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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
皆さま、おはようございます。インターン生の沢崎です。
このラジオでは、いろはに投資で取り上げられない、投資・経済関連の話題について、ゆるりとお話ししていきます。
本日はその前にですね、皆さまにお願いがございます。
まず、いつもいろはに投資のながら学習をご視聴いただき、ありがとうございます。
実はですね、先週の金曜日で初心者企画、臆病女子体制、投書決意をするが一段落をしまして、
昨日も実はお休みさせていただきました。
そして、来月以降の金曜日の新企画を考えるにあたって、皆さまにポッドキャストに関するアンケートをお願いしております。
回答者には抽選で1000円相当のAmazonギフト券のプレゼントも予定しておりますので、日頃の評価を含め、ぜひ概要欄のアンケートへのご記入よろしくお願いいたします。
本題に戻りますと、今回はですね、サスティネビリティ投資と楽天グループの株についてお話ししていきます。
今日のゲストは高田くんです。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
はい、お願いしますと。どうですか、最近気になっていることとか、面白いなと思っていることなんかありますか?
そうだね、最近気になっていることとしては、ESG投資について最近またちょっと注目を浴びるポイントが出てきたので、ちょっと僕の方で調べてきた話を今日はしようかなと思っております。
はい。
ESG投資、なんで調べてこようかなって思ったのかというと、もともとTCFD開示っていう東証プライム市場に対して、2022年4月から気候変動に則るリスク、収益機会が自社に与える影響に関して情報開示することっていうのが実質的に義務化されていたんだよね。
これがESG投資に対する開示、サステナビリティ開示の第一歩というところで位置づけられてたんだけど、23年の3月期決算からは人的資本の開示っていうのも日本では実質的に義務化されたんだよね。
例えば、こちらは人材の育成方針だったり、女性管理職の比率だったり、男女間賃金格差っていう項目が公表しなければならないっていうことになって、近年ではこういった非財務的な情報を重視する動きっていうのが盛んになってるんだよね。
っていうのは結構投資とかに関わってる人にでは非財務情報重要だよねっていうのは理解はしてるけどっていうところだと思うんだけど、僕も理解はしてるけど、本質的にじゃあなんでそれが必要なのっていうところまではちょっと深く考えられてなかったから、
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今日は気候変動問題と絡めて話していこうかなと思ってます。前提知識として、ESG投資のアプローチって結構いろいろ、投資家からのアプローチって結構いろいろあるんだけど、ちょっと今日は4つ紹介しようかなって思ってて、
それがポジティブスクリーニング、ネガティブスクリーニング、エンゲージメント、テーマ投資と4つちょっと挙げてみたんですけど、ポジティブスクリーニング、ネガティブスクリーニングっていうのはこれ単純にESG評価の高い企業を投資対象にするのがポジティブスクリーニング。
ESG評価低い企業を投資対象から排除するっていうのがネガティブスクリーニングっていうものになるかな。エンゲージメントっていうのはESG投資に限らずなんだけど、投資企業との対話や議決権行使等を通じてESG等への取り組みを促していく、こういう行動をエンゲージメントって言います。
あとはテーマ投資っていう気候変動関連のテーマに投資をするっていうところで、そういったビジネスを促進するっていう、そういったアプローチもあるのかな。
おだしょー 結構テーマ投資って気候変動限らずいろいろあって、証券会社とかでもそういうタブもあるぐらいだから、割と初心者でもやりやすいのはテーマ投資なのかな。
そうだよね。単純に自分が気になっているテーマに投資をするっていうところの延長線で、気候変動みたいにね、社会問題を投資の側面から、社会問題に関しても取り組みをしていきたいっていう人に向けては結構テーマ投資っていうのも一つアプローチとしてあるよっていうことなんでね。
おだしょー ありがとう。
そうだね。その中で、今日はこのネガティブスクリーニングの中の一つで、ダイベストメントっていう投資の行動があるんだけど、ダイベストメントって聞いたことある?
おだしょー いや、初めて聞いたな。全く聞いたことないです。
ダイベストメントっていうのは、結構ドラスティックなというか激しい投資手法なんだけど、もう全く投資資金を引き上げてしまうっていうところで、
例えば多いのが石炭ダイベストメントっていうのが多いんだけど、石炭ビジネスやってたり化石燃料のビジネスやってる企業とかに対する投資をもう完全に引き上げてしまうっていうこういったアプローチのことをダイベストメントで言うんだよね。
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なるほどおだしょー このダイベストメントなんだけど、注目されたのが1980年代で、南アフリカのアパルトヘイト政策に対してダイベストメントを実施して、
具体的には南アフリカ政府、アパルトヘイト政策を行ってた政府と取引のある多国籍企業への投資っていうのをグローバルに引き上げる、投資を引き上げるっていう動きがグローバルに加速したことによって、
結果的に政府の力を下げることにつながって、このアパルトヘイト政策っていうものを是正したっていうくらい結構社会を変える力があるよねっていうので、投資でも社会問題を解決できるんだっていうところで結構注目を浴びてるアプローチになってるんだよね。
なるほど。
最近では、このさっきも言ったんだけど、化石燃料だったり、特に石炭だね、石炭産業からのダイベストメントっていうのが結構世界的にはメジャーになってきてて。
ただ一方、日本では主流のエネルギー源が石炭だったり、他の化石燃料があるっていうところから、日本ではまだこうした動きからは遅れをとってるっていうのが現状で、石炭産業に投資してる投資主体っていうのも世界トップ3が日本のメガバンク3社だったり。
結構そういった問題を抱えてて、でもさっき言ったように結構他の世界的に見るとこのダイベストメントっていうのが結構主流になってきてて、例えばスイスの保険会社のチューリヒっていう会社があるんだけど、
ここは2017年に2兆円以上の石炭燃料からのダイベストメントを発表して、やっぱりこういうダイベストメントが起こってしまうとやっぱり売り圧力になってしまうので、一気に株価、資産価値が下がってしまうっていうこともあって。
っていうところを踏まえると化石燃料ビジネスって立派な金融ディスクになるっていうのをしっかり意識しないといけないよねっていうことを、特に日本に住んでる僕たちだとあんまり意識が高くないっていうところで、やっぱり今後はちゃんと注目していくべきだよねっていう感じだね。
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おだしょー なるほど。なんか自分がそのいわゆる気候変動に対して意思表示するっていうのも一つあるし、逆に他の結構大きい投資主体、ファンドとかが引くことによって自分が持ってる株価が下がる可能性があるっていうのも、公社の方が特に個人投資家には影響が大きいっていう感じだね。
おだしょー しかも実際に3年5年直近のパフォーマンスを見ても、化石燃料セクターっていうのは含めない方がやっぱりリターンとかボラティティの面でパフォーマンスがいいらしいんだよね。
おだしょー へーそうなんだ。
おだしょー だからやっぱり利益だけを求める投資家にとっても化石燃料から手を引いていくっていうのは結構メジャーになってくるのかなと思って。
おだしょー なるほど。
おだしょー でね、日本遅れてるって言ってるけれど、やっぱり投資っていうのもグローバルに起こっていくわけじゃない。
おだしょー そうだね。
おだしょー だからこういうESG投資周辺での未来のシナリオっていうのはまだ全然不明確ではあるけど、だからこそESG投資っていう視点をずっと定点観測し続けて、
おだしょー ちょっとした変化だったり世界の潮流の変化に気づいて、今後の投資の成功の鍵だったりビジネスチャンスっていうものを把握していくっていうのは不可欠なんじゃないかなと思って。
おだしょー 僕は今後もESG投資っていう観点を調べていこうかなと思いました。
おだしょー すごい勉強になりました。個人的にはその辺全く気にしてなかったので、ちょっと意外な発見でしたね。
おだしょー そうだよね。でも聞くと今後絶対大事だなって。
おだしょー そうだね、大事だね。
おだしょー 逆に沢崎君は最近気になっているマーケットニュースとかある?
沢崎 今ニュースとかじゃないんだけど、楽天グループ、本体の4755の株をちょっと買うの面白いのかなって思って、結構今注目してるんですよ。
おだしょー それはどうして?
沢崎 最近ちょっと一時期のマーケットの伸びが落ち着いて、昨日とかも日経平均1%とか2%とか下がってる中、楽天って今株価3連当してて、そういったところでちょっと下がりすぎた反動とか来てる。
おだしょー 事業的にも面白いところがあるので、2年後とか意外と伸びてるんじゃないかなっていう可能性が今考えてるんですね。
おだしょー 長期スパンでってことなの?
沢崎 そうだね、長期スパンで。短期ではなく長期、中期ぐらいかなで見てます。そもそも楽天めちゃめちゃやばいってなってるけど、何がやばいのかっていうのを簡単に整理すると、
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おだしょー シンプルに言うとお金がないってことなんですよね。言わず投資れた楽天モバイルですね。基地局とか建てて、その影響で投資をいっぱいしていると。
おだしょー 投資資金を確保するために債権をすごい発行してて、その返済召喚が近づいてるということなんです。今年、実は6月に100億円あって、12月に680億円の烈豪債のファーストコールが来るんですね。
ちなみにこのファーストコールって何か知ってます?
おだしょー いや、ちょっと知らないです。
おだしょー これはそもそも烈豪債の期限前、召喚条項付きってものなんですよ。この日に召喚しなくてはいけない義務はないけれど、この日から前倒しで召喚できますよっていう期限があるんですね。
で、だいたいこのファーストコール、召喚できるようになる日に基本的に返済してるんですよ、どの会社も。だから、別にこの日、最初の日に召喚しなくてもいいんだけど、召喚しないと財務的にやばいよっていう評判につながっちゃう。ところで多分返済するだろうと。返済する予定とも決算書に書いてありました。
なので、今年あと680億円と。来年には3000億円、来年には5000億円と。結構あるんですよ。
おだしょー 結構あるね。
おだしょー 結構あるんですよ。じゃあ、しっかり稼ぎてるのかっていうと、実は営業キャッチフロー、2022年度マイナス2580億円なんですよ。
おだしょー いやー、ちょっと怪しい。
おだしょー 怪しくなってきましたよね。ただ、2021年5800億円で、2020年だと1兆とかになってくるんですよ。
で、これってよくよく内訳見ると、2022年から2021年どうして減ったか。これね、楽天銀行への預金が減ってるんですよ。
おだしょー へー、そうなんだ。
おだしょー 6000億円ぐらい減ってて。なので、稼ぎ出す力が減ったっていうよりは単純に預金が少なくなってるだけというか。
で、実はこの5800億円も2020年の1兆円から半減してるじゃないかっていうとこなんだけど、実は別にこれ減ってるって言っても、2020年と同じ水準なんだよね。
なので、めちゃめちゃ少ないってわけじゃないんですよ。っていう背景があるので、この営業キャッチフローになってます。
ただ、それでもちょっと大丈夫かなっていう思いはありますね。
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おだしょー そうだね。
おだしょー だから、ちなみに言うと楽天は債権発行しすぎて、ちょっともう国内では難しいということで海外に発行したりとか。
あと、日本郵政から出資受け入れてとか、日本郵政で言うと評価損で大きなマイナス出してるっていう800億円だったかな。ニュースもありましたし。
楽天証券の株を水穂フィナンシャルグループに売却するとか、あとちょうど5月、第三者割当てで2500円の増資。
あとIPOで言うと楽天銀行が上場しましたし、あと今楽天証券の上場を申請しているということで、いろんな面から資金調達をしようとしているっていう感じです。
なので、この辺とか含めれば天才はなんとかなりそうだなっていう、個人的にちょっと思ってるんですよ。
なので、欠点というか懸念点としてやっぱ楽天モバイルだけなのかなって今思って。楽天モバイル使ってます?高田くん。
いや僕は使ってないですね。周りもそんなに聞かないかな。
そうだよね。俺も使ってないし、俺の周りも誰も使ってないんですけど。楽天モバイル簡単に状況をおさらいすると、一応売上高が963億円。
で、営業利益がマイナス1026億円という、売上高以上の損失が出ている状況です。
ただ、一応これ営業利益ちょっとずつ伸びてるんですよね。毎年プラス100億円ぐらい伸びてるって感じです。
なんで客が離れてるかっていうと、やっぱ通信品質なんですよね。結構地下だと繋がらないとか、繋がる場所が少ないとか言われてますけど。
最近6月にKDDIとさらにタッグを強化して楽天最強プランというのを出したと。これによって通信品質の悪さを解消しようということです。
これがちょっとどれだけいくのかわかんないので、ちょっとここにすごい注目してるんですけど、もしここがうまくいけば復活していくのかなっていうのは個人的に思ってます。
なるほど、なるほど。
ただ、やっぱメインは別にあるわけですよ、楽天って。これに加えてどんなプラス要素個人的に思っているかっていうと、まず楽天証券、今前年比でプラス21%とかなり伸びてるんですよ。
新しいニーズ始まりますし、最近テレビでも投資の話題が増えてきたなって実感がありますし、やっぱ伸びてるなと。カードで言ってもショッピング取扱高がプラス25%と伸び続けている。
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あとネット広告なんですよね。今結構ネット広告って伸びてはいるんですけど、一時期ほどではなくて大企業も意外と苦戦してるんですよ。
海外で言うとGoogleとかメタとか連続で広告事業が減収してるっていうニュース聞いたことあります?
そうだね。なんかターゲティング広告があんまうまくいかないっていうのは結構聞くかな。
そうなんですよ。結構今Googleメタでも苦しんでいて。国内に目を向けると、2021年ぐらいまでっていうのは大体前年同期でプラス10%ぐらい業界として成長していたんですよ。
ただ2022年ってプラス4%ぐらいまで下がってるんですよ。伸びてはいるんですけど伸び幅が減少している。
ただそんな中でも楽天ってプラス10%常に成長していて、特に2022年前年比プラス4%が業界平均のところをプラス15.9%とかなり伸びている。
その要因が楽天市場と楽天トラベルなんですよね。どうですか?結構もうすぐ夏シーズンということで旅行とかあると思いますけど楽天トラベルとか使ってます?
1回だけ楽天トラベル、楽天の系列のホテルみたいなのを使ったことがあるんだよね。
結構安くて、すごい使い勝手良かったなって印象だったね。
そうなんだよね。楽天トラベル、意外と使ってて、結構友達が取ってくれたときのもう楽天トラベルで取ったっていうことがかなり増えてきたなって感じていて。
今はやっぱりコロナから回復して旅行需要が高いと、特に今年高まっているということで、その辺のところももっと期待できるのかなって思ってます。
今もちろん楽天経済圏と言われるだけあって、楽天からいきなり抜けられる人ってなかなかいないんじゃないかなって思ってます。
確かにね、それはすごい感じるよね。
だからモバイル系ですげえ言われてるけど、モバイル除けばプラス要素もどんどん、めちゃめちゃプラス要素しかないし、楽天モバイルも最強プラン次第でちょっとあるのかなと思ってて、だから面白いかなって今思ってるわけです。
なるほどね。
どう思います?結構財務的なデメリットもかなり大きい。
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そうだね。
まあ確かにこのさっき言ってくれた召喚リスクみたいのはクリアできるとして、やっぱりその先の成長があるかっていうところに、成長機会に対して投資家は多分投資をするから、
そこが結構具体的に伸びてくるっていう実感があれば伸びるっていうのは確かにありそうだよね。
結構僕も迷ってるんですよ、今。
どっちもなんかハイリスク、ハイリターンなのかなっていう思いがちょっと。
なるほど、なるほど。まあ選択と集中とかもあるかもしれないし。
正直に言うと、モバイル辞めますの一言あれば一気に上がります。
確かにね。
みんな喜んで買うと思う。
大抵はされるもんね。
まあモバイルがブレイクスルーするっていうシナリオもないことはないかもしれない。
ないことはないと思いますけど、まあ相当少ないとは思います。
そうだね。
でもやっぱ見れば見るほどKDDやNTT、ソフトバンクの強さがわかりますよね。
そうだね、強いよね、やっぱ。
まあという感じで、ちょっと今注目していて。
9月、もうちょっと先かな。
またその最強プランの利用者数とか、解約数とか、2ヶ月後、3ヶ月後ぐらいに出ると思うんで、
その辺もちょっと注目しつつ、楽天には僕は今結構注目していますという感じです。
なるほど、ありがとうございます。
はい、ということで、本日は以上となります。ありがとうございました。
ありがとうございました。
お話しした内容は情報提供を目的としたものであり、過去の実績、予想、見解、将来の成果を視察あるいは保証するものではございません。
投資のご判断はご自身でしていただくようにお願いいたします。
そして冒頭でも申し上げましたが、Podcastへのアンケートをぜひよろしくお願いいたします。