捉えられます。
時間をかけてじっくり会社を育てていく、そんなイメージですね。
なるほど。
一方で短距離投資はスピード重視でイベントドリブンな投資スタイルなんです。
決算発表とか新商品のリリース、業界ニュースなどのタイミングで売買を繰り返して短期間で利益を狙っていく感じですね。
トレンドに敏感に反応していく感じですね。
はい。
それぞれ具体的な銘柄で教えてもらえるとわかりやすそうです。
はい。ではまずマラソン投資の例としてNTT証券コード9432を見てみましょう。
NTTはドコモなどの通信事業を行う大きなグループ会社というイメージがありますね。
はい。同社のホームページ上で公開されている情報では、
2025年3月時点で連結子会社数は992社、従業員数は約34万人だそうです。
NTTグループはNTTドコモなどの総合ICT事業、
NTT東日本、NTT西日本などの地域通信事業、
NTTデータグループなどのグローバルソリューション事業、
その他にも不動産やエネルギー事業になるグループ会社で構成されています。
固定電話から光回線、携帯通信、IT、ネットワークサービスまで
本当に幅広い通信インフラになっている会社なんですね。
安定してそうです。
そうなんです。持ち株会社の体制で、
NTT東日本、西日本、NTTドコモ、NTTデータなどのグループ会社が各分野を担当しています。
最近では、NTTデータの株式を完全子会社化することにより、
より機動的な成長増進を行って、事業のポートフォリオを強化する方針を示しています。
なるほど。親子上場に伴う利益相反だったり、複雑な意思決定プロセスといった
課題の克服も目指しているんですね。
はい。
株価的にはどうなんですか?
はい。9月18日の割り値は159.9円となっています。
PERが12倍から13倍前後で打倒水準と言われています。
配当利前が約3.3%となっています。
PERが打倒水準で、配当もそこそこあるので、まさにマラソン投資向きの銘柄と言えますね。
確かに配当が3%超えているのは魅力的ですね。
はい。
リスクはどうでしょう?
通信業界は規制の影響を受けやすいのと、5GやAI、IoTといった新技術をどう取り込むかが課題になっています。
インフラ事業なので安定性は高いです。
一方で、株価の急激な上昇は期待できないので、短期で大きく稼ぎたい投資家には物足りないかもしれませんね。
短距離投資の実例
なるほど。安定重視ですね。
はい。
では、短距離投資の例はどうでしょう?
はい。短距離投資の例として、ASICS証券行動7936を見てみましょう。
まさに今、世界陸上で注目されやすいスポーツ用品メーカーですね。
これはタイムリーですね。
はい。
ASICSって確か日本の会社でしたよね?
はい。その通りです。
ASICSブランドを中心に、ランニングシューズからスニーカー、アパレル、スポーツ用具まで世界中で展開している会社です。
最近は、TWICEのモモちゃんがアンバサダーを務めている、鬼塚タイガーなどファッション寄りのラインナップも人気ですよね。
鬼塚タイガーってASICSが展開するブランドなんですね。
はい。
海外でも人気だというニュースを見ました。
そうなんです。売上の多くを海外に依存していて、欧州、北米、中華圏などの国際展開が事業の肝になっています。
9月18日の終わり値は3943円でPRが32倍超え、配当利回りは約0.7%と低めです。
32倍?
はい。
PRが高いですね。成長株って感じでしょうか?
そうですね。ROEが約29%と高く成長性を評価されています。
ただし、世界陸上やオリンピックなどのスポーツイベントで注目度が変わりやすく、株価の変動も大きめですね。
まさに短距離銘柄の天禽類なんです。
確かに、今みたいな世界陸上の時期に話題になりそうですもんね。
はい、そうなんです。
ブランド価値やファッション性で競技プラスライフスタイルのターゲット拡大を狙っているので、トレンドに敏感な銘柄とも言えます。
ただし、為替変動や原材料コスト、ナイキやアジダスなどの競合などリスクも多いのが特徴ですね。
なるほど。NTTとASICSを比べてみると投資スタイルの違いがよくわかりますね。
まさにそうですね。NTTは安定した配当を長期で受け取りながらじっくり保有するマラソン型。
ASICSはスポーツイベントや業績のタイミングを見計らって売買する短距離型という感じですね。
どちらがいいとかじゃなくて、投資家の対立や目的によって選択肢が変わってくるってことですね。
はい、おっしゃる通りです。
短期で利益を狙いたいなら短距離型、長期で安定した収益を得たいならマラソン型。
自分の投資スタイルや資金状況に合わせて選ぶことが大切ですね。
今日の話を聞いて、投資にも本当にいろんなアプローチがあるんだなって改めて思いました。
そうですね。世界陸上を見ながら投資スタイルについても考えてもらえたら嬉しいです。
短距離ランナーもマラソンランナーもそれぞれの戦略で頑張ってますからね。
そうですね。投資も陸上も自分に合ったスタイルを見つけることが大切ってことですね。
今日はありがとうございました。
はい。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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