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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
こんにちは、インターン生の高田です。
本日も金曜日の特別エピソードとして、株式投資教室を配信いたします。
それでは大島様、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
まず最初なんですが、大島様っていうのは、ファンドマネージャーをずっとやられてたっていうお話を前回伺ったんですが、
そんな大島様が個人的に投資を始めたという経緯を伺ってもよろしいでしょうか。
はい。実はおっしゃる通りですね、ファンドマネージャーってルール上、コンプライアンスの問題があってですね、
現役でポジションを持って運用してる間、立っちゃいけないんですね。株式投資は個人ではやっちゃいけないと。
でも自分で投資をやってて、あれ欲しいな、これ欲しいなっていっぱいあったわけですけど、
2008年にファンドマネージャーを辞めたときに、その後にリーマンショックがあるんですよ。
株価がドーンと下がったのを見て、欲しかった株が本当にバーゲンセールで、日々アウトレットモールを歩き回るみたいな気分で、
あれもこれも欲しいと。こういう感じで買ったの。これが最初の個人で株を買ったのの最初ですね。
それが今お宝になってますけど。
そうなんですか。やっぱりそこで株というのは結果的には成長されたっていう感じなんですか?
そうですね。もうみんなが嫌がってバーンと放り投げてるから、もうアウトレットモールですよね。みんな大バーゲンで安いって。
なるほどなるほど。やっぱり仕事としてやられてた運用と個人での投資っていうのはちょっと違かったんですか?
そうですね。個人運用でやる時っていうのは当然いろんなリスク管理委員会みたいなのもあってですね。
損切りルールで何%やられたら投げなきゃいけない、損切らなきゃいけないとか、
いちいち何%下がった時にお客様に説明をしなくてはいけないとか、こういう話があるんで、いろんな縛りが入っちゃうんですね。
なんですけども個人の場合っていうのは全く違う自分の問題なので、自分の観点で欲しいものを持っているっていうことで投資ができる。そこは随分違いがありますよね。
なるほど。詳しい部分はまた後半の部分でお聞きしていきたいなと思います。
前回は投資の必要性などを勉強してきましたが、今回は株式投資の仕組みや注意点を教えていただければなと思っております。
最初のトピックとして、まず株式っていうのはどのような仕組みになっているんでしょうか。
逆に高田さん、株式って何だと思いますか。答えはですね、企業の所有権の分割商標。株を買って株主となったら、分母にその企業の発行済株式数を置いてもらって、
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分子に自分の買った株数、1000株でも100株でも1株でもいいんですけど、置いたもの、その比率で例えばトヨタ自動車だってアップルだってあなたの会社になるんですよね。
その上で所有権だから企業が利益を出せば、当然その企業の財産価値っていうのは上がると。これが株価の原点なんですよね。
株価が上がる理由っていうのを、いろんなことを理論はあるんですけども、基本はその企業の財産価値。
すなわち赤字続きだったら株価は上がらなくなると。だから逆に株価が1000円の企業が1年に、例えば100円の人がばたり100円の利益を上げたとしたら、その財産価値って1100円になりますよね。
それが100円上がるということの原点になるわけですけど、例えば今毎年100円利益が上がるよっていう会社を持っている人が、これ手放そうかなと思ったら、誰かに手放すときに来年の100円分だけ利益を乗っけた価格で売るかって言ったら違いますよね。
ずっと儲かるんだから、100円儲かるんだから数年先までは乗っけたいよねということで駆け引きをすると思うんですよ。その結果が例えば毎年100円が上がるんだったら1300円で売りに出るとかね。なんかちょっとざっくりした考え方なんですけど。
それが株価の原点っていうことですかね。逆に未来がないと思えば、みんな今1000円で売れるんだったら売っちゃ売っちゃいって言って、もうだんだん財産価値が下がっていくと赤字が出れば財産価値が下がるので売っていってしまうということになって値が下がるってことですよね。
結局は投資家の方から業績を予想してっていう感じになってくるので、業績がいいだろうと思われる企業の株価っていうのが上がっていくってわけなんですね。
そうですね。当然株価が上がるのにはその企業の業績が上がるということが原点になりますね。
もしそこで株価が上がった状態で手放すってなった時に、その利益分っていうのがキャピタルゲインになるわけなんですよね。
利益分そのものが全部株価に反映してるっていうよりは、どっちかというとその企業が稼げる会社だというふうに見れば、もっと高いところまで値段がついてる可能性はありますと。
ただ一個大事なのっていうのは、手放しちゃうと株主じゃなくなっちゃうんで、キャピタルゲインを得るっていう行為そのものっていうのは株主じゃなくなる状態なんですよね。
だからそのために配当であるとかっていう考え方もあって、持っている間にも投資家にリターンを出しましょうという人もあるんですね。
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ただ余裕資金で例えば運用してる人だったらば、投資をしてる人だったらば、いちいちそこでキャピタルゲインとして利益を実現しないでも、組でずっと持ってたらいいということもあるので、
分配をしないで利益は全部中に貯めていくと。こういう形で株価だけが上がっていくのをずっと見て、似たと知ると。こういうのがありますよね。
なるほど。
企業のオーナーになり続けるっていうところで、配当っていうところに私たち一般の投資家っていうのは主な利益源っていうところでフォーカスしていけばいいって感じなんですか?
これも難しくて、実は配当ってその企業の株価上昇には貢献しないんですよね。
もう払い出してしまったら財産価値は増えないんで、よく後輩投株を狙いみたいな話があるんですけど、後輩投株ってのは成長力ないんですよね、本来的には。
Amazon.comなんていうのは利益は出てますけども、無敗なんですよ。
マイクロソフトも2002年だったかなぐらいまで無敗なんですね。
なぜならば中に利益を蓄積してって、それを設備投資や研究開発に使った方が、その企業の成長にとっては好都合だということで、株価の上昇で株主に報いる。
必要な人は株主を辞める、すなわち株を売るということでキャピタルゲインを得て終わってもらう。
そうじゃない人は含み益をどんどんどんどん膨らませてもらう。
これをやることによって100倍とか1000倍という株価を得たものがあるわけですよね、過去に。
じゃあ、廃投があるっていうのが一概にいいっていうわけではなくて、
無敗で企業の成長のためにお金を使ってるっていうのがいいっていう投資家もいらっしゃるわけなんですね。
そうですね。株価の理論、原理から原則から言うと株価が上がるためには廃投したらダメなんですよね、本来は。
例えばですね、そういった廃投を目当ての投資をしていくっていうときに、
かかってくるのは最初の手数料だけなんですか?
当然株はキャピタルゲインを得てもインカムゲインを得ても税金がかかります。
もちろんその他に証券会社への手数料。
ただ今ネット証券だと本当にごくごくわずかなので、税金だけが気になるところかなぐらいですかね。
その税金の話があったと思うんですけど、大体どれほどの税金がかかってくるんでしょうか。
全体で20%ですね。所得税が15%と住民税の5%。
あと今だと復興特別所得税っていうのはかかってくるので、トータルで20.315%っていうのが基本ですね。
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そうなんですね。100万円の利益出たとしたら20万円以上は取られてしまうっていう。
おっしゃる通りです。
結構かかるんですねっていうのが率直な感想でした。
ってなると、今政府が主導でやってる認差制度っていうのはやっぱり使ったほうがいいんですよね。
株式投資に使う認差っていうのは絶対枠が残ってない間使うべきですよね。
で、国も今度枠を増やしてくるということなんで、積極的に認差枠っていうのは使われることをお勧めしますね。
ありがとうございます。ここまで株式投資の仕組みを教えていただいてきたんですが、株式投資自体のそもそものメリット・デメリットって何なんでしょうか。
もちろん将来へ蓄えができるっていう金銭的な面と、私は個人的には大好きな企業の所有者になれるということがメリットだと思いますね。
ただ、逆に持っている株を売るってすごい寂しいことなので、これがデメリットの部分もあるんですけど、私は基本的に今まで株を売ったことが個人としては全くないんですね。
デメリットは当然損をする時があるということなんですけど、ファンドマネージャーとしては何度も損切りでスローイングっていうのはやったことがあるんですが、個人では損切りってしたことがないんですね。
損切りしなければ、負けを認めなければ損失は確定しないんで、損は出ないんですよ。ただ資金が固定しちゃうっていうのがネックっていうんですけど、株主であることが嬉しい会社のものであれば、持っていれば楽しいし、その時に株主優待とかっていうのも来る。
こんなもんくれるんだとか割引権とかあるわけですよ。そういうのを使うのは嬉しいし、株主なんだからあそこでご飯食べなきゃいかんなとか言いながらやるっていうのも楽しみですよね。入り口で何に投資するのかっていうことが一番重要になるのかなというふうには思いますね。
今お話があった通りに株主優待っていうのはやっぱり非常に魅力的な制度ですよね。周りだと航空会社の優待とかって結構人気だなっていう印象を受けます。
私は個人的にはですね、飲食系。株主優待券でレストランで使えるとか、それこそ牛丼屋のチケットとかね。男だから若い時から某牛丼チェーンにずっとお世話になってますから、ああいうのもらえるといそいそと行ったりしますよね。
いいですね。この2回を通してだけでも僕もすごい株式投資やってみたい、始めてみたいっていう気持ちがどんどん高まってきたんですけれども、初心者が始めるときにこれだけは気をつけろっていう何か注意点っていうのはあるんでしょうか。
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一番大事なことはですね、ご自身が納得して、この会社はこういうことをやっている、こういう商品を作っているっていうことをきっちりわかること。その会社に投資をするっていうことで決して誰かがいいと言ったとかですね、どっかの雑誌にこう書いてあったとか、そういうことではなくて自分自身で自分で絶対納得すること、よく知ってることっていうことですね。
なるほど。やっぱり僕なんかのみたいに初心者だといろんな書籍だったり、いろんなメディアから情報を得ることしかなくて、そういったところだと、例えば先ほどお話にあった損切りが何たらっていう、いろいろ難しいなって思うところがあるんですけど、そういったのはやっぱり個人の投資家の方はあんまり気にする必要ないっていう感じですか。
そうですね。教科書的によくそういうことが書いてあるものって多いんですけど、損切りのルールとかそんなことは決めないほうでいいと思います。それをやるっていうのはなぜかったら、たぶん入り口で何を買ったのか、この会社何やってるかっていうことがわかっていないんですよね。
だけど、車買うときとかスマホ買うときとか洋服買うときって徹底的に調べますよね、今の人ね。それでその会社のものことをわかってて、その会社を所有することが楽しいなと思われるものを買っていれば、別に少しぐらい値段が下がったって関係ないですよね。
そういう感覚になれるものを探して買うということで、その余計な教科書的なルールなんていうのは個人投資家は絶対気にする必要は僕はないと思います。
なるほど。なんか、やっぱり利益を出そうっていう切り口から始めてしまうから、そういった失敗になってしまう感じなんですよね、たぶん。僕そういう思いで株式投資ってあるのかなっていう印象を持っていたので、このお話聞く前は持っていたので、そういった投資家の方々がそういった失敗に陥ってしまいやすいのかなっていうのをすごく感じました。
ありがとうございます。先週と本日で投資の重要性や株の仕組み、注意点を知ることができました。次回は株式投資で損しないためのリスク管理について教えていただきたいなと思います。ぜひ来週もお楽しみに。本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございます。ぜひこの番組名の登録と評価をお願いいたします。講師の大島様が主催のファンドガレージには概要欄記載のURLからアクセスできます。また、いろはに投資でも投資の知識に関する記事をお届けしていますので、興味を持った方はチェックしてみてください。