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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。皆様、はじめまして。インターン生の佐野と申します。
初めてのポッドキャストですが、分かりやすく伝えられるよう心がけますので、よろしくお願いします。
このエピソードでは、投資、経済、お金、ビジネス関連の書籍をインターン生がピックアップしてご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、「敗者のゲーム」という本です。この本をお勧めしたい方は、インデックス投資について知りたい方、資産運用を始めようと思っている方です。
同書は、時とともに変化する企業、市場や経済の一方で、変わらない投資の基本原則について述べられています。
本書の著書は、チャールズ・エリスさん、米国公認証券アナリスト協会会長、バンガード取締役などを力任しています。
また、ハーバードビジネススクール、イエール大学大学院にて上級運用理論を教えていました。米国資産運用会の理論的支柱の一人です。
それでは本書の結論に移りましょう。
本書は、運用は敗者のゲームであるとし、投資新宅や基幹投資家であっても市場に勝ち続けることは困難であると説いています。
それでも市場に勝つためには、インデックスファンドへ長期分散投資をすることが勧められています。
まずはじめに、市場に勝ち続けることの困難さについて解説いたします。
資産運用の世界では伝統的に市場に勝てるという信念が支配的でした。
しかしながら時代は変わり、現代においては1年以上の成績を見ると約7割の投資新宅が市場平均を下回ります。
10年では8割、15年では9割が市場に負けています。
1年間では多くのファンドが市場に勝ち、10年間勝ち続けるファンドもあります。
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しかしながら長期的に見ると市場に勝ち続けているファンドはありません。
そしてどのファンドが今後勝つのか予想することは誰にもできません。
また個人の運用成績の場合はさらに悪く、デイトレーダーはもっとひどいようです。
このような敗者のゲームで個人投資家は果たして成功できるのでしょうか。
ズバリ投資の成功の秘訣は長期的に最も可能性の高い運用方針を策定することです。
筆者は投資の基本原則を4つ挙げています。
まず1つ目に投資の最大の課題は株式債権、不動産などへの長期的な資産配分の決定です。
2つ目に長期的な資産配分の決定に際して考慮すべき点は将来何にその資金を使うのか、いつ資金が必要になるのか。
決めた通りに守り抜けるのかという点です。
3つ目に資産を種類ごとに幅広く分散します。なぜなら暴落は突然起きるからです。
4つ目に決めたことを一貫して忍耐強く実行することです。
上昇相場は相場の最悪期に起こります。
一気一流したときの損失は大きいので方針をきちんと立て方針通りに行動することが必要です。
だからこそ①の資産配分方針が重要です。
現実的な投資目標を決め、その目的を達成するための現実的な投資方針を選び、その方針を触れることなく辛抱強く貫くことが大切としています。
次にインデックス投資の強みについて解説します。
長期的に見て全体の90%のアクティブマネージャーが市場平均に勝てず、トップ10%のマネージャーを探すことは非常に困難です。
一方でインデックスファンドは長期間トップの座を占めているので相対的にリターンが高いと言えます。
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また運用報酬と管理費用は年率で0.1%と一般のアクティブ運用では1から2%と比べると低コストです。
他にも税金や売買コストが低いこと、判断ミスによる投資の失敗がないことなどが挙げられています。
このように期間が長くなれば長くなるほどインデックスの強みは増します。
何度も繰り返すことになりますが本書のポイントは次の2つです。
運用は敗者のゲームであり市場を見極めて勝負しても勝つことが困難であること。
そのような中でも市場を上回るためにはインデックス投資をし長期間保有し続けることが重要であるということです。
ご紹介した敗者のゲームという本では今回私がお話ししたこと以外にも運用を理論的に考えたり人生設計と投資などの内容も書かれておりました。
皆様もぜひご覧になってください。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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