00:01
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら劇する感覚で一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の竹井です。
おはようございます。インターン生の塚田です。
韓国株価指数の驚異的な上昇
塚田さん、突然なんですが、2025年に株価が一番伸びた国はどこだと思いますか?
面白い質問ですね。やっぱり日株もかなり上昇しましたけど、世界で一番上がったかというとわからないですもんね。
アメリカも結構上がった印象がありますけど。
日本株は26%上がり、S&P500も16%上昇していて、世界的に上昇相互だった2025年。
しかしこれらの国のパフォーマンスを大きく上回ったのが韓国なんです。
韓国のKOSPIと呼ばれる指数、日本語では韓国総合株価指数は2025年の1年間に75%ほど上昇したんです。
75%ですか。すっごい上昇ですね。
日本の26%でも大高等だとかバブルだとか言われたので、その3倍近い上昇率って驚きですね。
本当にそうですよね。
ちなみに塚田さん、韓国といえば何を思い浮かべますか?
やっぱりK-POPとかエンタメとかですかね。
BTSとかめちゃめちゃ人気だったり、あと僕めっちゃ好きなイカゲームとかのメディア作品とかですよね。
あれも話題になって、そういうエンタメ系が株価を引っ張ったりしたのかなみたいな、今勝手に思ったんですけど。
もちろんK-POPアイドルや映画、ドラマなども世界的にインパクトがありました。
しかしエンタメ方面以外の様々な分野で成長していることがわかったんです。
意外でもすごいんですね。
ということは今日は韓国株価指数がなぜこれほど上昇したのかがテーマになっていきそうです。
2025年になぜこんなに大きく上昇したのかを、企業側の側面と政治側の側面の2つから分析していきます。
政治側の側面もあるんですね。かなり気になります。
はい。ただ今回は時間の関係上、メインとなる企業の成長に絞って解説していきますが、政治の後押しについても軽く触れていきます。
はい。よろしくお願いします。
本編に入る前に恒例のちょこっと株値展のコーナーです。
今日はKOSPIという用語を解説します。
KOSPIってさっき出てきた韓国の総合株価指数ですよね。聞き慣れない言葉ですけど、どういう意味なんでしょうか?
KOSPIはKorea Composite Stock Price Indexの略で、日本語では韓国総合株価指数と呼ばれています。
韓国取引所に上場している全銘柄を対象とした株価指数で、日本で言えば日系平均株価やトピックスのようなものですね。
なるほど。韓国株式市場全体の動きを表す指標なんですね。
1980年1月4日の時価総額を基準値100として算出されていて、韓国経済の健全性を図る重要なパロメーターとして世界中の投資家が注目しています。
サムスン電子やSKハイニックスといった韓国を代表する大企業の株価が、この指数に大きな影響を与えているんですよ。
なるほど。今回のように75%も上昇したということは、韓国経済全体が好調だったということなんですね。
まさにその通りです。それでは本編でさらに詳しく見ていきましょう。
お願いします。
企業成長の要因
まず始めは、韓国総合株価指数、いわゆるKOSPIがなぜ昨年75%も上昇することができたのかについてです。
調べたところ、企業の成長と政治の後押しという2つの側面があったんです。
政治を大学で勉強している僕からすると、韓国の政治の話題というのはかなり聞きたい気持ちが山々なんですけれど、まずは企業の成長について教えていただきたいです。
企業の成長として特に伸びた分野は半導体分野でした。特にサムスン電子やSKハイニックスなどの株価が大きく伸びました。
これらの企業は生成AIへの投資が盛んに行われたことにより、半導体需要が拡大して大きく売上を伸ばしたんです。
生成AIブームが韓国企業にも追い風になったんですね。
その通りです。特にサムスンは2025年10月から12月期の決算で、営業利益が前年同期比3.1倍の20兆ウォン、日本円にして約2兆2000億円でした。
売上高は23%増の93兆ウォンで、いずれも過去最高を記録しました。
前年同期比が3倍っていうとすっごい成長ですよね。
サムスンってスマートフォンのシェアもかなり高いって見たことがあって、
私が見たニュースだと、2025年にはスマートフォンの出荷台数がアップルが2億4780万台だったに対して、
サムスンが2位で2億4210万台ってほとんど変わらないシェアを叩き出してるっていうのを見て、
すごいな、全然馬鹿にならないなって感じたんですよね。
その通りなんです。半導体もスマートフォンもどちらも絶好調で株価が大きく伸びた要因として考えられると思います。
サムスンだけでもかなりすごいように聞こえるんですけど、SKハイニックスも好調なんですよね。
はい。SKハイニックスもサムスンに負けず劣らず絶好調なんです。
特にHBM、つまり後退域幅メモリという分野で強みを持っていて、これがAI向けに需要が急増しているんですよ。
HBMって何に使われるんですか?
主にAIの計算処理に使われる高性能なメモリチップです。
チャットGPTのような大規模AIモデルを動かすのに、このHBMが不可欠なんですよ。
SKハイニックスは2025年にHBM市場で世界シェアの約50%を占めると言われています。
初めて聞いたものですけど、生成AIに必要なもので世界シェア50%ってさまじいですよね。
これ半導体以外で株価が上がった企業っていうのは何かあったりしますか?
他にはヒュンダイモーターという会社があります。
この会社は自動車会社ですが、今後面白い試みをしようとしているんですよ。
面白い試みっていうと何でしょうか?
それはヒューマノイドロボットを実装しようとしていることなんです。
ヒューマノイドロボットですか。最近だとフィジカルAIみたいなのが言われていて、
人型ロボットとか自動運転などが注目されていますよね。
ヒュンダイモーターは自動車工場に人型ロボットを導入することを考えており、
2028年から部品の仕分けや棚からの取り出しといった作業に適応し、
2030年までに部品の組み立て、作業で用いる計画をしています。
2028年までに年間約3万台の人型ロボットを生産できる体制を構築するとも言っていますよね。
年間3万台の人型ロボットっていうのはちょっと怖くもあり、需要がありそうでもあり、ロマンもある話ですよね。
でも人型ロボットもいろんな種類を出している企業があって、
実際動いているのを見ないと本当に実装されるかどうかっていうのはわからないですよね。
鋭い指摘ですね。ヒュンダイモーターグループはYouTubeアカウントを持っているので、
実際にロボットがどのように動いて、どのように実装されるかを見ることができるんです。
そうだったんですね。YouTubeで確認できるっていうのは一個安心感がありますよね。
動画だけじゃなくても実際の動きが見て取れるっていうのは投資判断としても役立ちそうですよね。
韓国企業は技術力だけでなく情報開示にも積極的なんですよ。
投資家にとっては透明性が高いのも魅力の一つです。
なるほど。半導体のサムソンとSKハイニックス、自動車とロボットのヒュンダイモーター、
どれも将来性のある分野で韓国が強みを持っているんですね。
まさにその通りです。特に生成AI需要は今後も続くとみられていますし、
ヒューマノイドロボット市場も2023年代に向けて大きく成長すると予想されています。
なるほど。ありがとうございます。
ところで冒頭で政治の後押しもあったって言ってましたけど、それについても教えてもらえますか?
はい。韓国政府はバリューアッププログラムという政策を2024年から推進していて、
企業が株主還元を強化したり、企業価値を高める取り組みをすることを後押ししているんです。
なるほど。具体的にはどんな取り組みなんでしょう?
はい。例えば配当金を増やしたり、自社株買いを実施したり、コーポレートガバナンスを改善する企業に対して
生成優遇などのインセンティブを与えるというものです。これによって投資家から評価も高まっているんですね。
なるほど。政府が企業価値向上支援する仕組みがあるんですね。これも株価上昇の一因になったということですか?
その通りです。企業の実力だけでなく政府の政策も株価を後押ししたんです。
株価の適正性について
なるほど。よく分かりました。ただ、これらの企業が成長しているのは分かったんですけど、去年に75%も上がっているんだったら、
ちょっと高騰しすぎじゃないかみたいな感じたりするんですけど、それはどうなんでしょうか?
サムスンをはじめ、韓国の有料企業は昨年大きく上昇しましたが、まだ割高な位置にいないことが分かったんです。
75%も上がったのに割高じゃないというと、具体的にどんな根拠があるんでしょう?
コスピシ数のPER、つまり株価収益率を調べると、現在約20倍ほどですが、アメリカのS&P500の31倍よりも割安であるということが分かったんです。
なるほど。つまり株価は上がったけど、企業の利益も同時に大きく伸びているから、相対的にはまだ割安水準にあるということなんですね。
その通りです。株価が75%以上上昇しても、企業業績がそれ以上に伸びていればPRは抑えられるんです。
これは投資の基本ですが、株価だけでなくバリエーション指標も見ることが大切なんですよ。
なるほど。勉強になります。ということは、2026年にも期待できそうなんでしょうか?
はい。可能性は十分にあると思います。AI事業の拡大は続くとみられていますし、韓国企業はその中心的な役割を担っています。
ただし、注意すべき点もあるんです。
はい。どんな点でしょうか?
まず1点目は半導体市場の需要サイクルです。半導体は公共と不公の波が大きい業界で、AI需要が一段落すれば成長が鈍化する可能性もあります。
実際、過去にも半導体ブームの後に調整局面が来た例がありましたよね。
確かに需要が永遠に続くというわけではないですもんね。
はい。2つ目は知性学的リスクです。
韓国は地理的に北朝鮮や中国との関係が株式市場に影響を与える可能性があります。
また、米中の貿易摩擦も韓国企業に影響を及ぼすことがあるんです。
韓国って地理的にはすごい難しい位置にありますもんね。政治的な要因も株価に影響するっていうのはこういうことなんですね。
3つ目は為替リスクですね。日本の投資家が韓国株に投資する場合、ウォンと円の為替変動も考慮する必要があります。
株価が上がっても為替で損をするということもあります。
なるほど。株価だけじゃなくて為替も見ないといけないということですね。
はい。最後に、韓国株式市場は海外投資家の資金流入に影響を受けやすい特徴があります。
グローバルな資金の流れが変わると、株価が大きく変動する可能性もあるんです。
つまり、2026年も期待できるけど、リスクもしっかり理解した上で投資判断をする必要があるということなんですね。
投資のリスクと方法
はい。まさにその通りです。韓国企業の技術力や成長性は魅力的ですが、投資にはリスクが伴うということを忘れてはいけません。
ちなみになんですけど、日本の投資家が韓国株に投資する方法ってあるんですか?
はい。いい質問ですね。いくつか方法があります。
1つ目は、海外株式を扱っている証券会社で直接韓国株を買うという方法です。
2つ目は、韓国株に投資する投資信託やETFを購入するという方法ですね。
ETFとかあったら手軽に投資できそうですね。
はい。その通りです。例えば、コスピ指数に連動するETFなどもあります。
ただし、為替手数料や管理費用なども考慮する必要があります。
投資方法にいろいろあるんですね。
ただ、今回の75%上昇というのは単なるバブルではなくて、実際の企業業績に裏付けられたものだということがわかりましたね。
そうですよね。サムスンの営業利益3.1倍という数字がそれを物語っています。
韓国企業がグローバル市場で確かな競争力を持っているんです。
韓国株、これからどんどん伸びそうで注目していきたいですね。
リスナーの皆さんもグローバルな視点で投資を考える参考にしていただければと思います。
日本株やアメリカ株だけでなく、アジアの成長市場にも目を向けることで投資の選択肢が広がりますよね。
本日の内容をまとめると、2025年にコスピ指数が75%上昇した主な要因は、サムスン電子やSKハイニックスなど半導体企業の大幅な業績向上でした。
生成AI需要の拡大が多い数となったんですね。
特にSKハイニックスのHBM市場での躍進や、ヒュンダイモーターのヒューマノイドロボットの実装など、新しい技術分野への挑戦も印象的でしたね。
韓国企業は未来を見据えた投資も積極的に行っているということが分かりました。
そして重要なポイントは、75%も上昇したにも関わらずPRで見るとまだ割高水準ではないということでした。
企業の利益成長が株価上昇を支えているんです。
また韓国政府のバリューアッププログラムという政策も企業価値向上を後押ししているということも分かりましたね。
2026年も期待できそうですが、半導体需要のサイクル、知性学的リスク、為替変動、そして海外資金の流れなど注意すべき点も多いということでしたね。
そして最後気になるところ、投資方法についてですが、海外株式を扱う証券会社で直接購入する方法やETFを活用する方法があるということも学びました。
投資判断はあくまでご自身の責任で、リスクも十分に理解した上で行っていただければなと思っています。
韓国株式市場は今後も目が離せない市場の一つですね。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
アップルポッドキャストやスポーティファイなどお聞きのプラットフォームでの感想、評価の投稿をお願いします。
また概要欄にはご意見フォームのURLも貼っておりますので、番組へのご意見もお待ちしております。
ご感想やご意見は、ポッドキャストを収録するにあたってとても励みになります。
インターン生に話してほしいテーマなどがございましたら、お気軽にコメントやフォームにて送っていただければと思います。
それではまた次回お会いしましょう。