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2023-04-28 13:36

#483 【株式投資教室③】株式投資で損しないためには?リスク管理方法をプロが解説

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毎週金曜日は「株式投資教室」をお届け!

株式投資に興味はあるけど…はじめの一歩を踏み出せない方は是非ご視聴下さい。

ゲスト:FUND GARAGE主宰 大島和隆様。

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株式会社インベストメントブリッジ作成(協力 FUND GARAGE)

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習
こんにちは、インターン生の高田です。
本日も金曜日の特別エピソードとして、株式投資教室を配信いたします。
それでは大島様、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
前回は、株式投資の仕組みや注意点を教えていただきました。
大島様は株式投資について、将来のための資産運用的なメリットのほかに、
大好きな企業に所有者として関われる喜びをメリットとして挙げていらっしゃいましたよね。
株主としてその会社を所有することに喜びを感じられる。
そういう企業に投資をしてこそ、長期的に安定して投資を続けられるということになると思っています。
そうすると、所有者になりたい会社はどこかという考えが、そのまま投資銘柄の選定にもなるので、
株式投資がさらに面白いと感じられるようになりますよね。
第3回目となる教会は、「株式投資で損しないためには。」というテーマでお送りしたいと思います。
そもそも、個人投資家にとって把握すべきディスクとはどんなものがあるのでしょうか。
そうですね、いきなり難しい質問が飛んできたなって感じなんですけど、
要は損をしないというところは質問として頭に引っかかるんですけれども、
個人投資家にとって把握すべきリスクというか、逆に投資というか、
資産運用で銀行預金の利回り以上にリターンが欲しいと思ったら、
必ずそれは絶対です。必ず何らかのリスクを負っているということを忘れてはいけないということなんですね。
何のリスクも取らずに銀行預金よりも高いリターンを取ろうというのは、
これも理論上ありえないことなので、
どんなリスクを負ってプラスアルファのリターンを得ようとしているのかということをきっちり把握すること。
これが一番大事なことだと思っています。
なるほど、なるほど。
では、高いリターンがもし得られそうな投資先があるとしたら、
それだけリスクがあるというか高いということにもなるのでしょうか。
そうですね。何に対して高いかといったら、いわゆる無利すくし算というものに対して高いということなので、
その無利すくし算に該当するものというのが、一般的には銀行の普通預金がそれに該当するということなので、
それから何パーセント上に上がるかということが高いということですね。
だからそれ以上にどんどん離れていって、より高いリターンが狙えるということは、
当然それだけのリスクは背負っていますよということになるんですね。
ありがとうございます。
そしてそのリスクを抑えるために分散投資が良いということをよく耳にするんですが、
それはどうしてなのでしょうか。
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また分散投資方法についても教えていただきたいなと思っております。
分散投資というのが良いというのも、実は非常に教科書的な発想でありましたね。
本当は絶対に儲かる投資先があるんだったらば、分かるんだったらば、
当然それに集中投資するのが一番正解ですよね。
ただ絶対に儲かる投資先なんていうのは、神様とかタイムマシンに乗って未来から見てこないと、
それは分からないということで、複数のものに投資をするということですね。
機械分散をしていくというのが基本の原理なんですけれども、
さらに言うと、リスクって一般的には標準偏差で計算するんですけれども、
これは複数のものを混ぜ合わせていくと、非常にリスクとリターンの関係が効率的になるということが、
これ数学的に証明できる話なんですね。
ただここで一個大事なポイントがあって、
闇雲に分散投資の対象を増やせばいいかというと、そうではない。
これはあくまでも数学的に計算できるということは、
計算を正しくしてみないと、この組み合わせで分散できたかということが証明できない、
おかしくなることってあるんですよ。
なので僕はよく言うのは、下手をすると分散投資ではなくて、
ただの三万投資になるよと、こういうことをよく言ったりしますね。
三万投資になるっていうのは、例えば同じようなリスクを含んでいる、
例えば同じ業界ばっかり、同じ業界業種ばっかりを投資してしまったりすると、
それは分散投資の効果があまり得られないみたいな感じなんでしょうか。
そうですね。まさにその通りで、例えば価格変動リスクに1個取ってみても、
要因が同じものが重なってて動いている場合だと、
それを混ぜ合わせても基本的には同じことだったよねと、
こういうことになってしまうということですよね。
なるほど。ありがとうございます。
リスクの違いを考えると、短期投資と長期投資という投資の方法の違いでも、
リスクの違いっていうのがあると思います。
前回のエピソードでも短期売買の難しさをお話しされていましたよね。
初心者は長期投資の方が良いのでしょうか。
明日例えば株が上がるか下がるか、もっともらしくコメントする人っていうのもいますけど、
基本的にはこれ神様にしか分からないわけですよね。
それは明後日でも来週でも基本的に僕は一緒だと思います。
ただ前回もお話ししましたけども、株価って最終的に何が決めるかっていったら企業の解散価値。
企業の解散価値っていうのは企業収益の動向に一致してくると。
これも統計学的に数学で説明できる話なんですが、
短期間で結果を追うと、確かに上がるも下がるもはっきりなものになるんですけども、
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企業収益が上がっていくという前提のものであれば、
10年、20年というスパンで見ていくと答えはほとんどプラスになってくるんですね。
なので企業収益が上がっているもの、もしくは経済が成長しているということを前提に
それを享受する形をとるのが一番いい。だから長期投資がいいという話になるんですね。
なるほど。第1回目で大島様の経歴なんかをご紹介させていただいたんですが、
大島様は投資の最前線で、やはり運用という立場で、運用者という立場で運用されていたと思うんですけど、
やっぱりそういった大島さんみたいなプロの投資家であっても、
短期的にこの企業が上がるというのとか、下がってしまうというのを見極めるというのは非常に難しいことなんでしょうか。
そうですね。よく新聞で、今日の株式市場は何で上がったんですかね、というインタビューを受けましたけども、
基本的にざっくりな言い方をすると、買う人がいっぱいいたから上がった、売る人がいっぱいいたから下がったというのが、
これ答えだと思うんですよ。市場に参加している人たちの、
今日買いたいのか売りたいのかなんていうのは、これは全員にアンケートを取らなきゃわからない話なんで、
その受給ということ、短期的には株価というのは受給が決めるので、
これはよくわからないんですよね、ということですよね。
ただ、確かにいろんな経済統計が発表になったときに、
みんな明るい気持ちになって、買っちゃえーと思うとか、
爆弾が落っこちちゃえーと思わなきゃ、そういうものはなんとなくありますけど、
通常、今日なんで上がったの、今日下がったの、明日どうなるのというのが、
僕らでもわからないというのは正直のところですよね。
うーん、なるほど。私みたいに初心者の投資家だと、
やっぱりその影響力のあるTwitterなんかで発信されている方が、
これは今買うべきだみたいなことを言っているのを見ていると、
この人が言っているとそうなのかなとか思ってしまうんですけど、
やっぱり株価の決まり方という根本的なところを見ると、
買いたい人が多いから上がるというだけで、
その人の発言にすごい根拠があるというわけではないということで、
そこに私たちは気をつけなければいけないということですよね。
そうですね。特にツイートとかで、
信用を持っている人たちが、信用がある人たちのコメントに対して、
市場の人たちが気をついて短期トレーディングをやる人たちが、
一気に動くというのは、これは確かにあるんですね。
アメリカのミーム株なんて言われたらまさにその通りだったんですけども、
最終的には資本市場というのはそんな生やさしいものではないので、
最終的には理論的なところにあるけれど、落ち着いてくるということですよね。
短期のセンチメントとか受給というのは、
これはなかなかちょっと読みにくいというのは正直なところですね。
ありがとうございます。最後にですね、最近というか、
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ここ1,2年の話をしたいな、個人的にお聞きしたいなと思っていたんですけど、
例えばコロナであったり、コロナショックであったり、
ウクライナ問題、ウクライナ情勢の悪化というのが、
なんでマーケット全体に悪い影響を与えてしまうのかというところも、
ちょっと僕はまだ初心者なので、ぜひ伺ってみたいなと思っています。
それを聞いた結果、僕もどういうニュースに目を向けていく必要があるのかというのを、
ちょっと勉強させていただきたいなと思っております。
なるほど。単純なところでいうと、ロシアのウクライナ侵攻というのは、
あれは一番市場が嫌うウォーリスクという、戦争リスクというものの具現化であって、
その戦争が起こったら、この先何が起こるかわからないですよね。
例えば、昔、中東戦争で湾岸エリアでミサイルが飛び交わったときというのは、
油田が爆破されたりして、具体的に原因が出てこないということから、
産業経済が停滞するだろうというリスクを、
どこまで読み込んだらいいかわからないということから、
みんなパニックになったということで訴われています。
一方で、この間のコロナパンデミックのときというのは、
最初の頃は本当にバイオハザードみたいな感じで、
みんな外に出て何もできなくて働けないんじゃないかと。
産業云々という、経済云々という場合じゃないよねということで、
やっぱり一瞬パニックになったと。
ただ、一方で時間が経ってくると、リモートワークみたいな話が出てきて、
そうするとIT関連のものを使わなきゃいけないね、
ネットワークのトラフィックが急激に上がるね、
それに対応しなくてはいけないねみたいな話で、
違うものが動き出したということがありますよね。
なので、出てきた事象が経済とかにどういうインパクトを与えるかということをまず読むのが大事で、
その中には当然ポジティブなものもあればネガティブなものもあると。
まずはどっちに反応するかというところを読み込むというのが重要な点になりますよね。
なるほど。ありがとうございます。
一概に戦争があるから、ウイルスがあるから下がるっていうことではなくて、
だから例えば今回コロナの場合だったら、
じゃあリモートワークが増えていくんじゃないかっていう、
そういった自分で予測を立てて今後どうなっていくのかっていうのを考えることがすごく大事だ。
そういうことですね。
ありがとうございます。
非常に難しいながらもちょっと面白いなっていう興味を引き立てられるお話になったらよかったかなと思いました。
私は実はニューヨークのワールドトレードセンターにジェット機が飛び込んだあの瞬間のときに
4千億円以上の運用してたんですよね。
で、そのCNNの画像を見ながら最初はハリウッドの冗談かと本当に思ってるんですよ。
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でもこれまずいな、何が起こるんだろうと。
まず状況を把握して、ありとあらゆるこの先何が起こるかなって考える。
経済は止まるのかどうなのかと。
もう頭の中真っ白なところから思考をまとめていくんですよね。
これがファンドマネージャーの仕事の一端でもあって、
その結果マーケットは立ち寄りから一旦ドーンと下がったけども、
なんかこう回復しそうなものに関しては急激に音を上げるとかね。
こういう動きがあるんですよね。
それはある意味で本当に連想ゲームだから株式投資って面白いんですよ。
なるほど。ありがとうございます。
本日は株式投資で損しないためのディスク管理について知ることができました。
次回は証券講座解説から株式の売買まで、実践的な内容について教えていただきたいと思います。
ぜひ来週もお楽しみに。
本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございます。
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