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2023-02-23 14:32

#432 AT&Tの減配はなぜ?今後の配当や株価の見通しを分かりやすく解説!

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米国の通信業界で圧倒的なシェア率を誇るAT&T。

高配当株として人気が高いですが、減配を発表。減配の理由や今後の見通しなどをお伝えします。


★参考記事★

AT&Tの減配はなぜ?今後の配当や株価の見通しを分かりやすく解説!⇒

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株式会社インベストメントブリッジ作成

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
こんにちは、インターン生のしむらです。
本日は、いろはに投資の記事紹介です。
ご紹介する記事は、AT&Tの減配はなぜ、今後の配当や株価の見通しを分かりやすく解説、です。
まずは、本記事の結論3点です。
1つ目は、AT&Tの減配は赤字化したメディア部門の切り離しが主要因であること。
2つ目は、AT&T株は低リスク高配当が魅力であるということ。
3つ目は、5G投資など主力の通信事業への集中が今後の注目ポイントであるということです。
世界最大の通信企業であるAT&T。
2022年2月に減配を発表するまで36年連続の増廃実績があり、今なお高配当株として人気が高いです。
今回は、なぜAT&Tが減配となってしまったのか、そして今後の注目ポイントについて解説していきます。
まずは、AT&Tがどんな事業を行っているのか、そして投資対象としてどんな魅力があるのかを見ていきましょう。
AT&Tは電気通信・技術サービスを世界的に提供している会社です。
グラハム・ベルが創業したベル電話会社が前身となっており、アメリカのテキサスに本社を置いています。
現在はコミュニケーションとラテンアメリカという2つのセグメントを有しています。
コミュニケーションセグメントでは、米国および世界の消費者に無線・有線通信およびブロードバンドサービスを提供しています。
その内訳として3つのビジネスユニットに分けられています。
1つ目がモビリティで、全国で無線サービスおよび機器を提供しています。
2つ目がビジネスワイヤラインで、イーサネットベースのファイバーサービス、IP音声、マネージドプロフェッショナルサービスに分けています。
それに加え、従来の音声およびデータサービスや関連機器を法人の顧客に提供しています。
3つ目がコンシューマーワイヤラインで、光ファイバー接続を含むブロードバンドサービスおよび従来のテレフォニー音声通信サービスを提供しています。
ラテンアメリカセグメントでは、メキスコで無線サービスと機器の提供を行っています。
また、2021年度まではメディアエンターテイメント事業を行っていましたが、2022年3月にワーナーメディアをスピンオフしたことで分離しました。
スピンオフというのは、会社の一部門を切り離し、独立させることです。
スピンオフによって独立した新会社は、元の企業の子会社になります。
次に、低リスク・高廃等株であるAT&T株についてです。
AT&T株の魅力は主に2つ挙げられます。
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1つ目が、通信業界における圧倒的なシェアによる業績の安定性です。
2つ目が、廃等による高い還元率となっています。
まず初めに、通信業界における圧倒的なシェアによる業績の安定性について見ていきましょう。
現在の高度情報社会では、インターネットサービスなどの通信インフラは必要不可欠なものとなりました。
それゆえに、通信事業の業績は景気動向に左右されにくく、
安定的な契約者数や収入の基盤を確保することができます。
AT&Tは、その圧倒的なシェアにより、安定的な収益基盤を確立していると考えられます。
米国の通信市場の90%以上は、ベライゾン、AT&T、Tモバイルという3つの通信会社によって独占しています。
米国の通信市場が成熟していることに加え、新規企業の参入コストが高いことも、
同社の収益基盤の安定性につながっているのです。
次に、配当による高い還元率についてです。
AT&T株は、2022年5月に減廃するまで、
配当帰属指数の恒星銘柄でもあった36年連続増廃の実績です。
一時は、S&P500の恒星銘柄の中で最も配当利回りが高い企業でした。
減廃後の現在でも、配当利回りは約5.8%と、高水準の配当を行っています。
また、配当は、2月、5月、8月、11月の年4回に分けて実施されています。
安定的なキャッシュフローを基にした高配当を行っており、
投資家への還元率が高いことが、AT&T株の魅力の一つです。
また、S&P500やS&P100の恒星銘柄にも選ばれていることから、
有料銘柄であるという信頼度も高いといえるでしょう。
また、S&P500やS&P100の恒星銘柄にも選ばれていることから、
有料銘柄であるという信頼度も高いといえるでしょう。
次に、AT&Tの減廃はなぜかについてです。
圧倒的なシェア率と安定的な収入基盤を持つAT&Tでしたが、
2022年2月に減廃を発表しました。
AT&Tが減廃に至った背景を、株価や配当の推移とともに見ていきましょう。
まずは、上期の株価推移についてです。
上場から2000年までは、顕著に推移していました。
2000年代の初期には、アメリカ・ドウジタハツテルなどの影響で株価が大きく下落しています。
その後、2020年までは安定した業績と継続的な増廃が評価を受け、株価は横ばいとなっていました。
しかし、2020年には株価が急落し、その後も下落トレンドが続いています。
株価急落のきっかけとなったのは、メディア事業が赤字となったことでした。
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その後、メディア事業の中核を担っていたワーナーメディアを2022年にスピンオフし、同社はメディア事業を切り離しています。
続いて、直近の株価推移についてです。
直近では下落が続いています。
2022年の7月には株価が一時11%下落しました。
これは、2022年度第二四半期の通期キャッシュフローの過方修正を受けた影響によるものです。
顧客が利用料金の支払いを遅延していることにより、売上の回収が先延ばしになっていることが過方修正の主な要因でした。
しかし、第三四半期には通期の利益予想が情報修正され、株価は上昇に転じています。
加えて、月額払い方式の携帯電話の新規契約数や光ファイバーの契約数が順調に増加していると発表がありました。
続いて、AT&Tの一株あたりの配当推移についてです。
2020年までは前年比2%以上の増配が毎年続いていましたが、2021年には増配がストップし、2022年に減配に転じてしまいました。
続いて、AT&Tの強績推移についてです。
2022年は、ワーナーメディアの独立などの影響で前年に比べ全体の売上高は減少していますが、利益率は直近の3年間で-3%、11.9%、16.8%と改善しています。
子会社の独立により事業の整理を行った結果です。
2022年は、第三四半期の時点で約14.9億ドルの利益となっています。
一方で、総資産に占める負債の割合が年々増加しています。
米国の金利上昇に伴い債務の負担は一層重くなっていくと考えられるため、負債比率の増加は大きな経営リスクと言えるでしょう。
そのため、債務返済を計画的に進められるかどうかが今後の焦点となるでしょう。
次に、減配に至った背景についてです。
AT&Tが減配に至った大きな要因は、メディア事業での不審でした。
AT&Tは、メディアエンターテイメント事業に乗り出すために、2015年にディレクTV、2018年にタイム・ワーナーを買収しました。
ディレクTVは有料テレビチャンネルの大手企業で、タイム・ワーナーは映画やテレビに関するメディア会社です。
買収後、ワーナーメディアと解明しました。
しかし、2020年にAT&Tが力を入れていた有料テレビチャンネルの会員数が急激に減少するなど、事業がうまくいかなくなります。
同時期にインターネットでのストリーミングサービスが流行し、有料テレビの需要が減少したのです。
結果として、AT&Tは2社ともに新会社として独立させ、メディアエンターテイメントとの統合路線から撤退することを決断しました。
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特に利益率が高かったワーナーメディアを切り離したことで、大きな配当源を失い減廃につながったのです。
さらに、買収に伴って莫大な負債も積み上がってしまいました。
次に、AT&T株は買いなのか、今後の注目ポイントは何かについてです。
ここからは、AT&Tの株価、配当、業績などの今後注目すべきポイントについてまとめていきます。
ポイントは3つです。
1つ目は、景気交代局面に強い高配当株であるということ。
2つ目が、主力の通信事業への集中と5G投資が見込まれるということ。
3つ目が、アメリカの金利上昇による債務負担の増加が懸念されるということです。
まず、景気交代局面に強い高配当株であるという点についてです。
AT&Tは減廃こそしてしまったものの、未だ高水準の配当を行っています。
景気交代局面では成長株が買われにくい指標となり、業績の安定した高配当銘柄が買われる傾向が強くなります。
現在の世界的な利上げムードの中、配当目的での投資需要は、AT&T株にとってもプラスになると考えられます。
次に、主力の通信事業への集中と5G投資が見込まれるという点についてです。
メディア事業の切り離しを行い、経営資源を通信事業に集中させることを決定しました。
ワーナーメディアなどの売却後は、5Gネットワークやブロードバンド事業への投資に力を入れており、資材にその成果も出ています。
直近3ヶ月後に5G投資が見込まれるということです。
一方で、5Gネットワーク関連の競争が激しくなっていることが懸念点です。
競合であるTモバイルは、2020年にスプリントを買収し、5Gネットワークでの品質優位を確立させました。
AT&Tも、5Gネットワークの競争に参加しています。
5Gネットワークの競争に参加して、5Gネットワークの競争に参加しています。
AT&Tも、強力な5Gネットワーク構築のための投資を行っていますが、成熟市場であるが故に顧客を奪い合う状況になっています。
今後も、Tモバイルやベライゾンといった競合に対する競争力強化・差別化戦略に注目が集まります。
次に、アメリカの金利上昇による債務負担の増加が懸念されるという点についてです。
AT&Tは、2022年度第2四半期末時点で1319億ドルもの巨額の準負債を抱えています。
メディア事業参入に伴った買収などによる負債が未だに残っている状態です。
アメリカの金利が上昇し続ければ、債務負担はより一層重くなり、経営リスクも高まります。
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AT&Tは、配当後の余剰資金の大半を債務返済に回すことで債務負担を軽減する計画を立てています。
業績が顕著に推移し返済計画の目処が立てば、再び株価の上昇・配当増加が見込まれるかもしれません。
そのため、主力事業の業績の安定的な推移が今後の注目ポイントとなります。
ここまで、AT&Tの減廃の理由と今後の注目点についてお話ししてきました。
最後に、この記事の重要な点をおさらいしましょう。
まず、AT&Tとは、アメリカのテキサスに本社を置く世界最大の中心会社です。
現在は、コミュニケーションとラテンアメリカという2つのセグメントを通じて、電気通信・技術サービスを世界的に提供しています。
AT&Tの減廃は、ワーナーメディアのスピンオフなどでメディア事業を切り離し、会社の規模を縮小させたことが主な要因です。
メディアエンターテインメントから撤退し、主力の通信事業に力を入れ直していくAT&Tの今後に注目です。
最後に、本日の息抜きです。
皆さんはドラえもんの放送時間が土曜日の午後5時に映ったことをご存知でしたか?
私はそれを知らずに先日祖父母の家でテレビを見ていると、土曜日にドラえもんが始まったのでとても驚きました。
私の小さい頃は毎週金曜日の夜からの放送をしていました。
いつの間にか見なくなっていたドラえもんですが、小さい頃が少し懐かしくなりました。
本日も最後までご視聴ありがとうございました。
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