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2025-04-09 11:31

【終活】スマホに眠る電子マネー!~他人事じゃないデジタル遺産とサブスクの相続リスク~

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サマリー

このエピソードでは、デジタル遺産とその相続リスクについて詳しく説明されています。電子マネーやサブスクリプションサービスの使用に関する注意点や、その影響を考慮することの重要性が強調されています。

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら聞きする感覚で一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の斉藤です。
おはようございます。インターン生の古田です。
デジタル遺産の重要性
今日のテーマはデジタル遺産の相続リスクだそうですが、
最近、人生の終わりを見越して行う行動である収穫も注目されていますし、何かと話題ですよね。
どんな点に注意すればいいんですか?
はい、結構注目されてますよね。
簡単に言えば、電子マネーやサブスクの自動更新など、
普段見えにくい資産がトラブルにつながるリスクがあるということなんです。
使えなくても、残高が相続税の対象になってしまうことがあるんですよ。
なるほど。見えない資産もちゃんと管理しないと、後で遺族が困るんですね。
詳しい話に入る前に、恒例のちょこっと株自体のコーナーです。
今日の用語は何ですか?
はい、今日の用語はROEです。
ROE、つまりReturn on Equityは、株主資本に対して、
どれだけ効率的に利益を生み出せるかということを示した指標になります。
株主のお金がどれだけ働いているかを表してるんですよね。
高いROEは企業の成長力を示すので、投資先選びの大切な目安になります。
はい、その通りなんです。
ROEの数字一つで企業の健全性がわかる、非常にシンプルで頼りになる指標なのです。
業界内で比較する際、ROEが高い企業は経営効率が優れていると評価されるので、
私たちも投資判断の際にしっかりチェックしていきたいですね。
はい。それでは本編に移りましょう。
最近、家族の話題で人生の終わりを見越して行う活動である
就活の話がめっちゃよく出るんです。
実は私の祖父母もスマホでペイペイとかスイカを使っているので、
デジタル遺産というのが身近な問題になっているなぁ、みたいな感じで。
こういう話題が上がるのってすごくいいことですよね。
ちなみに売れたさん自身はその話どういうふうに聞いてますか?
なんか一言だなって思ったりしてませんか?
そりゃさすがに就活は一言ですよ。
だってまだ20代ですし、先の話かなぁなんて思ってます。
そう思われがちなんですけど、実は就活の開始時期って別にいつでもいいんですよ。
自分の人生に向き合う意味でも今からやってもいいんです。
しかも、就活やるって考えると、老衰とかで亡くなることを考えがちなんですけど、
普通に私たちだって不良の事故に遭う可能性もあるので、準備しておくに越したことはありません。
確かにそうですね。今回の放送はどこか一言な感じがしてましたが、
自分事だと思って考えてみることにします。
リスナーの皆さんもお若い方が多いと思いますが、一言だと思わず向き合ってみてください。
電子マネーの相続の複雑さ
デジタル資産って具体的にはどんなリスクがあるんですか?
例えば個人が生前にPayPayに多額のお金、例えば100万円としましょうか、をチャージしたとします。
こうした場合、しかし遺族のパスワードが分からなかったとすれば、
そのチャージした10万円の残高を現金化することができません。
それにも関わらず、法律上ではその残高の10万円も相続財産として評価され、
相続税の対象になってしまうんです。
つまり、使えなくてもその価値は残高の1円イコール現金の1円として計算されてしまうんです。
それってつまり、パスワードが分からなくても残高があれば、遺族は相続税を支払わなければならないっていうことですよね。
ところで今は、PayPayを例に説明してもらったんですが、他のサービスはどうですか?
私の祖父母はよく糸岡堂に行くので、ナナコも使ってるんですよ。
そうなんですね。実はこうした相続のルールっていうのはサービスによって異なります。
今挙げてくださったナナコの場合、利用規約で相続負荷として定められているので、
夫人がチャージしていたやつの中は、遺族に引き継がれることなく結果としてゼロになってしまいます。
そうなんですね。ってことは、多額のお金が残っていても執行してしまうっていうことですよね。
でもその分相続税の対象にはならないのか。
そうなんですよ。このようにサービスによって異なるので、
各サービスの取扱いを事前に確認しておくことが大切になってきます。
なるほど。では、個人が利用していた電子マネーがいくつもある場合とかって、どうやって管理すればいいんでしょう?
各社の手続き方法バラバラじゃないかなって思うんですけど。
そうですね。その点については、まず個人、遺族が個人のスマホやPCの中にあるアプリ、銀行の取引明細、メールなどから利用状況を調査する必要があります。
そして、各サービスごとに必要な書類、例えば死亡診断書であったり戸籍等本、本人確認書類などを確認して手続きに進むんです。
なお、電子マネーの残高は現金と同じ評価で、相続税申告に取り入れられるため、小額でも見逃さないことが重要になってきます。
それはちょっと大変ですね。家族が亡くなって悲しい上に連絡やお葬式などをやることがたくさんあるのに、こんなに複雑な手続きをしていられませんよね。
何か便利なサポートはあるんでしょうか?
実は最近、銀行でプチ収穫というようなサービスを提供しているんですね。
例えば三井住友銀行であったりとか、あとは茨城県の地方銀行である常用銀行というところでは、スマホのIDやパスワード、さらには利用している電子マネーの情報を事前に登録しておく仕組みがあります。
個人が亡くなった際に、その情報を家族に通知し、すぐに手続きが始められるようになっているんです。
それなら、遺族がすぐに個人のデジタル資産を把握できるので安心ですね。
でも、もし個人が複数の電子マネーサービスを利用していた場合、手続き方法がそれぞれ異なると、どこから手をつければいいのか、ちょっと戸惑いそうです。
そうですよね。各社の規約や手続き方法というのは確かに異なってきてしまうんです。
例えばですけれども、交通機関ICカードのSuicaやPasmoは、必要書類を提出すれば、残高の払い戻しが可能です。
一方で、先ほど紹介したように、7個のように規約で相続を認めないとされている場合は、残高が引き継がれません。
また、PayPayやLinePayのようなスマホ決算サービスは、最近は規約改定により相続対応が進んでいるので、遺族が問い合わせを行うと、残高の払い戻しや期間が受けられるケースが多いんです。
なるほど。つまり、個人がどのサービスを利用していたかをしっかり把握して、各社に問い合わせる必要があるんですね。情報整理が鍵になると感じました。
本当にその通りなんです。エンディングノートとかも普及しているのもあって、そうしたものを利用してサービスの一覧であったり、パスワードの管理などのそうした方法を記録しておくと、遺族がスムーズに手続きを進められます。
こうした整然の準備が、後々の大きなトラブルを防ぐことにつながります。
やはりデジタル資産は見えない財産ですから、普段からの管理が重要なんですね。私たちも将来のために、家族や自分自身の利用状況をしっかり把握しておくべきだと感じます。
サブスクリプションサービスの影響
はい、そうですよね。ここまで電子マネーを紹介してきましたが、実はサブスクリプション型のサービスも、相続時に注意すべきデジタル資産の一部なんです。
確かに、サービス提供側はなくなったことなど知らず、毎月更新されてしまいそうですもんね。私も今サブスクでSpotifyとかAmazonに入ってるんですけど、どちらも自動更新にしてますもん。
そうですよね。今古田さんがおっしゃったように、例えばSpotifyなどの音楽配信サービスであったり、あとは動画配信サービスのNetflixだとか、こうしたものが月額、定額で自動更新されるため、個人が契約状態のままだと、使わなくても料金が発生し続け、その未使用分が相続財産として計上される可能性があります。
さらに、一部のサブスクサービスでは利用契約により契約の相続が認められていないケースもあるため、事前に各サービスの契約を確認し、必要な手続きが行われるよう管理するのが重要になってきます。
なんだかめんどくさいですね。500円くらいなら払ってから解約とかでもいい気がしちゃいますけど。
はい、そう思っちゃいますよね。しかしこれは落とし花で、実は未払いのサブスク料金を支払う行為というのはリスクがあるんです。個人の財産を使って未払い料金を支払った場合、債務の承認とみなされて、相続放棄ができなくなる可能性があります。
それはまずいですね。やっぱりちゃんと調べないと思いました。そう思うと、個人が利用しているサブスクとパスワードをまとめておいてくれると助かりますね。私も一旦自分が利用しているサブスクを整理してみます。
こうした整理がきっかけで、余計な支払いに日付けるといったこともあると思うので、定期的に確認することは自分へのメリットにもなりそうですね。
はい。今日の内容を通して、電子マネーやサブスクの相続がどれほど重要で、また複雑な問題かがよくわかりました。
情報整理と事前の対策、そして必要に応じて専門家に相談することも安心して未来に備えるための鍵となります。
これからも私たちが学んだ知識を生かして、身近な人のデジタル資産管理についても注意していきたいですね。
はい、そうですね。皆さんもぜひご自身やご家族のデジタル資産について、今一度整理してみてください。
今日の話が少しでも役に立てれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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それではまた次回お会いしましょう。
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