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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
こんにちは、インターン生の坂田です。
本日は、いろはに投資の記事のご紹介です。
本日ご紹介する記事は、
株価・ソフトバンクグループは買い時なのか、事業内容や業績を分かりやすく解説、です。
まず初めに、結論を2点お伝えします。
1つ目、ソフトバンクグループは通信事業以外にも金融業なども行っている。
2つ目、株式市場やベンチャー企業の資金調達環境によって、大きな利益や損失を計上することがある。
ソフトバンクグループは、孫正義会長を筆頭に通信事業などさまざまな事業を成長させてきました。
その結果、2023年2月13日の時点で、時価総額は日本企業の中で第6位となっています。
ソフトバンクグループは通信事業会社だと思われがちですが、
ここ数年で投資事業を拡大させており、現在では投資事業で得た収益が会社の主軸になっています。
そんなソフトバンクグループの株は買い時なのでしょうか。
本日はソフトバンクグループのビジネスモデルや業績予測などを解説していきます。
まず初めにソフトバンクグループはどのような会社なのか見ていきましょう。
ソフトバンクグループは1981年設立の日本を代表する情報通信事業会社です。
経営理念では情報革命で人々を幸せにと掲げています。
そしてソフトバンクグループは次に挙げる事業を展開しています。
持株会社投資事業やソフトバンクビジョンファンド事業、ソフトバンク事業、そしてアーム事業、
そして福岡ソフトバンクフォークスの運営やペイペイ事業を行っています。
実際に主力事業であるソフトバンクビジョンファンド事業の収益について見ていきましょう。
ソフトバンクビジョンファンドは2017年に設立されたファンドで、高い技術力を持った世界のユニコーン企業を中心に投資を行ってきました。
そして2期前に過去最高の6兆3575億円の投資利益を継承し、大きな話題を呼びました。
しかし前期には過去最低の3兆5474億円の投資損失を継承し、こちらもある意味で話題となりました。
投資事業は他の事業と異なり経済や市場動向に左右されやすいため、損益に大きな差が出てしまいます。
投資事業でのリスクを抑えるためにソフトバンクグループは他にも様々な事業を展開しています。
特に孫会長がこれから注力していくと明言しているアーム事業はここ数年伸びてきており注目です。
続いて代表的な出資先企業を見ていきましょう。
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まず代表的なのはアメリカのオーロライノベーションです。
大型ドラッグから小型車まで幅広く統合する自動運転システムの開発を行っています。
オーロラはソフトバンクグループが2020年にウーバーの自動運転開発部門を買収して誕生しました。
自動運転システムオーロラドライバーでは大型ドラッグから小型車まで幅広く統合する戦略を展開しています。
またソフトバンクグループは2021年にトヨタ自動車と電装との協業も発布しました。
今後資金調達や保険、メンテナンスなど様々な部分で包括的なサービスを提案できるようになると思われます。
日本の自動車大手とも提供を結んでいるということは期待値の大きさが伺えますよね。
続いて代表的な出資先企業はイギリスのアームです。
アームはソフトバンクグループが3.3兆円で買収した半導体企業でファンドの投資先としても挙げられます。
現在世界的に半導体不足を背景にアームの実績は右肩上がりで成長しています。
実際に2021年度末の計算ではアームの売上高が前期比43%上昇しており、今後ソフトバンクグループの核になる可能性もあります。
また、孫正義会長はアームを半導体業界最大の上場にすることを目標に掲げて経営しています。
ソフトバンクグループに関連するトピックとして、孫正義会長がアームの経営に専念というニュースに注目しましょう。
2023年3月期第1四半期決算説明会で毎回登壇していた孫正義会長が
説明するというのは今日の挨拶をもって当分の間は最後にしたいと発言しました。
そして第1四半期決算で3兆円を超える過去最大の赤字を継承しました。
そのため新たな投資を慎重に行うなどソフトバンクグループは守りの姿勢に入っています。
孫正義会長は今後アームの経営に専念すると公言しており、
先ほど挙げた半導体業界最大の上場を達成しソフトバンクグループ復活につなげられるのか注目です。
ではここからはソフトバンクグループの業績そして配当政策について見ていきましょう。
2022年3月期連結決算を見てみると、
投資損益は前年度より10兆9637億円減少の3兆4347億円の損失となりました。
株式市場の受給の悪化に伴い出資先の企業の株価がのきなめ下落した結果、
3兆円もの損失を継承することになりました。
ビジョンファンドの損益計算書を見てみると、
投資の未実現評価損益に注目すると、前年度から約10兆円も評価損益が減少しています。
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ウクライナ振興による株式相場の混乱がビジョンファンドを直撃しました。
巨額の投資損失を出したものの、
アリパバ株式売却に係るデリバティブ関連利益を1兆1330億円継承したことにより、
最終的な損失は1兆7000億円にとどまりました。
では続いては資産について見ていきましょう。
投資損失を出したものの、
ヤフージャパンやLINEなどのグループ力を活かして、
前年度比で約1兆8000億円増加の約47兆円となっています。
投資が失敗したからといって、
簡単には揺るがない経営体制を維持していると言えるでしょう。
続いて、2023年3月期第2四半期連結決算を見ていきましょう。
営業収益は前年度期比1989億円増の3兆1824億円となりましたが、
投資損失が拡大したことで、
親会社に帰属する純利益は4926億円減少の1290億円の赤字になりました。
続いて、損失が拡大した投資損益についても見ていきましょう。
依然として厳しい市場環境が続いており、
前期に比べ損失が拡大しています。
ソフトバンクビジョンファンドでは、
守りの姿勢を継続しており、大幅な投資を縮小しています。
続いて、配当政策についてです。
常用金の配当については、
中間配当と期末配当の2回実施することを原則としています。
2022年度の配当予想については、
中間配当22円、期末配当22円と合わせて年間44円となる予定です。
過去の配当金の推移を見てみると、
成長投資に資金を回しながらもしっかりと
株主還元を行っている企業だということがわかります。
では、果たしてソフトバンクグループの株は買うべきなのでしょうか?
ソフトバンクグループの収益構想の大半は投資事業となっています。
そのため、ソフトバンクグループ株の上下要因としては、
株式市場の動向が大きく関わっています。
最近の株式市場の動向としては、
2022年2月から始まったウクライナ振興の出口が見えないほか、
振興に伴う世界的な物価高により世界的に利上げの動きが強まっています。
そのため、米国市場は混乱を見せており、
GDP500指数はウクライナ振興から現在までに約15%下落しています。
今後はウクライナ振興の早期終結、
世界の中央銀行の動きが株価上昇の鍵となりそうです。
現在の株価とともに、各証券会社の株式アナリストによるレーティング、
目標株価について見てみると、
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直近3ヶ月の目標株価の平均値は7,130円となっています。
そのため、2023年2月1日時点での株価が5,878円であることを考えると、
多くの証券会社のアナリストは株価は上がると考えていることがわかります。
ソフトバンクグループは世界的な投資事業会社として、
世界、日本の産業のために様々な面から社会を支えています。
今後のARM事業や孫正義会長の経営手話に期待し、
投資を考えている方は講座解説から始めましょう。
いろはに投資の記事では、おすすめの証券会社もご紹介しているので、
ぜひ概要欄の方からチェックしてください。
本日はソフトバンクグループの今後の動向についてご紹介をしました。
最後にそのエピソードの結論をおさらいします。
1つ目、ソフトバンクグループは通信事業以外に投資事業がメインになっている。
2つ目、株式市場やベンチャー企業の資金調達の環境によって、
大きな利益や損失を計上することがある。
本日の息抜き。
今日のエピソードでは皆さんおなじみの企業、ソフトバンクについてご紹介をしました。
孫正義会長は誰もが知っているような大物経営者です。
なぜこんなにも有名なのか皆さんは知っていますか?
今回のこのコーナーでは孫会長の経歴を少しご紹介します。
孫会長の生まれは佐賀県で日本ですが、
16歳頃からアメリカという国に刺激を受けたことから移住をし、
サンフランシスコの高校、そしてカリフォルニア大学バークレー校を卒業しました。
孫会長はわずか19歳の時に人生50年計画を作成しました。
これは有名なので知っている方も多いかもしれません。
20代で名乗りを上げ、30代で軍資金を最低で1000億円貯め、
40代で人勝負し、50代で事業を完成させ、60代で事業を後継者に引き継ぐ。
この人生計画は後々実現されていくことがわかります。
考えられないほどの行動力でこれらのことを実現してきたのです。
そして孫会長は大学院の道は当時選ばず、日本への帰国を選び、
日本でビジネスの道を進むことになります。
そこから情報収集を重ね、何百人も上る事業アイディアの中から、
1年半後にコンピューターソフトの卸し会社、日本ソフトバンクを設立しました。
ここでは時間がないので詳しくは話せませんが、
彼はここからその勢いを保ったままソフトバンクを拡大させ、
今私たちが知るソフトバンクグループになったのです。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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